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今回からは、やや開発者よりの内容になります。

C++で本格的なFEPを作るのはプログラミング技術もさることながら、それ以外の問題が大きすぎてすぐに諦めました。後にM-FEPでそれを乗り越えた、ま〜さんはすっごく偉いです。

ということで、多少なりとも経験のあるJava MIDPでのテストを開始しました。調査のために作成したキーコード表示プログラムをひとつの成果として公開したのが6月21日でした。一番の目的はキーを押した時にどんなキーコードがMIDPに認識されるかを調べるものですが、実はもうひとつ画面の表示についてもテストをしていました。

UIQで実現されていたKanaKanjiClipは、何とか使えるものの今一つ使い勝手が良く有りませんでした。デバイスの反応速度にも問題がありましたが、出来合いのGUI部品を使用していたため変換中の文字列と変換結果が別の場所にあり結果がうまく同期しない、あるいは視点が移動するのが最大の問題でした。

何と言っても日本語入力を実現するにあたって使い勝手を考えるとインライン入力が欠かせません。それを実現するためにグラフィックス画面に文字を配置していくことにしました。その文字配置の基本的な動作や反応速度もこのプログラムで確認出来ました。

キーコードの確認は、もともと矢印キーや緑の通話キーがどんなキーコードを返すがが知りたかったのですが、思いがけずE61のキーボードがかなり変態であることも、この段階で知ることが出来たのは良かったです。

またこの時点ではあまり意識はしてませんでしたが、後にKKJConvを多機種に対応するにあたってキーコード表示プログラムが役立ちました。

また宣伝したわけではないのですが、このプログラムを公開した直後にmaitomoさんとピードラさんがブログにコメントを付けてくださっています。しかも日本語入力ソフトを作る前提でコメントを書かれているようで、とても不思議です。なぜなんだろう?

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  1. […] KKJConv開発秘話 – MIDP版キーコード表示プログラム […]

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