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とっても丈夫な小さいクワッドコプターJJRC H36を紹介します。重量は20gほどしかありませんので手のひら上からの発着も行えます。

各種センサーのおかげで飛行姿勢はとても安定しています。ただし高度を一定に保つ機能は有りませんので、思い通りに飛ばせるようになるまでには練習が必要です。特筆すべきは、その丈夫さです。予備のプロペラも付属していますが、使用する事が無いと思えます。かなり壁にぶつけたり墜落させたりしていますが、まったく壊れる気がしません。また、ぶつけた場所を傷つけることもほぼ無いと思います。初心者にも安心してお勧め出来ます。

高度の維持が出来るようになるとビュンビュンと飛ばせるようになります。

小さな機体ですが、けっこう力強いので屋外での飛行も出来ました。ヘッドレスモードといって機体の向きに関係なく自分から見て遠く、近く、右、左とスティックで操作する方法もあります。これを使えば回転させたまま前進すると言ったことも出来ます。いまひとつ慣れないので、わたしは使いません。

H36には元となるTINY WHOOPという機体があります(別の言い方をすればH36はパクリです)。このTINY WHOOPはFPVカメラを搭載してゴーグルを装着しての室内レース用の機体として有名です。リンク先にある動画を見ると、とても人間技とは思えない飛行をさせています。同様にH36にもFPVカメラを載せて楽しんでいる人たちがいますが、わたし的にはFPVを載せることには興味がありますが、FPVで飛ばすことには魅力を感じないので試すことはないと思います。<- 一年後にFPVにハマることになるw またEachine E010という機体も同じくらいの値段で見つかると思います。これは、どうもJJRC H36と同じものらしいです。

Nano Falcon αを飛ばしてみた

nanofalcon

珍しく日本製のナノ・ドローンというかヘリコプターを飛ばしてみました。壊れにくいと箱にも書いてありますが、ローターも柔軟性がありますし、今まで試したものと比べると壊れにくい感じがします。

ちゃんと飛びます。高度を維持するのにかなり苦労しますが、それも飛行の面白さの一部と言えます。新しい機種には一定高度を維持出来るものもあるようです。

ただし仕組み的に3ch動作になっています。いわゆるエルロン(左右に傾く動作)がありません。わたし的には、そこが今ひとつではあります。写真を見るとジンバル的な機構があるので、最初は小さいのによく作ったものだと感心していましたが勘違いでした。二重反転プロペラの回転を制御することによりラダー(機体の向きを制御)、テールローターが一般的なヘリコプターと違う向きに付いています、これでエレベーター(機体を前後に傾ける)、それとスロットルの3chで操縦します。行きたいところには行けますが、ヘリコプター特有の横滑り動作は出来ません。バンクを取っての旋回も難しいと思います。

ナノドローンの勧め – CX-10WD-TX編

CX-10WD

以前、紹介したCX-10Dの兄弟機であるCX-10WD-TXを紹介します。カメラが搭載されている分だけ本体がずんぐりしていますが、それでも重量は17gしかありません。手のひらサイズでしかもFPV対応と欲張ったスペックです。

カメラの画像はWiFiを使用してスマートフォンに送られてリアルタイム(といっても若干のディレイはあります)で機体からみた画像を確認しながら飛ばすことが出来ます。機体にはストレージは無く静止画や動画はスマートフォンのライブフィードを保管します。手間いらずですが画質は期待できません。


光量が豊かな動画を撮るために屋外でちょっとだけ浮かしてみました。屋内だと、かなり暗い画になってしまいます。

操縦は付属のコントローラーでもスマートフォンでも可能です。コントローラーで操縦を行い画像はスマートフォンに流すことも可能ですがAndroidの場合は一工夫必要です。

操縦性能はCX-10Dとほぼ同じです。CX-10WD-TXの方が後から発売された機種であるためか、より安定している気がします。

[ iOSデバイスとの組み合わせ ]

iPod Touch (第5世代)を使用するとコントローラーの上にマウント出来てカッコが良いのですが、どうもiPodの処理能力に問題が有るようで動画が途切れ度切れになってしまいます。iPad Air2だと全く問題なくスムーズな動画が撮れます。きっと第6世代iPod TouchやiPhone 6SEならばベストフィットだと思いますが残念ながら持っていませんので試すことが出来ません。

CS-10WXD_iPod

[ Androidとの組み合わせ ]

純正アプリケーションであるCX-10WiFiを使用するとコントローラーとの併用がうまく行きません。スマートフォンを接続するとコントローラーの接続が切れてしまいます。

OEM供給していると思われる別の会社用が出しているPXY Wi-Fiアプリケーションを使用すると問題なくコントローラーとスマートフォンの併用が出来ます。

Androidでは比較的新しいデバイスを使用しているので画像はスムーズに取得できました。

[ おまけ ]

屋外で飛ばすとちょっとした風に翻弄されます。おまけ動画は頑張って風に立ち向かう様子です。旋回などもってのほかです。楽しく飛ばすためには本当に無風の時を狙わないといけません。やはり室内で飛ばしすのが良いようです。

日本のアマゾンでも売っていますが、技適が取れているかどうかは不明。もしかすると微弱電波で技適マークは要らないのだろうか?

CX-10D
手のひらで簡単に包んでしまえるほど小さなドローン、Cheerson CX-10Dは小さいながら安定性が高いので純粋に飛行を楽しみたい人に最適と言えます。

ドローンというと空撮と言った感じも有りますが、RC飛行機と違って比較的狭い場所でも飛行が楽しめるため、都会暮らしでRC飛行機が気軽に飛ばせない人が気軽に飛行を楽しむといった用途も有ったと思います。ところが、いくら安全を確認できていても改正された航空法により重量200g以上のドローンを都会で飛ばすことは不可能になりました。

それならばと言うことで究極の小ささを求めたナノドローンをお勧めしたいと思います。CX-10Dは中大型ドローンの自律飛行とまでは行かないまでも、気圧センサーによる高度維持が出来るので安定したホバリングが簡単に出来ます。しかも超小型ですので部屋の中で自由自在に飛び回れます。多くのドローンに搭載されているフリップという宙返りさえも室内で行う事ができます。


ハンドランチからフリップ(34秒付近)、そしてハンドキャッチ

CX-10Dのコントローラーはスロットルから手を離すとセンターに戻るゲームコントローラー風のものですので、大型ドローンのコントローラーとは少し違います。また高度センサーによる補正が効きすぎているためかスロットルの効き具合にクセがあります。それを除けば、普通のドローンと挙動は変わりません。中大型ドローンの飛行練習にも使えると思います。そして何より気軽に購入できる値段であるのがとても良いです。

Parrot Bebopで発生するハードウェア障害の代表的な2つの問題に対して過去の経験と見聞を元にまとめた問題解決方法です。

This is problem determination procedure for two typical hardware problem of the Parrot Bebop based on my experience and other user’s information.

1) Moto related error messages, モーター関連エラーメッセージ
IMG_0782 MotorStall
エラーメッセージの詳細にはmotor stalledの他にmotor stage brokenなども見られます。これらのエラーが出た場合は、例え一時的に回復したとしても飛行を継続せずに問題を解決することをお勧めします。障害が飛行中に再発すれば、そのまま墜落してしまう可能性があります。

You may see ‘motor stage broken’ in detailed screen also. If you get the motor related message once, I do recommend you to figure out the problem before next flight. If the problem happen during flight, the Bebop would be crashed.

過去の事例を列挙すると、
– メインボードに接続する部分のコネクターの緩み
– コネクター部分での断線BebopBrokenGreenWire
– モーター内での断線
などが見受けられます。メインボードの故障も考えられますが、まだ聞いたことはありません。もし問題が必ず発生する場合はモーターのコネクターを入れ替えてモーター側に問題があるかメインボードに問題があるかを調べることも出来ます。

The problem most likely caused by;
– Connector at main board is loosened
– Wire at the connector is broken
– Wire in the motor is broken
There is small possibility of main board problem, but I have never heard about main board problem yet. If the problem is solid failure, you may swap the motor connection with other motor to determine the problem resides in motor side or main board side.

2) Jello Video Effect, 動画撮影における揺らぎ

これも良くある問題です。異常な小さな振動がビデオに影響していると考えられますが、原因は様々です。もし墜落などがきっかけで発生した問題では無く保証が効くのであればい場合はParrotに修理を依頼するのが良いでしょう。

Jello video effect is also one of typical problems on the Bebop. Small unusual vibration of the Bebop may effect the video, however there are many possibility for root cause. If the problem was not caused by crashes and Parrot warranty is still effect, you should ask Parrot for the repair.

自分で問題判別する場合、まずは飛行姿勢が安定しているかどうかを見てみます。部屋の中あるいは無風でもホバリングが安定しない場合は、まずそれを直さなければなりません。おもな原因は、
– 下向きカメラのコネクターが緩んでいる
– モーターの取り付けが緩んでいる
– モーターシャフトが曲がっていて回転が安定していない
– モーターの不良
– ブロペラが破損している
– フレームが割れている
– フレームと本体の開いだのバンパー(ゴム製部品)が欠損している
などなどです。一見、飛行が安定していても上のどこかに原因があるかも知れません。

飛行が完全に安定している場合は、
– カメラの固定ネジが緩んでいる
– カメラ自体の内部に問題がある(わたしの場合はこれでした)
などが考えられます。

If you need to perform problem determination on the jello video issue, you may need to check the Bebop flight is stable or not. If hovering is not stable indoor or no window condition, you need to fix the unstable flight. It would be caused by;
– Lower camera connector is loosened
– Motor mount screws are loosened
– Motor shaft is broken
– Motor problem
– Propellers are broken
– Lower frame is broken
– Bumpers between lower frame and main body are broken
Even if the flight is stable, still Bebop may have above issues.

If the flight looks perfectly stable;
– Camera mount screws are loosen
– Camera itself has a problem (I experienced this. I changed a camera module and fixed the my jello video effect)

Parrot Bebop動画2題 #BebopDrone

Parrotのコンテスト参加用に1分以内のビデオを2つ作ってみました。短いので気軽に見て頂けると思います。

Bebopの特徴である広角レンズは機体前面に大きくむき出しで設置されています。そのためクラッシュした時に傷つけてしまう可能性があります。ネット上でもスクラッチが入ったとかレンズが割れてしまったという報告が多数見つかります。

Facebookのユーザーグループに投稿されていたアイデアを真似してみました。GoPro Hero2のレンズカバーを使用します。安かったので予備も購入。
GoProH2LensCover

直接、本体に瞬間接着剤(ゼリータイプ)で貼り付けました。先に実践されていた方からは付属のOリングを使って接着した方が良いよと提案を受けました。確かに瞬間接着剤でレンズカバーの端の方が少しだけ曇ってしまいました。おそらくは大きな問題にはならないと思うので、このまま使用してみます。
BebopLensCover
レンズが割れるほどの衝撃ではどうにもならないかも知れませんがスクラッチくらいなら代わりに受け止めてもらえることでしょう。

一応、レンズカバーを装着前後の写真を掲載しておきます。特に問題は無いようです。

Bebop_Drone_Raw1

レンズカバー装着前

Bebop_Drone_Raw_Cover

レンズカバー装着後

 

Bebopドローンのフライトデータ変換に新たしいツールが公表されました。このツールでは操縦者とドローンの距離、バッテリーレベル、正しい方角が提供されます(今までのツールでは方角が変でした)。加えてGarmin VIRB Editのオーバーレイ・テンプレートもBebop専用のものが提供されます。

We have new Bebop flight data (PUD file) converter tool. New tool provides distance between pilot and the Bebop, battery level, true orientation of the Bebop. In addition to new function, this tool provides overlay templates for the Bebop to Garmin VIRB Edit.

ツールの入手および詳しい説明は以下のwebサイトを御覧ください。Please refer following web site to download the tool and detailed description.

Pud2GpxKmlCsv tool

オーバーレイ・テンプレートの導入はWindowsの場合は、ボタンを押すだけで完了します。Garmin VIRB EditをMac OS Xで動かしている場合は手動で導入する必要があります。

If you are using Windows, you can install new overlay templates by just pressing the button. However if you are running Garmin VIRB Edit on Mac OS X, you need to install overlay templates manually.

– ディレクトリー”C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”を作成する。[NAME]はWindowsユーザー名です。
– Pud2GpxKmlCsv toolの”Install Garmin Virb GPS Overlay Templates on”ボタンを押し必要なファイルを書き出す。
– “C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”下にTemplatesとWidgetsフォルダーが作成されていますので、それらの内容をMac OS Xの/Application/Garmin VIRB Edit.app/Contents/Resources下にあるTemplatesとWidgetsフォルダーの内容と統合します。

これでVIRB Editから新しいテンプレートが使えるようになります。

– Make directory “C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”. [NAME] is Windows user name.
– Click “Install Garmin Virb GPS Overlay Templates on” button of Pud2GpxKmlCsv tool to exports templates.
– Templates and Widgets folder are created under “C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”. Merge contents of those new folders on to Templates and Widgets folder under /Application/Garmin VIRB Edit.app/Contents/Resources of your Mac OS X.

Now you can use new templates on VIRB Edit.

Garmin VIRB Editを使用した動画の作成については以前の記事を御覧ください。

Please refer how to overlay flight data to video file for some more detail.

Parrot Bebopドローンを入手したら最初にやること – ゴム足の固定 #BebopDrone

公開されているBebopの写真やビデオを注意深くみると脚についてるゴムが取れてしまったもものが沢山見受けられます。手で触ってみると簡単に取れそうもないのですが、普通の着陸を繰り返しているうちに確実に取れてしまうようです。

飛行前から何かしら対策を施しておくべきでしょう。

BebopFoot1

わたしは爪楊枝を切って、かるくゴム用の接着剤を付けてゴム足の上側にある溝に挟み込んでいます。

BebopFoot2

修理の時には簡単に引き出せるように軽めに接着剤を付けているだけですが、これで今までまったく取れてしまう気配はありませんでした。オススメです。

Parrot Bebopドローンは携帯電話やタブレットとWiFiで接続して操縦します。Bebopがアクセスポイントになる形で接続しますがまったくの鍵なし、パスワード無しで接続します。流石に操縦するためのアプリケーションは一度にひとつしかBebopをコントロールすることは出来ません。また多くの人はBebopが何者であるかは知らないでしょうし、飛行している時間はせいぜい10分ほどですから特別にセキュリティーを気にかける必要は無いのかも知れません。

しかしながら、所謂known portであるftpとtelnetもパスワードなしで開放されています。ドローンですから盗まれるのは写真くらいなものですが破壊活動は色々と可能です。負荷をかけることも出来るでしょうし、ファイルを壊したり、リブートすら簡単に出来てしまいます。やはり少々心配なので何かしら簡単な対策を施してみたいと思います。

[ SSIDの変更 ]
これは特別な手順ではなく、もともとBebopの機能として実装されています。BebopのディフォルトSSIDはbebopの文字が含まれていて知っている人がみればひと目で分かります。設定画面の中にSSIDが表示されている場所があります。そこの文字列を書き換えてBebopを再起動すれば変更完了です。皆が接続したくないようなSSIDが思いつかなかったので、ランダムな文字列にしてみました。

[ WEPを設定する ]
http://forum.parrot.com/usa/viewtopic.php?id=30025
Parrot Bebopフォーラムにて設定方法が紹介されています。ただしftpでのデータ転送速度がかなり遅くなることも報告されています。たださえビデオフィードの遅れが指摘されているので、データ転送速度が遅くなるのはあまり好ましくはありません。おそらくは操縦そのものや本体に記録されているビデオには影響はないと思います。WEP自体は、その気になれば瞬時に破られてしまういますが、何もないよりは良いでしょう。私自身はWEP設定は使用していません。
注) このスレッドでAutomatic modeとして紹介されている方法は危険ですのでお勧めしません。これについては後で説明します。

[ MACフィルターと隠しSSID ]
http://forum.parrot.com/usa/viewtopic.php?id=30038
Bebop側で接続を許可するMACアドレスを設定する方法とSSIDを見せなくする方法も同じくParrot Bebopフォーラムで紹介さていました。私はMACフィルターを現在使用中です。
注) このスレッドの最初でPersitent setupとして紹介されている方法は危険ですのでお勧めしません。

[ 設定方法について ]
WEPもMACフィルターもbcmwlというコマンドで設定します。telnetでコマンドを投入すると一時的に設定されますが、再起動すると設定はなくなってしまいます。そのため起動時にこの設定をどこかに書き込む必要があります。ただし、現在のところ文鎮化する可能性のある方法しか見つかっていません。私自身も簡単なテストを行ってみました。フォーラムで紹介されているスクリプト(/sbin/broadcom_setup.sh)とアクセスポイントの設定ファイル(/etc/hostapd.conf)のコメントを少し変更してファクトリーリセットと呼ばれる方法(電源ボタンをLEDが点滅するまで長押し、その後自動的に遮断するまで待つ)を試してみました。変更したSSIDは元に戻りますが、/sbin/broadcom_setup.shと/etc/hostapd.confは元に戻ることはありませんでした。このため、接続不可能になるような設定を書き込んでしまった場合は文鎮化することになります。実際にフォーラムでも文鎮化した事例が報告されています。TTL接続でコンソールは活かせるようですので最悪の場合も何とか回復は出来るかも知れません。

私はSHEILD Portableに以下のtelnetアプリケーションを導入して起動するたびにコマンドを投入することにしました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=apc.android.tool.telnet
MACフィルターに必要なコマンドは2つですが以下のようにセミコロンを挟めば一度に投入出来ます。

bcmwl mac MM:AA:CC:11:11:11 ;bcmwl macmode 2

MM:AA:CC:11:11:11は端末のMACアドレスを調べて置き換えます。

また入力域を長押しすることによりコマンド履歴が呼び出せますので実際に長いMACアドレスを入力するのは最初の一回だけです。実際にやってみると、さほど手間ではありません。ただし、Bebopが起動してからコマンド投入までの間に誰かが接続した場合は防ぎようがありません。

Screenshot_2015-03-19-12-30-22