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おそらくは 1980 年代の初めから中ごろにかけての事だったと思います。カシオのプログラマブル電卓とシャープのポケコンで遊んでいた時期がありました。どちらも、結構高価なものでしたが店頭で遊んでいて気が付くと購入して帰途についているという感じでした。もともと小さな機械好きの種を持っていたのでしょうが、このころ見事に発芽したといえるでしょう。
カシオのプログラマブル電卓はインターネットで探しても、それらしいものが見つからないので型番とかは分かりませんが、今でも動作可能な状態で日本の自宅に置いてあります。現在の関数電卓などとくらべるとかなり大きくて緑色でぎらぎらと光るディスプレイを持っています。ただし 8 セグメントの表示なので表現できるのは数字と意味不明の記号のみです。それを使った簡単な条件分岐やジャンプ命令を駆使し小さなプログラムを組みます。作ったプログラムの保管もできないしステップ数というか入力できる文字数が少ないのでできることに限界はあります。
シャープのポケコンは確か二つ買いました。どちらも PC-12xx で、後から買ったのは多分 PC-1261 だったと思います。CE-125S というドッキングステーションのような物も買い足して、自慢の一品でした。小さいながら2桁の表示ができ、そこそこ大きなプログラムを組めるメモリー(といっても10K くらいかな)が載っていました。出かけるときにも持っていけるプログラム環境というのが何ともうれしかったです。この機種で可能であったかどうか覚えてはいませんが BASIC に PEEK/POKE というメモリーを直接操作する命令と CALL という機械語のルーチンを呼び出す命令を使い機械語で楽しんでいる人たちも世の中には居ました。わたしはひたすら BASIC を使っていました。

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