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PIDToolbox v0.62

PIDToolBoxの最新版は以前と随分と変わりましたので、私のmacOS Venturaでの実際の導入例を紹介いたします。

以前と比べると随分と素直になりましたが、特にmacOSでは起動するまでに色々と手順を押さえておかねばならないことがあります。

[ 準備 ]
https://github.com/bw1129/PIDtoolboxのReleaseのリンクから最新版をダウンロードします。この記事を執筆している時点ではv0.62でした。
– ダウンロードしたzipファイルを使いやすい場所に展開します。展開した場所がプログラムの実行場所であり、ログの一時置き場としても使われます。わたしはデスクトップにPIDtoolbox_v0.62_osxというフォルダーのまま展開して使用することにしました。
– README_PLEASE.txtというファイルがあります。この中に導入手順が書かれています。英語ですがdeeplで翻訳すると完璧な日本語になるので、それに従えば大丈夫です。ここでは画面のコピーも交えて重要なところを説明していきます。

[ MATLAB導入 ]
– MyAppInstaller_webを起動します。これでMATLABというツールを導入します。同時にアプリケーションフォルダーにpidtoolbox.comというフォルダーが作られ、アプリケーションメニューからPIDToolboxが起動できるようになりますが使用しない方が良いようです。これは消してしまった方が良いと思います。
– Macあるあるですが署名されていないプログラムはダブルクリックしても起動しません。
MyAppInstaller_webを右クリックして開くを選択します。

こんなプロンプトが出るので開くをクリックします。
– PIDtoolboxのダウンロードウインドウが表示され、しばらくすると下のようなウインドウが出て管理者パスワードが要求されます。(もしかするともう一度MyAppInstaller_webを起動しないといけないかも知れません)

– あとは画面に従って導入を完了させます。

[ PIDtoolboxの起動 ]
– PIDtoolboxの起動に先立ちblackbox_decodeと必要に応じてblackbox_decode_INAVを起動できるようにしておきます。例によって署名が無いプログラムですので、右クリックで開くを実行し一度起動できればOKです。
– PIDtoolboxはアプリケーションメニューではなく、デスクトップ下にコピーしたものを起動します。これも最初の起動は右クリックで開く必要があります。二度目からはダブルクリックで起動できます。
– 最初に起動すると下のメッセージが表示されます。

次にファイルダイアログが表示されるのでPIDtoolboxのあるmainフォルダーを指定します。この指定は後から’Reset main directory’という機能で変更することも可能です。

[ ログファイルの読み込み ]
Selectボタンでログファイルを読み込みます。古いバージョンの時はmainの下にログファイルを移動させておく必要がありましたが、最新版では任意の場所からログを読むことが出来ます。逆にmainは一時的にログをコピーする場所になりましたので、ここにログファイルを置くことが出来ません。以上でPIDtoolboxが使用できるようになりました。

ログの解析事例についてはまた改めて書きたいと思います。

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  1. […] 導入方法は、https://www.nkozawa.com/blog/archives/7160に書いてあります。 […]

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