昨日の続きです。
上海を出て浙江省を鉄道とバスで移動しました。昨年、安徽省を旅した時と同様で中国移動の電波が途切れることは当然ありません。少し驚いたのは、かなりの地域で’E’マークがついていたことです。さすがに、山間部の農村などは旧来のGPRS通信でしたが、少なくとも杭州、寧波、寧海、あとおそらく紹興もEDGEによる通信が出来ていました。地方都市といっても沿岸部の話なので内陸とは事情が違うかも知れませんがEDGEも着実に普及しているのだと実感しました(3Gの世界から見ると今更ではありますが)。
因みに最近、上海ではかなり確実に成功するGoogle MapsのGPSを使わないMy Locationは浙江省では一度も成功しませんでした。この機能は、まだ地域差があるということのようです。
普段、あまり一般記事のツッコミとかしないのですが中国系の話題で他の方が引用することも少ないと思うのでいくらかコメントをしておきます。
日経BP netの「iPhone 40万台非正規ルートで中国へ」という記事が目にとまりました。本文の最後にもありますが21世紀経済報道という中国語新聞の見習い記者の書いた記事の翻訳文です。
上海で電脳市場や非正規な携帯電話市場に行けばiPhoneを沢山売っています。大量のiPhoneが中国に持ち込まれているのは間違いないですが具体的な数値や入荷ルートについては知りません。そういう意味で興味深い記事です。
[ ツッコミどころ ]
この記事は事情通の張強(仮名)氏の情報を中心にその他の取材から構成されています。以下のツッコミは全て張強(仮名)氏による情報の部分です。
国内の最初の闇相場が8000元だとすれば、香港の仕入価格は7000元ぐらいだ、と張強氏は見積もる。「最高値のときは、川上の業者の利益は、その他の費用を差し引いても1台あたり3000元以上になる」
iPhoneが中国国内に出回り始めた時には、すごい高い利益があったという話です。翻訳のニュアンスの問題もあるかも知れないですが現在の相場が 書かれていないこともあり間違った印象を与えるような気がします。実際には上海で8000元で売られた時期があるかどうかは知りません。5000元前後の 時期が多かったのではないでしょうか、ネットの情報によると現在はおそらく3500元前後ではないかと思います。
市場に大量に出回っているiPhoneは模造品であり、これはiPhoneの金型を模造して量産された偽物だという。
ソフトウェア機能も大差はないとも書かれています。そこまでの模造品が出ていると見分けは付かないので何とも言えませんが、いくら何でもあり得ないように思えます。誰でも見分けの付く偽iPhoneのことかも知れないし記事の中でも伝聞としての扱いですので軽く流すとこなのかもしれません。
「アンロックソフトの開発費用は、通常、数万元から十数万元の間だ」。張強氏は、すべての密輸携帯電話にロック解除が必要なわけではないと言う。「言って みれば、これは密輸品ビジネスの一作業にすぎず、売れ筋の携帯電話だけに専用のアンロックソフトがつく。当然iPhoneはその中の一つだ」
記事では特別な専門業者が密輸業者と組んでアンロックや中国語化を行っているような印象なのですが、iPhoneやiPod TouchのJailbreak関連に詳しい人ならそんなことは無いでしょうと思わず言いたくなる部分です。実際、上海で売られているiPhoneも普通にインターネットでドネーション・ウェアとして入手出来るソフトウェアで解除され中国語化されています。アンロックに関しては張強氏以外の取材先の話も書いてあるのですが、どうもiPhone以外の話も含まれているように思えます。
今朝テレビで見かけたNokiaです。Alicia KeysのLike You’ll Never See Mee Againという曲です。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=L-WZG-y2e9k]
開始から1分50秒あたりから2分18秒くらいまでNokia N81が楽しめます。
ひょっとして貼り付け動画がうまく見えていないかもしれないのでリンクも下に張っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=L-WZG-y2e9k
maitomoさんがKKJConvを紹介してくださったおかげで私も見本誌を頂きました。maitomoさん、ありがとうございました。別に記事を書いたわけでもないのに見本誌を下さるアスキーさんにも感謝いたします。
私がスマートフォンを初めて手にしたのは2005年のことですから、そんな昔の話ではありません。その頃の状況を考えると、まさかこんなムックが出るようになるとは想像も出来ませんでした。マイナーな世界に浸っている快感みたいなものもあるのですが、裾野が広がるのは良いことでしょう。バイトしてスマートフォン買うぞっていう少年たち(少女もいるかも)がMobileHackを隅から隅まで読みあさっている姿を勝手に想像してにやついてしまいました。

iPhone, iPod Touchを1.1.3にアップデートするとwebclipというSafariで開いた任意のページをホームスクリーン上にアイコンとして登録する機能が使えるようになります。この時使われるアイコンを、サイト毎のユニークな物にする方法がマイコミジャーナルで紹介されています。
57×57のpng画像をapple-touch-icon.pngというファイル名で用意してサーバーに置いておけばよいということで、上の画像を置いてみました。ただ私のiPhoneを1.1.3にするわけには行かないので確認は出来ていません。 🙂

日課となっているスパム・リストのチェックを行ったところ、ちょうど100,000件だったので記念のエントリーです。 🙂
AkismetとCAPTHAプラグインの組み合わせでスパム・コメントと戦う日々です。CAPTCHA(コメントに画像認証を付けた物)のおかげで、ほぼ自動的にスパムを防止出来ていますが、何故かAkismetのカウントだけは増えていきます。
ブログをやっている側にとっては迷惑ですしインターネットのネットワーク・リソースを浪費しているスパムを何とか無くして欲しい物です。やっている方はおそらくビジネスでしょう、ほとんど防御されていたとしても彼らの側の費用対効果で儲けがあるうちは無くならないのでしょうね。
最近Gmailに飛んでくるスパムが減ったような気がします。世界各国のニュースでスパム・メールを発信している業者の摘発のニュースを見かけるようになりました。摘発による損失を考えると儲けが出なくなったのかもです。
ブログのコメント、トラックバック・スパムはメールに比べると一般的な話ではないです。こちらは、まだまだ放置されるのかも知れないですね。


昨年から購入するつもりであったSymbian OS C++プログラミング第2版。12月に日本に行った際に書店で見かけたのですが、あまりの重さ(電話帳みたいな厚さです)とその時の荷物の多さから購入しませんでした。それで、上海から何か他に買いたい物が出てきたときに合わせてアマゾンに注文することにしました。
やっと出てきた欲しい本が上の「トランジスタ技術2月号」です。トラ技を買うなんて何十年ぶりのことでしょう。お目当ては特集記事の「GPSの仕組みと応用制作」です。内容はかなりハードでGPSのしくみに関する突っ込んだ話からデータフォーマットの解説、GPSロガーの制作、ワンチップGPSモジュールをノートパソコンに接続してナビ代わりにする記事まであります。なかなか面白いです、何かの役に立つかどうかは不明ですが、、、
日本のアマゾンに注文したのが金曜日の夜で月曜日の午前に配達されました。ほとんど日本にいるときと変わらないです。もう一冊Pythonチュートリアルという本と合わせて3冊で配送料、手数料は2800円でした。加えて関税を149.6元(約2250円)取られました(以前は取られなかったような気もするけど勘違いか?)。やはりあまり気軽には頼めないです。

上海の我が家のADSLの契約を512Kbpsから2Mbpsに変更しました。最初は、契約だけ変わって実効速度が上がらないのではないかと心配しましたが、キャプチャーの通り条件が良ければ契約通りの速度が出ることが確認出来ました。
日本のスピードテストサイトで、この結果が出たことはかなりうれしいです。と言うのも少し前まで中国から日本への接続状況は悲惨な物があったからです。今でも接続先によっては全く速度が出ないこともあります。しかしながら、徐々に改善されつつあるのが感じられます。
中国情報局の記事によると上海には300万のブロードバンド契約があり85%のユーザーが現在2Mbpsの通信を利用できるそうです。すでに4Mbpsの契約が出来る地域もあるらしく2010年には8Mbpsも利用できるそうです。着実に環境が整っていくようです。これに伴ってバックボーンや海外との接続が太くなっていく事に期待したいです。

流行っているのでやってみました。なかなか面白い結果が出なくて何度もやってしまいました。ちなみに「コザック」だとコザック前田さんと水虫薬の調査結果出てしまうので、人ではありませんがKKJConvの素行調査にしてみました。
それでは皆様良いお年をお迎えください。
Nokia flagship storeの上海店が10月26日オープンしました。まずはNokiaのpress releaseの英語版と中国語版をリンクしておきます。これによると、世界で唯一の独立した、そして一番大きなフラグシップ・ストアだそうです。アジアでは香港に次いで2番目に開店した旗艦店になります。
早速、行ってきました。お店に入った感じは香港の旗艦店と似ています。1階はホットモックがずらりと並んでいます。電源の入らないモックは一つも無いようでした。2階に上がると車載用ナビのN330やアクセサリーが並んでいます。3階は例によってVERTUのお店です。白手袋をしたお兄さんお姉さんが店の中で待ちかまえています。恐れ多いのでショウウインドウだけ見せてもらって退散しました。改めて写真を見ると4階も何か有りそうなのですがVERTUでビビってしまい、その先は確認していません。階段の踊り場にショウケースが有るのですが、まだ未整備なあたりは大陸クオリティー故でしょうか。
展示してある携帯電話は中国国内で販売されているものに限られているようです。それ以外の携帯電話が有ることを期待していたのですが適いませんでした。平日の午後にも関わらず店内は混み合っています。そのため自由に片端から携帯電話を見て回るという訳にも行かずN76(カッコ良いなぁ), N93i, N95を少しだけ触り、記念にカタログを貰ってきました。
後、特筆すべきは中国国内の店にしては珍しく英語での対応が可能なことです。英語で対応しているのを横で少し聞いただけなので、店員全員が英語を話すかどうかは分かりません。
場所は南京東路、有名な観光地である遊歩道に面しています。下の地図の中央辺りです。最寄り駅は地下鉄2号線、南京東路(旧名、河南中路)です。人民公園から遊歩道を散策しつつ東に歩いていくとNOKIAの文字を見逃すことはないでしょう。ただし、この場合、途中で「こんにちは」とか「今何時ですか」とか若い女性に日本語で話しかけられても付いていかないように注意する必要があります(南京路名物のデート商法です)。
查看大图