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E90にて350件ほどのアドレス帳エントリーがある場合に「名前の確認」に30秒近く要するとの連絡をいただきました。S60のMIDPの作り込み部分に起因する問題と思われますが、何かしらエントリー数の限界値を超えると極端にパフォーマンスが悪化するものと想像されます。

根本的な対策はありませんがKKJConvのSMS送信における電話番号検索の使用例を説明することにより、それぞれの環境において最適な実行方法を見いだしていただければと思います。

実行例 1 – MIDPの組み込み機能による電話帳検索を使う

– SMS送信にてメニューを表示しAdd from contacts(携帯電話の機種より異なります)などのメニューよりデバイス組み込みの電話帳機能を呼び出し目的の電話番号を得る。
– 「名前の確認」を実行し電話番号に対応した名前を確認する(ここで実行せず「送る」の中での自動実行に委ねても良い)。
– 「送る」を実行しSMSを送信する。このとき「名前の実行」機能が未実施の場合は自動的に名前の確認を行う。使用した電話番号とあて先の名前は「良く使うあて先」のリストの先頭に挿入される。
– 次に同じあて先にSMS送信を行う場合は「良く使うあて先」から選択する。

この方式の利点: 本物の電話帳なので使い慣れた方法で検索等が出来る。
この方式の欠点: 「名前の確認」で時間を要するケースがある。(現在の所NOKIAで電話帳のエントリーが多い場合に発生を確認している)

実行例 2 – KKJConv組み込みの電話帳を使う

– SMS送信にて「電話帳」を呼び出し一覧からあて先を選ぶ。この場合、電話番号と名前を同時に取得するので「名前の確認」の必要が無い。
– 「送る」を実行しSMSを送信する。使用した電話番号とあて先の名前は「良く使うあて先」のリストの先頭に挿入される。
– 次に同じあて先にSMS送信を行う場合は「良く使うあて先」から選択する。

この方式の欠点: 簡易電話帳なので検索等の機能が無い。電話帳の全てのエントリーが(おそらくは)MIDPのメモリー空間に展開されるのでMIDPのメモリー使用量が増えるまた実行時間もそれなりに大きくなる。

後はKKJSetupにて、一切のPIM電話帳機能を使用しないようにするという選択肢もないわけではありません。

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