12月
21
英辞郎をiPhone上のweDictで使えるようにしてブログ上で自慢しようと思っていたのですが、使い勝手が今ひとつでした。
この画像のように複数の単語から成る見出し語が英辞郎には沢山入っています。weDictの場合、これを完全な形で検索をかけないと表示できません。インクリメンタルサーチでは無くとも前方一致であれば最初の語だけで表示できるのですが、、、weDictには設定も何もないようですが私がやり方を知らないだけということはないですよね ^^;
やはり素直にKelly’s Personal Islandの続・iPhoneで使える辞書アプリにしたがってiDicを使うのが良いみたいです。
ということで、 詳細な手順は書きません。どうしてもという方のために簡単にポイントだけ書いておきます。
Rubyのスクリプトeijro2stardict.rbというものがあれば簡単に変換出来るようなのですが、現在そのスクリプトのダウンロード先が存在しません。そこで、普通の手段で英辞郎のテキスト形式のファイルからStarDict形式への変更を行いました。
- StarDict形式の辞書の作り方によると見出し語と内容をタブで挟んで1行1エントリーのファイル(utf8エンコード)を用意する必要があります。 英辞郎のテキストファイルも1行1エントリーなので変換は難しくないです。私の場合はperlでスクリプトを書きましたが単純な置換処理だけでも大丈夫そうです。必要な処理は以下の通りです。
- Shift JISで読み込みUTF8に変換
- 最初の一文字(■)を取り除く
- ‘ : ‘ (半角でコロンがスペースに囲まれたもの)をタブに置換する
- StarDict Toolsのtabfileコマンドにて上のファイルをStarDict形式に変換する。
私の場合はUbuntuで行いました。apt-get install stardict-toolsで導入できるので簡単です。これで/usr/lib/stardict-tools/tabfileで起動できるようになります。 - 後は、他の辞書の導入と同じです。
- *.dict.dzは*.dict.gzに変更して展開することにより*.dictにする
- *.dictと*.idxをiPhoneの/var/root/Library/weDictにコピーするとweDictの設定画面に現れるようになる
- 最初の検索はとても時間がかかります。英和だけで試して5分くらいは何やら内部的な作業が行われますので、じっと我慢していてください。
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