11月
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iPhoneの中国地図は、測地系の問題によりズレがあったのですが補正されて正しい位置が表示されるようになったようです。左のように渋滞情報もばっちり表示されます。
ただし以前、正しい位置で表示されていた「航空写真」の方が現在はズレています。何かしら補正に苦労しているのが伺えます。
SafariでアクセスするiPhone版Latitudeは、いまだズレたままです。
iPhoneは位置が定まるのがとても速いし電子コンパスが搭載されているので地図として活用したかったです。中国地図が使えるようになって、ほんとうにありがたいです。
追記)ひょっとして、修正されているは北京だけかも。上海の自宅で窓際で試したところ。以前と同じでした。1)航空写真が正しい場所を示す。 2)safariのLatitudeと地図アプリが同じ場所を指す。という具合です。うーむ。
追記2)また、北京に行ってきました。やはり北京では正しい位置が表示されます。真面目な座標変換ではなくて北京の周りだけ概ね正しい位置が出るようなオフセットを行っているのかもしれないですね。
杭州では上海と同じく、iphoneのGoogle mapsは、航空写真のみが正しく即位されます。ちなみにGPSログをPC版Google mapsに載せるとiphone同様、航空写真のみが正しく、一般地図はオフセットされて表示されます。SymbianやWindows mobileは正しく表示されるんですけどね。
そうなんですよね。PCのGoogle Mapもずれたままなのは、何か大人の事情なのでしょうね。
広東省では未だにiPhoneでgoole mapmを表示した場合、航空写真位置は正確で、Map表示位置はずれています。SonyEricssonの携帯GPSでもMapずれ位置は同じなので、Googleと中国政府の間での取り決めがあるのかもしれませんね。GoogleのDocumentのアクセス制限が頻繁に変わっていることも背景にはあるのでね。
いろはにほへとさん、こんにちは
地図のズレについてはご推察の通りと推察しています。中国独自の座標系があって政府指導でそれを使っているような気がします。日本も以前は独自座標系を使っていてGPSと合わないということがありましたから、特別この国に限ったことでは無いようです。Nokia向けのGoogle Mapsは修正されているので、いずれiPhoneも何とかしてもらえることを期待したいです。
参考までに以前、このズレに関して考察した、このブログの記事を貼っておきます。
http://www.nkozawa.com/blog/archives/372
測地系について調べていて、2007/7/9 月曜日「Google Maps China の測地系は中国ローカル?」の記事を拝見しました。そこに書かれていた「BJ-54」を手がかりにさらにドリリングしたところ、国連社会経済理事会の文書に中国の座標系に関するものを発見したのでお知らせします。
China Geodetic Coordinate System 2000
http://unstats.un.org/unsd/methods/cartog/Asia_and_Pacific/18/Papers/CRP/CRP%2016%20China.pdf
この文書に拠れば、中国のITRF97準拠世界測地系移行は2008年に開始されたばかりだそうです。北京の地図が正確になったのはこの成果が現れたのではないでしょうか。
China aiming to have its own GPS in place by 2012
http://www.chinadaily.com.cn/china/2010-01/16/content_9330209.htm
別電によれば1月17日に中国版GPS衛星・北斗の3機目の打ち上げに成功したそうです。
ゴンベイさん、情報ありがとうございます。
中国も正式に座標系を世界標準にすることが決まっているわけですね。現状、PCで見るGoogleの地図にしても百度地図もズレたままなのですが、いずれ修正されるのでしょうね。
はじめまして。中国地図のことで教えて下さい。中国のトポ地図(5万分の1とか2万5千分の1などの等高線が入った地図)の有無や入手方法について、情報をお持ちのかたいらっしゃいましたら教えて下さい。
そう言えば等高線の入った地図って見たことないです。ちょっとインターネットを検索してみましたが中国語の掲示場にリンクが有ったのは25万分の1の物で米軍作成の物でした。ひょっとしてお国柄で、そういう地図は公開されていないのかなぁ。ちなみに、その米軍作成の地図のリンクは、
http://www.lib.utexas.edu/maps/ams/china/
です。
コザックさん、情報ありがとうございました。ロシア軍が作った地図も見つけましたが、ロシア語が分からないのでつかえませんでした。