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Mac OS X Lionでの802.1Xの設定

オフィスの無線LANが802.1X LEAPによる認証を行なっています。Mac OS X Snow Leopardの時は、その設定をネットワーク設定/詳細/802.1Xタブの中で行っていました。Lionになってから、そのページを開くと設定項目は一切なく「構成プロファイルを使って802.1Xプロファイルをシステムに追加します。詳しくはシステム管理者に問い合わせてください。」などと書かれています。

構成ユーティリティをダウンロードして自分で設定しなければならないと最初は思いました。が、取り敢えず無線LANを接続して見ました。するとユーザーIDとパスワードを入力するダイアログが表示されました。LEAP認証に使用するものを入力してみると、あっさりと接続されるではないですか。証明書などを使用しないタイプだからかも知れませんが設定無しで使えるようになったということです。802.1Xの設定項目がなくなったのは、単純に自動的に認証方式を判別してくれるようになったからなのですね。

iOS5には辞書が搭載されています。Safariなどで単語を選択しポップアップメニューの「辞書」をタップすると単語の意味が表示されます。これもまたMac OS Xと同様に英和・和英辞書が載っていますので日本人としては有り難く使いたいところです。アップル用語辞典は各国語版が搭載されていますが、一般の辞書は英語と日本語だけで他の言語の辞書は載っていないようです。

ふと気になって、南京東路のアップルストアでiPhone4のデモ機で辞書を引いて見ました。Safari上に表示された英単語を選択しポップアップメニューの「定义」をタップすると何と英和辞典が表示されました。中国語に設定されているデバイスならば英英辞典が表示されるべきでは無いのか? 大きな謎を抱えたまま、その場は帰途につきました。

帰宅後iPod Touchにて色々と試してみると以下のような事が判明しました。

– アップル用語辞典は、表示言語に合わせて切り替わる。ただし試したのは英語、日本語、中国語とフランス語のみ。
– 英英辞典への切り替えは、表示言語を英語にした時に行われる。
– 英和辞典への切り替えは、表示言語を日本語にした時に行われる。

従って、一度表示言語を日本語にしたあと、中国語にしてもフランス語にしても英単語で辞書を引くと英和辞典が表示されてしまいます。英英辞典にしたい場合は一度、表示言語を英語にしてから中国語などにしないと行けません。

きっと、私がアップルストアで試したiPhoneは、誰かが日本語表示にした後だったのでしょうね。

デザインとして、こうなってしまうのも分からなくはないし、一般的な話として困ることはないでしょう。しかしながら日本人に一度デバイスを貸した後などに悩みまくるユーザーも、きっと出てくる事と思います。

とりあえずは、英語圏、日本以外のお店でデモ機に触る機会のある方は、片っ端からiPhoneの表示言語を日本語にしてみましょう(笑)。

追記) iOS5の内蔵辞書を利用した辞書アプリが出ていました。その名も辞書。オフラインでも使用できる無料辞書アプリとして入れておくのが吉です。

 

iTunes ConnectでInvalid Binaryになった

久しぶりにiOSアプリケーションを更新しサブミットしたらInvalid Binaryになってしまいました。Xcode 4.2のArchiveからValidationは問題なし。Xcode4.2上ではSubmitも問題なしですがiTunes Connectを見るとInvalid Binaryと表示されていました。以前ですと問題があると何かしらエラーの理由が記されたメールが送られてくるのですが、それもありません。

まったく、手がかりの無いところから原因を探らねばなりません。Googolで検索すると、同様の現象について沢山の事例が見つかりました。ひとつひとつ検証した結果Info.plistでのアイコン指定の問題でした。

前提としてはiOS Deployment Targetが3.0なUniversal Applicationです。

最初は、

CFBundleIconFile icon.png
CFBundleIconFiles
  Item 0 icon.png
  Item 1 icon@x2.png
  Item 2 icon-72.png

みたいな感じでした。これで以前は問題なかったと思います。

ここに下のアイテムを追加してInvalid Binaryが解消しました。

CFBundleIconFile~ipad icon-72.png

本来ならXcodeのValidationでエラーを見つけてくれるべきなんでしょうね。試しにCFBundleIconFileにファイル名を消してみるとValidationの際にかなり詳しいエラーメッセージが出ました。

PreviewによるPDF編集 – Mac OS Xの便利なとこ2

Mac OS Xで印刷機能でPDFを作成することが出来ることはユーザーならば皆知っていることと思います。

それだけではなくMac OS Xの標準機能のpreviewでPDFの簡単な編集も可能です。複数のPDFをひとつに結合したり、分割することが出来ます。

ページ毎の編集を行うためにPDFファイルをpreviewで開いたら表示メニューでサムネイルを表示させます。

結合する場合、サムネイル上に結合したいファイルをドロップします。ドロップするファイルはPDFだけでなく画像ファイルも可能です。

不必要なページがある場合はサムネイルからページを削除するだけです。

元ファイルを変更する場合は、そのままpreviewを終了するだけです。逆に元ファイルを変更しない場合は予めコピーしておいたほうが良いでしょう。

またpreviewでは画像ファイルのタイプを変更したりも出来ます。このあたりは「書き出す」メニューを開けば一目瞭然です。

ちょっと前にtwitterでMac OS Xに辞書が付いているのを気づいてない人が多いという話題が流れていました。すでに多くの場所で紹介されている機能ですが、使わないのはあまりにももったいないので少しだけ書いておきます。いつ頃から搭載されているのかは不明ですが少なくともLeopardには載っていたと思います。

以下、Mac OS X Lionで調べた事柄です。

[ 搭載辞書 ]
– 国語辞典 (大辞泉)
– 英和/和英辞典 (プログレッシブ英和・和英中辞典)
– 類語辞典 (類語例解辞典)
– Apple (Apple 用語辞典)
– Wikipedia
– British Thesaurus (Oxford Thesaurus of English)
– Thesaurus (Oxford American Writer’s Thesaurus)
– Dictionary (New Oxford American Dictionary)
– British Dictionary (Oxford Dictionary of English)

並べてみるとすごいです。Lionって幾らでしたっけ? しかも日本語の辞書が付いているのは我々にとってすごいサービスと言えます。使わなきゃ申し訳ないです。

Mac OS Xは世界中で同じものが使われています。ちなみに香港で売っていたMac miniで表示言語を英語で立ち上げたもので調べたところディフォルトで英語の辞書しか引けませんでしたが環境設定をみると選択されていないだけで国語辞典も入っていました。

[ 辞書の引き方 ]
– 辞書アプリを使用する。Launchpadから辞書アプリを起動します。ポップアップ辞書で使用する辞書の種類なども辞書アプリの環境設定で行います。
–  Safariでは単語の上にマウス・ポインターを置き ctl+command+D で辞書がポップアップします(他のアプリで使えるものもあるかもです)。
– 他のアプリでは単語を選択して右クリックメニューで「辞書を検索」を実行します。
– 辞書ウィジェットを使用する。

百度手机地図 – DZに入れて便利だったアプリ7

百度地図については、少し前にも便利であることを書きました。

改めてAndroid版の百度手机地图についてご紹介します。以前に書いたことと重複もありますが、特徴は以下の通りです。

– バスの路線番号で検索すると経路がバス停の位置付きで表示出来る。
– 建物の形が表示される。
– Googleより地図が見やすい。
– オフライン地図機能がある。(Androidの場合、PCで地図データをダウンロードした方が速いです)
– 音声検索が可能。

最後の音声検索は、とても役だっています。私のアヤシイ中国語でもかなり正しく認識してくれます。周りがうるさい場所でも携帯電話に口を近づけて小声でささやけば大丈夫です。外を歩いている時には音声検索の方が本当に楽です。

検索結果はGoogle Mapsとだいぶ違っていることもあります。この辺りは双方使い分けるのが良いのでしょう。

最後にデメリットをひとつ。Androidの電池使用量のグラフを見ると電力消費が半端なく大きいです。実験によるとバックグラウンドに回っても電力消費をしているようです。こまめに終了させた方が良いようです。

Hotmail – DZに入れて便利だったアプリ6

‘たまにしか来ないけど重要なメール’をhotmailに転送するようにしています。PCを使用している時はMSN Live Messengerを使用しているのでhotmailへのメールの着信を見落とすことはありません。

最近になってAndroid版のHotmail公式アプリが出てきましたので外出先でもメールを確認すべく導入して見ました。

複数メールアドレスにも対応していますし、使い勝手も問題ないです。ただしプッシュ配信にしておくと「電池使用量」のグラフを見るかぎりかなり電力を消費しているようです。アカウント設定->同期頻度を15分ごとに設定して使用しています。

 

[ Google Mapsの場合 ]

以前から度々取り上げてきた中国地図の測地系(座標)のからみでGoogle Mapsでは香港、マカオと中国本土との境目にミステリーゾーンが生じています。香港、マカオはGPSで使用されている世界測地系WGS84が使用されており、中国本土ではおそらくBJ-54というものが使用されているため、その接続部分に矛盾が生じています。


大きな地図で見る

上手に接続されているので、パッと見わかりませんがよく見ると川や道路が途切れていたり鉄道の駅が不自然に離れているのがわかります。

モバイルデバイスでGPSを使用して現在位置を表示する場合、中国本土ではこのズレが補正されて正しい位置が表示されるようになっています。また、香港の地図はもともとGPSの座標と一致しています。そのため深センと香港の間のどこかに補正が入るか否かの境界線があるはずです。その辺りではGPSを使用した現在位置は使い物にならないはずです。このあたりの検証はAnheloさんのブログにて行われていますので参照ください。

[ 百度地図の場合 ]

上の地図と同じ場所を百度地図で表示すると、こんな感じです。

残念ながら百度地図では経緯度による指定ができません(私が知らないだけかも?)ので測地系がどうなっているのかはわかりません。ただ、少なくとも香港と中国本土が同じ測地系を用いて描かれていることは間違いありません。

あまり香港と深センとの境界付近の地図が必要な人はいないとは思いますが、この付近を行き来する場合はGoogle Mapsではなく百度地図を参照する方が良いでしょう。

 

K9 – Mail – DZに入れて便利だったアプリ5

3ヶ月ほど前からAndroidのアカウントにあるメールの同期を止めてK-9 Mailにてメールを取得するようになりました。

K-9を知ったのはAskalさんが複数メールアドレスで使用できる快適なアプリがあると教えてくれたからでした。私自身は特別複数メールアドレスを管理する必要性は無かったのですが試してみて動作の軽さが気に入りました。

私はGmailとYahoo Japanのメールアドレスを設定しています。設定はとても簡単でメールアドレスとパスワードを入力するだけでサーバーやプロトコルは自動的に判断してくれます。

Gmailに関してはIMAP-idleでプッシュ動作しているようです。ほぼ遅滞なくメールの到着を知ることができます。

Yahoo Japanは最近IMAPをサポートし始めましたが、残念ながら今のところK-9ではPOPで設定されます。

10月11日昼過ぎくらいからGoogleアカウントとの同期が復活した模様です。

昨年6月に数日間でしたがAndroidからGoogleのアカウントにログイン出来無い事がありました。その時の詳しい状況については過去記事のここここを御覧ください。

10月6日くらいかGoogleへのアクセスが再び規制されているようです。前回とは現象が違っています。分かっている現象を列挙しすると、

– Androidの起動時に行われるアカウントのログインは問題なし(前回は、これが規制されていた)。
– Googleアカウントに付随する各種同期はGoogle+を除き実行出来無い。Picasaは使用していないので不明。
– Androidマーケットはアプリケーションの検索などは可能ですがダウンロードが出来無い状態。

こんな感じです。

究極的な対策は、やはりVPN接続しかないと思います。ただ常にVPN接続しておくわけにも行かないのでメールの取得についてはAndroidの標準機能を使用せず別のメール・アプリケーションを使用するのが良いと思います。私は軽さが気に入っているK-9 Mailというものを使用しています(そのためGoogleブロックになかなか気づかなかったです)。機種によってはメールアプリやExchangeサーパーに接続するアプリケーションが付属しています。それらを使用してGmailにアクセスを試してみると良いかと思います。

VPNに関しては、我が同志のブログ小龍茶館中国ネット事情カテゴリーが詳しいです。ぜひ、そちらを御覧ください。個別の質問については、ここへのコメントでも結構です。