過去数年の間に i-mode, ezplus (Java), Palm そして今年になって Symbian UIQ の開発環境を構築し試してきました。これらの開発環境は、それを構築すること自体が tips になるような状態です。Symbian/UIQ は Borland の IDE を試していないし、前の二つは J2ME なので比較すること自体に無理があるかもしれません。しかしながら Windows Mobile (Windows CE) の開発環境の豊かなことには感動しました。
IDE 上で Windows Mobile のプログラムを開発するのは PC のプログラムの開発と全く同じ要領で行えます。デバックモードでプログラムを実行するとプログラムがターゲットに送られ実行されます。ブレークポイントの設定も、ステップモードも全く同じです。また、ターゲットがエミュレーターでも実機でも全く手順は同じです。実機は持っていないので未確認ですが、ターゲットを選ぶところには実機もエミュレーターも同じように並んでいます。また IDE とは独立したプログラムでターゲット上のプロセスのリストを表示したり、ヒープを覗いたりあるいはレジストリーを編集したりと、およそプログラムの開発に必要なことはなんでも簡単に出来るようになっている感じです。
加えてプログラムの作法が Windows そのものなので (Windows Mobile なので、あたりまえ) Windows 上で C++ のプログラム作成の経験、とくに Visaul C++ とか Visual Studio の経験があれば開発環境を導入した瞬間からプログラムを書き始めることが出来ます。とにかく、いきなりプログラムそのものに集中することが出来るというのは素晴らしいことです。
考えてみれば、いくらかは導入前から想像していたことなんですが、実際に体験してみるとすごいと言わざるを得ません。どちらかというとアンチ MS なんですが、素直に感動しています。今年は Symbian で遊ぶ年だったはずなのですが Symbian 上では MIDlets が動くからそれで良いかという気になってきています。
9月
26
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