虹橋空港のバス乗り場でモバイルバッテリーを売る自動販売機を発見しました。場所は虹橋空港から浦東空港に行くバスの乗り場なので、長旅の果てにスマートフォンのバッテリー残が心もとなくなっている人にアピールしているのでしょう。
他の場所で買うより割高であるのは承知のうえでどんな物が売られているのが試しに購入してみました。売られているのは容量別に三種類で、2800mAhが100元、5600mAhが200元、8400mAhが300元です。考えてみれば自販機ですから、このお釣りの要らない値段設定は妥当なものでしょう。物理的な大きさが適当なので200元の物を購入しました。ちゃんと充電された状態で売られていました。
購入した時は気付かなかったのですが、ポーチとケーブルが付属しています。よく見るとパッケージの隙間からケーブルは見えますが、このあたりアピールすると売れ行きが良くなりそうな気もします。
付属しているケーブルはマイクロUSBとiOSデバイスのドックコネクターです。ところがドックコネクター、家の初代iPadで試そうとしたら何とコネクターが刺さらない。無理して本体を壊してはいけないで、あんまり強くは押し込んでいませんが、どうみても使えない様子です。
プラスチック製ですが表面の手触りが柔らかい感じに加工されているのに好感を感じます。表現が難しいですが、触った時に冷たくなく布を触っているような感じがする表面です。
割りと小型で軽いので、本当に5600mAhの容量があるのだろうか、ということで簡単にテストを行いました。
iPad mini
何故か充電不可能でした。充電開始するのですが直ぐに出力が遮断してしまうようです。バッテリーのパッケージにはOutput 2.1Aと書かれているのですが、それ以上の電流が流れているのだろうか? ちょっと謎です。
初代iPad
電池残量0の状態から充電して53%くらいまで充電出来ました。初代iPadのバッテリーは24.8Whとの事です。電圧を3.75Vととすると6600mAhほどでなので妥当なところでしょう。
第5世代iPod Touch
5回半の充電が可能でした。iPodの電池残量が確実に10%以下になり電池が赤い表示になった後から充電しています。また時折、充電中に使用していました。iPod Touch5のバッテリー容量は930mAhとの事なので、iPadの時より成績が良い気がします。いずれにしろ5600mAhの表示に嘘は無いと思います。
バッテリー残を示すLEDが4個付いています。概ねリニアに減っていくようなので残量の目安として問題なく使えます。
オマケとしてフラッシュライト機能もあります。ただし、これに使われているLEDが白色では無いせいか今ひとつ明るくありません。分解してLEDを付け替えてやろうかとも思いましたが手持ちのLEDではどのみち一灯ではたいして明るくならないので止めておくことにしました。
16 comments untill now