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My Town with location tag in EXIF

Eシリーズということも有ってE90のカメラについては事前に調べていませんでした。それが実際に使ってみると結構良い感じです。GPSもとても調子良いです。そこで思い出したのが以前No Mobile, No Lifeで紹介されていたLocation Taggerです。

試したのは数日前に公開されたばかりのVersion 1.0 Beta2です。これを立ち上げておいてE90のCameraを立ち上げると、後は自動的にGPSのロケーション情報をJPEGのEXIF属性に書き込んでくれます。起動するのは別々ですが、ほぼ一体化していると言っても良いです。Cameraの画面でLocation Taggerが起動しているかどうかも確認出来ますし、Location Taggerから撮影した写真にロケーション情報が書き込まれたかどうかが確認できます。また、画像からマップへの連動もしています。ただし、例のNokia Mapsなので中国では役に立ちません。

上の写真は、上海の家の近所を散歩中に撮影したものです。家の近所はハングルな街なんです。 この写真にもGPSの情報が貼り付いていますので、この情報を頼りに上海に来ていただければ家の近所をご案内します。 🙂

E90 の GPS を試す

E90 Positioning Setting, A-GPS serverE90にはGPSが内蔵されています。Bluetooth接続のGPSを持っているのですが肝心なときに忘れてしまうことも多々ありデバイス内蔵のGPSを待ち望んでいました。

E90内蔵のGPSは定位が遅いなどと聞いていたので心配しましたが、A-GPSの効果か今のところ悪い印象はありません。最初A-GPSに使うサーバー・アドレスを規定値にしていた時は、なかなか位置が定まりませんでした。外付けのGPSもダメな時はあるので、半ばあきらめてはいたのですがForum Nokia WikiのAssisted GPS on N95を読み良くは分からないままサーバー・アドレスをsupl.nokia.comに変更してみました。もともと設定されていたのはForum Nokiaの解説と同じく3gppnetwork.orgの物です。GPSの定位までの状況をデータを取得して観測を行っているわけでは無いので確実なことは言えませんが、大きく改善したように思えます。

私の使用しているアプリで内蔵GPSを認識できなかったのは中国移動が提供しているTelNavというナビソフトだけでした。月額20元のサービスで中々使い勝手の良い物でしたが解約してしまいました。その他、動作を確認したのはNokia Sports Tracker, Google Maps, MGMapsです。

Google 地图 モバイル

S60 で動くモバイル版Google Mapsに中国版がありました。

普通のGoogle Maps (http://maps.google.com)の中国国内の地図はスカスカで役にたちません。その代わりに別の地図データを使用したGoogle 地图(http://ditu.google.com)というものがあります。そのため、モバイルデバイスに導入する形のGoogle Mapsアプリもサテライト・ビューを除いて中国国内では役に立たないものでした。

Google Maps Mobile China

E90の環境構築に伴い色々とアプリを導入していました。Google Mapsを導入すべくE90からhttp://mobile.google.comを開きます。Maps (Download)を選んで導入。立ち上げてみると何やら中国簡体字のメニューです。ほどなくして現れた地図は北京の中心部でした。ditu.google.comで表示される詳細な中国国内の地図を表示できているのでした。アイコンを見てみると谷歌中国地图(Google China Mapという意味です)などと表示されています。

うれしくて小躍りしたいところですが、冷静にメニューを調べます。不安的中、残念ながらGPSもMy Locationもありませんでした。もともとditu.google.comは測地系が違うことが分かっていましたので致し方なし。

別のURL (http://www.google.co.jp/gmm/)にて普通のGoogle Mapsも導入でき共存出来るのは良かったです。

+J のエンコード

+Jは日本語のエンコーダーを提供しています。それをどう使うかはアプリケーション次第ということでE90(おそらくはシンガポール・ファームウェア版)で簡単な調査をしてみました。

[ KKJConv ]

+J Encoder on KKJConv file dialogこれはKKJConvのファイルダイアログです。日本語以外のデバイスでは、一般的にはUTF-xxとUS-ASCIIだけが表示されますが+Jを導入後はShift_JISとISO-2022-JPが追加されます。実際にShift_JISやJISのファイルを読み込んでMIDPからも追加されたエンコーダーが使用できることを確認しました。

このエンコード・リストは予めプログラム内で用意したエンコーダの名前をテストし、デバイスに搭載されているものを表示しています。EUCについては、テストを行っていないので表示されていません。

[ Web ]
標準のWebブラウザーではOptions/Settings/PageにDefault encodingの設定があります。私のE90ではヨーロッパやアジアの沢山のエンコードが表示されます。この中にJapanese (EUC)、Japanese (ISO), Japanese (Shift-JIS)が含まれています。今のところAutomaticで問題は発生していません。

[ Notes ]
ファイル・マネージャーでテキストファイルを開くとNotesが立ち上がり内容を表示します。EUC, JIS, Shift JIS, UTF-8, UTF-16LEで書かれたテキストファイルを用意して試してみました。UTF-8が正しく開くのは当然としてJISとShift JISも正しく表示されたのは予想外でした。エンコードを自動的に判断するコードがNotesに入っているのかOSにそういった機能があるのか興味深いところです。EUC, UTF-16LEについては文字化けします。

[ メール ]
メールに関してはすでにsiam_breezeさんが書かれている通りISO-2022-JPの受信は出来るが送信はUTF-8になってしまいます。ISO-2022-JPで受信したメールに返信をしてもUTF-8になってしまいます。

+Jとかエンコードとか関係なく、一つだけISO-2022-JPでメールを送信する方法があります。それはGmailアプリを使うことです。予めWeb画面にてGmailの設定を「送信メッセージにディフォルトのテキスト・エンコードを使用」にしておきます。これで日本語のメールを書くとISO-2022-JPで送られます。因みに、そのままの設定でメールの文面を中国簡体字にするとGB2312でエンコードされます。さすがにGoogleです、賢い作りになっています。

+J のフォント

E90に+Jの中国語フォントを入れて試しています。最初、勢い余って本体にフォントを入れてしまいました。その時は正しくフォントが入れ替わったのですが、その後メモリーカードに導入し直したところフォントが反映されません。

まずはメモリーカードの中をのぞいてみるとE:¥resource¥FontsにはPlusJ_S60SC.ttfなんていう名前のファイルが入っています。標準のフォント名では無いです。フォント名を入れ替えるための仕組みが入っているのですかね。とは言っても、フォントの入れ替えが起こらなくなってしまったのは原因不明です。とりあえず、フォントのファイル名を一般的なフォント入れ替え手順に習って中文フォント三点セット(S60SC.CCC, S60TCHK.CCにrename、別に用意したS60DIGI.TTF)にすると、ちゃんとフォントが変更されました。

中国語と半角カナが共存できるのは良いのですが、やはり小さな文字のギザギザ感が気になります。しばらくは、このまま使ってみますが最終的には元に戻すかもしれないです。

14:27 追記:  はやばやとフォントを元に戻してしまいました。小さな文字のギザギザと下線の付いた文字が汚いのが目に付いた。

買ったばかりのE90には、真っ先にM-FEPを入れようと思っていたのですがSymbian Signedが混み合っているようでなかなか受け付けてもらえません。そうこうしている内に+J for S60が公開されたというメールが飛び込んできました(私もベータテストに落ちたくちです)。

とり急ぎ試してみました。

[ E90 ]
– フォントは、まずまず美しいです。現在、中国簡体字モードにしているのですがアイコンの下の文字は、ちょっとギザギザした感じになってしまいました。オリジナルの中文フォントの方が綺麗な気もします。ちゃんとした日本の漢字の字形だし中文フォントだと一部表示できない文字があるので入れておこうかな。
2/20補足: フォントを本体に入れないと反映されていないなぁ。まぁ半角カナとか気にしなければ必要ないから良いか。+Jを入れただけで元々の中文フォントでメールの中の豆腐が無くなったような気もします。
– 漢字変換についての操作感などは、まだよく分かりません。一応、ちゃんと漢字変換出来ています。当たり前ですが、、、
– 標準ブラウザーでEUCのページが表示できたのでエンコーダーもちゃんと機能しているようです。

[ E61 ]
– フォントを導入したら立ち上がらなくなってしまいました。メモリーカードに導入しておいたので問題はありませんでした。
– このデバイスは、実は一番初期のファームのままでM-FEPはサポート対象外となっているものです。案の定、松茸も数字キーの呪縛に陥っていました。ドキュメントにも明記されていますが数字の書かれているキーで数字しか入力出来ないのでローマ字変換出来ません。10キーでの漢字入力はできそうです。
– EUCのwebページの表示は出来ました。

[ 705NK ] 番外編
– フォントを導入したら中国語の表示が出来るかもと思い試してみました。残念ながら導入の最後の方で対象の機種では無いというようなメッセージで導入できませんでした。考えてみればフォント名とかの問題もあるし導入できてもだめですね。

E90 がやってきた

今頃ですかと言われそうですが、やっとのことでE90を入手しました。 上海駅近くの不夜城ビルにて5500元でした。値段的には随分と落ち着いてきましたね。おそらくはマイクの問題が収束して品物が潤沢に出回るようになったためでしょう。

E90 QWERTZ Keyboard

ファームウェアはV7.40.1.2で入力文字の種類には中国簡体字の他IndonesianとかMelayuとか出てきます。内部のキーボードはQWERTZ配列(そういう呼び名があるって、ま〜さんに教わりました)です。何やら読めない単語が上のボタンに並んでいますが、慣れれば大丈夫みたいです。ただ付属の説明書は全く読めません 🙁 もともと説明書読まないから関係ないか。

E90 10 Key内部はドイツ語キーボードみたいですが、何故か背中にしょっているのは「中」の文字の入った10キーです。素晴らしいです。少しでも中国化してやろうという愛国精神は見事です。

おまけで液晶保護シートを貼ってくれたのですが、シート貼り専門のお姉さんが液晶面に小さなキズを見つけてくれました。例のキーボードで付く物とは違ってちょっと深いです。こちらから何か言うまでもなく、別のにしますかって聞かれました。素晴らしいです。この国で、こういう対応されると素直にうれしいです(まぁ、誰かが傷ついたE90を買うことにはなるのでしょうけど)。

キーボードは、さすがに最新の物ではなく出っ張ったものです。マイクの問題は確認しようがありませんがMy-Symbian.comのフォーラムで流行っているボードのリビジョンチェックでNR14と新しい方だったので大丈夫でしょう。

S60 デバイスって何台くらい売れているの?

Kiyonariさんのブログによると山根博士の普及活動により、ついにNOKIAのシェアが40%(2007第4半期)を突破したそうです。 🙂

その元ネタのNOKIAのPress Releaseの中から私個人(おそらくはこのブログを見に来ていらっしゃる方々も)が興味のあるS60デバイスはどれくらい売れたのかという部分を拾い読みしてみました。

2007年full yearの数字でNseriesが約38 million(3800万)デバイス、Eseriesが約7 million(700万)デバイスだそうです。ローエンドまで含めた全てのNOKIAのMobile Deviceの出荷は約437 million(とてつもない数字ですねぇ)ですから1割強がS60デバイスだったということになります。

世界で2007年に新しく携帯電話を買った人の数って私の想像よりはるかに多いです。このブログを見ている人たちのように一年に何個も携帯電話買う人は例外として普通は一つの携帯電話を何年かは使用するでしょう。ということは、携帯電話の売り上げはまだまだ成長期ってことなのでしょうね。

S60の割合は大体想像通りです。中国でも周りを見渡すと安い携帯電話を使っている人が圧倒的に多い中、Nseriesもぼちぼち見かけます(中には見た目そっくりの偽物もあるかなぁ)。このあたりは日本では想像が付きにくいでしょうね。

My Location of Goolge Maps for Mobile works in Shanghai

reveilさんのMy Locationがシンセンでも動いたという報告に勇気づけられ、今朝出かける途中で再度My Locationに挑戦してみると一発で動きました。 上のキャプチャーは延安西路を東に向かってタクシーで移動中の物です。ちゃんと移動方向に中心がずれていくのも確認できました。E61に中国移動の随e行SIMでのテストです。

土曜日は自宅にて一日がんばってもMy Location出来なかったです。場所を選ぶのかタイミングの問題なのか、その後も動いたり動かなかったりです。いずれにせよ中国本土では地図が使い物にならないのが、とっても残念です。

Google Maps for Mobile 2.0

IT Proに「Google Maps for Mobile」の新版,GPS非対応機種でも現在地を特定」という記事がありました。なんでも携帯電話の基地局のIDから自分の位置を割り出すのだそうです。正確な位置は出なくても近辺の地図が素早く出せるだけでも便利ですよね。自分の居場所は大体分かっていて、近辺の地図か見たいという時に手作業で地図の移動をするのは面倒です、とくにオンライン地図だと通信も発生しますしもったいないです。

中国では無理と分かっていてもE61で一応試してみました。OptionにMy Locationというメニュー項目があるので押してみると「Your location is temporarily unavailable」と表示されました。日本では使えるのでしょうか?

Toolsメニューを見るとUse GPSというのがありました。確か以前はS60版はGPSのサポートが無かったと思います。Google Map for Mobileの中国地図はダメダメなので、あまり使わないとは思いますが、、、