先日購入したTransend Express Card SSDはThinkPad X200sに常時挿入して使用します。将来的にはX200sに内蔵したIntel SSD 80GBのスペースを補う目的でしようするかもしれませんが、当面は余裕がありそうです。ということで、最近ご無沙汰だったUbuntu Desktopを入れてみました。
別のUSBメモリーにUbuntu Desktop 10.04のLiveCDイメージを作り、そこから導入しました。その手順自体は特別なものではありません。手順については公式ドキュメントなどをご覧ください。ここでは、私の環境に依存することや、ちょっとしたヒントを列挙してみます。
[ パティション構成 ]
Ubuntu以外にもWindowsから使用するデータ用パティションも作成しました。結論から言うとデータ用パティションを基本区画、Ubuntuのルートとswapを拡張区画に配置しなければなりませんでした。
もともとExpress Card SSDはUSBメモリーとしてWindowsから認識されています。そのためWindows XPからはパティションを切ることはできません。全ての作業はUbuntuのインストーラーで行いました。
最初Ubuntuのルートを基本区画としデータ区画を拡張区画として最後に配置しました。その時は、Windows XPから見るとUbuntuのルート区画にドライブ・レターが変更不可能な形で割り当てられ、反対にデータ区画はドライブとして使用出来ませんでした。そのため、最初に書いたような配置を行いました。
[ ブート・ローダー ]
既定値のままUbuntuを導入すると最初のドライブである内蔵ディスクにブート・ローダーが書かれてしまいます。内蔵ディスクには手を付けず、ブートの切り替えはBIOS設定あるいは一時的なブートデバイスの切り替えで行います。
インストール画面の最後の方でAdvancedというボタンを押すとブート・ローダーをどこに書き込むかが選択出来ます。ここでExpress Card SSDを選択しました。
[ OpenVPN ]
VPN無しでやっていけない環境にいます。当面のこのUbuntuの使い道はAndroidの開発環境ですが、その構築にすらVPN等の手段が必要な場所にいます。
PPTPは最初から組み込まれていました。これでも構わないのですが好みによりOpenVPNを組み込みました。以下のコマンドを投入するとNetwork ManagerにOpenVPNが組み込まれます。単体のOpenVPNと違ってメニューから操作が出来て良い感じです。
sudo apt-get install network-manager-openvpn
sudo service network-manager restart
[ トラックポイントの中央ボタンを有効にする ]
既定値だと中央ボタンは役に立ちません。Windowsと同じようにスクロールする時に使うための設定がここにありました。
以下の内容で /usr/lib/x11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf というファイルを新規に作成します。
Section "InputClass" Identifier "Trackpoint Wheel Emulation" MatchProduct "TrackPoint" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Driver "evdev" Option "EmulateWheel" "true" Option "EmulateWheelButton" "2" Option "Emulate3Buttons" "false" Option "XAxisMapping" "6 7" Option "YAxisMapping" "4 5" EndSection
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