Dropbox

Huawei Mate 9のカメラでシャッターボタンを長押しにすると連続して写真を撮影するが出来ます(長押し機能は設定により変更も可能ですので、もし連写出来ない場合は右側にある設定を確認)。

動物や小さな子どもの様子などシャッターチャンスを決めにくい被写体を連写して後からギャラリーの中で良いものだけを保管するのに便利な作りになっています。

そのまま連射された写真をつないで、コマ送りの動画にするのも楽しいです。実は連写した写真を放置していたらGoogleフォトが勝手にアニメーションGIFにしあげてくれました。それがなかなか面白いものになりました。

連写枚数は100枚までです。実測したところ100枚撮り終えるのに必要な時間は4.7秒ほどです。一秒あたり20枚というのは、かなりな連写能力と言えるでしょう。

ちょっと見たところ、ひとつひとつの写真に特に劣化もみられません。大したものです。このワザは覚えておいて損はないでしょう。

Huawei Mate 9はLEICAロゴを冠したカメラ機能一押しの携帯電話です。実際、私自身とても気に入ってカジュアルに撮りまくっています。写真について語るほどの見識はありませんので、わたしが撮影した写真をいくつか例として紹介するに留めます。

なんと言ってもProモードが”使える機能”です。カメラを起動したら下から引き上げるようにするとProモードのメニューが出ます。詳しくは書きませんが、カメラを少し知っている人なら納得の機能がそこに現れます。もし実機を触る機会があったらぜひ試して欲しいです。

最初、生写真を貼っていましたが、Flickrへのリンクに変更しました。リンク先でEXIF情報も簡単に参照できます。

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日の出の写真です。フルオートだと見た目より明るくなってしまうので-1.7evにしています。

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Mate9では劣化が少ないと言われている2倍ズームにすると、ここまで寄ることが出来ます。

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映画館の上映前、足元も見えないくらい真っ暗な状態での撮影です。左側に指かカバンの紐が写り込んでいるのも気づきませんでした。

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月が赤かったのでカジュアルに手持ちで撮影。これも明るさにリアリティを出すために-1.7evにしています。

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作例としては今ひとつですが、評判の良いモノクロームでの撮影です。

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軽く逆光状態での撮影です。今どきの携帯電話なら、同様に撮影できると思います。

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三脚で固定すれば星空も写せます。露出2秒、-2.0ev、マニュアルフォーカスで撮影。フォーカスのスライドバーを一番右にしたらピンぼけになった気がします。10分ほどしか試せなかったのでベストとは言えないです。星がよく見えるところでじっくり試してみたい。

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EOS Mと比較するための写真。

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EOS Mで撮影した写真。やはりカメラのセンサーとかレンズは凄いって思えます。

中国で販売されているAndroid端末は俗に中華アンドロイドと呼ばれていてGoogleのサービスを使わない仕様になっています。何と言ってもGoogleに中国国内から直接アクセスすることが出来ないので当然の事です。中国国内のサービスだけを使えば十分に役に立ちますが、私のようにGoogleにどっぷり浸かっている場合は中国国内においてもGoogleサービスを使わざるを得ません。

[ Go谷歌安装器 ]

root化したりROM焼きで国際仕様にすることも可能ですがファーム更新がちゃんと受けられるようにしたいので、今回は特別な方法は取らないでおきます。ということで、アプリケーションでGoogleサービスを導入することにしました。わたしはGo谷歌安装器(これが安全なものかどうかは分かりません)を使いました。Huaweiの標準アプリケーションであるHiAppから導入出来ます。

Google Playが動いてしまえばGo谷歌安装器を削除しても問題ないようです。この方法でほぼ問題なくGoogleのサービスが使用できます。唯一実現できていないのは連絡先のGoogleとの同期です。

[ Googleとの同期 ]

Google Playを立ち上げるとGoogleアカウントへのログイン画面が出ます。ログイン完了後にアカウントの詳細を見ると以下のような情報が同期されているのがわかります。

カレンダーが同期されていませんが、Google提供のカレンダーを起動すると下のようにカレンダーの同期が始まります。

連絡先も同様にアプリケーションを立ち上げる事が出来れば同期出来そうですが、Google提供の連絡先アプリケーションはNexusなどの限られた機種にしか導入出来ません。裏ワザ的なことも試してみましたがうまく行かなかったので諦めました。

今のところ電話としては使用していないので、このままでも大丈夫ですが、念のため代替手段を講じておきます。色々と方法は考えられますが、私の場合は”Copy My Data”というアプリケーションで別のAndroid端末からWiFi経由で連絡先の丸ごとコピーを行いました。”Copy My Data”は簡単に素早く連絡先、カレンダー、写真、動画を端末同士でのコピーあるいはGoogle Driveへのバックアップ・リストアが可能です。今回、初めて使用しましたがお勧めアプリケーションと言って良いと思います。

2017/AUG Google連絡先が一般のデバイスにも導入出来るようになりました。これで連絡先の同期も出来るようになりました。
参考記事: Google Contactが一般のデバイスにも導入出来るようになった

日本でも発売されたHuawei Mate 9の中国大陸版を購入しました。中国ではMate 9 Proも発売されていますので、かなり悩みました。Proのディスプレイはかなり良いものの値段の差が大きいので無印Mate 9に落ち着いた次第です。

薄いですが、液晶保護フィルムが貼られています。また背面を保護する透明カバーも付属しているので箱から出して直ぐに使えます。

中国で販売されているHuaweiのAndroid携帯電話は最初から日本語ロケールが入っているので初期設定から日本語で行うことが出来ます。加えて、root化を行うこと無くアプリケーションとしてGoogle関連のアプリケーションを導入すれば、かなり普通のAndroidとして使用することも可能です。以前、小米5で同様にGoogle関連アプリケーションを導入して試してみましたが、幾つか不具合があり、結局Global ROMに入れ替えました。Mate 9では今のところ、まったく問題なくGoogle関連アプリケーションが使用できています。<追記> Googleとアドレス帳の同期が出来ていないのに気づきました。電話として使用していないで困ってはいませんが根本的な解決は難しそうです。代替策で凌ぐしかないかも。

このアプリケーションでGoogleサービスを導入しました。Google Playが動いてしまえば、このアプリケーション自体は削除しても大丈夫です。安全性については今ひとつ良く分かりません。

液晶サイズは5.9インチですが左右の枠が狭いので、片手持ちもラクラクです。ただし、流石に文字入力は片手では難しいです。ソフトウエア・ボタンのところを左右にスワイプすると画面を小さく出来ます。これで指は画面全体に届きますが、この状態で日本語のスワイプ入力は難しいです。

一番下のソフトウエア・ボタンを左から右になぞると、この画面になります。反対になぞると、もとに戻ります。

ちょっと気に入っているのは横向きにするとステレオ再生が出来ることです。携帯電話と割り切ればそれなりに聴けます。ただし、よく聞いてみると右と左のスピーカーで音質が違うように思えます。また同じくステレオで音が出せるNexus 6と比べると、いくぶん薄っぺらく聞こえます。

急速充電も良好ですがHuawei独自方式なのでNexus 6や小米 Mi 5と充電器を共用出来ないのが残念です。

カメラは、まだ使い込んでいませんが評判通り良い感じです。Proモードが秀逸でISO, シャッタースピードを任意の値にすることが出来ます。またマニュアル・フォーカスも扱いやすく出来ています。Proモードをばりばりと使うために三脚に取り付けるためのアタッチメントやスローシャッターを切るためのNDフィルターも準備しました。成果については乞うご期待。

GoogleTimeLine
中国で使用しているAndroid携帯電話でGoogle Mapsのロケーション履歴を残すべくタイムラインを開くと中国では使えないと言われます。国外に出れば大丈夫かと日本にてWiFiルーターを使用して試してみても同じことを言われてしまいます。色々と試してみるとSIMが問題のようでした。ということで、上手く行った事例を2つ紹介したいと思います。

[ 小米Mi5を日本への短期滞在で使用したケース ]

  • SIM1は中国移動のSIMをローミングで電話とSMSの待ち受けで使用
  • SIM2にドコモMVNOで中国で再販されていた物を入れてデータ通信用に使用
  • 再起動後にSetting/Installed appsでマップ(Google Map)を選択し、Force Stop(強制終了)とClear dataを実行
  • Googleマップを立ち上げてタイムラインを開きロケーション履歴を「オン」にする

以上でロケーション履歴が記録されました。ただし2日ほどしか使用していないため継続的に使用できるのかどうかは不明。当然、ドコモSIMのみの運用なら問題無いと思います。

[ 中国国内で履歴を残したい ]

上の方法と同じく、小米Mi5でSIM1を中国移動の音声及びデータ通信(VPN使用)、SIM2はダミーとして契約切れドコモMVNOのSIMを入れたところ上手くロケーション履歴が残ったり、まったく記録できなくなったりと不安定な状態でした。最終的にはロガー専用デバイスとしてNexus 6を使用し以下の方法で安定稼働出来ました。

  • Nexus 6に契約切れドコモMVNO SIMを入れた
  • WiFi接続を行いVPNもしくは何かしらの方法で壁超えをする
  • 上の手順と同様にマップの強制終了とデータ消去を行う
  • Googleマップを立ち上げてタイムラインを開きロケーション履歴を「オン」にする

< ネットワーク接続なしでロガーとして機能する >

これで準備完了です。特筆すべきは、このNexus 6をネットワーク接続なし(ただしWiFiはオン)で持ち歩くだけでロガーとして機能するということです。自宅に戻った時にVPNを経由したネットワーク接続を行うだけでロケーション履歴がアップロードされます。とりあえず3日間半(そのうち一日は200Km以上の移動を含む)、ネットワーク接続なしでも問題ありませんでした。ネットワーク接続無しだと電池の減り方も少ないのでロガーとしては優秀です。電池の減りを気にしなくても良いことを生かせば中国以外でも活用出来る方法かも知れません。

< 中国での位置情報のズレがある >

中国の地図とGPSの座標系にはズレがあります。Google Mapsで使われている地図にもズレがあり補正されて正しい位置を表示するようになっています。現在地を表示しようとすると、最初にズレた位置が表示された後に補正が入ったりするので頑張って補正している様子が分かります。

ロケーション履歴ではズレたままの位置が記録されますので、ビルだの公園といった細かいランドマートの記録は自分で編集しないかぎりあてにはなりません。何百キロも移動した時の軌跡表示ならば全く気にはなりません。

小米 Xiaomi Mi5のROM焼きガイドのUNLOCKED BOOTLOADER手順では特別なUSBケーブルを使用すると書いてありますが、ケーブル自体の詳細は書かれていません。

で、Forumに質問を投げかけると数時間のうちに回答が得られました。

AliExpressというサイトでオーダー可能ということでした。どうもQualcomm chipを使った小米携帯電話に共通して使えるケーブルのようです。

中国の通販サイトtaobaoでも「小米bl锁刷机线」あるいは「小米深度刷机线」というキーワードで沢山のケーブルが見つかります。適当にその中のひとつをオーダーして到着したのが下のケーブルです。USB Type-Cの変換コネクターが2つも入っていたのが、ちょっと嬉しい。

XiaomiCable

手順通りにMi5の電源を切り、ケーブルのポタンを押したままMi5に接続、数秒後にボタンを離すと、あら不思議XiaoMiFlashからデバイスが認識されました。デバイスマネージャーで見るとこんな風に認識されています。色々と調べてみると、この9008というインターフェースはEDLモードと同じものらしいです。

MiSpecialCableDeviceMgr

このままXiaoMiFlashでflashボタンを押してみましたが、errorになってしまいROM書きは出来ませんでした。現在の所、必要としていないので上手くいかない理由の追求はしていません。

[ このボタンは何をしているのか? ]

次に、このボタンの仕組みを解明してみます。といっても、テスターで各線の導通チェックをしただけです。結論としては、ボタンを押すと+D (緑)とGND(黒)のラインがショートするようになっていました。このケーブルが入手困難な場合は自作することも難しくは無いと思います。<- ちゃちゃっとテスターで調べただけで、自作しての再現性を確認はしていませんので信頼度50%くらいに考えておいてください。

追記) 最初に紹介したスレッドのコメントでケーブルの作り方が紹介されていました。+DとGNDのショートで間違いないようです。

 

4月初めに一瞬公開された最初のGlobal ROMを入れた時と状況が変わっています。新たに購入したMi5 (自分の物に非ず) China Stable ROM 7.5.4.0を本日公開されたばかりのGlobal Stable ROM 7.5.2.0に上書きするにあたり以下の新しい手順書を参考にしました。

[ Bootloader Unlock ]

小米のBootloader Unlockは申請制でアカウント毎に許可が必要となります。実は4月にGlobal ROMを入れた際に同時にUnlockの申請を行っていました。その時は許可が降りる前にEDLモードによるROMの書き換えを行ったので使わずにいました。

参考スレッド : [Tools, Tips & Tutorials] [MIUI DEVICE TEAM] How to Unlock Bootloader of Mi5

< Xiaomiアカウントと端末の紐付けが必要 >

やっと、活用の機会が来たということで新しいMi5を接続してアンロックしようとするとDeviceのVerifyに失敗したとメッセージが出ます。再度Mi5を普通に立ち上げMiアカウントにログインさせてしばらく放置した後にアンロックを行うと成功しました。どうもアカウントと端末の紐付けが必須のようです。

[ Flash ]

デバイス・ドライバーで苦労する方が多いようですが、新しい手順書のドライバー導入手順はかなり明確に書かれているので問題が少ないような気がします。私は4月の時点でドライバーが入っていたのでドライバーの導入はスキップ出来ました。

http://en.miui.com/a-234.htmlの”Xiaomi Mi 5 Latest Global Stable Version Fastboot File Download”からダウンロードしたファイルはtarで固められています。これを展開しておきます。(Note: Chromeではダウンロード出来なかった)

  • 手順書に貼り付いているMi Flash Tool -BetaをWindowsに導入します。
  • Mi5をFastbootモード(電源オフからボリューム下と電源オン同時押し)にしてUSBケーブルを接続する。
  • XiaoMiFlashを起動しrefreshボタンを押してデバイスの情報が表示されたら準備完了。
  • selectボタンにて展開したfastbootイメージを指定。
  • 右下でclean allを選択。
  • flashボタンでROM焼きが開始される。

XiaoMiFlash

しばらく待つと端末が自動的に再起動して完了です。

[ Bootloader 再ロック ]

< Bootloaderがアンロックされた端末はMiアカウントへのログインが必要 >

初期設定の過程でBootloaderがアンロックされていることを認識しているようで端末の情報からMiアカウントの番号が自動的に表示されログインしなければ先に進むことが出来ませんでした。設定完了後にログオフすることは出来ますが、友人の端末ですしBootloaderをロックしておくことにしました。

fastbootモードでPCに接続し”fastboot oem lock”を投入すればOKです。

これで再度初期化を試してみたところMiアカウントのログインはスキップ出来るようになっていました。

 

友人から依頼されて新しいMi5をChina Stable ROM 7.5.4.0をGlobal Stable ROM 7.5.2.0で上書きしました。それに先立ち最新情報を調べてみると、前回の記事「小米5 Xiaomi Mi5にGlobal ROMを入れた」に書いた内容は全く役に立たない事がわかりました。

  • EDLモードが無くなっているらしい(fastboot oem edlを試したけど効かなかったです)
  • 前回の記事でリンクしたForumのスレッドが読めなくなっている(EDL前提なので当然かも)

改めて情報を探して見ると、

Fastbootイメージの公式リンクはChromeでクリックするとMIUIのトップページが表示されてしまいます。Safariだとちゃんとダウンロードが始まるので、うまくダウンロード出来ない場合はブラウザーを変えて試してください。

ということで、今回はBootloaderをUnlockしてGlobal ROMの上書きを行いました。それについては別途書きたいと思います。

試してはいないので何とも言えませんが、他にも2つほど使えそうなスレッドがあります。

以前、「上海地下鉄に無料Wi-Fi電波が飛んでいる」という記事を書きました。その中でAndroidで使用する時は専用アプリケーションの導入が必要と書きましたが、コメントにてユーザーエージェントでiPhoneに見せかければ大丈夫だと教えて頂きました。これは名案です。早速試して見ました。

[ 準備 ]

ユーザーエージェントを変更出来るブラウザーだけです。
– 小米 Xiaomi Mi5 + Global ROM(7.2.8.0 MAAMIDC)の場合は標準ブラウザーが使えました。設定->高度な設定/User agent stringでiPhoneを選択すれば準備完了です。
Nexus6 + AndroidNにはFirefoxを使用しました。FirefoxにPhonyというAdd-onを導入すると簡単にユーザーエージェントをiPhoneに変更出来ます。

[ 使用してみる ]

端末によって挙動がやや異なりますが、SSID “花生地铁WiFi”に接続してAndroid用のアプリケーションをダウンロードを即す画面(下のような画面)が出たところでiPhoneに見せかけたブラウザーから適当なwebサイトにアクセスするとiPhoneの時と同じく携帯電話番号にSMSでアクセス番号を送る画面を出すことが出来ました。これで無事にAndroidからもアプリケーションを使用することなく地下鉄のフリーWiFiにアクセス出来ました。

Screenshot_2016-03-04-16-54-07

ちなみに、私のMi5では上の画面の代わりに真っ白なページが表示されます。そのためAndroidアプリケーションすらダウンロード出来ませんが、iPhoneのふりをしたブラウザーでアクセスすることにより無事にWiFiが使えました。

2回目のアクセスも上と同じ手順を行いますが、電話番号の入力などは不要で、ワンクリックでWiFiにアクセスすることが出来ます。

小米 Xiaomi Mi5はUSB Type-Cコネクターを持っています。以前からOTG対応のUSBハブを持っていたので、USB Type-CとマイクロUSBの変換コネクターを介して接続してみましたが動きませんでした。

Mi5_USBHub

MacBook用に用意したUSBハブは当然USB-Cコネクターが付いています。試しにMi5に接続してみると見事にUSBメモリーを認識することが出来ました。

ただし最近のアンドロイドではアプリケーションから直接USBメモリーをアクセスすることは出来ないため、あくまでデータ交換専用になります。以前ですと、動画ファイルを沢山入れたUSBメモリーを接続してアンドロイド本体にコピーすることなく再生出来ましたが、今では不可能になりました。

キーボード(やマウス)も認識しますが、まず使うことは無いでしょう。(実際に試したのはキーボードだけです)

常用することは無いと思いますが、何かの時のデータ交換用に使える事が確認できたのは良かったです。