細かな変更が中心ですがptsNotes v0.11を公開します。
解説、ダウンロードのリンク等は前回と同じです。詳細については上のptsNotesタブもしくは以下のURLをご覧ください。
http://www.nkozawa.com/blog/ptsnotes/
v0.11での変更の概要
[ バグ・フィックス ]
– 新規タグ名を50文字で設定するとパニックになる問題の修正
– 新規ノートが二重に保管されてしまう問題の修正
– DBのリストアでファイルが壊れているときにパニックになる問題の修正
– エディターで最下行の文字が見切れる問題の修正
[ 機能の更新 ]
– アイコンの変更をエディター画面に即座に反映する
-メインリストで文字を入力し始めると新規ノートを開く機能(完璧ではない)
標準のNotesだと最初に押した文字が入力されるのですが、その部分が実装できず、キーをきっかけに新規ノートの編集画面を立ち上げるにとどまっています。
– Undo機能の作りこみ
– メイン画面にノートを削除するメニューを追加
– エディターで文書を全て消去して「閉じる」とノートを削除する
– エディターから文書をファイルに保管(まだ暫定的な実装)
– フォルダー、エンコードとも固定です。
– KKJConvとの連携機能
KKJConv v1.13との組み合わせで機能します。
– エディターを開いている時にptsNotesが終了したら、次のptsNotesの起動でエディターを再開する
– フィルターの設定を自動的に保管しptsNotesの立ち上げで自動的に読み込む
+Jは日本語のエンコーダーを提供しています。それをどう使うかはアプリケーション次第ということでE90(おそらくはシンガポール・ファームウェア版)で簡単な調査をしてみました。
[ KKJConv ]
これはKKJConvのファイルダイアログです。日本語以外のデバイスでは、一般的にはUTF-xxとUS-ASCIIだけが表示されますが+Jを導入後はShift_JISとISO-2022-JPが追加されます。実際にShift_JISやJISのファイルを読み込んでMIDPからも追加されたエンコーダーが使用できることを確認しました。
このエンコード・リストは予めプログラム内で用意したエンコーダの名前をテストし、デバイスに搭載されているものを表示しています。EUCについては、テストを行っていないので表示されていません。
[ Web ]
標準のWebブラウザーではOptions/Settings/PageにDefault encodingの設定があります。私のE90ではヨーロッパやアジアの沢山のエンコードが表示されます。この中にJapanese (EUC)、Japanese (ISO), Japanese (Shift-JIS)が含まれています。今のところAutomaticで問題は発生していません。
[ Notes ]
ファイル・マネージャーでテキストファイルを開くとNotesが立ち上がり内容を表示します。EUC, JIS, Shift JIS, UTF-8, UTF-16LEで書かれたテキストファイルを用意して試してみました。UTF-8が正しく開くのは当然としてJISとShift JISも正しく表示されたのは予想外でした。エンコードを自動的に判断するコードがNotesに入っているのかOSにそういった機能があるのか興味深いところです。EUC, UTF-16LEについては文字化けします。
[ メール ]
メールに関してはすでにsiam_breezeさんが書かれている通りISO-2022-JPの受信は出来るが送信はUTF-8になってしまいます。ISO-2022-JPで受信したメールに返信をしてもUTF-8になってしまいます。
+Jとかエンコードとか関係なく、一つだけISO-2022-JPでメールを送信する方法があります。それはGmailアプリを使うことです。予めWeb画面にてGmailの設定を「送信メッセージにディフォルトのテキスト・エンコードを使用」にしておきます。これで日本語のメールを書くとISO-2022-JPで送られます。因みに、そのままの設定でメールの文面を中国簡体字にするとGB2312でエンコードされます。さすがにGoogleです、賢い作りになっています。

日課となっているInstallerのRecenet PackagesチェックでFuniculusというGuiter tunerを発見。以前にもチューナーは有ったが小さな音量で音を鳴らすだけの物であった。だがFuniculusはmicrophone-basedと但し書きがしてある。これは試さねばならない。
上のキャプチャーを見れば一目瞭然。iPhoneのマイクから音を拾ってピッチを表示してくれます。ギターチューナーと書いてありますが、ギターの弦に特化したものではなく万能チューナーです。ウクレレで試してみましたが、実用性大です。マイクが必要なので素のiPod Touchでは動作しないでしょう。
ヘッドセットのジャックとピックアップを接続するアダプターを作ればエレキギターのチューニングも出来そうです。
ModMyiFoneがソースに登録されていればカテゴリーUtilitiesで見つかると思います。
E90に+Jの中国語フォントを入れて試しています。最初、勢い余って本体にフォントを入れてしまいました。その時は正しくフォントが入れ替わったのですが、その後メモリーカードに導入し直したところフォントが反映されません。
まずはメモリーカードの中をのぞいてみるとE:¥resource¥FontsにはPlusJ_S60SC.ttfなんていう名前のファイルが入っています。標準のフォント名では無いです。フォント名を入れ替えるための仕組みが入っているのですかね。とは言っても、フォントの入れ替えが起こらなくなってしまったのは原因不明です。とりあえず、フォントのファイル名を一般的なフォント入れ替え手順に習って中文フォント三点セット(S60SC.CCC, S60TCHK.CCにrename、別に用意したS60DIGI.TTF)にすると、ちゃんとフォントが変更されました。
中国語と半角カナが共存できるのは良いのですが、やはり小さな文字のギザギザ感が気になります。しばらくは、このまま使ってみますが最終的には元に戻すかもしれないです。
14:27 追記: はやばやとフォントを元に戻してしまいました。小さな文字のギザギザと下線の付いた文字が汚いのが目に付いた。
iPhone 1.1.3の言語環境についてコメントで色々と教えていただいたことのまとめです。
[ 日本語キーボード ]
前回、紹介したのはファイルをコピーする方法でした。一つのファイルの入れ替えなのでさほど難易度が高い訳ではありませんが、Installerから導入する方が簡単なのは間違いがありません。
InstallerのSourceにhttp://repo.aakqtr.comを追加しBiOsS Modzカテゴリーから*1.1.3* International Supportを導入します。 この方法だとキーボードだけではなくRegion FormatやメニューなどのLanguageまで各国語が選択できるようになります。メニューまでは必要なくともRgion Formatを変えてみたい人は多いと思います。
[ 中国語キーボード ]
iCostaを苦労して手作業によるファイルコピーで導入したのですが、weFitという入力システムがInstallerから導入できます。こちらの方がiCostaよりも賢い変換が出来るようなのでお勧めです。
InstallerのSourceにhttp://app.weiphone.com/installerを追加しWeiphoneカテゴリーからWeFit for 1.1.3 preview 5を導入します。
追記:
コメントで有益な情報をいただいたので追記します。
iCostaやweFitを導入していて設定から言語を変更すると中文キーボードが現れなくなってしまいます。その場合はキーボードの設定にて日本語キーボードをオフ、オンすると回復します。
買ったばかりのE90には、真っ先にM-FEPを入れようと思っていたのですがSymbian Signedが混み合っているようでなかなか受け付けてもらえません。そうこうしている内に+J for S60が公開されたというメールが飛び込んできました(私もベータテストに落ちたくちです)。
とり急ぎ試してみました。
[ E90 ]
– フォントは、まずまず美しいです。現在、中国簡体字モードにしているのですがアイコンの下の文字は、ちょっとギザギザした感じになってしまいました。オリジナルの中文フォントの方が綺麗な気もします。ちゃんとした日本の漢字の字形だし中文フォントだと一部表示できない文字があるので入れておこうかな。
2/20補足: フォントを本体に入れないと反映されていないなぁ。まぁ半角カナとか気にしなければ必要ないから良いか。+Jを入れただけで元々の中文フォントでメールの中の豆腐が無くなったような気もします。
– 漢字変換についての操作感などは、まだよく分かりません。一応、ちゃんと漢字変換出来ています。当たり前ですが、、、
– 標準ブラウザーでEUCのページが表示できたのでエンコーダーもちゃんと機能しているようです。
[ E61 ]
– フォントを導入したら立ち上がらなくなってしまいました。メモリーカードに導入しておいたので問題はありませんでした。
– このデバイスは、実は一番初期のファームのままでM-FEPはサポート対象外となっているものです。案の定、松茸も数字キーの呪縛に陥っていました。ドキュメントにも明記されていますが数字の書かれているキーで数字しか入力出来ないのでローマ字変換出来ません。10キーでの漢字入力はできそうです。
– EUCのwebページの表示は出来ました。
[ 705NK ] 番外編
– フォントを導入したら中国語の表示が出来るかもと思い試してみました。残念ながら導入の最後の方で対象の機種では無いというようなメッセージで導入できませんでした。考えてみればフォント名とかの問題もあるし導入できてもだめですね。
今頃ですかと言われそうですが、やっとのことでE90を入手しました。 上海駅近くの不夜城ビルにて5500元でした。値段的には随分と落ち着いてきましたね。おそらくはマイクの問題が収束して品物が潤沢に出回るようになったためでしょう。

ファームウェアはV7.40.1.2で入力文字の種類には中国簡体字の他IndonesianとかMelayuとか出てきます。内部のキーボードはQWERTZ配列(そういう呼び名があるって、ま〜さんに教わりました)です。何やら読めない単語が上のボタンに並んでいますが、慣れれば大丈夫みたいです。ただ付属の説明書は全く読めません 🙁 もともと説明書読まないから関係ないか。
内部はドイツ語キーボードみたいですが、何故か背中にしょっているのは「中」の文字の入った10キーです。素晴らしいです。少しでも中国化してやろうという愛国精神は見事です。
おまけで液晶保護シートを貼ってくれたのですが、シート貼り専門のお姉さんが液晶面に小さなキズを見つけてくれました。例のキーボードで付く物とは違ってちょっと深いです。こちらから何か言うまでもなく、別のにしますかって聞かれました。素晴らしいです。この国で、こういう対応されると素直にうれしいです(まぁ、誰かが傷ついたE90を買うことにはなるのでしょうけど)。
キーボードは、さすがに最新の物ではなく出っ張ったものです。マイクの問題は確認しようがありませんがMy-Symbian.comのフォーラムで流行っているボードのリビジョンチェックでNR14と新しい方だったので大丈夫でしょう。
ほとんど標準機能だけで満足しているiPhoneですが、辞書だけは追加しておきたいです。以前、紹介したweDictとiDicの両方をiPhone 1.1.3に入れてみました。どちらも現在の最新レベルを導入しました。
weDictは以前と同じ手順で大丈夫です。iDicは辞書導入ディレクトリーを以前と違う場所にしないといけないようです。新しいディレクトリーは/private/var/mobile/Media/Dic/です。
PS. 1.1.3のjailbreak/unlockで何やら凄いソフトが現れたようですね。試してみたいけど、せっかく動いているので、しばらくは止めておきます。 🙂

もう寝ようと思っていたのにiPhoneの中文入力システムiCostaを1.1.3で動かす方法をネットで見つけてしまいました。1.1.3にアップグレードし日本語キーボード導入、iCosta導入しました。で、上のように目出度く以前に設置したiPhone用のWebクリップ・アイコンを確認することが出来ました。
本当は、もうすこし待って簡単な手順が整備されてからと思っていたのですが、思い立ったらやらずに居られないiPhoneのアップデートです。まだ追加アプリはほとんど入れていないので評価は出来ませんが、とりあえず日本語入力のもたつきが無くなったのはうれしいです。
煩雑な手順なのでお勧めではありませんが、必要情報のリンクだけ張っておきます。
1.1.3の導入は、すでに1.1.2で使っている状態でしたのでInstallerのSystemカテゴリー、Official 1.1.3 Upgraderを導入しただけで済みました。かなり時間がかかるのでフル充電後にした方が良いでしょう。
日本語化についてはKelly’s Personal Island 1.1.3 日本語化に従いました。
中国語入力システムiCostaの導入はGeorge’s Blog Install iCosta on 1.1.3に従いました。
maitomoさんがKKJConvを紹介してくださったおかげで私も見本誌を頂きました。maitomoさん、ありがとうございました。別に記事を書いたわけでもないのに見本誌を下さるアスキーさんにも感謝いたします。
私がスマートフォンを初めて手にしたのは2005年のことですから、そんな昔の話ではありません。その頃の状況を考えると、まさかこんなムックが出るようになるとは想像も出来ませんでした。マイナーな世界に浸っている快感みたいなものもあるのですが、裾野が広がるのは良いことでしょう。バイトしてスマートフォン買うぞっていう少年たち(少女もいるかも)がMobileHackを隅から隅まで読みあさっている姿を勝手に想像してにやついてしまいました。