
今更ながらGmail Application (MIDP applicationです)をE61で試してみました。11月の初め頃に日本の方たちのブログで話題になっているのを見て導入はしたのですが、その時はうまく動かず理由が分からないまま放置していました。それが先日の広州密会の折、再度試してみるとちゃんと動きました。
E61のNokia BrowserでGmailにアクセスするのでも十分操作できているのですが、さすがに専用のアプリをわざわざ作っているだけのことは有ります。とっても快適に使えます。
ひとつだけ気になっていたことを試してみました。それはメールを送る際のエンコードです。結果はPCからGmailにアクセスして設定画面で設定したエンコードの設定がそのまま生きていました。つまりUTF-8になっていれば当然UTF-8で送られますしデフォルトにするとISO-2022-JPになっていました。Gmail Applicationの中には設定はありませんが、それはそれで良しとしましょう。
あと、あて先を指定する時にサーチが出来るのですが、携帯打ちで英字を入れるようになっていました。まぁ、これも良いでしょう。
導入はデバイスで http://gmail.com/app にアクセスしてください。PCからだと違うページに行ってしまうようです。
動画公開サイトとして不動の地位を確立したYouTubeは上海の自宅のADSLでも良好にアクセスする事が出来ます。で、ハマっているわけですが面白動画を見つけたら人にも見せたくなるのが人情というものです。URLをメールで送るのも良いですが、携帯端末に動画を入れておけば何時でもどこでも動画を見せて盛り上がることが出来ます。というこでYouTubeの動画をE61にて楽しむ方法です。
[ YouTube動画の保管 ]
FireFoxのVideoDownloaderというプラグインを使いました。使い方はとっても簡単です。YouTubeの画像を見終わったところでFireFoxの右下にあるVideDownloaderのアイコンをクリックします。後はVideoDownloaderにあるボタンをクリックするだけです(説明になってないですが、説明しなくても良いくらい簡単なんです :))。
[ 動画の変換 ]
何時もの如く携帯動画変換君を使います。P910cやUniversalの時は独自の設定を作りこんで楽しんでいましたがE61では標準の設定ファイルで十分なようです。「3GPPファイル,音声AAC形式一般設定」の「QVGA高画質15fpsステレオ」の設定を使って、上でダウンロードしたファイルを3GPファイルに変換すればE61のRealPlayerで再生できるようになります。
と、紹介する必要が無いくらい単純なのですが、一例としてご紹介しました。 🙂

E61、ただいま日本にてローミング運用中。ただしSMS専用。自宅にて、しっかりと両社の電波を掴んでいます(ボダの表記は「やわらか銀行」に変わってはいないのですね)。
ずっと前に「E61キーボードの謎」という記事をエントリーしました。その時は、へんてこりんだけど良く考えられているなぁと感心し納得したのですが、なんとE61の新しいファームではごく普通のキー入力へと変わったようです。
E61も先ごろNokia Software Updaterで更新が可能になったようで、すでに更新された勇者がちらほらいらっしゃいます。提供いただいた情報から判明したのは以下のような事柄です。
– テンキー部分もそのままで英字のキーコードが出力される。
– 左下の青いキーがMIDPでも効くようになった。よって数字や記号は青キーの併用になった。
– スペースの左にある2つのキー、スペースの右のキー、エンターの左の2つのキーなどのキーコードが変更になった。
といった感じです。KKJConvへの影響ですがE61固有のコードの多くが必要なくなりました。幸いプロパティーでバージョンが判別できるのでE61の新旧により色々と処理を変えることにしました。また、句読点等は場所がかわってしまいますが、これはそのままにしておこうと思います。また数字が漢字入力画面や英字モードで入力できるので便利ですね。これにともない数記モードが必要なくなりました。
NORさんにご協力いただいてKKJConvのE61新ファーム対応版も出来そうです。次のリリースには取り込めると思いますので、新ファームに更新された勇者の方々のテストをお願いいたします。
なかなか魅力的な新ファームなのですが、怪しい香港版では試してみる踏ん切りがつかないです。

「やれるとこまでやってみる」で紹介されているY-Browserすごいです。Zドライブも見えると書いてあるので、明日からの旅行のしたくの途中にもかかわらず試さずには居られませんでした。
上のスクリーンキャプチャの如くZドライブのresourceフォルダーも丸見えです。当然、その下のフォントやコンバートなどの中も見えます。ファイルのコピーも出来そうな感じてす。S60 3rd editionになってセキュリティーが強化されたとの事で、システム・リソースは簡単には見えないものと思っていましたが良いツールが出てきたものです。これでシックハックに弾みがつきますね。フォント・ハック、今すぐしてみたいけど、時間が無いです。みなさん、シックハックの方よろしく、、、
おっと、肝心なY-Broswerのリンクを忘れていました。
たまには小ネタを書いてみます。NOKIA E61で素早く赤外線とBluetoothを起動する方法です。パンフレットのようなものに書いてあったのですが、説明書の方には無かったように思います。見落としている方も多いかと思うので紹介します。
スタンバイ画面で一番下、左端のキー
とCtrl
を同時に押すとBleutoothのオン、オフが出来ます。
赤外線は一番下、左端のキーとCarと書かれた右端のキー
を同時に押すとオンになります。もう一度押してもオフにはなりません。タイマーで自動的にオフになるのを待たないといけないです。
いまさら赤外線と思う方もいるかも知れませんが、私は赤外線を多用しています。KKJConvの開発も初期の頃はエミュレーター(Sunのものです、結局Carbide.jは重いので使っていません)を使うことが多かったのですが、最近ではもっぱら実機でテストしています。そんなとき、ケーブルとかMiniSD経由でプログラムを送るのは面倒です。ThinkPadを主な母艦として使っていますが残念ながらBluetoothは付いてないので、自然と赤外線でビームすることになります。KKJConvくらいのサイズであればストレスなく転送することが出来ます。転送されたプログラムはInboxから直接導入することが出来ます。赤外線つきのノートパソコンを使ってるいる方は試してみる価値ありです。
NOKIA E61のキーボードをMIDPのプログラムから見た時の話です。
TextBox等の部品を使うとOSがキーボードの面倒を見てくれるので何も悩むことはありません。ゲームなどのプログラムでは、キーボードを押した時、あるいは放した時に発生するイベントで得られるキーコードを見て動作を決定します。KKJConvでは漢字変換時の操作性を考えるとOSの部品は使えずキーコードを見ながら自分で画面を描画するという方法を取ることにしました。
そこで最初にKKeyCodeCheckerというプログラムを作成し、キーコードを調査しました。いくつかキーを押してみて、愕然とするとともに、なるほどと思いました。「a」を押すと「a」のアスキーコードが返ってくるのに「b」を押すと「8」のアスキーコードが返ってくるのでした。7月2日の記事に写真を載せているので見ていただくと分かるのですが「b」のキーはキーボードの中央近くにあって「8」と共用になっているのです。つまり、電話のテンキーに相当する部分は、そのままテンキーのように振舞うデザインになっています。言い換えると電話のテンキー部分の両端にフルキーボードの残りの部分を取り付けたかのような構造になっているのです。
これは、考えてみると良く出来た構造です。今までの10キーを対象に作られたMIDPのプログラムは、そのまま動かすことが出来るからです。KanjiHelper等の10キーで日本語入力するMIDPプログラムが動作可能なのも、このためです。逆にKKJConvのようにフルキーボードとして使うためには、この部分のキーコードを自分で読み替える必要があります。
もうひとつ面白いのはシフトを押したままフルキーボードを押すと、それなりにキーコードが変化しすることです(そのくせシフトキー自体もキーコードを持っています)。シフト+「a」は「A」に相当するアスキーコードが返ります。またシフト+「1」だと「!」になります、これは英語キーボードに準じているように見えます。これも読み替えによって「!」だったら「R」と読み替えは可能です。Peek_DogさんやmaitomoさんがKKJConvのレポートで指摘されていることを直すには、この読み替えを行えば良いわけです。
ところが、ひとつ困ったことがあります。それは「8」のキーです。シフト+「8」では「*」に相当するアスキーコードが返ります。何故これが困ったことかというと「*」は別に存在するのです(電話だから当然です)。つまりシフトを押したままの状態でキーを押していくと「*」が2つの別のキーで返ってしまいます。つまり、その2つのキーがMIDPから見分けが付かないのです。
シフトを押したままの操作はKKJConvでは禁じてとするしかないみたいです。積極的に禁止するか、変な記号が入るけどサポート外ですとするか、、、悩ましい。
E61のケースが、はるばる香港のreveil師匠からダークサイド宅急便を経て上海のうめ重宝員のアジトまで届きました。reveil師匠、ありがとうございました。
一度は使ってみたいとあこがれていたKRUSELL製のケースで、なかなかカッコよいです。ベルト・クリップが付くのですが、液晶とかボタンとか丸出しなのでちょっと不安です。裏側にストラップを通せる部分があるのでクリップ付きのストラップとネック・ストラップを状況に応じて使い分けすることにします。
本日お休みで、KKJConvのコード書かなきゃと思いながら、このケースの入手のことだけはブログに書かずにはいられないコザックでした。(華南地方ではコザックという名前が定着しているのでブログ上の名前はコザックもしくはKozakに変更します)
KKJConvの中にE61固有のコードが沢山含まれています。機種固有部分を処理するために自動的に機種を判別するコードを組み込みました。その際に使用したのがSystem.getPropertyというAPIです。
このgetPropertyで得られる値を表示するプログラムKGetPropertyを以下のurlにアップロードしました。KKJConv用の機種判別コードは既に完成していますが、皆さんのデバイスで、どんな値が返るのか今後の参考のために知りたいと思います。もし時間に余裕があれば調べてコメントいただけないでしょうか?
http://www.nkozawa.com/html/E61MyProgList.html
私の香港版、ちょっと怪しい中文E61では以下のような値が得られました。
Encoding: ISO-8859-1
Platform: NokiaE61-1/0610.04.04
Locale:
Configuration: CLDC-1.1
Profiles: MIDP-2.0
何故かLocaleはブランクです。エミュレーターではちゃんと文字がでていたのでバグではないと思います、、、
6/29追記
言語を中国語に変更したら Locale: zh-CN になりました。上のは英語にしていたときです。en とでるべきなのでしょうが、事実上は影響ないでしょうね。
toshichanの日記からの情報です。epoc.iniというファイルに貼り付け画像の下に書いた一行を書き込むことによりQWERTYキーボード付のエミュレーターが使えるようになります。良い情報を得ました。ただし元記事にもあるように数字キーでしか日本語入力できなかったです。
configuration epoc_352x416_qwerty.ini