Dropbox

Nokia N900の印象その1

Nokia N900がやってきて一週間が経とうとしています。楽しく弄っているエントリーばかり書いているので、面白いデバイスであることは間違いありません。ただ普通に使えるのかというと、まだまだ問題点も多いです。

もともとN900が持っている言語環境で普通に使うのには、おそらく大きな問題はないと思います。ただし私が使用しているNokia S60な携帯電話で行っていることを全て置き換えるには、まだまだ時間がかかりそうです。

[ 普通に使える、あるいは十分優秀な事柄 ]
SIPとSkypeが電話機機能に一体化して使い易い。SIPについてはNokia S60も同様。SkypeはN900の特徴的な機能。
– 動画再生機能は一般的なNokia携帯電話に比べればかなり優秀です。豊富な画像フォーマットをサポートしていますし、大きな画面でも余裕で再生しています。仕様に書いてないように思いますがDivxも再生出来ました。手持ちの動画はrmvb以外は変換の必要も無い感じです。
– 電話帳などの移行は、今までのNokia携帯電話同様Bluetoothで接続して他のNokia S60携帯電話から簡単に移行出来ました。
– カメラもかなり良い印象です。

[ ちょっと難有り ]
– 言語環境。日本語については、まだちゃんと試せていないです。Kimitakeさんのmaemocjk for N900がアルファ版として提供されていますが、わたしのN900に中国語が入っていたためか、うまく動いていません。いずれクリーンな環境から試してみます。もともと入っていた中国語環境もアルファっぽくてアプリによって使用出来たりダメだったり。
– Googleとの連携。内臓のMail for Exchangeでメールはダメだけどコンタクトとカレンダーは同期出来るという情報があります。カレンダーを同期したいのですが、まだうまく行っていません。これもクリーンな状態で試してみたい。
– Mobile Google Mapsが無い。地図をみたりLatitudeで友人の位置を確認したりとS60では大活躍なGoogle MapsアプリのMaemo版はまだありません。代わりにWebアプリがかなり良い線を行っているのですが、使い勝手の面ではだいぶ劣ります。あと、中国でズレ無いGoogle Mpasは今のとこモバイル版のGoogle Mapsアプリだけです。
– 電池が持たない。遊びまくっていることや常にWiFiに接続されている事もあるのでしょうが、夕方には干上がっています。この点でもメインの電話とするには不安があります。

Linuxを搭載していて自由度は高い反面、色々と不安定な要素も多いです。また様々なアプリが提供されていますが、S60向けのアプリとは毛色が違う感じです。

Nokia N900 電話機能に一体化したSkype

Skype on N900

Nokia N900のSkypeは電話機能と一体化しています。ちょうどNokiaのS60デバイスでSIP機能(VoIPといってインターネットを利用した電話機能)が電話として普通に使えるのと同じです。もちろんN900にもSIPは搭載されていてSkypeと同様電話機能に一体化されています。

電話をかけるときにコンタクトを開きます。すると通常の電話回線、SIPあるいはSkype outを使用するかが選択できます。Skype outをここまで自然に使えるのなら、もう少しSkypeにチャージしておこうかと思います。

またSkypeのチャットは他のIMと一緒にSMSと同一の環境に統一されています。

Latitude on N900

BrowserだけでMy Location出来るようになりました。新しいエントリーを御覧下さい。

Google Maps LatitudeにNokia N900からアクセスする方法です。

単純にLatitudeの画面を見たいだけであればiPhone向けのURLをBrowserからアクセスすれば、友人の位置を確認することが出来ます。URLは、

http://maps.google.com/maps/m?mode=latitude

です。ただし自分の位置を送信することは出来ませんでした。(このURLをMacBookでアクセスすると自分の位置が送信出来るのは何故?) <- Maemo Browserでも出来るようになりました。

LatitudeUpdater

Latitude Updater無しでもBrowserだけで位置情報送れます。

App Managerを眺めていたらLatitude Updaterなるアプリケーションが見つかりました。これを使えば自分の位置を送信出来ます。携帯電話のセル情報も使えるのでGPSが定位しなくても何とか使えます。ただし自動更新は無いようです。メニューバーをクリックするマップ画面に移行します。また、逆にこの画面にも戻ってくる事も出来ます。

S60のGoogle MapsのLatitudeに比べると不便ですが、何とか使えます。ただし例によって中国では位置がズレてます。このLatitude画面はiPhoneでも使われている物なので、そのうち直ることを期待しています。

Nokia N900 のMicroSDカードに無線LANでアクセス

Nokia N900に挿入したMicroSDカードに動画ファイルなどをコピーしようと思いまずはBluetoothで接続すると本体のストレッジしか見えていません(USBでMass Storage Modeで接続した場合はMicroSDも見えます)。BluetoothからはAudio clips, Data, Document, Images, Video clipsというフォルダーが見えます。本体ストレッジが大きいので、それを使えということなのでしょう。

一方MicroSDに動画をコピーしても、ちゃんとメディア・プレーヤーから認識されます。ということで初心貫徹、本体にMicroSDを入れたままPCからファイルをコピーする方法を探ってみました。

先日、紹介しましたOpenSSHが入っていればscpコマンドで無線LAN経由でファイルのコピーが出来るので、これを利用します(初期にiPhoneをjailbreakされていた方にはお馴染みの方法です^^)。

ただしOpenSSHを入れただけの状態ですとroot権限なので、あらぬところにファイルをコピーしてしまったり必要なファイルを消してしまったりする危険があります。そこで一般ユーザーを作成してみました。もともとuserという名前のユーザーがありますがパスワードが分かりません。root権限でパスワードを設定も出来ますが動作に影響があっても困りますで独自ユーザーを作ってみました。

先のOpenSSHを使用してログイン、あるいは本体のX Terminalでsudo gainrootして、

useradd kozak
passwd kozak

でユーザーを作成しました。後はコマンド・ラインもしくはGUIベースのプログラムでN900にアクセスします。WindowsだとWinSCPが有名です。私のMacBook AirにはFuguというプログラムを導入しました。

MiscroSDカードは /media/mmc1/ にマウントされています。そこに必要なファイルをコピーします。

Nokia N900 にOpenSSHを入れてみた

N900にはX Terminalが最初から入っているので必要に応じてコマンドラインでの作業が可能です。しかしながら三段キーボードは、やはり非常用という感じて小さなファイルを編集するのにも骨が折れます。

そこでOpenSSHを導入してみました。導入といっても難しくはありません、App Managerを開きInternet & NetworkingのカテゴリーでOpenSSH Client and Serverを選択し導入するだけです。導入中にrootで使用するパスワードを聞かれるだけで、後は自動的に導入が完了します。外部からログインするだけであればServer部分だけでも構わないです。

これでMacだとターミナルからssh root@192.168.2.2のように(IP Addressは仮のものです)してログインします。いきなりrootなので、心して弄り倒してください。^^

N900

たまたま、購入を頼まれた携帯電話を購入する際にNokia N900の値段を聞いたところ3980元とのことでした。4000元から5000元近くまでの値段を予測していたので、思わず買ってしまいました。

N900は元々は中国語対応ではありませんが、渡された状態でメニューなど全て中国語化されていました。中文入力もありますが、まだ完璧では無いようでアプリケーションによっては、全く入力出来ません。日本語入力も含めて、まだこれから充実していくのでしょう。

普通に使う分には、しばらく弄ってみて内蔵されているGet startedというチュートリアルを見れば、後は従来のNokia携帯電話の経験があれば何とかなりそうです。

普通じゃないことも沢山出来そうなのでしばらくはブログのネタに困ることはなさそうです。

Google Mapsアプリで登録地点が同期可能になった

S60 Google Maps 3.3.0

shamilさんのところで知りました。モバイルデバイス用のGoogle Mapsアプリが3.3.0となりお気に入り登録した場所がネットワーク経由でWeb版のGoogle Mapsと同期されるようになりました。

[ 複数デバイスを同期 ]
複数のデバイスでGoogle Mapsを動かすと、全てに同じstar item(お気に入り)が同期されるようです。これはとても便利です。今までは移行しておきたいお気に入りはBluetoothなどで一つ一つ転送していました。

Nokia S60におけるGoogle Mapsのstar itemは、元々Nokiaが用意しているFavoriteあるいはLandmarksと同じ物を使用しています。そのためNokia Mapsなどでも同じものが活用可能です。何時の間にか別物になっていました。どうもGoogle Maps側のメニューがスターを付けるという表現になってから変わったような気がします。

[ マイマップ作成時の強い味方 ]
同期されたstar itemは、web上のGoogle Mapsで「マイマップ」を開くと現れます。これを自分が作成しているマイマップに取り込むことが出来ます。この機能こそ待ち望んでいた物です。以前から無線LANの使える場所マイマップに残していたのですが、帰宅後に地図を眺めながら場所を特定するのは効率の悪い作業でした。これからは現地で場所を記録してマイマップに取り込むということが簡単に行えます。

MiFi

我が家にも待望の3G WiFiルーター、NOVATELL WIRELESS MiFi 2352がやってきました。わたし的には何となくHuaWei E5 (i-Mo)、イーモバイルから最近出たPocket WiFiと同じフォルムの物、を待っていたのですが中々入手可能になりません。そこで香港で発売が開始されたMiFiを買い物隊さんから購入いたしました。

とにかく最初の印象は驚くほど軽いということです。これならばカバンの中に常駐できます。荷物が増えた感じはありません。冬場ならば上着の胸ポケットでもまったく問題なしです(電波出しまくりなので健康には問題あるかも?)。

使い勝手はすこぶる良いです。中国联通(China Unicom)の通信専用の3G SIMを入れた場合、全く何の設定もせずに使用できる状態になりました。

マニュアルで最初のメニューの出し方を調べた後は画面を見れば問題なく各種設定を行うことが出来ます。とりあえず、周囲の人にただ乗りされないためにWEPなどの設定と設定画面に入るためのパスワードの変更だけは行っておいたほうが良いでしょう。

USB接続でも使用できます。ドライバー類は本体に内蔵されています。Windowsでは自動的にインストーラーが起動します(私の場合、一度USB抜き差ししないとだめでした)。WindowsではMobLink3というプログラムでより細かな設定やSMSの送受信が行えるので、導入しておいた方が良いでしょう。

Mac OS Xのドライバーも入っていますが、私のSnow Leopardではうまく導入できませんでした。Mac OS Xの方は、どうもUSBモデムとして使用出来るだけのようですので深くは追求せず導入しないことにしました。

電池の持ちは、だいたいカタログを信じて良い三時間半くらいと見ておけば良いでしょう。予備電池も買ったので普通の外出に隙は無しです。試しにSANYO USB出力付きリチウムイオンバッテリー (専用高容量リチウムイオン電池使用) KBC-L2S KBC-L2S
を使用してみました。一応MiFiを使用状態のまま充電することは可能でした。バッテリーが切れた常態から始め断続的に使用して4-5時間後に充電は止まりましたが、その時点でMiFiのバッテリー表示は一メモリ減った状態でした。おそらくはMiFi本体のバッテリーとKBC-L2で10時間以上稼動出来るのではないでしょうか。

以前は出張の時の持ち物としてモバイル・ルータ(時にはFONルータ)が欠かせませんでした。ホテルの部屋に無料の無線LANが飛んでいれば良いのですが普通は有線LANしかありません。そんな時にモバイル・デバイスを接続するために小型の無線LANルータが活躍していました。ノートパソコンも場所を選ばず接続出来るようになるので大変重宝していたのですが、荷物が増えるというデメリットは否めません。

今回の出張ではMac OS Xのインターネット共有を利用してiPhoneやNokia E63を接続してみました。方法は簡単すぎるので紹介はしません(単なる手抜き :P)、マニュアルなりGoogle先生に聞いてみてください。

MacBook AirのUSBイーサネットでホテルのLANに接続しiPhoneとE63はMacBook Airの無線LAN経由でホテルのインターネットを使用しました。MacBook Airの場所は固定されてしまいますが、どうせ寝モバ(寝転がってインターネット等をするって意味です)はiPhoneを使うので良しとします。

携帯電話でタブ・ブラウズ Opera Mini 5 beta

すでにOpera Mini 5 betaを試してみて一番うれしかったのは、タブ・ブラウザーの機能が良く出来ていることでした。使ってみれば簡単に使えるのは分かる事ですが、どれくらい出来が良いかを簡単に紹介したいと思います。

左ソフトキーでメニューを呼び出せばビジュアルな美しいガイドが出るので、全ての機能を迷う事無く使用出来ますが、ここではショート・カット・キーを使用した例を紹介いたします。

[ 新しいタブを開く ]
Opera Mini 5 betaを起動して、何かしらwebページを表示していたと仮定します。小さな携帯電話の画面ですし * * (*キーを2回押す)で全画面にしておきましょう。

本題の新しいタブを開くのは * ↑ です。いきなり(かなり素早く)初期画面が出ます。初期画面が出ても焦らないでください。ちゃんと、先に開いていた画面は残っています。ここでブックマークなりURLの入力で新しいページを開きます。

Opera mini 5 beta, multi-tab

試しに左ソフトキーでメニューを出すと、ちゃんと上部にタブが表示されている事が確認出来ます。

[ タブ間の移動 ]
* → もしくは * ← にてかなりサクサクと移動します。

[ リンクを新しいタブで開く ]

Opera mini 5 beta, popup menu for 1 key

画面上のリンクをフォーカスして 1 を押します。メニューがポップアップするので Open in New Tab を選択すると新しいタブでリンク先を開いてくれます。

[ タブを閉じる ]
いま、開いているタブを閉じるには * ↓ を押します。

と、簡単にマルチタブを操る事が出来ます。いくつまでタブを開く事が出来るのか試してはいませんが5個くらい開いてもサクサクと動いていました。

[ コピペ ]
基本的にはOpera mini 5内部限定ですが、コピペが出来ます。

コピーしたい文字のあたりで ‘1’ を押します。ポップアップメニューで ‘Select Text’ を選択します。左ソフトキーのStartでコピペの選択エリアの最初を指定します。選択エリアの最後に移動しUseを押し ‘Copy’ の選択でコピーが完了します。ペーストは、入力エリアの上で ‘1’を押し ‘Paste’ を選択します。

マルチタブ間でコピペが使えるのは、かなり強力な機能となります。

[ 中国で使用されている方に ] もう一つのヒント(タブとは関係ないです)。

Read the rest of this entry