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随分と間が開いてしまいましたが中国アンドロイド事情の続きです。

中国の大きな都市では、たいてい海外から並行輸入された携帯電話(水货)や中古携帯電話を扱う店舗が集積したビルがどこかにあります。そこへ行けば前回紹介したような中国国内仕様ではない海外で販売されているAndroid携帯電話を購入することが出来ます。

一般的に同一機種の国内版と比較して水货の方がだいぶ安く購入できます。またメーカーの正規保証は有りませんが、100元とか200元で一年間の修理保証(保険みたいな感じ)を付けてくれたりもします。

場合によっては、お店がわざわざ中国国内版と同様の設定あるいはファームを焼いて売っている場合もあります。なるべく弄っていない物を確認してから購入した方が良いです。

こうして入手したAndroid携帯電話は、普通にGoogleアカウントにてログインして使用できます。昨年、一時的にネットワークに制限が加えれてログイン出来なくなってことは有りますが、現在では問題なくGoogleとメールやカレンダーの同期が出来ています。

唯一問題になるのは中国キャリアのSIMでは導入出来無いアプリケーションがあることです。これは中国固有の問題ではなくアプリケーションによってキャリアを限定している物があるからです。例えばATOKは日本のキャリアのSIMが入っていないと購入出来ません。この場合は、一番単純な解決策は日本のSIMを入れることです。通信そのものはWiFi経由で構いません。またSIMそのものは契約切れでも大丈夫と思います。もう一つの解決策は root 化が必要ですが MarketEnabler というアプリケーションを使用して任意のキャリアSIMを偽装することです。ただし最新のマーケットアプリでは機能しません。

追記) コメントで教えて頂きました。最新のマーケットアプリではMarketEnablerが機能しないという情報があります。わたしの所ではまだ大丈夫ですが要注意(どう注意するかも不明ですけど)です。

追記2) 私はカスタムファームウェアのCanogenModというのを使用しています。これのバージョンCM7.1に伴いGoogle Apps 20110828のものにしたところマーケットアプリが最新のものに変わりMarketEnbalerが効かなくなりました。

中国でもAndroid携帯電話を持つ人が随分と増えてきました。また、多言語に対応出来るので中国在住の日本人の方々にも人気が有るようです。

ただ、中国でAndroid携帯電話を購入する場合、所謂大人の事情があるので要注意です。

中国国内で正規に販売されているAndroid携帯電話は、私が知る限りGoogleのサービスを前提とはしていません。従ってAndroid機の特徴とされている購入時のGoogleのアカウントを設定する画面が出てきません。

  • Googleアカウントを設定せずに使うよになっている。
    -> メールに関しては普通に設定すればGmailも取って来ることは可能です。
  • GoogleのAndroid Marketにアクセス出来無い。
    -> 代わりに中国版マーケット・アプリが入っています。
  • VPN設定が無い、もしくは有っても使えない事がある。

と、言うような感じになっています。マーケットへのアクセスだけを諦めれば使えない事はありません。中国で便利なアプリは中国版マーケットで手に入ります。後はapkで配布されているアプリを探すしか無いでしょう(正規、非正規含めて色々と配布されているようです)。

中国国内版Android機でも海外で同型機種が売られている場合はファームウェアの書き換えなどで海外版と同じ機能に出来るものもあるかも知れません。どうしても海外仕様が欲しい場合は水货と呼ばれる輸入品を入手するしか無いでしょう。この辺りの事情はまた改めてお知らせ致します。

 

Android向けのATOK製品版が有料でAndroidマーケットに出てきました。6月27日10amまでは特価980円ということで、私も早速購入しました。

既に多くの方に支持されている製品ですし、今更レビューでもありません。Desire Zのハードウェア・キーボードでの使用感についてのみ簡単に書いておきます。

[ 英数かな切り替え(IMEオン、オフ) ]
残念ながら、ハードキーでの切り替えは今のところ出来無いようです。
– かな->英数 戻るキー(というのですかね?)で可能。ただし押しすぎるとアプリの戻るボタンとして機能してしまうので注意が必要。
– 英数->かな 入力域をタップで大体可能。時折ソフトキーボードを使用して切り替えねばならないこともあります。
OpenWnnなどではAlt+Spaceバーで切り替わりますので、同様の機能が実装されると、素晴らしく使えるようになります。と言った趣旨のことをtwitterで呟いたら中の人(@atok_js)から直ぐに返事を頂きました。大いに期待して、実装されることを待ちたいと思います。

[ 変換候補の選択 ]
– 予測変換 かなを入力すると最下行に予測変換候補が表示されます。それの選択はナビキー(これね正式名称かどうか? DZの光学式やつです)で選択可能です。
– 通常変換 かなを入力語にスペースバーを押すと通常変換に入ります。変換候補を進めるのはスペースバーを押していけば良いです。ただし前の候補に戻る方法が見つかりません。バックスペースで未変換に戻せるので、前の候補に戻れなくてもさほど不便ではありません。また、画面上で変換候補をタップすれば当然選択出来ます。通常変換時にナビキーで変換文字列の長さを変更することも出来ます。
– 英数変換 かな入力後にナビキー上で(左右も組み合わせ必要かも)で実際に入力した英字に戻せます。ちょっとした英単語ならかな入力モードのままでも可能です。

あと、前回のトライアル版では横画面では入力域が全画面表示されることがあったが、普通の入力域になりました。

追記) 海外在住で海外のSIMを使用しているとATOKがマーケットに現れません。一番簡単な解決策は日本のSIMを入れることです。ローミングなどは必要なく、ただSIMが入っていればWiFi接続でマーケットに接続すればOKです。

もしデバイスがルート化されていればMarketEnablerというアプリを導入しOperator IDを44010(ドコモの場合)などに変更してもOKです。

Android 便利アプリ

T-Mobile G2 (HTC Desire Z)は、いまやすっかりメインの電話機として活用しています。色々なアプリを入れて便利な物はブログでも紹介していますが、わざわざ記事にして紹介するほどでも無い物も含めて一覧表にまとめてみました。

主には自分自身の備忘録として書いたものですが、もし何かの参考になればと思いご紹介させて頂きます。

[ アンドロイド便利アプリ ] です。

中華なAndroid ZTE X920がやってきた

無料携帯電話として中国電信からもらいました。自宅の光インターネットを10Mにしようとしたところ家の電話、インターネット、携帯電話の契約込みで月199元、最初の2ヶ月は基本料無料+携帯電話プレゼントということでもらったものです。追加料金を足して良い奴にも出来ますが、どうせ携帯電話契約は、ほぼ使わずに放置し二年縛りが解けたら解約予定なので無料でもらえる物にしました。その中に唯一あったAndroid機がX920です。ちなみにCDMA-EvDoな機種です。

QVGAで感圧式タッチパネルということも有って、なかなか使いづらいです。野良simejiを入れて見ましたが日本語入力する気にならないです。もともと入っている中国語入力は、そこそこ入るので残念なところです。

中華なAndroidを始めて触りました。噂通りGoogleサービスと切り離されています。そのあたりの事情を簡単にご紹介しておきます。

[ Googleアカウントに依存しない ]
普通のAndroidは、とりあえずGoogleにログインすればメールもアドレス帳も自動的に設定されます。中華Androidは、Googleアカウントを求めてきません。設定の中の同期を開いてみるとExchangeアカウントを追加できるようになっています。ここにGmailアドレスを入れれば普通にメールを取ってくるようになります。

[ 安卓市場 ]
Android Market風のアイコンで安卓市場というアプリケーションが入っています。これがGoogle非依存なマーケットになっていてかなり豊富なアプリケーションがそろっています。また拾ってきたapkも安卓市場でインストールできます。面白いのは安卓市場もログインが必要なのですが、適当なメールアドレス風のユーザーを作って、その場でログイン出来るとこです。ユーザー自体に大した意味は無いようです。

その他VPN設定が見当たらないし、他にも色々と違う部分がありそうです。

Calendar Pad – DZに入れて便利だったアプリ4

Google Calendarを使用しているとAndroidデバイスとの間での同期は簡単で何時でもスケジュールが確認できて便利です。ただ、残念ながら標準搭載のカレンダーアプリは視認性の良いものではありません。

それを補完してくれるのがCalendar Padです。データは、そのまま標準カレンダーの物を使用し、まるでシステム手帳を開いているような画面で予定を一覧出来ます。私は週間予定をウィジェットとして貼り付けています。ほとんどの場合、アプリケーション本体を立ち上げる事無く、このウィジェットを見るだけで事足りています。

CPU tuner – DZに入れて便利だったアプリ3

今回、ご紹介するのはroot化が必要なアプリですので、予めご承知おきください。

少しでも節電してバッテリーを長持ちさせるべく色々と探していました。使っている時の消費電力は、気にしても仕方有りません。着目すべきはスタンバイ時の消費電力を減らす事です。

最初はスタンバイ時のクロックを落すためのツールとして見つけたのがCPU tuner (Rooted phones)です。導入後、クロックに関する設定は規定値のままでしようしています。おそらくは効果があるとは思いますが、確認は出来ていません。

それ以外の機能としてWiFi, Bluetooth, 2G/3G, データ通信, 同期などがプロファイル毎にオフ、オンが設定できます。私は、これを利用してスクリーンがオフになるとWiFiを切断、スクリーンがオンの時はWiFiを接続するようにしています。DT+CM6の時にWiFiがオンとオフでは電池の持ちが随分と違いましたので、これは効果有りです。

スクリーンがオフでも2G (EDGE)で同期はされていますので使い勝手も全く問題ありません。唯一、気をつけるのは大きなアプリをWiFiで導入中にスクリーンがオフになると接続がEDGEに変わってしまうことです。その時だけは一時的にプロファイルを書き換えて対処しています。

T-Mobile G2 (HTC Desire Z)入手から一月ほど立ちました。CM6入れ損なって2日かほど半文鎮化したこともありましたが、今ではCM7に変更してメインの電話として活躍しています。

[ 電池の持ちは思いの外良い ]
中国移動のSIMを入れて2Gのみの設定で使用していることもありますが、思いの外電池の持ちが良いです。一日の通話時間はかなり短いです。後は、移動中に地図を時々見るブラウザーを開いてTwitterをちょっと眺めるといった程度の使い方で、帰宅するまで電池の残量に不安はありません。使用頻度の少ない日ですと20時間で電池残量50%ほどです。CPU tunerでスクリーンオフでWiFiを切っているのも電池のもちに貢献していると思います。

[ 結構サクサク ]
iPhoneのようにどんな場面でもスムースという訳ではないのですが、以前手にしたAndroidデバイスから考えるとものすごくサクサクと動きます。オリジナルのファームウェアはどんなだったか覚えていないのでcyanogenmodのなせる技なのかも知れません。

[ カメラは今ひとつ ]
オートフォーカスもあるし、夜景もそれなりに撮れるのですが、なんかの拍子にとてつもなく甘い写真になってしまいます。フォーカスが合わないとかではなくディテールがボヤケたりします。 例えば遠くの建物を撮影した時に窓枠がぼやっとしたりします。同じ条件で撮り比べたNokia 5800XMなどとは明確な差がありました。

[ 着信音が小さい ]
ケースに入れてベルトにぶら下げた状態で街を歩いたり地下鉄に乗っているとほとんど着信に気が付きません。バイブも弱いので、これもあてにならないです。 地下鉄の中ではiPod Touchでポッドキャストを聞いたり動画を見ていることが多いのでなおさらです。とりあえず二つのデバイスに接続できるBluetoothヘッドセットを使って地下鉄の中での着信は分かるようになりました。Blutooth接続できるG-Shock早く出ないかな。

AudioGuru + Widgets – DZに入れて便利だったアプリ2

素のアンドロイドでは着信音や通知音の音量の調整は出来ますがブリセットした値で夜間と昼間での切り替えみたいな事が出来ません。ノキアの携帯電話にあるプロファイルの機能ほど極め細かく無くても音量だけを就寝時とそれ以外で変更出来るものは無いかと探したところ見つかったのがAudioGuru + Widgetでした。

私の要求を完璧に満たしています。四つのプロファイルがあり、それぞれで細く各種音量を設定出来ます。それを時間帯によって自動で切り替える事も可能です。上の画像は、そのプロファイル切替のためのWidgetです。私の場合、自動で使っているのでWidgetを表示する必要さえ実際にはありません。

プロファイルの他にノーマル、バイブレート、サイレントというモードも備えています。

tCalendarWidget – DZに入れて便利だったアプリ1

HTC Desire Z (T-Mobile G2)を使い始めてまだ日は浅いですが、便利なアプリが幾つか見つかりました。少しづつ、それらを紹介していきます。

今回ご紹介するのは「tCalendarWidget 日本語版」というとてもシンプルかつ有用なウィジェットです。

Androidのホーム画面で今日の日付と曜日をひと目で確認するためのウィジェットです。このアイコンをタップすると標準のカレンダーが立ち上がります。なんか、どこかで見たような気もしますが、そういう物がきっとあるだろうと探してみたらあっさり見つかったという次第です。