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日本で新たな生活を始めるにあたり考えていたのはチューナーレスTVの購入でした。今まさに新製品ラッシュで選択肢が増えつつあります。ほとんどが新規ブランドでAndroid搭載のスマートTVです。製造元が不明な物が多くて実績不明だったり、Android部分のスペックが低めなのが気がかりでした。そこで考えたのはそこそこ実績のあるメーカーの純粋なモニターです。

[ JAPANNEXT JN-VT5001UHDR ]
結局購入したのはJAPANNEXTのハイコントラストSVAパネル搭載のモデルです。あえてコントラストの高いパネルにしてみました。IPSと比べて視野角が狭い可能性もありましたが、実際に見てみると十分な視野角を持っています。実用上問題なし。

色合いなどの設定は、結局のところプリセットのものを使用。使用している設定画面は以下の通りです。HDMI CECなども結局のところ使用していません。


内蔵スピーカーも一応試してみましたが、想像通りおまけレベルでした。

[ JBL BAR5.0 MultiBeamブラック ]
サウンドバーはJBLのお手頃価格の物にしました。DENONとSonyの低価格帯の物で迷っていたのですが、何故かJBLになりました。特別な決め手はありません。なんとなく決めました。

そのまま繋げばとりあえず使えますが、まずは自動で行う音場測定=キャリブレーションだけは行っておきます。あとは好みにより低音の調整を行うくらいです。携帯端末からの音声をWiFi経由で再生する場合はGoogle Homeを利用してWiFi接続を設定するのが簡単でした。

AVアンプにサラウンドスピーカーを設置した場合には及びませんが、そこそこ広がりが感じられますので手軽さを考えると十分に価値があるものと思います。

[ Amazon Fire TV Stick 4K Max ]
映像ソースとしてはFire TV Stick 4K Maxを購入しました。これひとつで現在のところAmazon Prime, Amazon Music, TVer, Abema TV, Desny+などを楽しんでいます。

最初は特に設定変更など必要ないと思っていましたが、設定を眺めてみて二つだけ変更しました。色深度を8ビットから12ビットしたのとダイアログエンハンサーをオンにしたことです。

[ 接続 ]
いろいろ試した結果、Fire TV StickをサウンドバーのHDMI INに接続しパススルーしたHDMI OUTをモニターに接続することにしました。他に試した接続はFire TV Stickをモニターに接続し、モニターとサウンドバーを光接続するという方法です。この場合モニターの設定で光出力をビットストリームにしてもFire TV StickがPCM接続しか認識しませんでした。


上はパススルー接続でのテスト結果です。

[ 機器連携 ]
結局使っていませんがJBL BAR5.0はHDMI CECや光ケーブルの信号により自動的に電源をオンにする機能があります。私の使っているパススルー構成でも、この自動電源オンの機能を利用することは出来ますが、JBL BAR5.0の入力がTVになります、それをHDMI INに切り替えなければならないので、自動電源オンの利便性を相殺してしまいます。

モニターのHDMI CEC(説明書によるとHDMI CECは動作保証外となっています)を利用するとモニターのリモコンでFire TV Stickの操作が出来るようになりますがパススルー構成だとJBL BAR5.0に悪影響があるので使えませんでした。

結局使えているのはFire TV StickのリモコンからJBL BAR5.0の電源と音量のコントロールを行うことだけです。Fire TV Stickの初期設定の時に使用しているテレビとサウンドバーの選択画面があります。残念ながらJAPANNEXTは選択肢にありませんでした。JBL BAR5.0のみ設定しました。これで普段はモニターとFire TV Stickのリモコンだけで操作できています。

上海のロックダウン状態で買い物が出来るのかというチャレンジも兼ねてXiaomi Pad 5 Proとカバーにもなるハードウェアキーボードを購入してみました。小米のオフィシャルアプリで購入すると通常であれば上海の倉庫にあれば24時間かからずに到着します。今回は流石にそこまで速くはありませんでしたが、南京からの発送で3日ほどで到着しました。

最初、手にした時の印象は重い!でした。本体は520gくらいと普通ですが、キーボード付きカバーを付けるとなんと888gもありました。キーボード無しのカバーも欲しいかもです。

主な目的は動画再生です。Amazon Primeを試してみると画面は十分に綺麗ですし音も広がりを感じます。Dolby Atmosが効いているからなのかどうかは分かりません。音質がすごく良いとは言いませんが、十分に合格点です。

中国国内販売のAndroidタブレットなのでいわゆる中華タブレットですが、小米が本気で作ったハイエンドタブレットなのでスペックはかなり強力です。Pad 5 Proにはグローバル版も最近発売されたようですが、ここでは中国版について書きます。

[ Google対応 ]
他の小米ハイエンド端末と同様でアカウントの追加にGoogleがあります。中国国内の場合、当然ながらGFW回避が必要です。アカウントを追加するとPlay Storeが自動的にダウンロードされているようでした。わたしは何か途中で失敗したようで導入が完了出来ていませんでした。それでも心配は無用。小米の応用商店にPlay Storeが登録されていますので、そこから導入しなおしました。後はPlay Storeから必要なアプリケーションを導入していけば良いです。

[ ロケール ]
小米の中国版には日本語ロケールは含まれていません。中文あるいはEnglishで問題はないですがどうしても日本語ロケールが必要な場合はMoreLocale2を導入します。

[ ネトフリ問題 ]
中華タブのネトフリ問題というのがあるらしいです。結論から言うと問題無しと思われます。ネトフリには加入していないので直接的な確認は出来ていません。DRM Infoというアプリで表示されるSecurity LevelがL1になっている。Amazon Primeの番組が高解像度で再生出来る。ということからネトフリ問題は存在しないと推測します。

[ キーボード ]
薄いキーボードですがストロークの浅いアップルのキーボードに慣らされた身には、ごく自然に使えます。Gboardで試したところ日本語入力(ローマ字入力)も問題なく行えます。ただしGboardで英語モードと日本語モードのどちらになっているかが画面上で確認出来ません、何か文字を入力して確認するしかないです。
かな入力も可能な気はしますが、まだ試してはいません。Gemini PDAの時はかな入力キーマップのカスタマイズまでやってたのだけど詳細をまったく覚えていない。
キーボードがあるとめちゃくちゃ便利ですね。って、iPadをキーボードを付けて使っている人からすると今更な感想ですね。手が自然と動いてタスクリストが出せました。他のショートカットは無いかと探していたら⌘キーの長押しでショートカットの一覧が出ることに気づきました。ホーム画面だけではなくアプリ画面でも⌘キー長押しすると、アプリ固有のショートカットが表示されます。

もともとTPUはサポートされていない3Dプリンターですし、何度もひどい失敗を重ね、一年越しでやっと使えるレベルの出力が得られるようになりました。

重要なポイントは、

  1. いわゆるダイレクト式ではないので、押出機構からエクストルーダーに素材を送るチューブを内径の細いものにする。フィラメントの直径1.75mmに対して内径が1.9mmのテフロン・チューブに変更しました。Capricornが有名ですが、なもなき中国製を格安(5.8元≒100円)で購入しました。
  2. 実績のある良いTPUフィラメントを使用する。
  3. 適切な印刷速度を設定する。PLAよりだいぶ遅い速度になります。今は、以下のスピードで試しています。

かなり常識的なところでTPUの出力出来ていますが、ここにいたるまで挫折の繰り返しでした。簡単に書くと、最初はeSUN eLasticというフィラメントを使用。これがすぐに送り機構内で絡まってしまいます。絡まったフィラメントを取り除くためにはプリンターの分解が必要なので、一度発生させるとしばらくはやる気が失せます。チューブを交換後にも絡まったりして随分と時間が経過しました。次にお試し用の少量のTPUを購入したのですが、これが煮ても焼いても食えない代物でした。絡まらないもののまともにフィラメント送りが出来ません。しばらくして、気を取り直してeLasticで極端に速度を落としたら何とか出力出来ました。ただ柔らかすぎ。そこで友人におすすめTPUを聞いて購入した無印TPU、これが今までの事が嘘のように出力出来ました。と、かれこれ一年がかりでTPUを使えるようになった次第です。

この無印TPU、推奨温度も書いてありません。適当に高めの温度を設定すると出力の質が今ひとつ。友人におすすめを聞いて210度で出力したら十分に使える出力が得られました。速度は上のスクリーンキャプチャの通り。形状によってはかなり糸を引くので引き戻しを0にしています。それでも糸を引いていますが、まあまあ使える状態にはなりました。まだまだ試行錯誤中。

糸引き対策の一つとして、エクストルーダーの冷却を良くするWindDuctのSTLファイルをもらってきて交換してみましたが、効果があるのかどうかは不明。気持ち的には効いてると信じています。

だいぶ前から中国メーカーの作る三脚が良いという話は色々なところで見ていて気にはなっていました。

そしてたまたまライブで見ていたTJさんの開封動画に背中を押されてBENRO SC05Kを購入しました。上海に在庫のあるお店に発注したのでライブ配信の翌日には手元に届きました。

堅牢な作りですが軽量です。作りの良さで所持するだけでも嬉しくなる製品です。脚の長さも変わらないミニサイズに徹した三脚です。脚の広がる角度が三段階に変化するので、かなり大きなレンズを載せた一眼レフでも安定しています。

大きなレンズ付きの一眼レフを縦位置にすると、さすがにバランスを取るのが難しいです。

携帯電話を取り付けるホルダーも付属しています。

さっそく実際に使ってみました。三脚を使うシーンといえばスローシャッターか動画撮影です。やや無理やりですが小型ドローンの離陸を一眼レフで動画撮影してみました。

時折風が強く吹く日でしたが、とても安定していてまったく不安を感じさせませんでした。撮影した動画は冒頭のほんの一部ですが、この時に撮影したインスタ動画を貼っておきます。

私が中国で購入した価格は340元、およそ5000円ほどでした。それよりはだいぶ高くなりますが日本のアマゾンでも見つかります。

FPVドローンに搭載するFCに記録されるログの中からジャイロデータを抽出し、それを利用して動画の安定化を図る方法があります。色々と解説が出ていますがWindows 10によるものがほとんどな気がします。ここではmacOS Big Surでの事例を紹介します。

本来の目的はドローンの飛行中の動画に適用するものですが、一眼レフの上にFCを単独で載せて手持ち撮影の動画の安定化を試してみようという試みでもあります。

大きな流れはBlackbox Log Viewerでログをcsv形式で保管、それをgyroflowで処理し動画をスタビライズするというものです。これとは別にBlackboxToGPMFというソフトウェアでGoProコンパチの動画ファイルを作り、既存のReelSteadyGoで処理する方法もあります。

2021/02/24追記)
以下Pythonのセットアップから書いていますが、直接実行可能なパッケージが提供されるようになりました。
Gyroflowの公式ページのDownloadにある実行可能ファイルをダウンロードします。macOSの場合は拡張子dmgになっています。これを実行するとgyroflowという実行ファイルとcamera_presetsフォルダーが見えます。これを適当な場所にコピーしてgyroflowをダブルクリックもしくはターミナルから実行するだけです。ただし起動にかなり時間がかかります。わたしのMacBook proでは一分近く待つとgyroflowのウインドウが開きます。

[ Pythonのセットアップ ]
わたしのmacOS Big SurにはPython2.7とPython3.7が最初から入っていました。必要なのはPython3系なので3.7で試してみましたがうまく行きませんでした。最新の3.9なら大丈夫そうということで、常套手段であるpyenvを導入して色々とやってみましたが問題続出でひとつひとつ片付けていってもダメでした。思い直してbrewもpyenvも忘れることにしてパッケージで導入しました。以下手順です。

https://www.python.org/のDownloadページから現時点での最新版3.9.1のmacOS版インストーラーをダウンロードして導入。
– ターミナルを開き直すとpython3.9が使用可能になっています(python3で起動できます)。
– “pip3.9 install numpy” でNumPyモジュールを導入します。
同様に以下のモジュールを順次導入します。
– opencv-python, PySide2, scipy, orangebox, construct, python-dateutil, hachoir, matplotlib, VidGear

[ Gyroflowのインストール ]
GuroflowのダウンロードページにmacOSの実行ファイルがありますが、今ひとつ動かし方が分かりません。GithubからソースコードをダウンロードしてPython3で起動することにします。
https://github.com/ElvinC/gyroflowのCodeボタンを押してzipで全てのコードをダウンロードし任意の場所に解凍します。
ターミナルを開き解凍したフォルダーにcdしてpython3 gyroflow.pyで起動できます。

[ FCの準備 ]
一眼レフの上に適当なマウントを作ってFPVドローン用のFlight Controllerを単独で載せました。なるべく多くのログが取得出来るようにMicroSDカードが使えるFC(MATEX F722-STD)にしました。給電はモバイルバッテリーからUSBで行います。一般的には飛行開始時に行うARM動作でログの取得を開始するようになっていますが、FC単体ではログを開始するきっかけがありません。そこで下のCLIコマンドにて電源投入と同時にログを開始するようにしました。
blackbox_mode = ALWAYS
問題はログを停止する手段がないことです。仕方がないので録画終了からしばらく時間をおいてUSBケーブルを抜いて電源を切るようにします。

[ 録画 ]
後からジャイロデータと動画の同期を行う必要があるので、動画の最初と最後にわかりやすい動きを記録しておきます。カメラを大きく横と縦に振っておくと良いです。

[ 実際の手順 ]
動画にまとめましたので、それを見ていただくのがわかりやすいと思います。

いくつか動画の補足を書いておきます。
– YouTubeに作者らしき人からコメントをいただきました。Initial rough gyro offsetを計算してセットしていますがgyroflowは+/-5秒で同期ポイントを探すので5秒以下のズレならば何も入力しなくても良いそうです。

– もとの動画は59.94FPSでした。これをgyroflowで処理する方法もあるのかも知れませんが、よく分からないので予めDaVinci Resolveで30FPSに変換してから使用することにしました。
Blacbox Log Explorerでオフセットを調べていますが、これはあまり正確な数値を追求しなくても大丈夫です。gyroflowが自動的に同期タイミングの調整を行ってくれます。
– gyroflowはBlackboxログの生ログを読み込めますが、今の所うまく動かない気がします。blackbox log explorerでCSV形式で書き出したものはうまく処理出来ます。
– Gyroflowのcamera presetsが何者かは良く知りませんが、色々とためして一眼レフで取得した動画で歪の無い出力が得られるものを探し当てたものがlgg6_normal_16by9というだけです。論理的な理由があるわけでは無いです。
– Syncを計算した後にDelay for sync 1とDelay for sync2が表示されます。これを見ると動画の最初と最後では随分とオフセットが変わるのがよく分かります。
Exportした動画は何か不具合があるようでmacOSのプレビューも出来ないですしDaVinci Resolveに読み込むことも出来ません。こんな時の定番がVLCです。VLCは他で読めない動画ファイルの再生が出来ます。VLCに読み込んで改めて書き出すことによりDaVinci Resolveに取り込むことが出来るようになりました。これはいずれgyroflowで修正されるものと思います。
=> 環境依存のようですが、Color profileがyuv444の動画になっているのが原因でした。gyroflowの画面に書かれているとおりにExportする時にyuv420pという指定を”FFmpeg color spae selection”という所に書き込めばOKです。
– Exportした動画はフレームが踊っている変わった動画です。中央を上手に切り取ることによりスタビライズした動画となります。

以前から実験用の電源を欲しいと思っていましたが、リポバッテリーを利用した実験用電源セットで間に合っていました。いまでもそれで問題は無いのですが、良さげな電源がTBS COUCHで紹介されていたので購入してみました。中国での価格は5インチドローンのリポ、2本分くらいなので実験のためにリポを充電したりして消耗させるより良いかもです(物欲理論でやや難あり)。

リポ電池を電源とした自家製テストキット

TBS COUCH中でTrappyは電流制限機能があるのでスモークストッパーの代わりになると言っていますが、そこはやや疑問ありです。これについては後ほど詳しく書きます。

購入した電源はWanptek NPS3010Wというものです。TBSで販売しているのはDPS305Uという型番なので少しスペックが違います。TBSで販売しているのは5A仕様ですが私のは10A、またTBSの物は18WのUSB充電機能が付いていますが私のはUSB出力はありません。

電源にはミノムシの付いたケーブルが付属していますが、ドローン用にXT60の付いたケーブルを作りました。XT60からの各種変換ケーブルは以前のテストキット用に作って有るので、これで何でも接続できます。


電圧は0-30Vの間で自由に設定できます。 4桁のLED(小数点以下2桁)で電圧を確認出来ます。そこそこの精度があるのでテスター等で確認する必要はありません。


簡易スコープで見る限り変なリップルもありません(高い周波数のノイズは分かりません)。

電圧が簡単に設定出来るので3.3Vの受信機の単体テストにも使えますし1Sから6Sまでリポの代わりにもなります。

この電源には定電流モードがあります。電流値を設定しておくと、それ以上の電流は流れません。設定方法がややトリッキーです。表示板の電流計はリアルな電流しか表示出来ません。そのため無負荷だと0.000Aのままです。そこで電流調整ツマミを回しても何も出来ません。電流値を設定するためには出力をショートさせないといけません(目標電流より十分に沢山の電流が流れる負荷でも良いかも)。流石に最初に試すときはビビリながらやりました。

これがあるのでどこかショートしていても安全かも知れません。ただし、これは過電流の時に電源をシャットダウンするものではありません。一定の電流を供給し続けるように設計された電源です。つまり、電流が流れすぎたら電圧を下げていって設定された電流を流し続けるように動作します。もし何かしらの不具合で電流が流れすぎた場合も、設定値までの電流は流れ続けます。燃え上がることは無いかもしれませんが、じわじわと壊すことはあるかも知れないので、この機能ををSmoke stopperとして使うことはお勧め出来ません。


12V、電流制限値1Aに設定して自作のテスターを通した先でショートさせた様子。テスター上ではショートしているので電圧は0ながら電流は1A流れているのが分かる。また電源に付いている赤いLEDの点灯が電流制限モードに入っていることを示している。


ということで私としてはVIFLYを併用することにします。

10Aも流せるのでモーターの回転方向の確認、RPMテレメトリーのテストなども余裕でこなせます。

電流表示も信用できるのでFCの電流計の校正も手軽に出来ます。なんかこれが一番のメリットかもです。


流石に中国で購入するより少し高いけどアマゾンにもありました。

DJI中国には中国語で「以旧换新」と呼ばれる下取りサービスがあります。中国だけのサービスですし紹介してもしょうがない気もしますが、そのスピードにちょっと感心したので時系列を中心に書いておきたいと思います。

下取りに出したのはMavic mini fly more comboです。申込みは中国のDJI Storeで行いますが、実際のオペレーションは爱回收という携帯電話の下取りで有名な会社が行います。経過等はDJI Storeで細かく確認出来ます。

買取額は現金ではなくDJI Storeで使用できるDJI貨幣として支払われます。もともと下取りサービスですので、次にDJIの商品を購入することが前提のサービスになっています。

– 月曜日のお昼過ぎにDJI Storeで申し込み。機体のコンディションや付属品の有無などを自己申告すると引き取り予定額が提示されます。宅配便の引取希望時間を入力して申し込みが完了。引き取り時間は一時間単位で、申込み時間の直後から指定可能。宅配業者は中国で一番信頼されている顺丰(SF)です。
– 申込みから約一時間後に引き取り完了。
– 火曜日の午前に爱回收に到着してインスペクション開始。
– 火曜日午後7時にインスペクション完了の連絡。問題なしで最初の提示金額がDJI貨幣として自分のDJIアカウントに振り込まれた。そのままDJI mini2 fly more comboを発注。
– 水曜日の朝9時過ぎに発送の通知が来た。深センより発送されるので、やや時間はかかる。
– 金曜日の午後2時頃にmini2の配達完了。

下取り価格は、おそらくネットオークションサイトよりは少ないと思いますが、とにかく簡単で煩わしいこと一切なしであることと、スピードの速さから良いサービスと思います。

一部SNSで紹介済みですがInsta360 Goを見事な操縦技術でまっすぐに公園のベンチの金属部分にぶち当ててレンズを割ってしまいました。SNSでは言っていませんが同時にCaddx Nubulaのレンズも割っています。

先にInsta360 Goのレンズを破壊済みの同志から公式サイトで修理を受け付けていることは聞いていましたので修理に出しました。その経過を書いておきます。

9月15日(火) Insta360の公式サイトの修理サービスというページから修理依頼を行いました。直ぐにメールで故障した製品の送付手順が送られてきた。公式サイトは日本語で操作していましたが、在住国が中国なのでメールは中国語です。
9月17日(木) 宅配便にてレンズの割れたInsta360 Goを送付。修理サービスサイトに宅配便のトラッキングコードを入力。
9月19日(土) 目的地に到着しているものの休日のため配達出来ず。
9月21日(月) 配達完了。Insta360から受け取った旨のメールを受信。
9月22日(火) Insta360から検査完了のメールを受信、けっこう夜遅くでした。
9月23日(水) 修理の見積もり価格の提示があった。午前中に価格の提示があったが、実際に支払ったのは夕方遅くでした。にもかかわらず、すぐに発送のお知らせが来ました。
9月25日(金) 荷物到着。シリアル番号も違う新品が返ってきました。ちょうど10日目に戻ってきましたが、わたしの方からの発送が2日ほど遅れたので実質8日間でした。まずまず悪くない対応だと思います。

修理費用は新品購入価格の約7割ほどでした。付属品を除いた本体だけの値段と考えれば納得です。

FPVドローンの世界で小型精密電動ドライバーと言えばWowstickですが、小米からも同様というかそっくりな製品が出ているので入手してみました。

もともと定評のある小米の精密ドライバーセットを使用していました。これは日本語での記事も多数見つかるようにとても出来の良いものです。代表的な記事としてEngadegt Japanに我らがガジェットキングShimoKenさんが書かれているものをご覧いただくと良いかと思います。この製品はほんとうに良く出来ているので、その流れを組むのならば電動版もきっと良いものであろうと思い買ってみることにしました。



右が以前から持っている精密ドライバーセットです。ケース上にドイツのWiha Toolsのロゴがあります。実際にはビットの一つ一つにもwihaと刻印されています。左が今回購入した電動精密ドライバーセットです。当然ですが、非電動品より一回り大きい筐体です。残念ながらWihaロゴはありませんが、大変良く似たデザインになっています。ビットはそれぞれ微妙に違うので、両方持っていることの意味が出てきて私的には嬉しいです。電動の方に付いている長いサイズのビットも地味に嬉しい。

初日に充電してから、数日使用していますが、まだ電池切れまで使っていませんので電池の持ちとかは分かりません。この間にBeta95X V2のフレーム交換を一回とあとは日常的な作業をこなしているので、おそらくは電池の持ちで不満を持つことは無いと思います。

トルクは二段階に調整出来ます。そこそこの強さはありますが、固めに閉まっているネジは最初に手で回して緩める必要があります。それも本体が普通のドライバーのような太さですので、片手で回して緩んだところで電動をスタートするというのが握り直すこともなく一連の動作で行なえますので効率が良いです。逆にネジを締める時に自分の手の力で締めたい時も同様に一連の動作で電動駆動から手回しに移れますのでとてもスムースです。

小さなドローンではネジの数もしれていますし、手回しでも疲れるということはありませんが、一度電動ドライバーを経験してしまうと手放せなくなります。日本で入手出来るかどうかはわかりませんが中国での販売価格はかなり手頃なものですしオススメのツールです。

最初にも書きましたがWowstickにそっくりです。何かしら関係があるのかと軽く調べてみましたが、まったく繋がりは見えてきません。パクリ商品なのでしょうかね?

2021/01/06 追記) バッテリーの持ちは半端なし
2020年9月半ばに購入しフル充電して使用していました。なかなかバッテリーが無くならずとうとう年越し。このままずっと使えるのではないかと思えるほどでした。2021年1月5日にやっとバッテリーが無くなり2度目の充電を行いました。小型のFPVドローンをかなり頻繁に分解組み立てを繰り返していましたので、そこそこの使用頻度です。大雑把な感覚で週に30本から50本のM2ネジの開け締めを行っていたと思います。それで3ヶ月半使用できたのは驚きです。

gopro-remote-stickCはまだ開発が始まったばかりということもあって機能も単純ですし接続できるGoProも一台に限られます。FPVドローンで使用する場合、録画開始、停止だけ出来れば良いのですでに十分に役に立つものになっています。

ところが複数のGoProを使用しているので接続できるのが一台だけでは困ります。M5StickCは安価ですし、GoProの数だけM5StickCを準備しようかと考えているうちにブログラムに手を入れずに解決する方法を思いつきました。思いついただけで実験する前にアイデアをTwitterのスレッドでつぶやいたところpapalagi.orgさん(M5StickCを使っている皆さんウオッチした方が良いですよ)が検証してブログに書いてくださいました。

アイデアはとても簡単です。gopro-remote-stickCは接続するGoProのSSIDとパスワードをソースコードに書き込んで使います。そのプログラムのファイル名を接続するGoPro別に変更して複数持つだけです。具体的な方法については、先のpapalagi.orgさんのブログに書かれていますが、私の別のやり方を簡単に紹介しておきます。

UIFlow DesktopでM5StickCをUSB接続していることを前提としての説明です。M5StickC側でUSBインターフェースを選択する方法はpapalagi.orgさんのブログをご覧ください。

GoProのSSIDとパスワードは上の画面のwifiNameとwifiPassに設定します。それに加えて左上のProjectの名前を接続相手を分かるようにします。Downloadすると、これがM5StickC上のプログラムファイル名になります。もうひとつtitleも同様に接続相手のGoProを識別出来るものにしておきます。プロジェクト名と同じにするのが良いでしょう。これにより実行中のプログラムのタイトルをみれば、どのGoProを対象としたプログラムかがわかります。

この手順でプログラムが増えていきますが、不必要となったプログラムを消す時はpapalagi.orgさんのブログに書かれているVSCodeを利用すると良いようです。