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Onda 昂达 V919 Air Dual Boot – リストアプロセスの研究

Onda V919 Air Dual Boot V5リカバリー用のファイルは3種類あります。BIOSAndroidファームウェアWindows 8.1です。その仕組について少しだけ調べてみた結果です。

[ BIOS ]

Windows上でプログラムを実行するもので詳細は不明です。用意されているファイルにバージョンも改善点も書かれていないので適用すべきかどうか不明です。

[ Android ]

本体をfastbootモードにして専用プログラムで書き込みます。実際には試していないのでコマンドは不明ですが、おそらくは単純にフラッシュするだけに思います。これもバージョンなどが書かれていません。fastbootモード自体は一般的なものとは異なるようでfastboot rebootなどにも反応しません。またfastbootはディスクのパティションから起動されるプログラムですから、そこが壊れるとこのリストアプログラムは使用できなくなります。

[ Windows 8.1 ]

EFIブータブルなUSBメモリーを作りWINPEを起動しスクリプトで自動的にリカバリーします。ドライバー組み込みのWindows 8.1イメージが書き込まれるので、リストア後直ぐに使用できます。

スクリプトを確認したところAndroidとのデュアルブートとWindowsのみの構成の両方に対応しています。パティション構成を調べてデュアルブートであればWindowsのパティションだけを再度切り直してイメージの書き込みを行います。Windowsのみの構成と判断した場合は全てのパティションを削除してからWindowsパティションを作成してイメージを書き込みます。これを利用すれば綺麗な状態でWindowsだけの構成に出来そうです。

Onda 昂达 V919 Air Dual Boot – Partitionの研究

悪巧みの準備としてOnda V919 Air Dual Boot V5のパティション分割の状態を調べてみました。以下、diskpartコマンドで得られた情報です。

Partition ### Type Size Offset
————- —————- ——- ——-
Partition 1 System 64 MB 20 KB EFI System Partition
Partition 2 Primary 64 MB 64 MB
Partition 3 Primary 16 MB 128 MB
Partition 4 Primary 16 MB 144 MB
Partition 5 Primary 16 MB 160 MB
Partition 6 Primary 16 MB 176 MB
Partition 7 Primary 64 MB 192 MB
Partition 8 Primary 32 MB 256 MB
Partition 9 Primary 16 MB 288 MB
Partition 10 Primary 16 MB 304 MB
Partition 11 Primary 16 MB 320 MB
Partition 12 Primary 1024 MB 336 MB
Partition 13 Primary 256 MB 1360 MB
Partition 14 Primary 1536 MB 1616 MB
Partition 15 Primary 16 GB 3152 MB
Partition 16 Reserved 128 MB 19 GB
Partition 17 Primary 33 GB 19 GB Label: Windows
Partition 18 Recovery 450 MB 52 GB
Partition 19 Recovery 5208 MB 53 GB Label: Images

パティション2から16がおそらくはAndroidが使用している部分ですので、これを削除すればWindowsの領域として使えそうです。ただし、fastbootで使うコードがパティション3から6のどこかに入っていると思われます。fastbootについてはリカバリーする方法が無いような気がしますので、一度消すとAndroidを復活するのは難しいと思われます。WindowsについてはUSBからWINPEをブート出来るので、どうにでもなるはずです。このあたりについては、またブログに書くつもりです。

Onda 昂达 V919 Air Dual Boot – Windows 8.1リストア / Restore Windows 8.1

前の記事とは時間が前後しますがV919 Air Dual Boot V5のWindowsクリーンにするためメーカーが用意しているWindows 8.1のイメージでリストアしてみました。メーカーの準備した手順書通りで問題なく導入出来ますが中国語の説明書でしたので、簡単に手順の解説をしておきたいと思います。

I needed to clean Windows environment of my V919 Air Dual Boot V5. The procedure provided by Onda was okay. However it was written in Chinese. So, I summarized the procedure here.

[ イメージファイルのダウンロード ] Download image files

わたしは実際には中国のサイトからダウンロードしましたが、おそらく以下の英語ページのファイルも同じと思います。

I actually downloaded image files from Chinese web site, but it seems to me following English web page provides same image files.

とりあえずpart1の中からUltraISO_v9.5.2.2836.exeとWin8.1_x32_PE.isoを取り出します。rarの展開には7-zipを使いました。Extracted ‘UltraISO_v9.5.2.2836.exe’ and ‘Win8.1_x32_PE.iso’ from part1 file. I used 7-zip to extract rar files.

[ USBメモリーにブートイメージを作成 ] Create bootable USB memory stick

  • 8GB以上のUSBメモリーをPCに挿入します。Insert USB memory (8GB or larger) to the PC.
  • UltraISO_v9.5.2.2836.exeを管理者権限で実行します。Run ‘UltraISO_v9.5.2.2836.exe’ as administrator mode.
  • Win8.1_x32_PE.isoを開きます。Open ‘Win8.1_x32_PE.iso’ by Crtl+O dialog.
  • Alt+Bで開く上から4番目のメニューを実行します。Invoke 4th submenu of Alt+B menu tree.
  • ダイアログの中央付近でUSBメモリーのドライブを選択します。Select USB memory drive at middle of the dialog window.
  • 左側のチェックボックスにチェックマークを入れます。Check left side check-box on the dialog.
  • 左から2つ目のボタンを押します。Press 2nd button from left.
  • UltraISO_v9.5.2.2836を終了します。Close the UltraISO_v9.5.2.2836.
  • Windowsのディスクの管理を開き、USBメモリー上の大きい方のパティションをNTFSでフォーマットします。この時、ラベルをWINPEとします。Open disk manager of the Windows and format larger petition of the USB memory stick as NTFS format. Alter label to ‘WINPE’.
  • ダウンロードした2つのファイルの内容をこのNTFSパティションに展開します。ただしpart2の方のimages/Install.wimは壊れているようです。同じファイルがpart1に入っているようなので問題はないでしょう。Extract contents of 2 downloaded files to this NTFS partition. But ‘images/Install.wim’ of part2 file is corrupted. Same file is in part1 file, so it should not be a problem.

[ リストア ] Restore

  • OTGケープルにUSBハブを接続しキーボード、マウス、作成したUSBメモリーを刺します。Connect USB keyboard, mouse and USB memory which created the WINPE image above by using OTG cable and USB hub.
  • V919の電源ボタンを押します。ホームボタンが青く光ったらキーボードのEscキーを押し続けます。Power on V919. When home button is lit, press and hold Esc key of the USB keyboard.
  • V919BootMenu こんな画面が出ます。You will see the screen like this.
  • キーボードを使い2つめのBoot Managerを選択します。Invoke 2nd icon, Boot Manager by using keyboard (no touch panel capability on this screen 🙂
  • サブメニューでUSB memoryからのブートを選択します。Invoke USB memory boot.
  • しばらく待つとWindows 8.1の設定画面が現れます。You just need to wait for Windows 8.1 setup screen after that.

Onda 昂达 V919 Air Dual Boot – Windows 10更新 / Upgrade to Windows 10

v919_win10

Onda V919にはAndroid 4.4とWindows 8.1が搭載されています。MicrosoftはWindows 10への更新を無料で行っていますので、当然のことながら挑戦しました。もっともタブレットで使用する分には8.1でも問題ない気もしました。

[ 準備 ] Preparation

OTGケーブル、USBハブ、USBマウス、USBキーボードが必須です。メーカー提供のWindowsイメージをUSBメモリーから導入する際にも必要となりますので準備しておくべきでしょう。

You need to prepare OTG cable, USB hub, USB mouse and USB keyboard.

rarという形式のアーカイブが解凍出来るプログラム。私は7zipを使用しています。

File archiver which can handle ‘rar’. I use 7-zip.

[ 各種ファイルのダウンロードについて ] File Download site

メーカー提供のファームウェア、ドライバー、OSなどのファイルは中国語英語のページで提供されています。わたしは中国在住のため中国語ページから百度云というクラウド・ストレージ経由でダウンロードするのが一番速いので、それを使った手順になっています。おそらく同じファイルが英語のページでも見つかる事と思います。中国のサイトからのダウンロードが上手くいかない場合は英語のページで探してみてください。

I use both Chinese and English Onda support page on this article. You may find all files on English support page, I guess.

[ ハードウェアのバージョンについて ] Hadrware Version

V919にはハードウェア・バージョンの違う機種があります。バージョンが違うと使用するソフトウェアが異なります。ここで紹介する手順はV5専用です。バージョンの判別は裏側に刻印されているシリアルナンバーで分かります。詳しくは前の記事を御覧ください。

There are several hardware versions on Onda V919. You can see your tablet hardware version in serial number printed on back panel.  9th and 10th digits of serial number should be ‘Vn’ (n = version number). This procedure is for V919 V5.

[ Windows 10への更新 ] Update Windows 8.1 to Windows 10

更新を始めるためのプログラムがメーカーのダウンロードページに用意されています。「window8.1升级到window10工具」というものです。中にMediaCreationTool.exeというものが入っているので、それを実行しました。もうひとつMediaCreationTool64.exeというのも同梱されています。これを実行すると64bit版になるのかも知れませんが試してはいません。

I executed ‘MedaCreationToo.exe’ in window8.1升级到window10工具 to start Windows 10 upgrade.

[ ドライバーの導入 ] Windows 10 Drivers

Windows 10で立ち上がるとタッチパネルが正しく反応しません。X軸とY軸が入れ替わっているので、どう頑張っても名前を設定することも難しいです。OTGケーブルでUSBマウスとキーボードを接続しなければ、この後の作業は不可能と思って良いでしょう。

After tablet became Windows 10, touch panel was not work correctly. I had to use USB mouse to setup Windows 10.

実はドライバーの更新にはかなり苦労しました。一番の目的はタッチパネルが正しく動作することですが、そこに到達するのに3日ほど要しました。ここでは、うまく行った手順だけを記述しておきます。一応Windows 8.1を入れなおしてクリーンな状態から検証した方法です。

Onda provided Windows 10 drivers pack. But it did not work correctly. I had to install Windows 8.1 driver which dated ‘2015-01-16’.

  • Windows 8.1ドライバーの導入
    新しい日付のものはダメでした。「デジタルグッズとバイクの日々」で紹介されているドライバーが必要となります、”v919 3G Air DiualOS_Win8.1_x86_Drivers.zip“というものを展開し本体にコピーします。リンク先の記事ではひとつひとつのドライバーを手作業で導入したとのことでしたが、わたしの場合は手順書にある通り、[Power]Install_all.batを右クリックして管理者権限で実行しました。導入に失敗するドライバーもあればうまく行くものあります。最後に再起動すると見事にタッチパネルが使えるようになりました。また、このドライバーセットは3Gモデルようのようです。わたしのv919はWiFiモデルですが、特に問題はないようです。
    I downloaded  and extracted “v919 3G Air DiualOS_Win8.1_x86_Drivers.zip“. I just execute ‘[Power]Install_all.bat’ as administration mode. Some of drivers installation failed. But after reboot, touch panel became available to use.
  • Windows 10ドライバーの導入
    メーカーからはWindows 10用のドライバーセットも出ています。最初にこれは試していますが、残念ながらタッチパネルには対応していませんでした。それでも幾つかのドライバーが導入可能ですので念のため入れておいたほうが良いように思い、8.1のドライバー導入後に入れることにしました。こちらは中国のサイトからダウンロードしました。ダウンロードページ昂达平板电脑Win10-X86-驱动包(64MB, 15-07-31)というものです。こちらも解凍後にsetup.exeを右クリックし管理者権限で実行しました。やはり導入失敗するドライバーも幾つかありますが、気にしないことにしました。
    I also installed Windows 10 drivers. I downloaded and extracted “昂达平板电脑Win10-X86-驱动包“. I executed setup.exe as administration mode.

[ Android切り替えプログラム ]

ダウンロードページQ2S系统切换程序(适用于window10)というファイルをダウンロードします。この中のQ25_X86.msiを実行します。わたしの場合はプログラムの一覧には入りませんでしたがC:\Windows\Program Files\Insyde\InsydeQ2S\DualOSSwitcher.exeとして正しく導入されていましたので(もしかするとデスクトップにはアイコンが出来ていたかも)、それを右クリックしてタスクバーにピン留めしました。

I also downloaded Android switch program “Q2S系统切换程序(适用于window10)” and installed Q25_X86.msi. Then I pined “C:\Windows\Program Files\Insyde\InsydeQ2S\DualOSSwitcher.exe” to task bar.

Onda V919のサポートページは中国語英語のフォーラムがありリカバリーやファームウェア更新のファイルも多数存在するためいざという時に自分でなんとかなりそうです。

V919 Air Dual Bootにも多数のファイルが用意されていますが、何やらハードウェアにバージョンがあるようでV1/V2/V3, V5, V7とバージョン毎にファイルが違います。最初は最近買ったのだしV7かと思ってファイルをダウンロードしてみましたが、どうも違うようです。

情報を探してみるとシリアルナンバーの中にV何とかって記述されているとのことです。本体裏側の下の写真の赤丸のあたりです。ということで、わたしのV919 AirはV5だと判明しました。

V919Version

Onda 昂达 V919 Air Dual Bootがやってきた

OndaAir919

iPad miniが壊れてしまい、代わりにいわゆる中華タブを購入しました。安かろう悪かろうで語られる中華タブですが、一部のメーカーの評価はずいぶんと上がっているように見えます。今回購入したのはOnda(昂达)ですが、CHUWI(驰为)、Vido(原道)も検討しました。

狙っていたのはAndroidとWindowsのデュアル・ブートが可能な機種で自宅用としてWiFiモデルでした。OndaからIntel Core M搭載でWindows 10導入済みのものが発表されていたので、それを購入したはずでした。ところが、到着してみるとWindows 8.1搭載のAtom 4coreのモデルでした。taobaoのデータを見ると間違いなくそれをオーダーしています。やっちまったかと思いましたが、どうもV919 Core MのWifiモデルというのは販売されていないようです。それならば結果は同じと納得(せざるを得ない)しました。

名前にAirの文字が入っていることから分かるように外観はiPadのようです。質感もそこそこ、値段も値段ですし、さすがにiPadとは比べられない。

詳しいスペックは公式ページを御覧ください。

まだ設定ばかりで使用できていませんが、こんな感じだということを箇条書きで書いておきます。

  • iPadそっくりですが当然ながら充電はMicro USBです。
  • Micro USBはOTGにも対応しています。
  • 内蔵ストレージ64GBなので十分かも知れませんがMicro SDカードも挿入出来ます。(未テスト)
  • HDMI出力もあるのでPC的な使い方も可能です。(未テスト)
  • Androidは4.4(KitKat)でGoogleアプリも入っています。ルート化されているのかどうかは不明。
  • 画面は綺麗だと思います。
  • スピーカーの音は今ひとつ。動画鑑賞に使いたいのだけど、やや物足りないのでBluetoothスピーカーを使用することになるかも。

今のところは、こんな感じです。Windows 8.1を初めて触りましたが、タブレットでは結構使いやすいと思いました。むしろWindows 10のタブレットモードの方が戸惑いが大きい気がします。

ただいまWindows 10導入に苦戦中です。また結果を報告したいと思います。

Moto X Proリカバリーその2 / Recovery the Moto X Pro – 2

Moto X Pro (XT1115, Nexus6 中国版)のリカバリー、前回のシステムイメージに加えてもう一つ試してみました。I tried another system image to recover the Moto X Pro.

http://www.lenovosj.com/motuoluola/motoxpro/2436.html

上のページの「进入下载地址列表」をクリックし次のページで「本地下载」をクリックするとダウンロードページに行けます。ダウンロードページで「下载(615.3M)」をクリックしてファイルをダウンロードします。

Click「进入下载地址列表」on above URL web page. Then click 「本地下载」on next web page to go download web page. Then click「下载(615.3M)」on download web page to start file download.

ファイル名は「SHAMU_RETCN_5.0.2_LXG22.67-7_cid11_subsidy-DEFAULT_CFC.xml.zip」でRSDLiteというモトローラ用のリカバリーツールで使用する形式になっていますが含まれているファイルは普通にfastbootでフラッシュ出来るものになっています。

File name “SHAMU_RETCN_5.0.2_LXG22.67-7_cid11_subsidy-DEFAULT_CFC.xml.zip” is the package for RSDLite. RSDLite is recovery tool for Motorola mobile phones. However contents of the package can be used by usual fastboot.

今回はSystem imageだけをフラッシュしたので以下のコマンドを投入しました。I flashed only system image this time, I used followoing commands.

fastboot flash systme system.img_sparsechunk.0
fastboot flash systme system.img_sparsechunk.1
fastboot flash systme system.img_sparsechunk.2
fastboot flash systme system.img_sparsechunk.3

このシステムイメージも前回同様にルート化されています。それに加えてGoogleのフレームワークも導入済みでさらに手間なしでした。そのままアプリケーションを導入して現在も使用しています。

This system image was also rooted and Google framework was also installed. I am still using this system image after installing applications.

参考までにバージョン情報を貼り付けておきます。

Moto X Pro version

自分でroot化したMoto X Pro (XT1115, Nexus6 中国版)に公式ソフトウェアの更新を入れたところブートループに陥りました。リカバリーするためにフルリストアが必要となりました。最初にNexus6のシステムをリストアしてみましたが残念ながら動きません。Moto X Pro用のリストア可能なシステムが必要ですがMotorolaは公開していません。そこで野良ファイルイメージを探してみました。

My Moto X Pro was bricked when I installed official system software update. I needed to restore system image. At the beginning, I tried to install Nexus6 system image, but it did not work. So, I realized I needed to find Moto X Pro system image. However Motorola does not provide factory image of Moto X Pro. Then I needed to find Moto X Pro file image on baidu.com.

最初に試したのは以下のBBSに書かれているものです。I tried system files from following BBS article.

http://bbs.gfan.com/android-7909275-1-2.html

ここにアップロードされているのはルート化済のシステムでした。手間がないとも言えますが、誰かが弄ったものであることは間違いありません。あくまでも自己責任の上で導入しなければなりません。

System file on this link was already rooted. It means somebody modified the system. If you install this system image, please do it with your own risk.

私が実際に導入したのは以下のファイルだけです。fastboot flashを行うためにはbootloader unlockが必要です。

I only installed following two files. You need to unlock bootloader before perform ‘fastboot flash’.

fastboot flash boot moto_x_pro_boot.img
fastboot flash system moto_x_pro_system.img

Bootloder unlockを行っているとブートの度に警告メッセージが出ますが、その画面を変更するためのファイルも入っています。まだ試してはいません。You will see ugly warning message during boot cycle if you unlock bootloader. This package includes the file to modify the ugly warning message. I do not try it yet.

fastboot flash logo moto_x_pro_logo_modifiedByCassius.img

BLUnlockWarn

 

すでにルート化されているので、後はgappsを入れれば普通に使えるようになります。TWRPを導入していれば本体の適当なところにgappsをzipファイルのままコピーしTWRPのInstallメニューで簡単に導入できます。

This system image is already rooted. We just need to install gapps package. I already installed TWRP, so I copied gapps zip file to somewhere in Moto X Pro and invoked TWRP Install menu to extract gapps to system partition.

数日間、使用してみましたが公式アップデートが導入出来ない以外には特に問題は無いようでした。

I used this system image for a couple of days. I did not see any problem except no way to apply official upgrade data.

Moto X ProにTWRPを導入する / Install TWRP to Moto X Pro

MotoXProTWRP

以前、Nexus6用のTWRPを導入して失敗しましたがMoto X Pro (XT1115, Nexus 6中国版) に対応したTWRPを中国のサイトで見つけました。

I found TWRP for Moto X Pro on following web site.

http://www.lenovosj.com/motuoluola/motoxpro/2498.html

ダウンロードリンクはTWRPのスクリーンイメージの少し下にあります。Down load link is available just below of TWRP screen image.

进入下载地址列表

さらに次のページ中央付近で下のリンクをクリックします。Then click following link in middle of web page.  実際にはこの記事から直接下のリンクをたどっても同じと思います。Actually you can click following link to go download page.

本地下载

開いたページの上にある「下载(12.5M)」をクリックするとダウンロードが始まります。Then click 「下载(12.5M)」to download rar file.

展開するためにはrarというアーカイブを扱えるツールが必要です。To extract this file, you need to prepare archiver which supports rar.

あとはfastbootでフラッシュすればOKです。Just you need to use fastboot to flash recovery image.

fastboot flash recovery twrp-2.8.6.img

注意) 自己責任でお願いします。fastboot flashにはbootloader unlockが必要です。

Note: Please perform this procedure with your own risk. fastboot flash process needs ‘bootloader unlock‘.

阿里云ECSサーバーを借りてみた

色々と事情があって中国内にサーバーを借りてみることにしました。最良の選択(というか他の選択肢を知らない)と思われるのは、あのアリババが運営する阿里云のECSというサービスです。Amazon EC2は使用したことがないのでわかりませんが、おそらくは同等のサービスを目指したものと思います。ECS以外にも様々なサービスが提供されています。

わたしの場合は中国に居住する外国人としてユーザー登録を行いました。その時の必要事項に付いて書いておきます。

  • 簡単な中国語の読解力が必要。
    わたしの登録の問題かもしれませんがログインページまでは英語画面もありますがECS管理画面は中国語しか出できません。小説を読むわけではありませんので、中国語版のWindowsを使うのと同等か少ない努力で何とかなります。
  • 実名認証が必要。
    実名認証が無いとサーバーを貸してくれません。支払いを同じくアリババの支付宝で行う場合、支付宝で実名認証しておくと連携出来るので楽です。支付宝の実名認証には中国の携帯電話番号と居留証が必要です。必要事項を記入しパスポートの写真のあるページと居留証のページの写真をアップロードするだけでした。確認には数日必要と表示されますが、実際には当日中に完了しました。
  • ユーザー登録。
    支付宝のユーザーでログインみたいのをやったつもりでしたが、阿里云でも登録したみたいになりました。今ひとつよく分かっていませんが難しくはありません。
  • 阿里云での実名認証が完了すれば直ぐにECSのインスタンスが建てられます。最初は決まった構成ですが無料のサーバーが2週間借りられます。
  • ルートパスワードの設定。
    最初、ちょっとだけ迷いました。基本はインスタンス(实例)を建てるときに指定します。後から行う場合はECSの管理画面からインスタンスを選択して「重置密码」押します。

管理画面はとてもわかり易く出来ていますので、後はほとんど迷うことは無いと思います。

気になるネットワーク事情ですが、上海の自宅、日本に借りているVPSと阿里云ECSサーバー間でのpingの結果をまとめておきます。

上海自宅中国電信->ECS 北京
100 packets transmitted, 100 packets received, 0.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 33.793/117.491/586.106/129.487 ms

上海自宅中国電信->ECS 青島
100 packets transmitted, 99 packets received, 1.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 27.255/40.309/202.727/18.936 ms
ECS 北京->さくらインターネット
100 packets transmitted, 98 received, 2% packet loss, time 100133ms
rtt min/avg/max/mdev = 54.438/102.068/346.114/72.322 ms

ECS 北京->Able
100 packets transmitted, 100 received, 0% packet loss, time 99223ms
rtt min/avg/max/mdev = 78.733/92.137/134.176/13.870 ms

ECS 青島->さくらインターネット
100 packets transmitted, 93 received, 7% packet loss, time 100123ms
rtt min/avg/max/mdev = 81.798/104.539/108.833/4.280 ms

ECS 青島->Able
— pigtailsoft.com ping statistics —
100 packets transmitted, 100 received, 0% packet loss, time 99254ms
rtt min/avg/max/mdev = 68.351/104.854/124.620/18.228 ms
上海自宅中国電信-> さくらインターネット
— 160.16.74.50 ping statistics —
100 packets transmitted, 84 packets received, 16.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 49.986/121.418/341.682/65.832 ms

上海自宅中国電信->Able
— pigtailsoft.com ping statistics —
100 packets transmitted, 82 packets received, 18.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 56.034/127.436/505.337/70.565 ms

上の結果は8月20日頃、平日日中に行ったものです。9月に入って上海の中国電信のネットワーク状況は改善しつつあります。(そうなるとECSでサーバー借りている意味がなくなる)。

ちなみに上海からECS北京にtracerouteすると阿里云のネットワークに入るまで電信のネットワークを通ります、ECS北京からさくらインターネットにtracerouteの結果では阿里云から联通のネットワークに出ていきます。中国のネットワーク事情に通じている方には、この素敵さが分かることと思います。