細かい修正とP990i向けの修正とメニューのショートカット搭載を行ったKKJCovn v0.83です。
– 「メール」など長音を含む外来語を半角カナに変換すると長音は全角のまま残ってしまう。長音を半角のハイフンに変換するようにした。
– P990iのジョグの上下動作と押し込み(M600iとキーコードが違うんです)をM600iと同様に働くようにした。
[ メニューのショートカット ]
Ctlキーが効く機種にて漢字入力モードのメニュー操作にショートカットを作りました。これで、わざわざオプションメニューを開かなくとも、さくっとコピペ画面に移行できます。
– Ctrl + A : Append = 追加
– Ctrl + C : Copy = 新規追加
– Ctrl + I : Insert = 挿入
– Ctrl + K : 漢字モード
– Ctrl + X : 文字種 (本当は Ctrl + M にするつもり、、、次のバージョンで変更するかも)
以下のurlからkkjconv083.zipをダウンロードしbin下のKKJConv.jarを導入してください。
http://www.nkozawa.com/html/E61MyProgList.html
似たようなデバイスが2台並んでいます。右側は言わずと知れた有名ビジネスツールです。最近は、中国の国内線の空港などでも使っている人を良く見かけるようになった(ほとんど西洋人ですが)BlackBerryです。そのBlackBerry 7290がやってきました。KKJConvがとりあえずBlackBerryで動いているのは山根さんやReveilさんが紹介されていますが、それをもっと完璧なものにすべくRevielさんが貸してくれたものです。
最初7290でKKJConvの立ち上げ中にエラーが出て使えなかったのですが、デバイスのフゥームウェアを更新したら、あっさり動くようになりました。使用感はまずまず良い感じです。KKJConvに限らずMIDPプログラムの起動はとても速いです。ただKKJConvの辞書読みの時間がE61に比べると遅いです。このあたりチューンする必要があるかもしれません。
操作性とかの検証のためには使いこまなければなりません。そこでBlackBerryに普段使っている上海移動のSIMカードを入れて携帯電話として通話とSMS用のデバイスとして使っています。私も最近まで知らなかったのですが、BlackBerryとしての契約が無くても普通の電話として使えるところが面白いです。電話帳とかもIntellisyncで色々ところから持ってこられるので初期設定も全く不自由なく終わりました。さすが世間に認められたビジネスツールです。
細かな変更をいくつか行いました。
– 起動と終了時の処理を見直してスピードアップ
– E61以外のデバイスでの記号入力パネル操作に対する考慮
– SonyEricssonのデバイスでの文字種キー等の変更
等です。詳細は以下をご覧ください。
導入は何時もの通りです。以下のURLからkkjconv081.zipをダウンロードしbinディレクトリー下のKKJConv.jarを導入してください。
http://www.nkozawa.com/html/E61MyProgList.html
追記)
– 最初、コメント、トラバ不可になっていました。何故だろう、、、
– キャッシュを保管する形式が変わりました。以前のバージョンからはキャッシュ内容を引き継ぎますが、v0.81から以前のバージョンに戻す時はキャッシュは失われます。
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お待たせいたしました。KKJConv v0.80を公開します。
もともとNOKIAのデバイスに搭載されているような記号入力パネルを作りました。E61での記号入力が目的ですが、他のデバイスでも使用できるようにしています。
– “/” で記号入力パネルが起動します。E61ではスペースバーの右横のキーで起動すると思います。
– 記号入力パネルは、今のところ三枚用意されています。”/”を押す度に三枚のパネルが切り替わります。
– 記号入力パネルで記号を選択するのは上下左右の矢印キーもしくは数字の2, 4, 6, 8を使用します。
– 記号の入力は矢印キーの中央にあるボタン、エンター、もしくは数字の5を押します。
– 記号を入力せずに終了するにはキャンセルを押します。
全角2のパネルの記号は暫定的なものです。使用頻度等を考えて入れ替えるつもりです。記号入力パネルそのものはE61の中文版では、うまく表示できていますが他のデバイスでの表示は未知数です。不都合があれば教えてください。実際のところ画面からはみ出してしまうような場合等の対処は、まだ考えていません。
今後、数字入力も同様の方法にして、なるべく漢字モードから離れずに入力できるのも良いかと考えています。これはE61以外では必要ないかもしれないので、そろそろ設定画面を作らないといけないかも知れませんね。
導入は何時ものように以下のurlからkkjconv.08.zipをダウンロードしbinディレクトリーのKKJConv.jarを導入してください。
http://www.nkozawa.com/html/E61MyProgList.html
山根さんとこで紹介されているようにKKJConvをBlackBerryで稼動することが出来ました。
これはMIDPのプログラムをBlackBerry用にパッケージしなおしただけのものです。ソースとかは一切必要が無いので、手持ちのMIDPプログラムをBlackBerry用に変換するのは難しくはありません。もっとも、山根さんの記事にあるようにKKJConvが不可解な落ち方をしているのでBlackBerry特有の不具合みたいなものは発生するかもしれません。
[ 必要なツール ]
BlackBerry Developers -> DownloadsにあるJDE Component Package
これはパッケージ作成に必要なツールだけが含まれています。フル開発パッケージであるBlackBerry JDEでも当然OKでしょう。
[ パッケージの作成方法 ]
変換したいMIDPのjarファイルとjadファイルを用意します。jadについてはjarに含まれているMANIFEST.MFから何とか作ることも出来るでしょう(ここでは詳細は省きます)。
jarを元にcodという拡張子のパッケージを作ります。
– スタート->Research In Motion->BlackBerry JDE Component Package->JDE Components Command Promptを開きます。
– 以下のコマンドを実行。
rapc import=.\lib\net_rim_api.jar codename=KKJConv -midlet jad=y:KKJConv.jad y:KKJConv.jar
これはCommand Promptを開いた状態のままでyドライブにjarとjadがある場合の例です。
これにてカレントディレクトリーにKKJConv.codが出来上がればOKです。
KKJConv.alxファイルの作成。
BlackBerryにcodを導入するにはalxファイルが必要です。alxの中身はテキストでjadと似ています。以下にKKJConv用にでっち上げたalxファイルを書いておきますのでjadと見比べて適当に作成すれば良いと思います。
<loader version="1.0">
<application id="KKJConv">
<name>KKJConv</name>
<description>KKJConv</description>
<version>0.72</version>
<vendor>Kozak N'sLAB</vendor>
<copyright>Copyright (C) 2006 by Nobumichi Kozawa</copyright>
<fileset Java="1.0">
<files>KKJConv.cod</files>
</fileset>
</application>
</loader>
私は、まだエミュレーターも動いていないので実際のテストは全て山根さんにお願いしています。山根さんありがとうございました。
BlackBerry自体に色々と未知の部分も有ります。この手順を試す場合は、くれぐれも自己責任で行うことをお願いします。
Peek_Dogさん、JackOneさんがレポートされていた問題の修正版です。(多分、直ってると思います^^;)
[ バグ修正 ]
– 辞書リソースのクローズをミスしていました。そのため漢字変換を多数繰り返すとメモリー・リークもしくはリソースのオープン限界数超えになり、辞書引きが出来なくなってしまいます。そこまで行くとキャッシュに入っている文字しか変換できなくなります。この現象はKKJConvを再起動すれば解消します。 -> 辞書のクローズが確実に行われるように修正。
– キャッシュの入れ替えロジックをひとつ組み忘れていたためキャッシュ内の優先順位が正しくなかった。-> その他、効率が悪い部分も含めて大幅に書き直しました。
– キャッシュ内の検索を効率よくするためハッシュコードを作っていますが、問題があって同じ語が複数キャッシュに入ってしまうことがあった。-> ハッシュコードを作るルーチンを修正した。現在、お使いのキャッシュの中に重複したエントリーが入っている可能性がありますが、いずれ淘汰されていきます。
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「やれるとこまでやってみる」で紹介されているY-Browserすごいです。Zドライブも見えると書いてあるので、明日からの旅行のしたくの途中にもかかわらず試さずには居られませんでした。
上のスクリーンキャプチャの如くZドライブのresourceフォルダーも丸見えです。当然、その下のフォントやコンバートなどの中も見えます。ファイルのコピーも出来そうな感じてす。S60 3rd editionになってセキュリティーが強化されたとの事で、システム・リソースは簡単には見えないものと思っていましたが良いツールが出てきたものです。これでシックハックに弾みがつきますね。フォント・ハック、今すぐしてみたいけど、時間が無いです。みなさん、シックハックの方よろしく、、、
おっと、肝心なY-Broswerのリンクを忘れていました。
最後の最後にバグが見つかり一度はあきらめて寝ようと思ったところで悪いところを思いつき慌ててパッケージにしましたバージョンのKKJConv v0.7です。何時もにましてテスト不足ですので前のバージョンに戻せる用意をしてテストに望まれることをお願いします。
今回の目玉は辞書キャッシュの搭載により、少しだけ賢くなったことです。世の中のFEPの学習機能がどうやって実現されているのかは分かりませんが、とりあえず思いついたのは変換結果をキャッシュすることでした。これにより過去の変換結果を素早く呼び出そうということです。無論、キャッシュ内では一番最近使ったエントリーが高い優先順位を持つようになっています。小さなデバイスが対象ですので無理をせず100エントリーもしくはUTF-8換算で読みと結果を合わせて2KB以内という規模でキャッシュを搭載しています。
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週末になるとKKJConvのリリースをしていますが、今週はちょっと微妙なので現状報告と予定について書いておきます。
現在、学習機能(正確には辞書キャッシュ)を実装中です。ほとんど出来ているのですが、最後の詰めでちょっと小休止中です。これがうまく行けば明朝までには次のリリースを出します。それを過ぎると、水曜くらいまで時間が取れそうに無いです。
[ その他の変更予定 ]
– UIQでコピペ画面に改行が反映されない。
かわ。さん、ピードラさんのご協力のおかげで解決策が出来ました。次のリリースに反映予定。
– 「お世話になります」みたいな変換を簡単に。
うめさん、Peek_Dogさんから話があって、なるほどと思いました。頭に「お」が有る場合2文字めからの辞書検索を行います。これは実装済みです。
– E61での記号入力。
なかなか進んでいません。とりあえず記号入力パネルみたいなもの(E61のChrキーで出るようなやつ)を作ろうとしています。キートップに合わせた入力は、最後になってしまうかも、、、
– UIQでの文字種変更。
これも、まだ具体的な案はありません。適当なキーに文字種変更の役割をふるというのが現実的と考えています。
– ユーザー辞書。
作れるかどうか、まだ不明です。辞書登録の方法とか課題多し。
– 大型辞書。
今のより数倍大きい辞書もテスト的には搭載して動くことを確認しています。ただしレスポンスは悪いです。選択肢の一つとして、そういうパッケージも用意しても良いかも。
– ドキュメント。
遅々として進まず。
最初、いくつか書き忘れていたので追記(まだ忘れていることもあるでしょうね)、、、
– 部分確定機能。
これが出来ると学習機能との組み合わせで、単漢字の組み合わせを単語としてキャッシュできるので使い勝手がかなり向上するのですが、まだ具体的な構築方法については考えがまとまっていないです。
– 漢字入力画面での編集機能。
これは、ゴリゴリとコードを書けば出来そうです。
私事ですが月曜から日本に2週間ほど一時帰国します。前半は作業時間がかなり取れそうです。後半は家族サービスのため作業はあまり出来ないかもしれません。
私は日本に帰ると翼をもがれたモバイラーになるためブログのコメント、メール等のレスポンスが悪くなると思いますのでご理解をお願いします。中国に居る間はブログのコメントが付くとプッシュメールで、すぐに内容が分かるのに、日本では音声だけの携帯電話とダイアルアップのネット接続という生活になってしまいます。さすがにダイアルアップだけではキツイのでAIR-EDGEレンタルを計画中。国際慢遊契約もないのでSMSも受け取れないなぁ、、、
たまには小ネタを書いてみます。NOKIA E61で素早く赤外線とBluetoothを起動する方法です。パンフレットのようなものに書いてあったのですが、説明書の方には無かったように思います。見落としている方も多いかと思うので紹介します。
スタンバイ画面で一番下、左端のキー
とCtrl
を同時に押すとBleutoothのオン、オフが出来ます。
赤外線は一番下、左端のキーとCarと書かれた右端のキー
を同時に押すとオンになります。もう一度押してもオフにはなりません。タイマーで自動的にオフになるのを待たないといけないです。
いまさら赤外線と思う方もいるかも知れませんが、私は赤外線を多用しています。KKJConvの開発も初期の頃はエミュレーター(Sunのものです、結局Carbide.jは重いので使っていません)を使うことが多かったのですが、最近ではもっぱら実機でテストしています。そんなとき、ケーブルとかMiniSD経由でプログラムを送るのは面倒です。ThinkPadを主な母艦として使っていますが残念ながらBluetoothは付いてないので、自然と赤外線でビームすることになります。KKJConvくらいのサイズであればストレスなく転送することが出来ます。転送されたプログラムはInboxから直接導入することが出来ます。赤外線つきのノートパソコンを使ってるいる方は試してみる価値ありです。