E61の初期のファームでEmakiを使っている時に最初に気がついたのですがエディターに文字をペーストするとプログラムが落ちます。その時は深く考えなかったのですが、自分で作ったプログラムでも同じ現象が発生したので調べたところKIS000354 – Application panic when using Ctrl+V (paste)という文章がForum NOKIAで見つかりました。
E61ファームウェア・バージョン1.0610.04.04でエディターにpasteするとWSERV 66というpanicが発生する。それでSolutionの所にはなんとSwEvent capabilityが必要と書かれています。うーむ、バグのwork aroundでcapabilityの付与とは、、、 まぁ、本当の対策はファームの更新なんでしょうね。
山根博士のブログにビッグニュースが載っています。何て書いても、パーム飲茶を見ている人の方が多いでしょうから、すでに記事は読まれていることと思います。
管理工学研究所の松茸がBTキーボードと一緒に販売されたときに、何故に海外版のS60 3rdデバイスで動かないのだと嘆いた人たちに対する回答が得られました。来年発売予定の+J FOR S60によりFEPだけではなくトータルな日本語環境が構築できることになりそうです。以下、画面などを見て感じたことです。
標準ブラウザでYahoo Japanを表示させているということはエンコーダーも作りこんだということですね。まあ、そうしないとE-Mailとか完全対応にならないですしね。
N95(中国版)のサンプル画像を見ると半角カタカナを表示させているのでフォントも組み込んでいるようです。しかもソフトキーの表示を見るとデバイスの言語は中国語になっています。うまく日本語と中国語が共存しているとうれしいですね。それにしても、漢字の変換候補を表示している画像、もう少し賢そうに見えるところを選んだ方が良くないかなぁ。 🙂
無茶な値段に成らない限り、私も買ってしまうでしょう。色々と選択肢が増えるのはありがたいことです。フリーな環境作りと有料版と両方あるって悪いことではないと思います。

S60 C++ SDK向けにEseries SDK Plug-inが11月1日にリリースされました。これによりE61やE90向けのアプリケーションのテストが容易になります。
さっそく導入して試してみたのが上のプログラムです。E90の横長画面を生かして左半分にリスト、右側にエディターを配置してみました。余談ですが、これがS60 UI designの作法に則っているかどうかは不明です。おそらくE90の組み込みアプリケーションでリストの右に情報が表示されるものはPreview popupという別の手法を使っています。
深い意味はありませんが、Emulatorを日本語モードにすると、まだ見ぬE90日本語版?
このモードで上のプログラムを走らせるとAKNFEPでパニックになってしまうのは何故だろう?
E61 モードのエミュレーターもあって、キーボードもE61風のものになっています。
それにしても、私の本物のE90は何時になったらやってくるのか。eXpansysのE90在庫状況が本日再び20個になっていますので、少しは期待できるかも。
10日ほど前にeXpanysさんにE90を発注しました。しかし「ご注文処理状況の追跡」によると、いまだ倉庫間輸送中になっています。一緒に注文したE90のケースは何日か前に「倉庫間輸送中」から「有り」に変っています。
今回のE90はアメリカのブツだそうです。「初めにお読みください」によると定期便の頻度は「英国・週に二便」「米国・週に一便」とのことです。普通に考えれば、一度は定期便に乗るチャンスがあったはずなのですが、、、何かの都合で一便パスされちゃったのかなぁ。
eXpansys頑張ってくれ!! 今回オーダーされた他の方たちはどうなんでしょう?
Nokia S60 3rdアプリケーション開発に必要な情報源のまとめです。C++を知っていてもSymbianのソースコードを見ると面食らいます。UIに関しては違ったプラットフォームで開発を始めるときには、それなりの準備が必要です。ということで、S60 3rdでプログラミングを始めたばかりの私が参考にしている情報源の紹介です。
[ Symbian OS/C++ プログラマのための Nokia Series 60 アプリケーション開発ガイド ]
私にとっては、ほとんどバイブルと言っても良いでしょう。高いですが、その値段に見合う価値があります。対象はS60 2ndなので、S60 3rdとの違いを別の情報で補う必要があります。ただしAPI、フレームワーク等「中身」に関しては、ほとんど差がないのでサンプルコードもルーチン単位では活用可能です。
文中のサンプルコードのダウンロード先URLが既に存在していません。サイモンを書いていた頃は仕方なく本文中に出てくるコードのみを参考にしていましたが、本文読んでいると後はコードを見れば分かります、みたいな所も多く困っていました。探してみたらForum Nokiaのココにサンプルコードが置いてありました。
[ DIGIらいふ〜スマートに行こう!〜 ] wikiサイト
M-FEPのま〜さんのwikiサイトです。Symbianの開発情報がまとめられつつあります。開発環境の構築手順、ケイパビリティと認証、開発者証明についてなど必読です(苦労の跡が伺えますm(__)m)。
[ PC View – S60アプリケーション開発ガイド ]
S60の開発を解説した連載ものです。S60 2ndからS60 3rdへの移植に関する情報は貴重です。
[ Symbian OS開発の勘所 ]
S60ではなくSymbianを解説した連載です。最初に書いた「面食らう」部分を分かりやすく独特な口調で説明しています。モバイルデバイスを以下に堅牢に作り上げていくかというSymbianの思想を学ぶのに最適です。
[ Forum Nokia ]
ご本家です。SDK等の入手先でもあります。押さえておくべき所はForum Nokia WikiとDeveloper Discussion Boardsでしょう。Googleで検索してもこの二つに行き着くことが多いです。
[ NewLC ]
S60に限らないSymbianの情報源です。コラム、サンプルコード、フォーラムなど幅が広いです。Symbian Signedの変更などもかなり前に情報が掲載されていました。
[ Google Code Search ]
ソースコード専門の検索エンジンです。すごく役に立ったというわけではありませんがS60のAPIとか検索かけて、それなりにコードが見つかります。
[ SDK ]
SDKにも色々と情報が付いてきます。SDK Help以外にもSDKを導入したディレクトリーにPDFドキュメントやサンプルコードが沢山入っています。SDKのバージョンによって内容は様々です。
[ 普通的生活工作室 – Crabide.c++のメモ ]
最後に私個人の覚え書きを紹介しておきます。
lumさんのページにてS60のPythonで書かれたプログラムが公開されています。その中の「絵巻」が面白いとピードラさんが紹介されているのを見て、さっそく試してみました。
最近、携帯端末のメモアプリとか文書管理アプリについて思いを巡らせていまして、ほんの数日前にEBtという面白いコンセプトのプログラムがZaurus向けに公開されているのを知りました。この絵巻は、それを拡張したものであるということです。これは、試してみなければなりません。
まだ数枚のテスト的な文書を入力したりMP3を添付したりしただけですが大きな可能性を感じます。文書管理というとカテゴリー分けというのは固定観念だというのを思い知らされました。ツリーではない自由なリンクによって一つ一つの文書が関連づけられていくのは、かなり快感です。こればかりは、実際にやってみないと分からないかもしれません。カテゴリーの変わりに大項目としての親文書を置いてつないでいくことも出来るでしょう。またアイデアのタネを思いつくまま書き込んで行き、関連することがらをリンクしながら大きな内容に育てていくことも可能でしょう。wikiの概念を思い出す方もいらっしゃるかも知れませんがwikiの場合はリンクがwiki nameに限定されているので少し違います。
細かい説明は各所でなされているので調べてみてください(すいません手抜きで^^;)。
それにしてもPythonもすごいです。これだけのことが出来て安定していれば、あえて面倒なSymbianのC++の世界に足を踏み入れなくてもアプリケーションが書けますね。署名からも解放されますしフリーウェアはPythonで書くという方向性が出てくるように思えます。MIDPから足を洗ってPython修行しようかなぁ。 😛
ボタンの速打ちをするとSimonが落ちてしまうことが分かりました。ビープが鳴っている間に次のボタン押下でビープを鳴らそうとして落ちていました。
Simon v1.1.0 にてボタン押下の処理の中で前のビープをキャンセルするようにしました。
Simonのページの実行ファイル、ソースコードとも更新いたしました。

S60のプログラミングの練習として作成したゲーム「サイモン」です。音と光で記憶力を試す懐かしのゲーム機サイモンをシュミレートしてみました。ちょっとした暇つぶし用に公開いたします。練習で作ったものですが、ちゃんとUID3(個々のアプリを識別するユニークなID、公開アプリに必須)を取得していますので導入関してご心配はいりません。
上のキャプチャー画像の言語は中国簡体字版です(解説にも書いていますが正しい用語を使っているかどうか不明)。英語、日本語、中国繁体字(簡体字を単純変換したもの)のリソースも含まれています。
導入できるのはS60 3rdのデバイスです。テストはE61で行っています。残念ながらSignedでは無いのでSoftBankのNokia携帯電話にはインストール出来ません。フリーウェア向けのSymbian Signedを取得する練習も気が向いたらしてみようかな。
ソースコードも公開します。S60のプログラムを習得するに当たってサンプルコードは沢山有った方が良いことを痛感しました。これからS60のプログラムを習得しようとする人の参考になればと思います。それなりにSymbianの作法にしたがったものに成っていると思います。また作法に従ってクラスを使い分けているのでクラスの役割を把握できれば読みにくくはないと思います(少なくともKKJConvみたいに一つのクラスの中で関数型プログラムをしているような事はありません)。もっともコード量が少ないというだけのことかも知れません。
ダウンロードおよび解説は下のURLからお願いします。
http://www.nkozawa.com/wiki/index.php?Simon

大陸同志に朗報です。Mobile GMaps V1.33.06で中国版Google Mapsが表示されるようになりました。「PDAとGPS」で知りました、しかしBuild date: April 30で昨日のエントリー、情報が速いです。
設定画面でGoogle Maps Chinaを選ぶと中国の地図が表示されるようになります。中国で使えるモバイル用の地図として強力なものになりそうです。早くGPS持って中国に帰りたいです。
心配なのは中国のGPRSの速度で使い物になるのかどうかというところです。大陸同志のテストが望まれます。ただし、残念ながら香港の地図は用意されていないようです。
MGMapsのページに書いてあった中国版Google MapsのURL http://ditu.google.com も収穫です。因みにdituとは地図の事です、つまりmaps.google.comを中国語にしているわけです。
追記 (22:50)、香港の地図は通常のGoogle Mapsで大丈夫なんですね。MGMapsは設定で選択しておいた地図サイトを’0’を押すことにより切り替えられるので香港から大陸入りしても直ぐに地図が表示できそうですね。
まだ現象を確認していませんがE61の新しいファームウェアでKKJConvが動かないとタレコミがありました。新しいファームというのはv3と呼ばれている物で日本語版のE61に搭載されているものと同じレベルのものです。これの香港版でKKJConvがうまく動かなかったそうです。
v3のE61をどこかで弄らせてもらうか自分のE61をバージョンアップして調査したいと思います。日本に帰ってからなかなか思うように時間が取れなくてKKJConvの開発環境も自宅にない状態なので(その気になればすぐ出来るのに)、調査するまでに少々時間がかかるかもしれません。もしE61 v3でKKJConvが使えなくて困っているという方が居れば、なるべく早く対応したいと思いますのでお知らせください。
それにしてもファーム毎に挙動が違うというのは困り者ですね。
追記) v3でも動いているよという報告もコメントにていただきました。(2007/02/05)