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自家製Time Capsuleの作成

AppleがTime Capsuleを作らなくなってからはUSB接続のHDDにTime Machineのバックアップを取得していましたがMacBook Proのポートが少ないこともあって常時接続が面倒で時々しかバックアップの取得を行わないようになりました。

多ポートUSBハブでなるべく常時接続出来るHDD接続も考えましたが、他の用途も考えて自家製のNASを立ち上げてTime Capsuleとして使用できるようにしました。細かい手順は書きませんがポイントだけ書き残しておきます。

[ ハードウェア ]
– Raspberry Pi 4B 4GB版+専用電源+ヒートシンク一体ケース。USB3.0を使いたくて4Bを用意しました。
– SDカード、SanDisk HIGH ENDURANCE 32GB、耐久性のある白いカードです。HDDブートしなくても大丈夫(なはず)
– USB3.0が付いている適当なHDDケース。
– 3.5インチHDDをext4でフォーマットしました。hfsplusにするとMacBookにHDDを接続すると認識するので便利という話しもありましたが、今ひとつ調子が良くなかったです。動くのですが、時々「ディスクが交換されました」みたいなメッセージが出てきてバックアップの再作成になってしまいました。何かしら解決方法があるのかもしれませんがext4に変更するだけで全く問題なく稼働しています。

[ シャットダウンボタン ]
GPIOピンをショートしてシャットダウンする方法があります。日々シャットダウンする運用にしたのでこのボタンが便利です。

[ ソフトウェア ]
OSはRaspberry Pi OS Lite(32-bit)にしました。ネットワーク接続はEthernetにしたので特別なことは何もありません。外付けHDDを自動的にマウントするようにfstabをごちょごちょしたら、あと必要なのはSambaの設定でTime Capsuleとして機能させることだけです。以下のようなセクションを/etc/samba/smb.confに書いておけば良さそうです。

[timemachine]
   path = /media/data
   valid user = myname
   browsable = yes
   writable = yes
   fruit:time machine = yes
   fruit:time machine max size = 1.8T

[ 良かったこと ]
毎日サーバーの電源をオフオンしていますが、MacBook Proに有線でHDD繋ぐより手軽な気がします。というよりも家庭内の共有データ受け渡し場所として必須になったのでサーバーを立ち上げ忘れることがありません。結果として常にMacBook Proのバックアップが取れるようになりました。
共有データ置き場としての役割は大きいです。MacOSとWindows間は互いにディスクエリアをマウント出来るようにしていましたが、いつも使う時にジタバタしていましたが、そういうことが一切なく常にNASの共用エリアがマウント出来ています。またiPhoneもAndroid携帯電話も簡単にSambaにアクセス出来るので、真の共用エリアとして機能します。

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