中国移動の3G規格であるTD-SCDMA、それの高速データ通信規格であるTD-HSDPAをサポートしたUSBモデムMU350を人柱ってしまいました。
で、玉砕です。玉砕なポイントは2つです。もともとMac OS Xのサポートが無いのは承知の上(ここらが人柱な点です)ですがVMWare下のWindowsでも使用できませんでした。もうひとつ問題は、自宅および周辺地域でTD-SCDMAでの接続が安定しないことです。EDGEなら大丈夫ですが、それだとわざわざMU350を使う必要がないです。誰かMU350を引き取ってくれる人を探さねば、、、
と、愚痴から始まりましたが、せっかくなので簡単なレポートを書いておきます。
[ SIM カード ]
どうせSIMカードを用意しなければならないので、店の人の勧めにしたがってSIMカード付きで購入しました。付いてきたのはTD-SCDMAと印字されたもので、何故か広東移動で発行されたものです。中国移動は音声は国内でもローミング料金が発生しますがデータ通信はローミングが関係ないので問題は有りません。TD-SCDMAと書かれているSIMカードが有るくらいなので専用の契約が必要に見えますが、少なくとも正式な免許が降りた後は2Gと3Gに契約の差はありません。試しにE90で使用している神州行(プリペイド)のSIMをMU350に入れても3Gでの接続が出来ました。この辺りの事は上海移動のFAQにも載っています。
[ Mac OS Xでは認識せず ]
Mac OS Xはサポート外であることは承知でしたが、ドライバーが無いとか言うレベルでは無くて全く認識されませんでした。このため、VMWare下のWindowsにも接続できません。Mac OS X中心に生活している私としては、これではお手上げです。BootcampでWindowsに切り替えれば当然使用することは出来ます。
[ 付属ソフトの導入 ]
日本語版のWindows XP, Vista, Windows 7などでドライバーや付属のソフトが使用できることは確認しました。導入の最初で中文が英文かを選択します。ただし、この説明自体は中国語で書かれているため日本語Windowsでは文字化けします。最初に英文を選べば、一部のエラーメッセージ以外はちゃんと英語で表示されるので困ることはありません。試してはいませんが音声通話もサポートしているらしく、付属のソフトにはSMS, 電話帳、通話などのメニューがあります。
[ TD-SCDMA安定せず ]
導入した直後、アンテナは立っている物のキャリア名とかの代わりにNo Serivceと表示され接続できずに慌てました。Networkの設定がTD onlyになっていたのでGSMに切り替えるとNo SerivceがCMCC GSM/EDGEに変わりEDGEでの接続が出来るようになりました。キャリアの選択を手動で行うとCMCC TD-SCDMAも見えてはいるので電波が飛んでいない訳ではありません。自宅でも場所を変えると3Gの接続は出来ますが安定はしません。繋がっているときはEDGEよりは速いことは体感出来ますがスピードテストが出来るほど安定していません。いずれ場所を変えてテストしてみるつもりです。
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