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PreviewによるPDF編集 – Mac OS Xの便利なとこ2

Mac OS Xで印刷機能でPDFを作成することが出来ることはユーザーならば皆知っていることと思います。

それだけではなくMac OS Xの標準機能のpreviewでPDFの簡単な編集も可能です。複数のPDFをひとつに結合したり、分割することが出来ます。

ページ毎の編集を行うためにPDFファイルをpreviewで開いたら表示メニューでサムネイルを表示させます。

結合する場合、サムネイル上に結合したいファイルをドロップします。ドロップするファイルはPDFだけでなく画像ファイルも可能です。

不必要なページがある場合はサムネイルからページを削除するだけです。

元ファイルを変更する場合は、そのままpreviewを終了するだけです。逆に元ファイルを変更しない場合は予めコピーしておいたほうが良いでしょう。

またpreviewでは画像ファイルのタイプを変更したりも出来ます。このあたりは「書き出す」メニューを開けば一目瞭然です。

ちょっと前にtwitterでMac OS Xに辞書が付いているのを気づいてない人が多いという話題が流れていました。すでに多くの場所で紹介されている機能ですが、使わないのはあまりにももったいないので少しだけ書いておきます。いつ頃から搭載されているのかは不明ですが少なくともLeopardには載っていたと思います。

以下、Mac OS X Lionで調べた事柄です。

[ 搭載辞書 ]
– 国語辞典 (大辞泉)
– 英和/和英辞典 (プログレッシブ英和・和英中辞典)
– 類語辞典 (類語例解辞典)
– Apple (Apple 用語辞典)
– Wikipedia
– British Thesaurus (Oxford Thesaurus of English)
– Thesaurus (Oxford American Writer’s Thesaurus)
– Dictionary (New Oxford American Dictionary)
– British Dictionary (Oxford Dictionary of English)

並べてみるとすごいです。Lionって幾らでしたっけ? しかも日本語の辞書が付いているのは我々にとってすごいサービスと言えます。使わなきゃ申し訳ないです。

Mac OS Xは世界中で同じものが使われています。ちなみに香港で売っていたMac miniで表示言語を英語で立ち上げたもので調べたところディフォルトで英語の辞書しか引けませんでしたが環境設定をみると選択されていないだけで国語辞典も入っていました。

[ 辞書の引き方 ]
– 辞書アプリを使用する。Launchpadから辞書アプリを起動します。ポップアップ辞書で使用する辞書の種類なども辞書アプリの環境設定で行います。
–  Safariでは単語の上にマウス・ポインターを置き ctl+command+D で辞書がポップアップします(他のアプリで使えるものもあるかもです)。
– 他のアプリでは単語を選択して右クリックメニューで「辞書を検索」を実行します。
– 辞書ウィジェットを使用する。

[ Google Mapsの場合 ]

以前から度々取り上げてきた中国地図の測地系(座標)のからみでGoogle Mapsでは香港、マカオと中国本土との境目にミステリーゾーンが生じています。香港、マカオはGPSで使用されている世界測地系WGS84が使用されており、中国本土ではおそらくBJ-54というものが使用されているため、その接続部分に矛盾が生じています。


大きな地図で見る

上手に接続されているので、パッと見わかりませんがよく見ると川や道路が途切れていたり鉄道の駅が不自然に離れているのがわかります。

モバイルデバイスでGPSを使用して現在位置を表示する場合、中国本土ではこのズレが補正されて正しい位置が表示されるようになっています。また、香港の地図はもともとGPSの座標と一致しています。そのため深センと香港の間のどこかに補正が入るか否かの境界線があるはずです。その辺りではGPSを使用した現在位置は使い物にならないはずです。このあたりの検証はAnheloさんのブログにて行われていますので参照ください。

[ 百度地図の場合 ]

上の地図と同じ場所を百度地図で表示すると、こんな感じです。

残念ながら百度地図では経緯度による指定ができません(私が知らないだけかも?)ので測地系がどうなっているのかはわかりません。ただ、少なくとも香港と中国本土が同じ測地系を用いて描かれていることは間違いありません。

あまり香港と深センとの境界付近の地図が必要な人はいないとは思いますが、この付近を行き来する場合はGoogle Mapsではなく百度地図を参照する方が良いでしょう。

 

以前からGoogle Mapsのアクセスが悪くなった時の代用として http://map.baidu.com/ を使用していました。両者に大きな差はないのですが百度地図にも色々と魅力があります。中国を訪れる機会が有る方には一度試していただきたいです。PCからアクセスするweb版の他に各種携帯電話用のアプリケーションも用意されています。

以下、私的に便利だった機能です。

[ 共通事項 ]
– バスの路線番号を検索するとルートおよびバス停の位置が表示出来る。中国在住かつ地调(控えめ)な生活をしている人には一押しな機能です。Google mapsでもルート検索でバス路線を表示出来ますが路線番号で一括してバスルートとバス停の位置が表示されるのは意外と有用です。
– 建物の形も表示される。

[ PC版 ]
– 3D表示でビルの形などが確認出来る(多分E都市と同じものかな?)。

[ 携帯電話版 ] – AndroidとiOS版のみテスト
– オフライン地図機能。AndroidではPCでダウンロードしてSDカードにコピーした方が速いかも。iPod Touchでオフライン地図が使えるのはいざという時に役立つ(かな?)。
– Google mapsより携帯電話で見やすい地図と思います。

[ リンク ] 
手机地图のベージ
Android marketの百度地图
–  iTunesの百度地图

Mac miniの改造

写真とか撮ってないので手順とかの解説記事では無くてすいません。

Mac miniのメモリーを4GBから8GB、HDDを5400rpm 500GBから7200rpm 750GB x 2に換装しました。

1) メモリーの交換。

これはツールも必要なく簡単にアップルの保証内で行うことが出来ます。既存のメモリーカードを外し4GBの物を二枚入れました。流石に合計8GBともなると仮想環境のWindowsに2GBのメモリーを割り当てても全くの余裕です。2つくらいWindows立ちあげても大丈夫そうです。

2) HDDの換装と追加。

ただ換装するだけではなく標準ではひとつのHDDしか搭載されていない所に追加のHDDを取り付けるためのキットを使用して2つのHDDを搭載してみました。

まずは既存のHDD (5400rpm 500GB)を外します。参考にしたページは「Mac mini(Mid 2011)のハードディスク交換(下段)」です。こちらは難易度は高くはありません。ただしメッシュプレートのネジ穴に付いているゴムがかなり弱いのですぐに傷ついてしまうので要注意です(と、同志に予め聞いていたのにかなり傷つけてしまいました)。

追加のHDDは奥深くに設置しなければなりません。参考ページは先ほどの続きで「Mac mini(Mid 2011)のハードディスク交換(上段)」です。こちらはやや難易度高いです。このページでは電源まで抜いていますが、わたしの場合はロジックボードを引きぬいた状態でHDDを追加出来ました。HDDの取り付けネジはMac miniの前面側はHDDに付けた状態で挿入。その時内側のマウント用のプラスチックはフレームの穴に入れておきました。内側のネジだけを後から入れればHDDのマウントフレーム自体は取り出さなくても大丈夫です。

二台のHDDはRAID 0でフォーマットし、システムは古いHDDをUSB接続してCarbonCopy Clonerで丸ごとコピーしました。RAID 0では2つのHDDを交互にアクセスし一つの大きなHDDとして機能します。交互にアクセスすることにより単体よりも高速に動作させることが目的です(実際の所、実用上の問題よりベンチマークの結果を見るだけですけど)。ただしどちらか一つのHDDの故障で全体がダメになるので故障率という面では不利になります。

ということでXbench / Disk Testの結果を比較してみます。

[ オリジナル HDD(5400rpm 500GB) ]
Disk Test	56.55
	Sequential	112.42
		Uncached Write	122.21	75.04 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Write 	101.88 	57.65 MB/sec [256K blocks]
		Uncached Read 	105.11 	30.76 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Read 	123.90 	62.27 MB/sec [256K blocks]
	Random 37.78
		Uncached Write 	14.94 	1.58 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Write 	72.56 	23.23 MB/sec [256K blocks]
		Uncached Read 	60.29 	0.43 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Read 	116.52 	21.62 MB/sec [256K blocks]
[ 7400rpm 750GB HDD単体 ] データは手元で測定したものではなく同志からもらったもの
Disk Test	65.09
	Sequential	148.15
		Uncached Write	219.40	134.71 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Write	213.57	120.84 MB/sec [256K blocks]
		Uncached Read	74.66	21.85 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Read	229.02	115.10 MB/sec [256K blocks]
	Random	41.70
		Uncached Write	14.01	1.48 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Write	135.76	43.46 MB/sec [256K blocks]
		Uncached Read	88.24	0.63 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Read	171.49	31.82 MB/sec [256K blocks]
[ 7440rpm 750GB HDDx2 RAID-0 構成 (32KB block)]
Disk Test	103.05
	Sequential	155.06
		Uncached Write	255.42	156.83 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Write	326.70	184.85 MB/sec [256K blocks]
		Uncached Read	61.13	17.89 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Read	406.01	204.06 MB/sec [256K blocks]
	Random	77.17
		Uncached Write	33.30	3.52 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Write	195.02	62.43 MB/sec [256K blocks]
		Uncached Read	95.83	0.68 MB/sec [4K blocks]
		Uncached Read	160.27	29.74 MB/sec [256K blocks]

まあ、こんなものかなという結果です。全体的には高速になっていますがオーバーヘッドで遅くなる部分もありです。耐故障性とか考えるとお勧めではないですね。高速化するならSSD化すべきでしょう、ベンチマーク取るとケタ違いであることが分かります。

受け売りネタで申し訳ないです。2つのテクニックをまとめてご紹介いたします。

Lionを入れてから重くて仕方ないという話を良く聞きます。私の古いMacBook Air (2009年に購入した白い恋人タイプ、C2D 2.13GHz、メモリー2GB)でも、時折全体がカクカクしてしまいます。

1) Time Capsule に接続していない時に何か遅くなる感じ

-> Time Machineのlocal snapshotをオフにする。参考ページ「iMacにLionをインストールしてから発熱が多くなった
sudo tmutil disablelocal をターミナルから投入。
戻の状態に戻す時は sudo tmutil enablelocal

2) Chromeなどのレスポンスが時折極端に悪化する。(Chromeとかのアップデートもあったので、これが下の対策で直ったのかどうかは不明)

-> アプリケーションの再開機能をオフにする。参考ページ「Mac OS Lionのモッサリ感を解消する方法

システム環境設定/一般にて「アプリケーションを終了して再度開く時にウインドウを復元」のチェックを外す。この機能はお節介でヤダなと思っていたのでちょうどよし。

追記) 3日ほど快調だったのですが、今朝ほどまたChrome使用中にカクカクしました。やはりメモリーが少ないとか根本的に能力が不足しているのですかね、、、

追記2) その後、Lionをスクラッチインストールしました。加えて上の2つも実行。現在はかなり快適です。

Mac mini環境構築中

何故か新Mac miniの環境構築中です。取り立てて書くことも無いほど順調なのですがブログネタも無いことと改造計画の前振りとして書いておきます。

i7なサーバーモデルが良かったのですが入手しにくかったので真ん中モデルに落ち着きました。ということで初めてのi5機です。C2Dと比べてどうとか体感でわかるはずもありません。メモリーが最初から4GB乗っていることは本当に助かっています。現在iOSデバイスとWindowsの間で通信を行うアプリケーションのテスト中ですがVMwareを使用してMac mini一台で行えるのは手軽で良いです。それまではMacBook AirとThinkPad X200sで行っていたのですが、とても辛かったです。

もう少ししたら色々と改造する計画ですがMacの場合は環境移行が楽なので、改造前からがんがん環境構築出来るのも良いところです。

以前から中国の地図で使用されている経緯度とGPSで使用されている経緯度が異なることを書いてきました。このためGPSなどで位置決めを行うモバイルデバイスで現在地表示がズレてしまうなどということが起こっていました。いま中国で一番ホットなデバイスであるiPhoneの地図が最近になって、このズレが補正されるようになりました。ということで、現時点でのまとめを行ってみたいと思います。
まとめの時期: 2011年2月

[ ズレが無い、問題なし ]
< iOSデバイス(iPhone/iPad/iPod Touch)の標準地図アプリ >
iOS4.2.1ならば現在地表示はズレない。中国全土で問題ないのかどうかは不明、主な都市では問題ないようです。それ以前のバージョンはJBするとパッチアプリにて補正可能。また北京だけは以前から問題なかったです。

< Android >
私が試したAndroid 1.6のXperia X10では問題ありません。おそらく、全てのAndroidで問題ないのでしょう。

< Nokia S60向けのGoogle Mapアプリ >
2009年の始めくらいから正しく表示出来るようになりました。Latitudeも含まれていますので、これも問題なし。

< PC上でLatitudeの履歴表示 >
どのデバイスで取得したLatitudeの履歴も後から表示する分には正しい位置が表示されるようです。

[ ズレが生じる ]

< iOSデバイス >
– Latitudeアプリ。自分の位置は相変わらずズレています。他の中国国内に居る人の位置は正しいようです。
– 地図アプリにて経緯度を指定した場合。
– 経緯度指定がズレるのと同じことですがtwitterなどに付いた位置情報による地図表示。

< Nokia S60 >
TwitterクライアントであるGravityにはGeoタグから地図を表示する機能があります。これはズレてしまいます。Sports Trackerなどでも同様の現象になるとのことです。総じて経緯度していによる地図表示はズレるということでしょう。

< PC上でのGoogle Maps >
経緯度を指定して地図を表示するとズレた場所がひょうじされます。ただしGoogle Mapsの航空写真は、正しい位置が表示されます。

[ 補足的な事柄 ]
– ズレの正体は中国地図で使われている座標系がGPSのそれと異なるためです。これは中国に限ったことではなく日本にも日本測地系というものが存在し日本でのGPS黎明期には問題が生じることもあったようです。中国政府も中国独自の座標系を必ずしも使わなくても良いという表明をしているという噂も聞きましたので、将来的には面倒なことはなくなる可能性もあります。
– 一国二制度の中国です。Google Mapsの香港地図はズレが生じません。ここでも疑問が湧き上がります。香港の領土は深センと陸続きです。境目はどうなっているのでしょう。Google Mapsで境界線を調べると、無理矢理ツギハギされているのが分かります。また、深センから香港へ移動中にiPhoneの現在地表示がどうなるか実験された方がいらっしゃいます。詳しくは「Anheloの元”中国杭州市モバイル“で“留学”日記」を御覧ください。

先日の光インターネット化に伴いTime Capsuleをリビングに移動しました。ノートPC類は問題ないのですがMac Miniのネットワーク接続状況が著しく悪化してしまいました。それまではTime Capsuleと有線でつないでいたMac Miniなので尚更遅く感じます。

電波の受信状況がMacBook Airと比べると随分と悪いです。そこで電波を補うべくAirMac Expressを購入しWDS接続を試してみました。ところが電波は強くなるもののTime Capsuleへのファイル転送速度などは改善しません。

一度はAirMac Expressを出張用ルータとして眠らせて置くかと思ったのですが、ふと気づいてMac MiniとAirMac ExpressをEthernet接続することにしました。そういう使い方が出来るかどうか分からないまま手探りで設定してみました。ワイヤレス設定で「ワイヤレスネットワークに接続」「Ethernetクライアントを許可」で接続出来ました。

Mac MiniとAirMac ExpressをEthernetで接続しMac Miniの無線LANは切ってしまいました。これにてTime Capsuleへのファイル転送が半分の時間に短縮しました(というか正常になった)。インターネット接続も何か引っ掛かりがあったのが無くなりました。もしかするとMac Miniの無線LANが壊れているだけなのかも知れませんが、この状態で使っていくこととします。

一年以上に渡ってMacBook AirとMac Miniのバックアップを取りつづけてきた我が家のTime Capsule(500GB)が等々容量不足の警告を代用になりました。自己責任になりますがHDDを大容量のものと交換することにしました。メーカー保証などが受けられなくなりますので、決してお薦めするものではありません。

用意したのはHITACHI製の2TB HDD, SATAインターフェースの物です。これを予めMac OS Xでフォーマット、ディスクユーティリティにてMac OS 拡張(ジャーナリング)で消去、しておきます。

HDDの換装は意外と簡単でした。Time Capsuleの裏のラバーをべりべり剥がして沢山ある小さいネジを外します。アルミの裏蓋を外してHDDのコネクターと温度センサーを取り外せばHDD自体は固定されているわけではないので簡単に取り出せます。

新しいHDDを入れてTime Capsuleを立ち上げると、ネットワークの設定などは以前の物が記憶されているので、そのままインターネット接続等は出来るようになります。HDDだけが真っさらになっているのでTime Machineのバックアップだけ最初から行ないました。もしかすると古いHDDのデータを移せば続きからバックアップ出来るかも知れませんが、それは試してはいないです。