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千石電商にて超小型オシロスコープを売っているという、ま〜さんのつぶやきを受けてLeoさんがDSO nanoという小型オシロスコープを購入されました。中国の通販サイトtaobao.comを調べてみると見た目が全く同じDSO201というものが売られているので早速ポチってしまいました。

日本での価格は10500円ですが、中国の通販サイトに出ているのは308元。格安です。早速、販売元とチャット(taobaoの先人からの教えで在庫等をまず確認します)。308元は本体だけで、プルーブとか電池は別売とのこと。それでもEMSによる送料込みで400元ほどなので格安には違いなかったです。

注文から三日目の日曜日に到着しました。半完成というか、ほぼ完成品で電池を接続しただけで写真のようにテスト出来ました。本体に付いているテストポイントを見たところです。矩形波のはずですが、立ち上がりがオーバーシュートしているので調整が必要です。

チャットの時に波形の調整が必要なことは聞いていました。そのためのキャパシター(コンデンサー)を幾つか送ってくれるとの事でした。で、付いてきたのは左のような表面実装部品でした。紙の台紙に、まさに米粒より小さい部品が埋め込まれています。それを取り出して基板上にハンダ付けしながら調整しなくてはなりません。

中国に来てからハンダ付けの必要性が無かったのでハンダコテを買ってくるところから始めねばなりませんでした。ついでに先の細いピンセットも買ってきました。ピンセット無しでは、とてもじゃないけど作業出来ません。

最初の写真のようにオーバーシュートしている波形は該当の回路の静電容量を増やすことにより調整します。もともとキャパシターを追加するためのパターンが用意されています。おそらく、既定値がオーバーシュートするように設定されているのでしょう。

6つあるレンジ毎に指定された場所にキャパシターを追加します。追加した静電容量が大きすぎると写真のように立ち上がりが鈍ってしまいます。カットアンドトライで最適値を決めねばなりません。

マニュアルと画面が違っていたりして、なかなか大変でしたが大体のところは波形を補正する事が出来ました。この作業だけで4時間は費やしてしまいました。

レンジによって差はあるのですが、矩形波らしく表示されるようになりました。

完成したと思い、裏表のケースや化粧パネルを貼りつけてからボタンが一つバインドしているのに気がつきました。せっかく液晶面にホコリひとつ無い状態で化粧パネルを貼り付けたのに剥がして再調整するハメになりました。焦ってはいかんですね。

まだ何に使うか分かりませんが、満足度高いです。実際のところ周波数は1MHzまでですし(その割にはプルーブは、いっちょまえな形をしています)、応用範囲は限られています。でも、なんだか楽しいです。

マニュアルと画面が違っていて操作が分からなかったのがx1モードとx10モードの切り替えです。’Select X/Y Sensivityメニューの時にMキーを長押しして切り替えます。

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