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HTC Desire ZのCM6導入で問題発生、何とかリカバリー

HTC Desire Z(T-Mobile G2)の本番投入にあたってOpenVPNの導入しようと思いました。可能であればフォントも入れ替えたい。従ってrootを取るわけですが、それならばと、最初からOpenVPNも組み込まれていて評判の良いcyanogen mod CM6.1.1を入れることにしました。

cyanogen modのWiKiページに従って作業をするわけですが、途中で手順通り進まず(大陸事情かも)、その時点からデバイスが立ち上がらなくなりました。最終的には無事CM6.1.1を入れることが出来ましたので、その顛末を簡単にご紹介します。

手順はTMobile G2:Rooting(私の場合T-Mobile G2ですので)とHTC Vision: Recovery, Radio and CyanogenModの二つのステップに分かれています。Rootingは一見上手く行ったように見えましたが次のステップで失敗しました。

失敗したのはClockworkMod Recoveryの導入です。RomManagerというアプリを導入し、その中の「ClockworkMod Recoveryを導入」を実行するのですが、これがネットワークの問題があるようなメッセージで上手くいきません。そしてその後、デバイスがブート出来なくなってしまいました。ClockworkMod Recoveryの導入が出来ないこととブート出来なくなったことに直接の関係は無いようにも思います。

Androidそのものがブート出来なくなりましたがBootloader(Volume down+Power)は立ち上がるので復活は可能です。(追記) 先の作業が効いていて、この時点で S-OFF な状態になっていました。

まずはCM6.1.1のパッケージをSDカードにコピーしてRecoveryメニューから展開しようとしましたが途中でエラーになってしまいます。しばらく悩んだ挙句、失敗した手順が、この純正のRecoveryをClockworkMod Recoveryという物に置き換えるものであったことに気付きました。以下、手作業でClockworkMod Recoveryを導入してCM6.1.1を展開する手順です。

前提) USBドライバーがPCに導入されていること。私の場合はAndroid SDKが導入済みであったMacBook Airを使用しています。

HTC DeveloperのサイトからPCで動くfastbootを入手。
ClockworkMod Recoveryのイメージファイルを入手。 機種別にイメージファイルが用意されています。
– デバイスをfastbootモード(Touchpad button + power)に入れてUSBケーブルを接続します。Fastboot USBと表示されることを確認します。
– コマンドラインでfastboot flash recovery recovery-clockwork-3.0.0.5-vision.imgといった感じで実行します。

これでClockworkMod Recoveryがrecoveryパーティションに導入出来ました。後はWiKiのSecond Methodと書かれたところを実行すればCM6.1.1が導入出来ます。

PS. オリジナルのシステムをバックアップ取らなかったので後戻り出来無くなりました。幸いCM6が十分に使えるので後戻りの必要はないみたいです。

HTC Desire Z がやってきた

久しぶりにHTCの携帯電話を購入しました。HTC Universal, X01HTにつぐ三代目のHTC機として購入したのはHTC Desire Zです。考えてみると全部QWERTYキーボードが付いたデバイスですね。

何時も行っている不夜城のお店で台湾版HTC Desire ZとT-Mobile G2を見せてもらいました。値段は台湾版が少しだけ高かったです。細かいスペックの差があるのかどうかは分かりませんでしたが、キートップがすっきりしているT-Mobile G2の方を購入しました。因みに本体の購入価格は2700元です。まだ使いこんだわけでは有りませんが、簡単に印象などを書いてみます。

[ 重い ] です。 Nokia E90ほどではありませんが、手に持った感じはずっしりきます。固いところに落とすとインパクトが大きそうです。ストラップを付けるところも有りませんし外で使うときは、まだドキドキしながらケースから取り出しています。

[ キーボード ] は想像していたよりはるかに打ちやすかったです。一番上の段も無理なく打てます。開閉機構などのメカニカルな部分はNokiaのデバイスに比べるとちゃちに見えます。耐久性さえあれば良いのですが。

[ 液晶 ] は3.7インチで携帯デバイスとしては十分に大型で見やすいです。最近はiPod Touchのretinaディスプレイの美しさに慣れていたのでギザギザとか見えるとやだなと思っていましたが、かなり綺麗に見えます。480×800のディスプレイですので計算してみると252DPIほどになります。retinaディスプレイの326DPIには及びませんが十分に細かいということでしょう。因みに最近画面がギザギザに感じて仕方のないiPadは132DPIです。

[ 電池 ] のもちは、最近のデバイスとしてはまずまずという感じがします。ガシガシ遊んでいると、それこそ数時間で無くなってしまいます。メール、SMSときどき地図くらいの心構えなら一日何とか使える気はします。念のため予備電池は購入しておこうと思っています。

[ 充電 ] に対する自由度は高いです。Nokia N900ではケーブルを選んだり電流がある程度確保出来ないと充電を始めませんでしたがHTC Desire Zは今のところ問題なしです。エネループ・モバイルブースターと適当なケーブルで接続すれば充電出来るようです。

Xperia X10 SO-01Bのドコモファームへの戻し

ルート化していたX10ですが思うところがありドコモ版に戻すことにしました。手順は色々なサイトで公開されています。必要ファイルも添付されていて親切な説明があるあずにゃん.jpさんの記事を参考にしました。

唯一の修正点はファイル名の変更のところです。最新のSEUSの場合、plugin下で

4) com.sonyericsson.cs.usbflashnative_2.10.4.22.jarを「com.sonyericsson.cs.usbflashnative_2.10.9.13.jar」にリネーム

にします。あとは手順通りでOKでした。

AndroidをNokia N900に入れてみた

本当に入れてみただけの状態です。まだまだ動かない機能が沢山ありますし、動きもやや鈍いです。あくまでも実験的に入れてみようというものです。

導入自体はAutoinstallerというものがありますので、ひとつのプログラムを走らせるだけでMaemoとのMulti-bootな環境が自動的に出来上がります。MicroSDカードにパティションが切られますので内容の待避が必要です。私の場合MicroSDカードの使用量が少なかったためか、中身は消えてはいませんでした。

今現在も改良が続けられているプロジェクトです。詳しくは以下のページを参照ください。

http://www.nitdroid.com/index.php?title=N900

Xperia X10のフォントを変更してみた

私のXperia X10は、もとは言えばDocomo版SO-01Bでしたがわけ合ってUKファームに変更して使用していました。UKファームでも日本語は表示できますが、字形が今ひとつです。ルート化したので、まずはフォントを変更してみました。

手順的にはmobile54’s blogのこの記事を参考に手作業で行ないました。

[ 準備 ]

まずはXperia X10がルート化されている事が前提です。

使用したフォントは、何時もNokia機にて使用させていただいている「こばこのひみつ日中フォント」です。

全ての作業はXperia X10をUSBデバッグモードでWindows7 PCに接続して行ないました。adbというプログラムでWindowsからX10にアクセスします。adbは、先のroot化キットに含まれているものを使用しました。Android SDKを導入していれば、そこにも入っています。Mac OS XやLinuxでも同様のことが出来ます。

未検証ですがUSB接続を認識するドライバーはSony Ericssonのファーム更新プログラムもしくはAndorid SDKで導入出来るような気がします。単独でも出回っているようでもあります。

[ フォントの書き換え ]

フォントファイル’M+1P+WenQuanYiZenHei.ttf’をX10の/sdcardに送ります。名前が長いと面倒なのでMPW.ttfみたいに予め変更して行ないました。

adb push MPW.ttf /sdcard

次はshellでX10上での操作です。

adb shell

これでプロンプト’#’がでたら操作を開始します。まずは/systemを変更可能な状態にマウントしなおします。

mount -o rw,remount /dev/block/mtdblck2 /system

現行フォントを保管しておくために現在のフォントファイルの名前を変更します。その後、目的のフォントをコピーします。そして最後にrebootして完了です。


cd /system/fonts
mv DroidSansFallback.ttf DroidSansFallback.ttf.original
cat /sdcard/MPW.ttf > ./DroidSansFallback.ttf
reboot

フォント・ファイルのコビーに最初 cp を使ってみましたがうまく動かないので cat で行ないました。

Xperia X10をルート化してみた

XDA forumを久しぶりにのぞいてみるとX10のroot化が完了していました。ということで、早速トライしました。

root化にメリットがあるのは、ごく一部のアプリケーションですし、色々とややこしいことが発生するかも知れません。もし行われるとしても相当の覚悟と自己の責任において実行されることをお願いいたします。また個別にQ&Aを行うのも難しいと思いますので、よろしくお願いいたします。また、簡単な手順では元のファームウェアに戻すことが出来なくなることも忘れないでください。

記録として手順を流して書いておきますが、刻々と手順や使用されているファイルが変更されていきますのでXDA forumの情報を常に参照いただくようお願いいたします。

(2010/07/01 最初のルート化に不具合があったのでやり直しました。以下の手順も最初のものから変更)

6/30に一度、ルート化しました。その時は元々入っていたUKファームで行ったのですが、どうもルート化パッケージに不具合が有ったようで差し替えになっていました。そのためUKファームのフラッシュからやり直しました。

[ UKファーム化 ]

この手順を実行すると通常のソフトウェア更新手順は機能しなくなります。

  • この記事の最初にリンクしているフォーラムからi_RFA16_ft.rarというファイルを入手し解凍する。
  • 1st.cmdを実行する。DeviceIDが複数表示される。どれが本物か分からないのでひとつひとつ試す。
  • DeviceIDのどれかに対しSaveボタンを押す。
  • 1stフォルダーにDeviceID.txtが出来るので、それをstep1フォルダーにコピーする。
  • step1.cmdを実行。
  • X10の電源を切り、backボタンを押さえたままUSBケーブルを接続する。
  • step1.cmdが表示されている画面でENTERキーを押す。
  • しばらく待つとフラッシュが完了するのでX10の電源をオンにする。初期設定画面から始まるはずです。

[ root化 ]

  • この記事の最初にリンクしているフォーラムからROOT_F2v2.rarというファイルを入手し解凍する。
  • Xperia X10をデバッグモードにしてUSBをWindows PCに接続する。
    設定/アプリケーション設定/開発/USBデバッグをオン
  • 先に解凍したファイルの中のstep2.cmdを実行する。
  • X10上にメニューが現れるので、その6番目Update by Package in SD cardをタップする。
  • しんぼう強く待つ。そのうち画面に何やら実行している様子が出てくるので終了するまで待つ。確か、最後に自動的にrebootされたと思います。
  • step3.cmdを実行する。これも最後に自動的にrebootされると思います。

以上でroot化されているはずです。BusyBoxというコマンドラインを開くアプリケーションが入っているので、それが実行出来ればroot化に成功していると思って良いでしょう。

私の場合root化した一番の目的はOpenVPNを動かすことです。後は単体でのスクリーンショット取得とフォントの入れ替え(UKファームのフォントが気に入らないです)をやってみようと思っています。

今まで思うところがありVPN接続に関してブログに書くことはありませんでした。先日来のAndroid騒動でお問い合わせが多数ありましたので接続先や設定について書いてみます。

[ VPN サービス ]
有料でVPNサービスを提供しているところが各種あります。丁度良いところに☆小龍茶館 上海支店☆さんにて最新の情報が公開されていますので、そちらをご覧ください(手抜きモード^^)。私は、そこにリストされているPureVPNのShared IPというサービスを半年ほど使用しています。

[ Xperia X10での設定 ]
これは、さほど難しくはありません。私の場合PPTPで接続しています。PureVPNは多数の接続ポイントがありますが、主に米国とカナダの接続先を使用しています。

Xperia X10の場合、設定->ワイヤレス設定->VPN設定を開きます。VPNの追加にて以下の内容で設定します。

VPN名 : 任意
VPNサーバーの設定 : VPN契約時に知らされたサーバーのアドレス
暗号化を有効にする : 私の場合はチェックを外しています
DNS検索ドメイン : 私の場合、設定していません

以上の設定で接続時に契約時に知らされたユーザーIDとパスワードを入力するだけです。パスワードは接続時に毎回入力の必要があるのでClipStoreというクリップボードアプリにて定型文として登録してしまいました。

L2TP接続の場合は上の設定の他にSecret文字列(あるいは電子証明書)も必要となります。

注意) PPTPは接続しているネットワークによってはプロトコルの制限によってつながらない場合も多々あるそうです。私の使用しているキャリアも、とある情報によるとPPTPの接続が出来ないとの事です。何かしら接続局の違い等でうまくいっているだけかも、、、その他にも色々な条件でVPNが接続できない事もあることを予め承知の上でお試しください。

2011年10月10日追記) また新しいAndroid規制が始まったようです。詳しくは「また中国でAndroidのGoogleサービス規制が始まっている」を御覧ください。

6月17日夜から問題なくログイン出来ているとコメントを頂きました。今現在(18日午前9時)も問題ないようです。

一作日からの中国内でのAndroidの不具合は、どうやらAndroidをターゲットとしての規制に間違いなさそうです。色々な人からの情報で、人によって現象が違って見えたりしていましたので色々と試してみました。

結論としてはGmail以外は認証が一度通っているとVPN無しでも使用できました。

  • 認証された状態ならばGmail以外のサービスはVPN無しで使用可能
  • 認証時にはVPN接続が必要
  • マーケットは、別途認証が必要

偶然見つけた再認証の必要な条件としてSIMの入れ替えがあります。現在、SIMを入れ替えて立ち上げを行うと通知エリアにて「タップしてアカウントにログインしてください。」と表示されます。

この端末起動時の認証にはVPN接続が必要です。これを認証しないとGmail, Calender, Contactsが同期出来ません。ただし一度認証されると次に電源をオフ、オンしても認証状態が継続されています。その状態でVPN接続無しでCalenderとContactsの同期が可能です。

Androidマーケットは、また別に認証があります。SIM入れ替え後にマーケット・アプリケーションを立ち上げると認証出来無い旨のメッセージが表示されました。これもVPNの元で一度認証してしまえば、後はVPN接続無しで検索などを行う事が出来ました。

マーケットからのダウンロードは、明示的に認証という言葉は出てきませんが、別途認証されているようです。VPN下で何か一つダウンロードを行うと、それ以後は大丈夫です。<- あまり認証状態長続きしないのかダウンロード先によって違うのかVPN無しでダウンロード出来ない状態頻発しています。(2010/06/17追記)

ということでGmail以外はVPNを使用しなくても通常は大丈夫そうです。わたしのXperia X10にはMoxierというExchangeクライアントがあらかじめ導入されています。Gmailとの同期は、このクライアントを設定することで行う事が出来ました。これで、ほぼ通常通りの使い方に戻れそうです。

この”認証”がSIMの入れ替え以外のどんな状況で、再認証が必要になるのかは分かりませんのでVPNなどの用意は欠かせませんね。

2011年10月10日追記) また新しいAndroid規制が始まったようです。詳しくは「また中国でAndroidのGoogleサービス規制が始まっている」を御覧ください。

6月17日夜から問題なくログイン出来ているとコメントを頂きました。今現在(18日午前9時)も問題ないようです。

まだ詳しいことは分からないので私が確認出来た事実関係だけ記述します。

  • 2010年6月13日(おそらくは午後のどこか)、広州にてUnicom 3Gで使用しているXperia X10でGmailにアクセス出来無くなったのに気付く。
  • Xperiaを再起動すると「タップしてアカウントにログインしてください。」という通知が表示される。このためAndroidマーケットからアプリの導入も出来無い。
  • VPN接続をすれば通常通り使用できる。
  • 上海Unicomの通常の3G SIM、広東Unicomのデータ3G SIM共に同じ現象。
  • MiFi+Unicom 3GでPCから使用した場合は問題なくGmailにアクセス出来る。
  • Twitterにて他の方も同様の現象が出ているとのこと。
  • 上海移動のSIMでも同様の現象とのこと。(from soniaさん)

まだ、昨日の今日なので恒久的な問題かどうかは分かりません。Androidだけ狙い撃ちな規制が入っているのかも知れません。うーん。

Xperia X10の予備電池を買ってみた

とある事情で活躍の場が広がりそうなSony Ericsson Xperia X10、やはり気になるのは電池の持ちです。ガシガシ使うと夕方には電池が空になってしまうので予備電池を購入しました。

購入したのは上海駅前の地平線通信市場一階にあるバッテリー専門店です。出てきたのは写真のような、一見純正品。値段が50元だったのでおそらくは本物ではないのでしょう。バッテリー単独で充電するための充電器は20元でした。

まだ、使い込んでいないので何とも言えませんが、本物より電池の持ちが悪いかも知れません。朝、使い始めて最初は電池の減りは普通に思えていて、午後になってみると電池切れで落ちているみたいな感じです。

電池の端子が中央に有って、充電器には電池を裏向きに載せると極性が反対の状態で乗ってしまいます。ちょっと危険です。