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+J のエンコード

+Jは日本語のエンコーダーを提供しています。それをどう使うかはアプリケーション次第ということでE90(おそらくはシンガポール・ファームウェア版)で簡単な調査をしてみました。

[ KKJConv ]

+J Encoder on KKJConv file dialogこれはKKJConvのファイルダイアログです。日本語以外のデバイスでは、一般的にはUTF-xxとUS-ASCIIだけが表示されますが+Jを導入後はShift_JISとISO-2022-JPが追加されます。実際にShift_JISやJISのファイルを読み込んでMIDPからも追加されたエンコーダーが使用できることを確認しました。

このエンコード・リストは予めプログラム内で用意したエンコーダの名前をテストし、デバイスに搭載されているものを表示しています。EUCについては、テストを行っていないので表示されていません。

[ Web ]
標準のWebブラウザーではOptions/Settings/PageにDefault encodingの設定があります。私のE90ではヨーロッパやアジアの沢山のエンコードが表示されます。この中にJapanese (EUC)、Japanese (ISO), Japanese (Shift-JIS)が含まれています。今のところAutomaticで問題は発生していません。

[ Notes ]
ファイル・マネージャーでテキストファイルを開くとNotesが立ち上がり内容を表示します。EUC, JIS, Shift JIS, UTF-8, UTF-16LEで書かれたテキストファイルを用意して試してみました。UTF-8が正しく開くのは当然としてJISとShift JISも正しく表示されたのは予想外でした。エンコードを自動的に判断するコードがNotesに入っているのかOSにそういった機能があるのか興味深いところです。EUC, UTF-16LEについては文字化けします。

[ メール ]
メールに関してはすでにsiam_breezeさんが書かれている通りISO-2022-JPの受信は出来るが送信はUTF-8になってしまいます。ISO-2022-JPで受信したメールに返信をしてもUTF-8になってしまいます。

+Jとかエンコードとか関係なく、一つだけISO-2022-JPでメールを送信する方法があります。それはGmailアプリを使うことです。予めWeb画面にてGmailの設定を「送信メッセージにディフォルトのテキスト・エンコードを使用」にしておきます。これで日本語のメールを書くとISO-2022-JPで送られます。因みに、そのままの設定でメールの文面を中国簡体字にするとGB2312でエンコードされます。さすがにGoogleです、賢い作りになっています。

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