FPVドローンのVTXチャネルを変更する際、通常はOSDメニューやLUAスクリプトを使用しますが、その手順は少し複雑です。
この記事では、プロポのスイッチを使って、VTXチャネルの切り替えを簡単にする方法を説明します。
S1を回してVTXチャネル変更できるようにした。LEDの色はE1で赤、F1で緑、F4で青に設定しています。S1を左端でE1、中央でF1、右端でF4になります。モニターはF4で映ります。 pic.twitter.com/mu7gsyZj71
— コザック KozakFPV 空の自由人 (@nkozawa) May 5, 2025
[ プロポスイッチを使う利点 ]
- OSD/LUAスクリプトの問題点
OSDメニューやLUAスクリプトでの変更は手間がかかります。 - プロポスイッチの長所
スイッチの位置で直接チャネルが切り替わるため、直感的で素早い操作が可能です。 - スイッチの選び方
日本では現在E1、F1、F4の3チャネルが使用可能です。そのため、3ポジションスイッチが適していますが、誤操作を防ぐためにS1のポットを使用することにしました。
[ 設定手順(プロポ側)]
- スイッチの受信機割り当ての確認
a. Betaflight ConfiguratorのReceiverタブでS1が受信機のAUXチャネルに割り当てられているか確認します。
b. 未設定の場合、MIXESを使ってスイッチをAUXチャネルに割り当てます。
手順例(プロポによって異なる場合があります):
– MIXESメニューを開きます。
– 空いているCHを選び、Source をS1、Weight を100%に設定します。 - LUA Script(ExpressLRSなど)からVTXの変更機能を無効にします。
[ 設定手順(Betaflight側)]
- S1の動作確認
Receiverタブで、S1の動作範囲、方向、AUX番号を確認します。
例:AUX7、動作範囲は左端1000、中央1500、右端2000 - VTX設定の確認
Betaflightの Configuration > VTXタブで現在の設定を確認します。 - CLIタブで以下のようなコマンドを入力します:
vtx 0 6 3 1 1 900 1200 vtx 1 6 4 1 1 1300 1700 vtx 2 6 4 4 1 1800 2100
コマンドの形式:
vtx [設定番号] [AUX] [バンド] [チャネル] [パワー] [AUX値下限] [AUX値上限]
– 設定番号:0から始まる連番
– AUX:AUX番号から1を引いた値(例:AUX7なら6)
– バンド:3=BOSCOM_E, 4=FATSHARK
– チャネル:VTXテーブルのチャネル番号
– パワー:1=25mW
– AUX値:プロポのスイッチ位置に対応する値の範囲この設定により、S1の位置に応じてVTXチャネルが以下のように切り替わります:
– 左端:E1チャネル
– 中央:F1チャネル
– 右端:F4チャネル
これで、プロポのS1スイッチを操作するだけで、簡単にVTXチャネルを切り替えることができます。
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