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FPVドローンのVTXチャネルを変更する際、通常はOSDメニューやLUAスクリプトを使用しますが、その手順は少し複雑です。
この記事では、プロポのスイッチを使って、VTXチャネルの切り替えを簡単にする方法を説明します。


[ プロポスイッチを使う利点 ]

  1. OSD/LUAスクリプトの問題点
    OSDメニューやLUAスクリプトでの変更は手間がかかります。
  2. プロポスイッチの長所
    スイッチの位置で直接チャネルが切り替わるため、直感的で素早い操作が可能です。
  3. スイッチの選び方
    日本では現在E1、F1、F4の3チャネルが使用可能です。そのため、3ポジションスイッチが適していますが、誤操作を防ぐためにS1のポットを使用することにしました。

[ 設定手順(プロポ側)]

  1. スイッチの受信機割り当ての確認
    a. Betaflight ConfiguratorのReceiverタブでS1が受信機のAUXチャネルに割り当てられているか確認します。
    b. 未設定の場合、MIXESを使ってスイッチをAUXチャネルに割り当てます。
    手順例(プロポによって異なる場合があります):
    – MIXESメニューを開きます。
    – 空いているCHを選び、Source をS1、Weight を100%に設定します。
  2. LUA Script(ExpressLRSなど)からVTXの変更機能を無効にします。

[ 設定手順(Betaflight側)]

  1. S1の動作確認
    Receiverタブで、S1の動作範囲、方向、AUX番号を確認します。
    例:AUX7、動作範囲は左端1000、中央1500、右端2000
  2. VTX設定の確認
    Betaflightの Configuration > VTXタブで現在の設定を確認します。
  3. CLIタブで以下のようなコマンドを入力します:
    vtx 0 6 3 1 1 900 1200
    vtx 1 6 4 1 1 1300 1700
    vtx 2 6 4 4 1 1800 2100
    

    コマンドの形式:
    vtx [設定番号] [AUX] [バンド] [チャネル] [パワー] [AUX値下限] [AUX値上限]
    – 設定番号:0から始まる連番
    – AUX:AUX番号から1を引いた値(例:AUX7なら6)
    – バンド:3=BOSCOM_E, 4=FATSHARK
    – チャネル:VTXテーブルのチャネル番号
    – パワー:1=25mW
    – AUX値:プロポのスイッチ位置に対応する値の範囲

    この設定により、S1の位置に応じてVTXチャネルが以下のように切り替わります:
    – 左端:E1チャネル
    – 中央:F1チャネル
    – 右端:F4チャネル

これで、プロポのS1スイッチを操作するだけで、簡単にVTXチャネルを切り替えることができます。

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