WTW四国ではVTXチャネルによってLEDの色を変えるというレギュレーションの普及を目指しています。VTXチャネルをsmartaudioで変更すると同時にLEDの色を変更するのは合理的ではありますが、レースによってはVTXと関係なく送信機のスイッチで色を変更することも考える必要があるかも知れません。その一つの答えは独立したマイコンチップでLEDを制御する方法でした。ここで原点に戻りBetafligh configuratorのLEDストリップ画面でAUXスイッチを使う方法を再度試してみることにします。
これから書くことは偶然発見しました。多分、公式ドキュメントを読むだけでは分からない方法です。
こんな感じでAUXに3ポジションスイッチを選択しカラーパレットのどれか、例えば14を選びます。そうするとスイッチを中央にすると14番の色になり、スイッチを倒すと14の前後、13か15番の色になります。ここまでは以前から知っていました。送信機のスイッチが足りないので、これをS1で試すことにしました。S1を左端まで回した時と中央、右端まで回した時で3ポジションスイッチと同じ動作にしようという目論見です。
当然のことながらうまく動きます。S1を回していく過程の途中でパレットの色が突然切り替わるところがあるのではないかと想像していました。場所を見極めてみようとゆっくり回すと何故か徐々に変化して行きます。どうも二つのパレットに指定した数値を徐々に変化させているようです。ということで、ここから設定手順です。
[ プロポの設定 ]
S1、S2などをAUXに割り当てます。
モデル設定のMIXESでCH11にS1を割り当てました。Betaflight Configuratorの受信機タプでAUX7がS1を回して変化することを確認しました。
[ Betaflightの設定 ]
まずはワイヤーオーダーの設定が必要です。これについては過去記事を参照願います。
そして最初のスクリーンショットの様に機能=カラー、カラー修正=AUX7にし、カラーパレットのどこか(0と15を除く)を指定します。
次にカラーパレットに割り当てる数値を変更します。カラーパレットをダブルクリックするとHSVの値を指定することが出来ます。
例えば先のステップでカラーパレット14を指定した場合、変更するのは13, 14, 15になります。HSVのうちSは0、Vは255固定です。H(色相)の値をバレット13は0、14は143、15を285にすると赤から紫までの虹のスペクトルに変化させることが出来ます。
LEDの実験、ポテンショメーター=AUX7でLEDの色相を0から285まで変化させる実験。虹のスペクトルと同じ赤から紫までになります。 pic.twitter.com/9lQyR1Zz5b
— コザック KozakFPV (@nkozawa) November 9, 2024
色相を一周させる場合はカラーパレット13,14,15のHを0,180,359にします。
久しぶりにLEDの実験。ポテンショメーターで色相を変化させてみた。 pic.twitter.com/iLv9eJV1jp
— コザック KozakFPV (@nkozawa) November 5, 2024
カラーパレットの操作は色々と面倒なのでCLIに流し込むものを用意しました。LED数は16個、AUX7を使用、カラーパレットは13,14,15で赤から紫まで虹色の変化を行うものです。
# led
led 0 0,0::CT:14
led 1 1,0::CT:14
led 2 2,0::CT:14
led 3 3,0::CT:14
led 4 4,0::CT:14
led 5 5,0::CT:14
led 6 6,0::CT:14
led 7 7,0::CT:14
led 8 8,0::CT:14
led 9 9,0::CT:14
led 10 10,0::CT:14
led 11 11,0::CT:14
led 12 12,0::CT:14
led 13 13,0::CT:14
led 14 14,0::CT:14
led 15 15,0::CT:14
led 16 0,1::CT:14
# color
color 13 0,0,255
color 14 143,0,255
color 15 285,0,255
# mode_color
mode_color 7 0 10
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