Dropbox

Alipay中国のキャッシュレス化は急速に進んでいます。クレジットカードやデビットカードは、かなり以前から多くの店で使えていてコーヒー一杯でもカード払いというのが当たり前でした。それに加えて最近ではAlipay(支付宝)の携帯電話アプリケーションによる支払いが一般化しています。もうコンビニでもファーストフードでも誰もがキャッシュレスで買い物をするのが普通になりました。加えて他の携帯電話アプリケーション、例えば配車システムなどと連携して支払いを完了するためにもAlipay(支付宝)を使うことが必須となっています。

もうひとつ日本のお財布ケータイでは出来無いであろうと思われる機能として個人間のお金のやり取り可能です。またAlipay独自の金融商品も有ったりもします(いまのところ外国人は購入できません)。もうほとんど銀行ですね。

私も遅ればせながら試してみようと思い立ちました。Alipay(支付宝)自体はtaobaoというネットショップで何時も使っているので、アプリケーションを携帯電話に導入すれば良いわけですが、今まで躊躇していたのには理由があります。何時もデータ通信に使っている携帯電話は中華アンドロイドをルート化したものです。Alipay(支付宝)自体は少額の決済なので問題ないかもしれませんが、この携帯電話に導入するのは今ひとつ気がすすみません。

解決策はいくつかあります。1) 携帯電話をiPhoneに変える、2) 通話用の携帯電話であるWindows PhoneにAlipay(支付宝)を導入する、3) iPod touchを使う。1)が確実な方法ですが諸事情により検討するのは後回し。2)をまず試してみましたがAlipay(支付宝)のWindows Phoneアプリケーションは数年前のものでした。そのため店頭での支払いには対応していません。ということでiPod Touchで試すことにしました。

[ オフラインでも支払い可能 ]

最初はiPod Touchをアンドロイドにブルートゥース・テザリングで常時接続して使用するつもりでした。ところが支払い画面はオフラインの状態でも表示可能です。試してみると実際に支払いも可能でした。考えてみればレジ側がAlipayのシステムと接続されているので端末で認証が取れれば支払い能力は知ることが出来るわけです。

[ 支払い方法の種類 ]

レジ側の都合に合わせて各種の支払い方法があります。一般的なのは端末にバーコードとQRコードを表示させてレジ側でそれを読んでもらう方法です。マクドナルドでは専用の読取機が置いてあって自分で端末をかざして読み取らせます。形状から判断するとQRコードを読んでいるように見えます。一般的なコンビニのレジですとバーコードリーダーでバーコードの方を読んでいます。支払い画面に表示されるQRコードとバーコードは一分毎に変更されるようになっています。

相手側に表示されているQRコードを読み込む方法もあります。これは端末をオンラインにしないと使えないと思います。

もうひとつ面白い支払い方法があります。端末から特別な音を発信してレジ側に聞かせる方法です。KFCの自動注文端末で使用することが出来ました。

[ チャージ ]

端末をオフラインで使用する場合、予めいくらかの金額をAlipay(支付宝)にチャージして使用します。最初はパソコンでAlipay(支付宝)のWebサイトから銀行のWebサイト経由でチャージしていました。これは通常の銀行の認証システムを使用するので硬いシステムですが、その分手間がかかります。Alipay(支付宝)のアプリケーションに銀行口座を登録すると、これが簡単になります。端末上でパスワードをひとつ入力するだけなので簡単すぎて心配なくらいです。チャージだけではなく銀行口座にお金を戻すことも可能です。

->後で気付きました。銀行口座を紐付けすると支払いは銀行口座から直接行われます。よってチャージ額は必要ないみたいです。サインの必要がなく手軽に使えるデビットカードみたいな感じです。

もう一つ、今のところ外国人には使うことが出来ない余額宝にお金を入れておく方法もあります。これは投資信託みたいなもので利息が付きます。中国で一年以上生活していれば使用できるように成りそうなのですが、今のところまだ登録することが出来ません。

Trackback

no comment untill now

Add your comment now