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おそらくは積極的なリークにより、DJIのFPVドローンの写真が少し前から出回っていましたが、ついにFCC IDのサイトで資料が公開されました。製品としての詳細が分かるわけではありませんが興味深いことが沢山あるので、すこしまとめておきます。

FCCID.IOのサイトによると認証申請されたのは3製品です。

DJI FPV Drone
FCC ID: SS3-FD1W4K2006
技適番号: 211-200733

DJI FPV Googles V2
FCC ID: SS3-FGDB282006
技適番号: 211-200732

DJI FPV Remote Controller 2
FCC ID: SS3-FC7BGC2006
技適番号: 211-200734

それぞれ技適番号がありますが、添付されていたラベルに書かれていたもので、現在(2020/12/09)のところ総務省のサイトでは見つけることは出来ません。

興味深いのは技適番号があることに加えて2.4GHzと5.8GHzのデュアルバンドであることです。まるでDJI Mavicのようです。技適の詳細は分かりませんが、電波法的にはMavicなどと同様に無線の免許無しに扱える可能性が見えてきました。

すでにリーク写真もありますが、一部のドキュメントに製品の形状が垣間見えます。
ゴーグルはリンク先の31ページからです。現行のゴーグルにとても似ています。
送信機はリンク先の29ページです。なんだかTBS Tango2のような感じです。小型で好感がもてます。

さて最大の懸念事項はAirUnitが無いことです。現在のDJI Digital FPV SystemではAirUnitという装置を任意のドローンに搭載してVTX(+受信機)として使用するのですが、それがありません。代わりにドローン自体が登録されています。これは現在のFPVドローンとは別物と言えるでしょう。

おそらくDJIの狙いはFPVでの撮影需要を狙った機体まで含めた完成されたシステムということなのでしょう。それも十分に興味深いです。

ゴーグルの名称はDJI FPV Googles V2となっているので現行DJI Digital FPV Systemへの後方互換性はあるのかもしれません。願わくば対応する2.4GHzでも使えるAirUnitを出して欲しいです。

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