すでに香港でNokia E7-00を入手された方々がいらっしゃるようですので、とり急ぎKKJConvのE7-00対応を始めました。実機無しで手探りながら、まずはpreview第一版を公開いたします。E7-00を入手された方でお時間の有る方のテストをお願いいたします。
[ 導入 ]
以下のURLにデバイスからアクセスしKKJConvの所をクリックします。
http://www.nkozawa.com/kkjtest/
[ 使用方法 ]
E7-00のqwertyキーボードがMIDPにおいてナビキーとして使用されていること、またカーソルキーが効かないことを回避するためにシフトモードのひとつとしてNaviモードを設置しました。
– シフトキーを押す毎に右上のシフト表示が、表示なし->Shift->CAPS->Naviと変化します。
– カーソルの移動を行う時はNaviにしてA,W,D,Xのダイアモンド配列のキーで行います。
– 改行動作、変換中文字列の確定動作はCtrl+jもしくはNaviモードでSを押します。
[ 予測される不具合 ]
どうもデバイス本来のシフト状態にCAPSとか最初の文字だけシフトみたいのがあるようです。そのためKKJConvのシフト状態と相反して大文字あるいは小文字が入力されかも知れません。
同様の理由によりJが大文字に成っているときはCtrl+jが効かないかも知れません。
[ お願い ]
不具合、感想、使いやすくするためのアイデア等なんでも結構ですのでお知らせ下さい。連絡手段もコメント、メール、あるいはボソッと呟いて(Mentionの方が良いですね)もらう等、何でも結構です。
[ N97 mini ]
N97 miniにも、ナビキーの呪縛があるようですので、もしかすると有効かも知れません。シフトモードが分かりやすければ、通常のKKJConvでもナビキーモードと大文字の切り替えで何とか入力出来るようです 。その場合でも、おそらくA,W,S,D,Xの小文字入力が不可能と思います。E7対応のKKJConvであれば小文字が入力出来ると思います。
[ 今後 ]
今回のバージョンはE7-00モード決め打ちです。E7-00かどうかの自動判別とNaviモードを使用するかどうかの設定が出来るようにいたします。
春節前から上海の南京東路にあるノキア旗艦店にてNOKIA E7-00が展示されていました。先日、華南の同志とおもいっきりいじり倒してきましたので、その時の印象です(写真は、同志の撮影たものを無断使用 🙂 )。
まだ販売予定は世界数カ国ですので、今の時点で実機に触れるのは限られ場所と思います。という恵まれた状況にありながら自分の興味の中心にあることだけひたすらテストしていましたのでレビューになってないです。予めお断りしておきます。
[ キーボードはイケテます ] キーボードの開閉は、見たとおりで片手でディスプレイをスライドすれば気持よく開きます。この辺りはノキア、問題なしです。キーの押し込んだ時の感触が適度で携帯端末としては十分に優秀です。
[ サクサクとは言えないか ] 普段iPod Touchを使っているせいか画面の反応は少し鈍くも感じましたが、許容範囲でしょう。アプリケーションによってサクサクだったり鈍かったりしていたような気がします。徐々に良くなっていくことでしょう。
[ カメラは残念 ] Eシリーズでありながら写真の編集アプリが内蔵されていました。顔だけ変形させたりスタンプを押したりするお遊び系アプリです。その反面、搭載されているカメラはフルフォーカスと称する自動焦点の無いものです。このため、紙の書類を撮影しても文字が読めるほどに焦点は合いませんし、細かない部品を撮ろうにもマクロは効きません。最近のノキアはNシリーズのみがCarl Zeissブランドのオートフォーカス・カメラが搭載されていて、他のシリーズは全て自動焦点が有りません。ビジネス・ユーザーだってCarl Zeissじゃなくて良いので自動焦点なカメラが欲しいと思うのですけどね。
[ MIDPはどうやろ? ] さて、ここからが私の本題であるMIDP (Javaアプリ)関連の話になります。
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以前から
中国の地図で使用されている経緯度とGPSで使用されている経緯度が異なることを書いてきました。このためGPSなどで位置決めを行うモバイルデバイスで現在地表示がズレてしまうなどということが起こっていました。いま中国で一番ホットなデバイスであるiPhoneの地図が最近になって、このズレが補正されるようになりました。ということで、現時点でのまとめを行ってみたいと思います。
まとめの時期: 2011年2月
[ ズレが無い、問題なし ]
< iOSデバイス(iPhone/iPad/iPod Touch)の標準地図アプリ >
iOS4.2.1ならば現在地表示はズレない。中国全土で問題ないのかどうかは不明、主な都市では問題ないようです。それ以前のバージョンはJBするとパッチアプリにて補正可能。また北京だけは以前から問題なかったです。
< Android >
私が試したAndroid 1.6のXperia X10では問題ありません。おそらく、全てのAndroidで問題ないのでしょう。
< Nokia S60向けのGoogle Mapアプリ >
2009年の始めくらいから正しく表示出来るようになりました。Latitudeも含まれていますので、これも問題なし。
< PC上でLatitudeの履歴表示 >
どのデバイスで取得したLatitudeの履歴も後から表示する分には正しい位置が表示されるようです。
[ ズレが生じる ]
< iOSデバイス >
– Latitudeアプリ。自分の位置は相変わらずズレています。他の中国国内に居る人の位置は正しいようです。
– 地図アプリにて経緯度を指定した場合。
– 経緯度指定がズレるのと同じことですがtwitterなどに付いた位置情報による地図表示。
< Nokia S60 >
TwitterクライアントであるGravityにはGeoタグから地図を表示する機能があります。これはズレてしまいます。Sports Trackerなどでも同様の現象になるとのことです。総じて経緯度していによる地図表示はズレるということでしょう。
< PC上でのGoogle Maps >
経緯度を指定して地図を表示するとズレた場所がひょうじされます。ただしGoogle Mapsの航空写真は、正しい位置が表示されます。
[ 補足的な事柄 ]
– ズレの正体は中国地図で使われている座標系がGPSのそれと異なるためです。これは中国に限ったことではなく日本にも日本測地系というものが存在し日本でのGPS黎明期には問題が生じることもあったようです。中国政府も中国独自の座標系を必ずしも使わなくても良いという表明をしているという噂も聞きましたので、将来的には面倒なことはなくなる可能性もあります。
– 一国二制度の中国です。Google Mapsの香港地図はズレが生じません。ここでも疑問が湧き上がります。香港の領土は深センと陸続きです。境目はどうなっているのでしょう。Google Mapsで境界線を調べると、無理矢理ツギハギされているのが分かります。また、深センから香港へ移動中にiPhoneの現在地表示がどうなるか実験された方がいらっしゃいます。詳しくは「Anheloの元”中国杭州市モバイル“で“留学”日記」を御覧ください。
KKJConvを端末にてネットワークから直接導入出来るようにセットアップいたしました。端末から以下のURLにアクセスして辞書サイズを選ぶだけで導入が始まります。
http://www.nkozawa.com/kkjconv/
だいぶ以前から考えてはいたのですが、なかなか腰が重くて、、、
以前の記事にも少しだけ書いていますがGPSの無いiPod Touchでも街の中で現在地を表示することが出来ます。
タクシーで移動中の様子をアニメーション化しました。これを見ていただくとよくわかると思います。かなり正確にトレース出来ています。
これは街中に溢れているWiFiの信号を元に位置決めをしているそうです。Skyhook社のページでは明確に記述れてはいませんが巷に溢れているGPS搭載デバイスがWiFiアクセスポイントと位置情報の紐付けに役立っているような気がします。もっともアップルは最近になってSkyhook社ではなく独自の位置情報DBを構築しているという噂もあります。
上海の街の中でしたら、ほぼ問題なく現在地が表示できます。流石に少し郊外に行くとWiFi電波が飛んでいませんので、とたんに役立たずになってしまいます。また、iPod Touchが通信できないことには地図が取得できませんので3G電波をWiFiに変換するモバイルルーターなども必要です。
先日の光インターネット化に伴いTime Capsuleをリビングに移動しました。ノートPC類は問題ないのですがMac Miniのネットワーク接続状況が著しく悪化してしまいました。それまではTime Capsuleと有線でつないでいたMac Miniなので尚更遅く感じます。
電波の受信状況がMacBook Airと比べると随分と悪いです。そこで電波を補うべくAirMac Expressを購入しWDS接続を試してみました。ところが電波は強くなるもののTime Capsuleへのファイル転送速度などは改善しません。
一度はAirMac Expressを出張用ルータとして眠らせて置くかと思ったのですが、ふと気づいてMac MiniとAirMac ExpressをEthernet接続することにしました。そういう使い方が出来るかどうか分からないまま手探りで設定してみました。ワイヤレス設定で「ワイヤレスネットワークに接続」「Ethernetクライアントを許可」で接続出来ました。
Mac MiniとAirMac ExpressをEthernetで接続しMac Miniの無線LANは切ってしまいました。これにてTime Capsuleへのファイル転送が半分の時間に短縮しました(というか正常になった)。インターネット接続も何か引っ掛かりがあったのが無くなりました。もしかするとMac Miniの無線LANが壊れているだけなのかも知れませんが、この状態で使っていくこととします。
上海の自宅に申し込んだわけでも無いのに光ファイバーがやって来ました。以前、上海の家庭は全てブロードバンドにするというニュースがありました。その中にFTTHの話もあったのですが、まさかこんなに早く実現されるとは思ってもいませんでした。
何の説明も無いままいきなり工事業者から電話が有って、ADSL回線を光に置き換える工事をしたいとのことでした。流石に詐欺か何かかもしれないと思い、マンションの管理事務所と中国電信の両方に確認したのち工事と相成りました。
建物まではすでに光ファイバーが引かれているとの説明でしたのでVDSLかと思ったら、光ファイバーを宅内まで引き入れてきて、ちょっとビックリでした。未使用だったマンション備え付けのLANケーブルを引きぬいて光ファイバーを家の中に引き入れました。結構、強引な工事みたいでしたが、それなりの強度をもったケーブルがあるのですね。
持ち込まれたのはHuawei製の光終端装置でルータ機能や電話も接続出来るものですが、光モデムとしての機能だけを使用しています。つや消しブラックな筐体で家庭内に置いても違和感はありません。別途、知らないメーカー製の無線LANルーターも貸与されましたが、こちらはかっこ良くないです。設置してもらった後は、さっさとApple Time Capsuleに置き換えてしまいました。光の引きこみの都合でTime Capsuleはリビングに設置することになりましたが、美しい筐体なので問題なしです。
もともとADSL 2M(150元/月)だったのですが、今回の光敷設でも契約は変わりません。希望すれば10M(180元/月)に変更出来るとのことです。当然10Mにするつもりですが、すでに2M以上の速度が出ています。上のキャプチャーは上海のスピードテストサイトですが、北京などテストすると2Mくらいしか出ていません。また海外への接続は今までとほとんど同じ感じです。正式に10Mに変更すると、もっと良くなると良いのですが。
今さらながらiPod Touchを手に入れ持ち歩いています。特に目新しい話が有るわけでは有りませんが、一応気に入ったことなど書いておきます。
Retinaディスプレイ
ほんとに綺麗な画像でiPadと見比べるとiPadのギザギサ感が残念になってきます。 産経新聞アプリで二つ目の解像度で文字が認識出来るので随分と読み易くなりました。
薄い
以前と変わらず薄く美しい筐体は素晴らしいです。この薄さで大量のコンテンツを持ち歩けるなんて、カセットテープなウォークマン世代にとっては夢のようです。
GPS要らず!?
MiFiと共に持ち歩いているのでiPhone並にどこでもオンライン状態で使用できます。上海市内で持ち歩いて地図アプリを立ち上げるとGPSが無いにも関わらず、ほぼ正確な現在地を示す事が出来ます。これはWiFi電波と位置情報の関係をデータベース化する技術により実現しているようです。街中WiFi電波だらけだからこそなし得る技ですね。
カメラは残念
これでカメラがiPhone並とは言わないまでも、もう少し綺麗な写真が撮れれば完璧なんですが、残念ながら今ひとつです。もとよりパンフォーカスですし、とりあえず撮影できるという程度です。動画は良い感じですので、動画撮影専用のカメラと考えておけば納得は出来ます。
iPhoneを常用していないので何時からかは分かりませんが(おそらくはこの2週間くらいと思います)以前は現在地が正しく表示出来なかったiPhone/iPadの地図が正しい現在地を表示するようになりました。これでやっとAndroidやNokia S60の地図アプリと同様に使えるものになりました。
ズレる原因は中国地図の経緯度の体系がGPSで使用している物と異なっているためですが、以前から中国でも北京だけは補正されて正しい現在地を表示していました。最近のiPhone4の売れ行きからいずれどの地域でも対応するものとは思っていました。
最近、公開されたiPhoneのLatitudeアプリでは未だに現在地はズレた場所が表示されます。ただし後からPCでLatitudeの履歴を見ると正しい位置が分かったりもします。この辺りの事情については、いずれまとめてみたいと思っています。
追記)
– もしかすると北京、上海と都市毎に対応している可能性もあります。地域ごとのズレてるズレていないという情報がありましたらコメントいただけると幸いです。
– 同じ上海でもiOS4.0.1のままのiPhone4では地図がズレたままだそうです。最新ファームだけの恩恵のようです。以前のズレはJBしているiPhoneであれば修正可能です。詳しくは小龍茶館を参照ください。
追記2)
iPod Touchを購入したところiOS4.1が導入されていました。その状態では地図上の現在地が従来通りのズレを示していました。iOS4.2.1に更新後、同じ条件で現在地を表示すると正しい位置に変わっていました。
追記3)
コメントにて広州でズレることなく現在地を表示していると教えて頂きました。また、成都でも大丈夫であるとも聞いています。中国全土で正しい現在地が表示されているのかも知れません。
追記4)
福清市や厦門ではズレていたというコメントを頂きました。
今まで各種予備電池を購入すると専用の充電器も合わせて購入していました。時には似たような形状の充電器を複数持ち歩くハメになるので写真のような万能タイプの充電器を購入してみました。
端子がスライダーで可動式になっていてバッテリーの端子位置に合わせればどんなリチウムイオン電池でも充電が可能です。
秀逸なのは電池の極性に関係なく充電出来ることです。電池には沢山の端子が出ています。正しい端子に接触させると右上のLEDが点灯するようになっています。ところが説明書には極性についての説明がありません。試しに電池を裏表反対にしてみたところ、正しい端子さえ選択すれば裏でも表でもLEDが点灯します。それならばと実際に充電してみると、裏表に関係なく充電が可能でした。
ちなみにお値段は14元(言い値は15元、小銭が無くて1元まけてもらいました)。信頼性や耐久性は期待できないので、寝ている間に充電とかは、ちと怖いかもです。