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iPhoneアプリケーションの導入時に発生する問題の検証のためテストを行ってみました。特別、公開すべき事柄でもないのですが覚え書きとして残しておきます。

 [ テスト環境 ]
– Mac OS X Leopard上のiTunes v8.0.1からアプリケーションの導入を行った。
– テスト・デバイスは、iPhone 2G v2.0.2とiPod Touch第2世代 v2.1.1で、テスト結果はいずれも同じでした。

 [ 導入に使用したプログラム]
– iTunes上で82MB、iPhone上で展開されると231MBになるプログラム。容量の大半はテキスト・データです。Ad Hoc用にビルドしたものを使用した。

まずは通常のインストールが問題ないことを確認した。その後、残り容量が少ないケースと足りないケースおよびプログラム・バイナリーが壊れているケースをテストした。

[ テストケース 1 – 残り容量が少ない場合 ]
– 全ての導入が終了した時点でiTunes上で確認するiPhoneの残り容量が4MBに調節。
これでも正常にインストールが終了した。これから推測すると82MBの圧縮されたパッケージの展開はiTunes上で行われているのでしょう。

[ テストケース 2 – 残り容量が足りない場合 ]
– 残り容量を100MBほどにする。
インストールを行うとiTunes上にて残り容量が足りない旨のメッセージが現れてインストールが行われなかった。

[ テストケース 3 – プログラムが壊れている場合 ]
– バイナリー・エディターにてiTunes上のプログラム・ファイル(*.ipa)の一部を適当なデータに書き換えた。
– *.ipaファイル(実体はzipファイルです)に対してunzip -tを実行し内部ファイルの一つでCRCエラーが起こっていることを確認。
予想に反してインストールは正常に終了した。ただしアプリケーションを起動すると、すくせに終了してしまった。XCodeにてCrash Logを確認するとEXEC_BAD_ACCESSが発生していた(これも、ちょっと予想外です。壊れていたのはデータファイルだったはず)。
-> 本来はプログラムを展開するときにエラーが分かるはずなので、そこで何かしらメッセージが出るべきでしょう(v2.2で同じ事を試してみて改善されていなければレポートすべきかも <- iTunesの役割かな、、、)。

本当は物書き堂さんの辞書で発生していたようなiPhoneが再起動してしまうケースが発生することを予想していたのですが、まったく普通でした。もしかするとv2.0.2以前のソフトウェアで試すと違った結果が得られるのかもしれません。また、テストケース 3 の場合はデータを破壊する場所によっては違った結果になる事は十分考えられます。

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