一部の方々には懐かしいPalm OSがAndroid端末上でそのまま再現できるPHEMの紹介です。 Palmについて多くを語る必要は無いでしょう。PHEMはM68kベースなPalmのハードウェアのエミュレータです。純粋にエミュレータだけですので稼働するためにはPalm OSのROMイメージファイルが必要です。ここが若干、敷居を高くしてる感じがありますがROMイメージファイルさえ入手出来れば動作させるのは難しくありません。PHEMを日本語で紹介されているミニーの独り言さんのブログには英語版ROMイメージの入手方法が紹介さています。もし実機を持っている場合は実機からROMイメージファイルを作成する方法もあります。
PHEMはGoogle Playで有料で公開されています。有料と言っても99円ですので気軽に購入出来ます。
起動するとROMイメージファイルの導入先のディレクトリーがメッセージで示されます。私のTCL Heroの場合は/storage/sdcard0/phem/romでした。そこにROMイメージファイルを保管します。複数のイメージファイルを持たせて必要に応じて選択する事が出来ます。この辺りの操作は分かりやすく作られていますので、実際に試せば迷うことは無いでしょう。
私はパームウェアの開発を行っていましたので古いHDDに幾つものROMイメージファイルを持っていましたので、それでPHEMを起動しました。上のキャプチャー画面のように日本語ROMイメージも動きました。本当はCLIEのハイレゾ画面で稼働したかったのですが現在のところPHEMではCLIEのROMイメージファイルは起動できません。この辺りの事情もミニーの独り言さんが詳しく書かれています。
無事PalmOSが起動できたのでアプリケーションを導入してみます。Androidのストレージの適当なところにパームウェアのファイル(拡張子がprc等のもの)を保管しておきます。
PHEM上部の左のアイコンをタップするとファイルを選択するダイアログが出ますのでパームウェアのファイルを選択すると導入が行われます。右のキャプチャー画面は私の唯一の公開パームウェアである「かれいどすこーぷ」を実行した画面です。このパームウェアは出来ればハイレゾ画面で起動したいところです。
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