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ただいま、剥きプロ(Naked GoProをに挑戦中です。最初、ちらりと小耳に挟んだ頃は、GoProのガワを外してしまったら弱くなるし少し軽くなってもどうなんだろくらいに思っていました。それが実際の適用事例が目に入るようになって驚きました。TinyWhoopに搭載して軽々と飛んでいるではありませんか。これはやってみるしかありません。

細かい手順やノウハウはYouTubeやFacebookグループ(“Dison Mini CineWhoopDison Mini CineWhoop“と”NAKED Cinewhoop Community / GoPro – Insta360 and the others!NAKED Cinewhoop Community / GoPro – Insta360 and the others!“がオススメ)で探すことが出来ます。

使用するのはGoPro Hero 6 Blackの中古品です。あえてHero6を選択するのはReel Steady Goというソフトウェア・スタビライザーがもっとも効果的に動作するからです。ただし、これにはHero6がFirmware Version 1.6である必要があります。ほとんどの場合、中古品を購入後にダウングレードを行うことになります。ということで、以下の情報はHero6を念頭においたものです。

実際の改造に入る前に、その概要を掴んでおくのが良いでしょう。

[ 重量 ]
重量の軽減はバッテリーや液晶パネル、筐体を取り除いて実現しますが、2つのレベルがあります。表側の小さな液晶パネルを残こしカメラとメインボード含めて一体感を持ったまま計量化するものです。この状態で33gですのでオリジナルの116gに比べるとかなりの軽量化と言えます。2.5インチ機でも十分に飛ばせる重量です。さらに前面液晶パネルも取り外し、本当に録画に必要な部品だけにすると、なんと17gまで軽量化が可能です。ここまでくればTinyWhoopでの飛行も可能になります。

[ 電源 ]
バッテリーを外すのでドローンから電源を取ります。方法はいくつかあります。バッテリーコネクターに電源を供給する場合はバッテリーに内蔵されている小さな基板を取り外して利用しなければなりません。またバッテリーの電圧は満充電で4.4Vくらいなので5Vを供給してよいのかどうか迷います。もうひとつはUSB-Cコネクターから5Vを供給する方法です。 USB-Cコネクターを残しておいて電源だけを供給するためのUSB-Cケーブルを作って接続する方法、USBコネクターの基板あるいはメインボードに接続するフレキシ基板にワイヤーをハンダ付けして5Vを供給する方法、最後はやや細かいハンダ付けが必要とされますがUSB-Cコネクターは取り外してしまいメインボードに直接5Vを供給する方法です。

[ スイッチ ]
電源スイッチと録画スイッチ、それと動作が確認出来るLEDが付いたフレキシブル基板をそのまま使用するのが一般的です。それを使わない場合、スイッチの配線はメインボードから簡単に取れるので独立したスイッチを取り付けている例もあります。この場合、LEDはUSB-Cのボードを残していれば簡単に配線できます。メインボードからだとかなり細かいはんだ付けが必要となります。

また電源スイッチについてはメインボード上でジャンパーでショートさせると、ドローンのバッテリーを接続すると自動的に電源がオンになります。わたしはこの方法を取っています。そうすると、あとは録画ボタンを押すだけで良いです。
録画スイッチをFCのブザーポートに接続してプロポからコントロールするなどという技も存在します。

[ 設定など ]
背面の液晶パネルを外してしまう前に携帯電話アプリとの接続を完了しWiFiの接続情報を控えておきます。またReelSteady Goの使用を考えている場合でファームウェアが2.1の最新になっていたら1.6にダウングレードします。アプリからはダウングレード出来ませんのでSDカードを利用した方法を取ります。

次回は、具体的な「剥きプロ」手順を紹介する予定です。

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  1. […] この動画に従って行いましたが、いくつか私なりのコメントを書いておきます。 – レンズキャップの取り外し。押して回せと言っていますが、全然外れません。結局の所、大きなプライヤー(実際には5インチ機などでペラを外す時にモーターベルを掴むツールを使用)で掴んで回したら簡単に外れました。 – フロントカバーの取り外し。説明では5インチペラを使用していますが、柔らかいとのと幅が小さくてやりづらいです。PDAオープナー(PDAは死語かも)という専用ツールがあるとかなり速いです。 – バッテリーベイの取り外し。なかなか取り外せません。なんとも説明出来ませんが、いろいろとやっているうちに横に移動して取り外すことが出来ました。 – 5V電源の改造まで説明されていますが、これに進む前に要考慮です。わたしは安全策としてUSB-Cコネクター上に5Vリード線を接続することにしました。 このあたりの詳細については概要編概要編に貼り付けてあるYouTubeビデオに詳しく書かれています。 […]

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