小米ルーター青春版にOpenWrtを入れて、そこにsoftetherとstoneを入れて、Raspberry Pi3で稼働しているルーターの置き換えをねらってみました。結果的には置き換えるには今ひとつな結果でした。
目的の環境を構築することは出来ました。接続もスムーズでYoutubeをHD画像で再生も出来ますが、どうもファイルのダウンロードなどでRaspberry Pi3より速度が劣ることが感覚的にも分かります。色々とテストしてみましたが、数字的にも今ひとつな事が確認できました。
以下のテストは何度か試してみたうちの最大値です。
[ 実環境 – softether、接続先のsoftetherが稼働しているサーバーからのscpによるファイル転送 ]
Raspberry Pi3 | 1.1MB/s |
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小米ルーター青春版 | 560KB/s |
[ 実環境 – stoneによるproxy接続で接続先サーバーからのwebによるファイルダウンロード ]
Raspberry Pi3 | 3.1MB/s |
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小米ルーター青春版 | 890KB/s |
テスト回数も少ないので数字の信頼度は低いですが、ネットワークの速度より低い所で小米ルーター青春版がボトルネックになっていることは間違いありません。
次にローカル環境で単純なNAT機能付きのルーターとして稼働させ小米ルーター青春版と小米ルーター3でscpによる比較を行いました。前のテスト同様に最大値です。
[ ローカルテスト - scp ]
小米ルーター3 - 5GHz | 1.4MB/s |
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小米ルーター3 – 2.4GHz | 1.1MB/s |
小米ルーター青春版 | 640KB/s |
テスト方法はかなり適当ではありますが、小米ルーター青春版に能力の限界があることは確かです。
小米ルーター青春版は手のひらサイズでモバイルバッテリーでも稼働できる事がメリットです。その方向での活用方法を考えるとドローンを飛ばすときのWiFiエクステンダーくらいしか無いかも知れません。
小米ルーター3は青春版より性能的に優秀そうなので、これにOpenWrtが入れられるようになるれば、またRaspberry Pi3への置き換えに挑戦したい。もしくは小米ルーター3と同じチップセットを使用している小米ルーターminiを入手して試してみたい。
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