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TCLHeroOTG

 

TCL Hero N3 Y910のオプションをタオバオの店舗の一つTCLFANで購入したらオマケでUSB OTGケーブルと携帯電話スタンドが付いていて来ました。USB OTGケーブルは初めてでしたので、色々試しみました。すでにお持ちの方には珍しくもない内容です。

[ USBメモリー ] 全く普通に使えます。標準ファイラー上ではExternal USB Storageとして内容が表示されます。実際のマウントポイントは /mnt/usbotg です。unmountはSettings/Storgaeの中で行います。データ交換用あるいは映画などをUSBメモリーに入れておいて再生など使い道は色々とありそうです。

[ HDD ] さすがに認識はしません。考えてみればディスクを回すのは無理があります。SSDもダメでした。

[ キーボード ] ちゃんと使えます。ATOKで日本語入力してみましたが十分に実用的でした。

[ マウス ] 写真のように接続するとマウスポインターが現れます。スクロールも効くし右クリックが戻る動作になるし左ボタン押したままスワイプも出来るし、キーボードと組み合わせるとかなり実用的です。

キーボードとマウスに関してはBluetoothでも良いのでUSB OTGで無いと行けないというわけではありません。

TCL Hero N3 Y910にはTouchPal KeyboardというIMEが搭載されています。それで中国語入力を行います。設定画面を開くとLanguagesという項目がありPinYin, BiHua, Bopomofoの他にArabicやらDanishやらダウンロードして追加出来るようになっています。残念ながら日本語はそこにはありません。まあ、これで落胆することはなく普通にATOKを導入して日本語入力を行っていました。

TouchPalはかなり多彩な機能を持っていてキーボードから音声入力を呼び出すのはかなり便利で、しかも私の英語や中国語の発音をかなりちゃんと認識してくれます。また何故かキーボードからツイッターを呼び出せたりもします。

当然のごとく手書き入力もサポートしています。この手書き入力の選択画面に設定ボタンが付いていて、それを開いてみるとやはり各種言語が選択できるようになっていて、その中になんと日本語もありました。下の画面は、その設定画面で日本語をダウンロードした後の状態です。

Screenshot_2013-11-04-12-22-09

下の画面は手書き入力時に言語を切り替える画面です。この手書き入力もかなりうまく出来ていて、どの言語においてもかなりラフな手書きもちゃんと認識してくれます。
Screenshot_2013-11-04-12-21-49

TCLN3CoverLED

TCL Hero N3 Y910の純正カバーを購入しました。

何かの記事を読んで、このLED付きカバーにQi (無線充電)機能が付いていると思い込んで購入しましたが、残念ながらこれはLED表示機能が付いているだけでした。出始めだからなのか、このカバーもで169元と割と高めでした(一般的には199元だったので、それでも少し安めの店を見つけた)。ということもあり、Qiカバーは少し落ち着いてからまた探すとして、しばらくはLEDカバーを使用してみます。

情報があまり無くてよく分かりませんが、改めて情報を漁ってみるとQi対応カバーはカバーの内側にQiマークがあるらしいです。また、QiカバーにはLED機能は付いていない感じです。

山根さんによると電子ペーパーの付いたカバーなどもテストされているようですので、これからが楽しみなTCLです。


TCLN3CoverConnector[ 装着 ]

写真のようにコネクターが本体後ろ側にあり磁石で吸い付くように固定されます。カバーを開く方向に力をかけると簡単にとれてしまうので少し不安でしたが実際の仕様には問題ないようです。磁石の力は割りと強くてカバーを持って本体をぶら下げてもとれてしまうことはありません。磁気ストライプの付いたカード類と一緒にしないほうが良いかも知れません。

コネクター部分が本体の裏に出っ張るのも最初は気になりましたが、慣れると問題ないです。カバーそのものも本体に弱い磁石により固定されます。iPadのようにカバーの開閉がセンスされているのでカバーを閉じると画面が消え、開くと画面がオンになります。この機能は地味ながらやはり便利です。ハードキーが少ない機種なのでカバーが無い時は使用するたびにサイドにある電源ボタンを押さねばなりません。

本体を白にしたのでコネクター部分が黒で今ひとつな気もします。カバー表面はどのみち液晶周りが黒いので問題無し。

[ 機能 ]

LEDは以下の様な情報を簡単な図柄で表示します。
– 時刻 (電源ボタンを押すと時間が表示されるが大変読みづらい)
– 音楽再生中
– Alarm
– 着信
– 充電中
– 着信ミス
– 未読メッセージ(SMS)
– 未読メール
– 未読メッセージ(SNS-Weibo, WeChat)
と、必要と思われるものは網羅されています。有っても無くても構わないくらいの機能ですが、それなりに便利に使えそうです。

TCL Hero N3は特にルート化せずに使用しても良いかと思っていましたが、ついついルート化に挑戦してしまいました。覚書として概要をまとめておきます。色々と試行錯誤しているので実際の手順とは異なりますが、だいたいこんな感じで大丈夫と思います。

[ Root化 – Rooting ]

ROOT大师(VROOT)というツールで簡単に出来ました。Windowsで動くツールです。このツールの優れているのADBドライバーが自動的にインストールされることです。Windowsの場合adbドライバーを探すのが大変なことも多く、実際にTCL Hero用のadbドライバーを単独で見つけることは出来ていません。使い方については説明の必要がないくらい簡単です。

Rooting can be done by VROOT easily. This tool runs on the Windows. Benefit of this tool is ADB driver installs automatically. It is very difficult to find ADB driver for Windows, actually I could not find the ADB driver for TCL Hero by myself. I do not need to explain how to use this tool, it is quite easy..

[ Google Framework ]

中国AndroidなのでGoogle関連のサービスは入っていません。手作業で導入しました。

前提: adbが使えること

– CM10用のGoogle Appsパッケージをダウンロードする。CM10.2用のものを利用しました。
– ダウンロードしたzipファイルを展開し/system/app以下のapkファイルをHeroのどこかにコピーします。私はWindowsに接続しドライブとして認識されていたので、そこにxxtempというフォルダーを作りそこにWindowsでコピーしました。adb pushコマンドも使用可能です。
– adb shellに入り以下を実行
$ su
# mount -o rw,remount /system
# cp /sdcard/xxtemp/* /system/app
# chmod 6755 /system/app/GoogleContactsSyncAdapter.apk
-> chmod 6755はコピーした全てのファイルに実行した。(*note)
# reboot

これでリブートが完了したらGoogleサービスが使用出来るようになります。

このままでも動きましたがブートメニュー(Volume +を押したまま電源オン)からCacheをクリアー(‘wipe cache partition)した方が良いかもしれません。

Google related services are not available on the Chinese Android. I installed Google Framework on the Hero manually.

Pre-requisite: adb is available to use

– Download Google Apps package for CM10. I used gapps package for CM10.2.
– Unzip downloaded package and copy apk files under /system/app to somewhere on the Hero. I made temporary folder xxtemp on Hero media drive which connected to the Windows. adb push command can be used for this also.
– Execute followings on adb shell.
$ su
# mount -o rw,remount /system
# cp /sdcard/xxtemp/* /system/app
# chmod 6755 /system/app/GoogleContactsSyncAdapter.apk
-> Executed ‘chmod 6755’ against all copied files. (*note)
# reboot

After reboot completion, Google service should be available for use.

You may perform ‘wipe cache partition’ from boot menu (hold volume up and power on) just for safe.

*note:
最初、実働している他のデバイスにならってchmod 644を実行しました。これでも概ね大丈夫でしたがコンタクの同期サービスが設定画面に現れませんでした。そこで事例を調べて見るとchmod 6755にすべきとの情報を得て試してみるとコンタクトの同期が出来るようになりました。もしかするとchmod 755でも大丈夫かもしれませんが試してはいません。

At first, I tried ‘chmod 644’ along with other working devices files attribute. It almost worked, but sync service of contacts was not appeared on setting panel. I studied Google apps setting example and found I should try ‘chmod 6755’ on Google apps. Then contacts sync service became available by using ‘chmod 6755’. Perhaps, ‘chmod 755’ also works.

TCLHERO2TCLHERO1

中国でもAndroid携帯電話ではサムソンが強い人気を維持していますが、これからは中国携帯だ、MTKチップだということでTCL Hero N3という6インチ携帯電話を入手しました。主なスペックは以下のような感じです。

– 1.5GHz MTK 6589T quad-core
– PowerVR SGX 544MP
– 2GB RAM, 16GB storage
– Dual SIM (WCDMA/GSM + GSM)
– 6inch, 1920*1080
– Android 4.2.2
– Battery 3400 mAh

上海の友人達の間で流行っているTCL idol X S950の画面を大きくした感じです。本当は小米3のWCDMA版を待っていたのですが、なかなか出ないので売りだされたばかりのTCL Heroに走ってしまいました。

[ 質感 ] プラスチック・ボディーですがカッチリとしていて安っぽさはありません。各部の作りも良いです。SIMトレイはピンで押すとカチッと音がして出てきます、きっちりとした作り方がされているが感じられます。

[ 画面 ] さすがに6インチは情報量も多く精細な画面は美しいです。画面は明るく、太陽のもとでも使用できます。6インチは大きいですが片手で持てるので通話用にも何とか使用できる気がします。

[ 電波 ] 圏外らの復帰は速いです。もっとも、これまで使っていたLGが遅すぎただけで、これが普通かもしれません。概ね電波のつかみは良さそうな気がします。

[ 付属品 ] イヤフォンと充電器、USBケーブルだけです。充電器はいわゆるUSB充電器で、割りと小型で出力が2Aあります。持ち歩き用の高出力充電器が欲しかったところだったので活用できそうです。USBケーブルも太めなので充電に必要な電流が十分確保できそうです。

[ テザリング ] Bluetooth PANらしきメニューがありますがiPod Touchからネットワークに接続できませんでした。WiFiテザリングは問題なしです。電池容量が大きいのでモバイル・ルーターとして活躍させることが出来ます。
追記) Bluetooth PAN, Macbook Airからは接続出来るようです。iPod Touchで使いたいのに、、、

[ 電池の持ち ] 6インチ・デバイスを購入したのは大きなバッテリーを搭載していることが主な理由です。何時もiPod Touchを持ち歩いているのでSNSなどはそちらに任せてTCL Heroはルーターに徹するといった活用も考えています。そこでWiFiテザリングがオンの状態での電池の減りを調べてみたところ実に12時間を超えてもなお通信が可能でした。ずっと通信させていたわけではありませんが少なくとも3時間ほどは頻繁にネットにアクセスさせていました。13時間経過したところで見てみると省エネ・モードに移行していてWiFiと3GがオフになりGSMでの待受けだけが動いていました。期待通りです。

[ 日本語 ] MoreLocale2を入れましたが言語を選択したところで終了してしまいます。表面上の現象は違いますが「週間リスキー」で紹介されていた方法で動くようになりました。もっともシステムに日本語リソースが入っていませんしアプリも入れていない状態では恩恵はありません。日本語入力はSimejiを入れました。

[ VPN ] ちゃんと動きました。以前の中華携帯ではVPNメニューがなかったり、有っても機能しないものが多かったのですが、最近はちゃんと動くようになってきた気がします。

[ プリインストール・アプリ ] 百度地図とか普通に使いそうなものも多数入っています。とりあえず使いそうもないゲーム類を削除してみました。ルート化など必要なく普通に削除出来ました。

Screenshot_2013-08-15-10-14-34

 

TelNaviの中国版である泰为导航を使用しながら上海近郊の高速道路を走っていたら何やら見慣れね赤いアイコンが表示されました。何かと思ったら自動速度違反取締のカメラの位置を教えてくれているのでした。アイコンで表示されているピッタリの位置に高速道路中央の植え込みの間に目立たないように設置されているカメラが確認できました。うーむ、泰为导航スゴイ。

中国でAndroid Google Mapsのナビ機能が使えるようになった

以前「中国でAndroidのナビ・アプリケーション二題」という記事を書いた時にはGoogle Mapsのナビ機能は中国では使えませんでした。

Screenshot_2013-08-14-09-11-15最近のGoogle Mapsアプリケーションは評判がよく有りませんが中国でのナビ機能が使えるようになったのは大きな利点です。

画面は専用アプリケーションには劣りますが、それなりに視認性は良いと思います。上海から義鳥まで使用してみましたが特に問題は見当たりませんでした。

日本語で設定しているので音声ナビが日本語であるのも大きな利点のひとつです。

トンネル内では夜間モードな画面に自動的に切り替わるのも気が利いています。

LG Optimus L9 P769のファーム更新のメッセージを消す

LG P769にOTAでファームウェアの更新がやってきました。当てるぶんにはOTAは便利なのですが、スキップしておきたくても、何時までもステータスパーやらポップアップ・ダイアログが出て鬱陶しいです。

わけあってルート化しているので、もし更新してルート化が外れてしまうと面倒です。V20DからV20Fに更新するもので一部のファイルを置き換えるだけのようなので、もしかするとルート化には影響がないのかもしれませんがスキップすることにしました。

更新があることが定期的に通知領域にアイコンが表示されます。これを抑制するのはApp settings/ALL/GoogleサービスフレームワークのShow Notificationを外すと出なくなります。

しかしながら、すでにダウンロード済みのファームウェア更新ファイルを当てるためのダイアログがまだ定期的に出ます。ここで間違ったボタンを押してしまうと更新が実行されてしまうので危険です。まずはダウンロードされたファイルを探しました。

/cache/b99なんたらかんたらV20d130316_to_V20f130621.zip

というそれらしいファイルが有ったので、別のところに保管して削除しました。

それでもダイアログは出続けます。ここは仕方がないので更新ボタンを押してみました。実際には更新は行われず、ダイアログも出なくなりました。

 

前の記事でLG Optimus L9 P769をルート化したのは内蔵ストレージが足りなくなり、解決するためには小細工が必要になったためです。その顛末を書いておきます。

[ Androidの/sdcardはSDカードでは無いかも? ]
メーカー、ファームウェアによって違うようですが、/sdcard, /mnt/sdcardのような如何にもSDカードであろう場所が実は内蔵ストレージだったりします。最初、これが分からず16GBのSDカードを入れているにも係わらず、よく見ると本体カメラで撮影した写真だけが入っていて??な状態でした。

Jelly BeanなOptimus L9を例にすると、/storage/sdcard0 (/sdcardにもリンクされています)は、実際には内蔵ストレージの一部を指しています。本物のSDカードは /storage/external_SD (/storage/sdcard0/external_sdにもリンク)にマウントされています。

おそらく、これはSDカード無しで本体を販売してもSDカードの存在を期待するアプリに問題が出ないようにしているのでしょう。本体付属のカメラ・アプリなどは、事情が良く分かっていてちゃんと本物のSDカードに写真を保存してくれますが、大半の追加アプリケーションでは内蔵ストレージをSDカードのつもりで使ってしまいます。

また、導入したアプリケーションをSDカードに追い出すような仕組みも、この構成のデバイスだと機能しません。

手元のデバイスを調べて見たところドコモ版のサムソン・ノートも同様な仕組みになっていました。ただしノートの場合は内蔵ストレージが潤沢に載っているので全く気づきませんでした。

[ 大きなフォルダーだけ追い出した ]
ルート化後、最初は/sdcardが本物のSDカードに見えるようにしようと思いましたが、面倒なのでとりあえず/sdcard上の大きなフォルダーを/sdcard/exterbal_sdに持っていくことにしました。

調べてみるとEye-Fiフォルダーに800MBほどの写真が溜まっていたのが1.8GBしか無い内蔵ストレージを圧迫していました。このフォルダーをまずは手軽にファイラーアプリケーションのFxで/stroage/sdcard0/から/stroage/external_SD/にコピーしました。次に/storage/sdcard0/Eye-Fiを削除し代わりにスタティック・リンクを/stroage/external_SD/Eye-Fiから張ります。ところがbusybox lnコマンドが/storage/sdcard0/上では機能しません。

/storage/sdcard0/の実体はfuseドライバーというもので、どうもこの上ではlnコマンドが効かないようです。実は/storage/sdcard0/のデータは別のところにあります。Jelly BeanなLG Optimus L9の場合は/data/media/というフォルダーです。ここにスタティック・リンクを貼ってやります。ln -s /storage/external_SD/Eye-Fi /data/media/Eye-Fi という感じでOKです。

他にもEvernoteやらFoursquare、地図やら辞書など大きなデータがりますが当面の問題は回避されたので、これで良しとします。

需要がめちゃ少なそうな情報です。

US T-Mobile版のLG Optimus L9 P769というお手頃なAndroid端末をアメリカで入手しSIMアンロックだけして中国聯通のデータSIMで使用していました。日本語フォントを見慣れてしまえば特に不満もなく使用していましたが、最近になり内蔵ストレージの空き容量が不足しGmailの同期もままならない状況に陥りました。これを解決すべくルート化を決断しました。とりあえずはルート化の話を書きます。ストレージ不足の顛末はまた別途。

LG Optimus L9 P769の古いバージョンではワンクリック的手法でルート化出来ていたのですがSoftware version 10g以降は、この簡単な方法ではルート化出来なくなりました。従って少々トリッキーなフラッシュ手順にてルート化せねばなりません。詳しい手順は以下のリンクに書かれています。

http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2173465

注) xda developerにユーザー登録しないと添付ファイルやキャプチャー画像を参照することが出来ません。

この手順のポイントは公式のアップデート・ツールでフラッシュしている間に一部のバイナリーファイルをルート化したものに置き換えるという事です。ステップ11でこれを行なっていますので、ここだけはタイミングが重要です。もしタイミングを外した場合は通常のファイルのままフラッシュを終了してやり直せば良いです。

使用するファイルに幾つか選択肢があります。私が使用したものを紹介しておきます。
– ステップ1. Hex Edited Bin fileはV20D_TMO_USA_LGP769_AP[11]by_CMahendra.7z ->展開するためには7-Zipなどが必要
– ステップ1. KDZファイルはJelly BeanのV20D_00.kdz
– ステップ2. RootJB_and_Flash_Guide_byCMahendra_AnglyWolf80(31-Mar).zip

ステップ11のファイルの置き換えでバイナリーファイルが入っているフォルダーが見つけにくいです。私はXPで行いました。この場合Explorerで素直に目的のフォルダーが表示出来ません。Exploereのアドレス欄に“C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\LGMOBILEAX\Phone”を直接入力すればOKです。

ステップ12でCWM Recoveryを導入しますが、リンク先を読んでも良くわからなかったのでスキップしました。これはrecoveryパティションに入るプログラムで本体のルート化とは別の話です。