iOS5には辞書が搭載されています。Safariなどで単語を選択しポップアップメニューの「辞書」をタップすると単語の意味が表示されます。これもまたMac OS Xと同様に英和・和英辞書が載っていますので日本人としては有り難く使いたいところです。アップル用語辞典は各国語版が搭載されていますが、一般の辞書は英語と日本語だけで他の言語の辞書は載っていないようです。
ふと気になって、南京東路のアップルストアでiPhone4のデモ機で辞書を引いて見ました。Safari上に表示された英単語を選択しポップアップメニューの「定义」をタップすると何と英和辞典が表示されました。中国語に設定されているデバイスならば英英辞典が表示されるべきでは無いのか? 大きな謎を抱えたまま、その場は帰途につきました。
帰宅後iPod Touchにて色々と試してみると以下のような事が判明しました。
– アップル用語辞典は、表示言語に合わせて切り替わる。ただし試したのは英語、日本語、中国語とフランス語のみ。
– 英英辞典への切り替えは、表示言語を英語にした時に行われる。
– 英和辞典への切り替えは、表示言語を日本語にした時に行われる。
従って、一度表示言語を日本語にしたあと、中国語にしてもフランス語にしても英単語で辞書を引くと英和辞典が表示されてしまいます。英英辞典にしたい場合は一度、表示言語を英語にしてから中国語などにしないと行けません。
きっと、私がアップルストアで試したiPhoneは、誰かが日本語表示にした後だったのでしょうね。
デザインとして、こうなってしまうのも分からなくはないし、一般的な話として困ることはないでしょう。しかしながら日本人に一度デバイスを貸した後などに悩みまくるユーザーも、きっと出てくる事と思います。
とりあえずは、英語圏、日本以外のお店でデモ機に触る機会のある方は、片っ端からiPhoneの表示言語を日本語にしてみましょう(笑)。
追記) iOS5の内蔵辞書を利用した辞書アプリが出ていました。その名も辞書。オフラインでも使用できる無料辞書アプリとして入れておくのが吉です。
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