日本での販売が期待されるDJI Digital FPV Systemのスペックを見ると地域毎の違いが読み取れます。そのまとめです。
地域の種類としてはFCC/CE/SRRC/MICという記述が用いられています。FCCは北米、CEはヨーロッパ(EU)、SRRCは中国です。MICは日本(総務省の英字略称)と思われます。
まずはゴーグルです。このシステムではゴーグルからも電波を発信して双方向の通信を行っています。通信状態の管理に加えてFCに対しての働きかけ、例えばPID値の変更などもゴーグルから行えます。そのため、ゴーグルにもFCCなどの認証マークが付いています。送信出力についてはFCCが一番強いのは通例ですが、MIC(日本)も同じくFCC/MIC<30dBmと書かれていることに驚くとともに日本での技適認証が民生用ではないのではないかという不安を感じました。続いてSRRC(中国)がSRRC<19dBm,いつもの如く一番弱いのはヨーロッパでCE<14dBmになっています。
AIR UNITの出力を見てみましょう。残念ながら英語版のページには誤記があります。中国語のページあるいはPDFで用意されているマニュアルには以下のように書かれています。
FCC/SRRC<30dBm, CE<14dBm
なんだか、ゴーグルのところと記述が合わない気もします。またここには到達距離も書かれています。それによるとFCC/SRRC<4Km, CE<0.7Kmとなっています。わたしの場合、中国での性能が気になります。AIR UNITのスペックだけを見るとFCCと同じなので安心ですが、ゴーグルのスペック表示と違うところが気になります。
また、チャネル毎の周波数も書かれています。8機同時飛行がセールスポイントにもなっていますが、それはFCC限定の話しになります。
操縦のための送信機の出力はMICが抜けていますが、他はゴーグルと同じになっています。距離についてもAIR UNITと同じです。中国での距離4Kmは信用してよいのでしょうかね?
また、別の情報によると地域設定は実際には8個あるようです。マニュアルやスペック表には無い細かい設定が存在するようです。
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