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Nexus 6 中国版 Moto X Proがやってきた

MotoXPro

Moto X Pro (XT1115), Nexus 6の中国大陸バージョンです。見た目はNexus 6そのものですが裏面にNexusロゴはありません。

MotoXProRear

ハードウェア的には中国移動の3GであるTD-SCDMAに対応していたりしますが、外観とか基本的な機能、スペックはほとんどNexus 6と同じと見て良さそうです。

中国大陸で売れられているAndroid端末は全てGoogleのサービスを使用しないように設定されています。Moto X Proも同様です、それが故にNexus 6を名乗ったまま中国大陸で販売することは出来なかったのだと思います。

中国でも家電量販店で販売されている端末も特定キャリア向けの場合、キャリア固有のアプリケーションが入っていたりしますが(日本ほど醜くはありません)、Moto X Proは全てのキャリアで使える端末であるからか、そういったものが一切入っていません。アプリケーションの一覧は一画面に収まっています。

MotoXProAppli

日本語のサポートは完璧です。言語を日本にするだけで表示も入力も特別に追加のダウンロードなどもなく素直に使えるようになりました。

VPNも標準の状態で問題なく設定し接続することが出来ました(PPTPのみテスト)。

Googleにこだわらなければ、これで使用する事が出来ます。私は、やはりどうしてもGoogleのサービスを入れたいので、このまま使用することは無くルート化へと進みます。

Bebopドローンのフライトデータ変換に新たしいツールが公表されました。このツールでは操縦者とドローンの距離、バッテリーレベル、正しい方角が提供されます(今までのツールでは方角が変でした)。加えてGarmin VIRB Editのオーバーレイ・テンプレートもBebop専用のものが提供されます。

We have new Bebop flight data (PUD file) converter tool. New tool provides distance between pilot and the Bebop, battery level, true orientation of the Bebop. In addition to new function, this tool provides overlay templates for the Bebop to Garmin VIRB Edit.

ツールの入手および詳しい説明は以下のwebサイトを御覧ください。Please refer following web site to download the tool and detailed description.

Pud2GpxKmlCsv tool

オーバーレイ・テンプレートの導入はWindowsの場合は、ボタンを押すだけで完了します。Garmin VIRB EditをMac OS Xで動かしている場合は手動で導入する必要があります。

If you are using Windows, you can install new overlay templates by just pressing the button. However if you are running Garmin VIRB Edit on Mac OS X, you need to install overlay templates manually.

– ディレクトリー”C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”を作成する。[NAME]はWindowsユーザー名です。
– Pud2GpxKmlCsv toolの”Install Garmin Virb GPS Overlay Templates on”ボタンを押し必要なファイルを書き出す。
– “C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”下にTemplatesとWidgetsフォルダーが作成されていますので、それらの内容をMac OS Xの/Application/Garmin VIRB Edit.app/Contents/Resources下にあるTemplatesとWidgetsフォルダーの内容と統合します。

これでVIRB Editから新しいテンプレートが使えるようになります。

– Make directory “C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”. [NAME] is Windows user name.
– Click “Install Garmin Virb GPS Overlay Templates on” button of Pud2GpxKmlCsv tool to exports templates.
– Templates and Widgets folder are created under “C:\Users\[NAME]\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry\”. Merge contents of those new folders on to Templates and Widgets folder under /Application/Garmin VIRB Edit.app/Contents/Resources of your Mac OS X.

Now you can use new templates on VIRB Edit.

Garmin VIRB Editを使用した動画の作成については以前の記事を御覧ください。

Please refer how to overlay flight data to video file for some more detail.

Banana Proをアクセスポイント化する

ほぼ自分用のメモです。

WiFiがオンボードに載っているBanana Proを購入したのはアクセスポイントととして構成するためでした。これはBanana Proをアクセスポイントとして使用するための設定に関する覚書です。 (本当は+αな用途があるのですが、そちらはまたの機会にします)

導入からWiFiが使用できるまでの設定については以前の記事を御覧ください。

アクセスポイントとして使用するための基本的な事柄はBanan Proのwikiに書かれています。ほぼ、その通りですが一部の設定を変更しなければ接続できませんでした。

必要な設定は以下の通りです。

– /etc/modulesの変更 (wikiの通りです)、
ap6210 op_mode=2 を追加あるいは編集

– hostapdの導入、wikiの通りgitで導入しました。導入したのはhostapd v2.5-develでした。

– hostapd.confの内容はwikiに書かれているものではうまく接続できませんでした。以下のような内容にしました。

interface=wlan0
ssid=SSIDSSID
channel=6
hw_mode=g
macaddr_acl=0
auth_algs=1
ignore_broadcast_ssid=0
wpa=2
wpa_passphrase=PASSWORD
wpa_key_mgmt=WPA-PSK
wpa_pairwise=TKIP
rsn_pairwise=CCMP

– /etc/network/interfaceもwikiのものとは少し変えました。

auto wlan0
iface wlan0 inet static
address 192.168.10.1
netmask 255.255.255.0

– udhcpdの導入と設定は、ほぼwikiのままです。設定ファイルは次のような感じです。

start 192.168.10.20
end 192.168.10.254
interface wlan0
opt dns 8.8.4.4 8.8.8.8
option subnet 255.255.255.0
opt router 192.168.10.1
opt wins 192.168.10.1
option dns 192.168.10.1
option domain local
option lease 864000

– 自動起動とnatの設定のために/etc/rc.localに以下のコマンドを挿入しました。

udhcpd /etc/udhcpd.conf
echo none > /sys/class/leds/green\:ph24\:led1/trigger
sysctl -w net.ipv4.ip_forward=1
iptables -t nat -A POSTROUTING -s 192.168.10.0/24 ! -d 192.168.10.0/24 -j MASQUERADE
/usr/local/bin/hostapd -B /etc/hostapd/hostapd.conf

echoから始まる行は緑のLEDの点滅を停止するためのものです。

DC5V 2Aしかボードには供給されていないので常時稼働も安心な気がします。少なくとも大きなバッテリーが載った使いふるしのノートパソコンを常時稼働させるよりは安全なのではないかと思います。ファンレスですし、夏場に安定稼働出来るかどうかは不明です。

Parrot Bebopドローンを入手したら最初にやること – ゴム足の固定 #BebopDrone

公開されているBebopの写真やビデオを注意深くみると脚についてるゴムが取れてしまったもものが沢山見受けられます。手で触ってみると簡単に取れそうもないのですが、普通の着陸を繰り返しているうちに確実に取れてしまうようです。

飛行前から何かしら対策を施しておくべきでしょう。

BebopFoot1

わたしは爪楊枝を切って、かるくゴム用の接着剤を付けてゴム足の上側にある溝に挟み込んでいます。

BebopFoot2

修理の時には簡単に引き出せるように軽めに接着剤を付けているだけですが、これで今までまったく取れてしまう気配はありませんでした。オススメです。

Parrot Bebopドローンは携帯電話やタブレットとWiFiで接続して操縦します。Bebopがアクセスポイントになる形で接続しますがまったくの鍵なし、パスワード無しで接続します。流石に操縦するためのアプリケーションは一度にひとつしかBebopをコントロールすることは出来ません。また多くの人はBebopが何者であるかは知らないでしょうし、飛行している時間はせいぜい10分ほどですから特別にセキュリティーを気にかける必要は無いのかも知れません。

しかしながら、所謂known portであるftpとtelnetもパスワードなしで開放されています。ドローンですから盗まれるのは写真くらいなものですが破壊活動は色々と可能です。負荷をかけることも出来るでしょうし、ファイルを壊したり、リブートすら簡単に出来てしまいます。やはり少々心配なので何かしら簡単な対策を施してみたいと思います。

[ SSIDの変更 ]
これは特別な手順ではなく、もともとBebopの機能として実装されています。BebopのディフォルトSSIDはbebopの文字が含まれていて知っている人がみればひと目で分かります。設定画面の中にSSIDが表示されている場所があります。そこの文字列を書き換えてBebopを再起動すれば変更完了です。皆が接続したくないようなSSIDが思いつかなかったので、ランダムな文字列にしてみました。

[ WEPを設定する ]
http://forum.parrot.com/usa/viewtopic.php?id=30025
Parrot Bebopフォーラムにて設定方法が紹介されています。ただしftpでのデータ転送速度がかなり遅くなることも報告されています。たださえビデオフィードの遅れが指摘されているので、データ転送速度が遅くなるのはあまり好ましくはありません。おそらくは操縦そのものや本体に記録されているビデオには影響はないと思います。WEP自体は、その気になれば瞬時に破られてしまういますが、何もないよりは良いでしょう。私自身はWEP設定は使用していません。
注) このスレッドでAutomatic modeとして紹介されている方法は危険ですのでお勧めしません。これについては後で説明します。

[ MACフィルターと隠しSSID ]
http://forum.parrot.com/usa/viewtopic.php?id=30038
Bebop側で接続を許可するMACアドレスを設定する方法とSSIDを見せなくする方法も同じくParrot Bebopフォーラムで紹介さていました。私はMACフィルターを現在使用中です。
注) このスレッドの最初でPersitent setupとして紹介されている方法は危険ですのでお勧めしません。

[ 設定方法について ]
WEPもMACフィルターもbcmwlというコマンドで設定します。telnetでコマンドを投入すると一時的に設定されますが、再起動すると設定はなくなってしまいます。そのため起動時にこの設定をどこかに書き込む必要があります。ただし、現在のところ文鎮化する可能性のある方法しか見つかっていません。私自身も簡単なテストを行ってみました。フォーラムで紹介されているスクリプト(/sbin/broadcom_setup.sh)とアクセスポイントの設定ファイル(/etc/hostapd.conf)のコメントを少し変更してファクトリーリセットと呼ばれる方法(電源ボタンをLEDが点滅するまで長押し、その後自動的に遮断するまで待つ)を試してみました。変更したSSIDは元に戻りますが、/sbin/broadcom_setup.shと/etc/hostapd.confは元に戻ることはありませんでした。このため、接続不可能になるような設定を書き込んでしまった場合は文鎮化することになります。実際にフォーラムでも文鎮化した事例が報告されています。TTL接続でコンソールは活かせるようですので最悪の場合も何とか回復は出来るかも知れません。

私はSHEILD Portableに以下のtelnetアプリケーションを導入して起動するたびにコマンドを投入することにしました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=apc.android.tool.telnet
MACフィルターに必要なコマンドは2つですが以下のようにセミコロンを挟めば一度に投入出来ます。

bcmwl mac MM:AA:CC:11:11:11 ;bcmwl macmode 2

MM:AA:CC:11:11:11は端末のMACアドレスを調べて置き換えます。

また入力域を長押しすることによりコマンド履歴が呼び出せますので実際に長いMACアドレスを入力するのは最初の一回だけです。実際にやってみると、さほど手間ではありません。ただし、Bebopが起動してからコマンド投入までの間に誰かが接続した場合は防ぎようがありません。

Screenshot_2015-03-19-12-30-22

SHEILD Portableに外部アンテナを取り付けた #BebopDrone

Parrot Bebopドローンは手持ちのスマートフォンやタブレットで操縦できる事が手軽でなところです。BebopとスマートフォンはWiFiで接続するわけですが、これにはやや問題があります。街の中には多くのWiFi電波が飛び交っていますし、携帯端末はWiFi電波を遠くまで飛ばすことはあまり考えられていません。少しでも高く、遠く安全に飛ばすために少しでもWiFi電波の飛びを良くしようと外部アンテナを試すことにしました。

WiFiAntenna

購入したのは、こんなアンテナと内部に接続するためのケーブルです。中国ではtaobao.comという有名通販サイトで、こういった部品を簡単に適正価格で購入することが出来ます。

SheildInside

SHEILD Portableの分解はガジェットオタクにはお馴染みのiFixitのサイトを参考にしました。このサイトには記述がありませんが、蓋をあけるために外すネジの数は合計で7本です。開けてみると3本のアンテナ用の同軸ケーブルが見つかります。テストしてみた結果、写真で下の方にあるのがWiFiアンテナでした。上の2つの左側(グレー)がBluetoothで右側(黒)はGPSのようでした。内部にはアンテナ用に新たなコネクターを埋める余裕はないので同軸ケーブルだけを引き出すことにしました。

AntennaClip

アンテナの取り付けは、ごくごく簡単にクリップでディスプレイ横に止めることにしました。ちょっとクリップの力が強いのですが、液晶にはかかっていないので大丈夫です。

SheildExtAntenna

全体像は、なんとなく様になっています。簡単に距離テストをマンションの庭で行いました。混み合っている2.4GHzではオリジナルとほとんど到達距離は変わらず100mにわずかに届かない感じ。5GHz帯は理論的には2.4GHzより距離が出ないはずですが、空いているためか良い結果になりました。外部アンテナなしのオリジナル状態で110m前後、外部アンテナ130m近くまで伸びました。まぁ、苦労した割にはたいしたことはありません。むしろ外部に細い同軸ケーブルを引き出している分、故障の危険性が増しています。オリジナルよりは良いので、しばらくはこの状態で使います。次はバッテリー駆動できるWiFi Extnederに挑戦したいです。

Parrotの公式サイトにもWiFiに関する詳細な情報がありますので参考になります。

Parrot Bebopの修理2 #BebopDrone

先日、柳の枝にぶつかりBebopドローンを墜落させてしまいました。上の画像はその時のものです。水辺で約10mの高さから墜落し、運良く橋の上に落ちましたが、プロペラが一枚は完全に破損。モーターのシャフトも曲がってしまいました。

BebopMotor1

シャフトの曲がり具合は目で見てはっきり分かるような状態です。

BebopMotor2

モーターはコイル部分と磁石+シャフト部分が分解できます。モーターまるごと交換するとかなりな金額になりますが、磁石+シャフトは手頃な値段です。全とっかえすることにします。小さなクリップが外しにくく無くしやすいのですが、昔取った杵柄で無事に外しました。数十年前は仕事でよくこんなことしていました。

BebopMotor3

一番ひどいモーターはマウント用のアルミの足も少し曲がっています。ノギスで図ると0.3mmほど歪んでいます。とりあえず回りさえすれば何とかなると踏んで、このまま使ってみます。

BebopMotorShaft

Parrot中国ではパーツの直販はまだ行っていないようですが、ネット販売を行っている業者は複数みつかりました。適当なところに注文したところ3日ほどで到着。荷物はパロット中国からが届きました。どうもパロットへ注文を仲介しているだけのようです。

パーツを取り付けて、室内でテストしてみました。飛ばせるようにはなりましたが今ひとつ安定しません。一か所に留まろうとしているけど、少しフラフラしている感じです。

後ろ側2つのモーターを手で回すと、やや軽さにかける感じがします。野外飛行でも調子が悪いようならモーターの交換も検討しないといけないようです。

追記)
その後、屋外でテスト飛行を行うとビデオ画像が波打ったような状態になりました。海外のユーザーの間ではjello effectと呼ばれるものです。一応、飛行は可能ですが今ひとつ安定性にかけるのと同一の原因であると想像されますが、根本原因はよく分かりません。私の場合、結局モーターを全交換を行い、Bebopのフルリセットをかけて良くなりました。まだ、修復後あまり飛ばせていないので完全修復したのかどうかは良く分かりません。

BananaRasp
Raspberry Piに似たというか互換性のあるBanana Piというワンボードコンピューターがあります。Raspberry Piも後継機が出ましたが、へそ曲がりな私は互換機のBanana Proというのを試すことにしました。プロセッサーの能力とかにはあまり関心は無くてWiFiがオンボードで載っていることが決めてでした。

上の写真はRaspberry PiとBanana Proを並べたところです。下のBanana Proに刺さっているリード線はUSB TTLのケーブルでシリアル接続でコンソールを動作させています。

購入したのはケースと各種ケーブルがセットになったもので、Banana Pro本体, ケース、CPU用のヒートシンク、TTL to USBケーブル、専用SATAケーブル、電源(5V 2A)がセットになったものです。

OSの導入はRaspberry Piとまったく同じでSDカード、Bananaの場合はMicro SDカードにOSのイメージを書き込めばOKです。OSはLinuxも各種、加えてAndroidも用意されています。

わたしが選んだのはRaspberry PiのRaspbianに相当するBananian Linuxです。Xも必要ないですしシンプルさが良いです。これのversion 15.01を使用しました。Macでのイメージの書き込みはRaspberry pi用のRPi-sd card bulder b1.2を使用しました。

HDMI接続のディスプレイとUSBキーボードを使用するのが一般的ですが、せっかくUSB TTL変換ケーブルが付いているのでMac OS Xのconsoleコマンドでシリアルポートからログインして設定を行いました。詳細は省きますがPL2303のMac OS X用のドライバーを導入し、Termnialから”screen /dev/tty.usbserial 115200″というコマンドを投入するだけで接続出来ました。

とりあえずの目標はWiFiの接続です。当然のことながらEthernetポートは接続すれば、そのまま使用できます。Ethernetは使用せずにWiFiを設定しネットワーク接続まで行ってみました。

Bananianの入ったMicro SDカードを挿入して電源を接続します。何やらLEDがチカチカとするのでブートしているようすです。コンソールを起ち上げておけばブートの様子も見ることが出来ました。

まずはrootでログインします。パスワードはRaspbian同様”pi”です。

一番、最初に実行するコマンドはbananian-configです。この中で、rootバスワードの設定、ハードウェアの変更、パティションの拡大等を行います。この中のハードウェアの変更が重要で、これを行わなかったためにWiFiのハードウェアが認識されずにしばらく悩んでしまいました。

Bananianの構成上、ハードウェアはデフォルトではBanana Piとなっています。これをBanana ProにしないとWiFiチップが動きません。そのためmidprobe ap6210がエラーで終了してしまいます。ハードウェアの変更はbananian-hardwareでも行えます。

bananian-configが終了したら一度rebootを行います。

次にmodprobe ap6210とlsmodでWiFiチップが認識されることを確認します。問題なければ/etc/modulesにap6210を追加しておきます。

後は/etc/network/interfacesに以下の定義を書き込めば終了です。このあたりはBanana Proのフォーラムを参考にしました。

auto wlan0
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-ap-scan 1
wpa-scan-ssid 1
wpa-ssid “WLAN-NAME”
wpa-psk “WLAN-KEY”

rebootすればWiFi接続が出来ているものと思います。WiFiアンテナを接続するのを忘れずに。

BananaHDD

使用する予定はありませんが、キットにはSATA 2.5インチHDDをマウントするケースとケーブルが付属しています。ちょっと試しに接続してみましたが動作確認までは行っていません。ケースの上に出ている黒いものはWiFiのアンテナです。

VIRBTest

Parrot Bebopの飛行データをビデオクリップに合成する方法を教えてもらいました。日本語と英語でまとめてみます。あくまでも私の環境に基づいた方法です。

I am going to explain my method to overlay Bebop’s flight data onto video file. This is the procedure for my equipments. There are some other variations to do this.

[ New Tool! ] (2015/04/05 update)

PUDファイルをGPXに変換する新しいツールが公表されました。We have new PUD to GPX converter tool.

Parrot Bebopの新しいフライトデータ変換ツール #BebopDrone New PUD converter tool

[ 参考サイト / Reference web site ]

PUDファイルをGPXファイルに変換する/Convert PUD file to GPXファイル
Geek Mag – Garmin Virb Edit: un logiciel de montage vidéo gratuit

BePadExp 変換プログラム/PUD converter

Garmin VIRB Editの紹介/Introduction to Garmin VIRB Edit
Geek Mag – Garmin Virb Edit: un logiciel de montage vidéo gratuit

[ 概要 / Overview ]

  • BebopはParrot Drone Academyに送信するためのフライトデータ(PUDファイル)を記録しています。
  • それを取り出してGPXというファイル形式に変更します。
  • Garmin VIRB Editというアプリケーションで動画とGPXファイルのデータを重ね合わせます。
  • Bebop records flight log file (PUD file) for Parrot Drone Academy.
  • We can pull it out from Bebop and convert it to GPX file.
  • Using Garmin VIRB Edit application to overlay GPX file data onto video file.

[ フライトログの取り出し – Pull out flight log data ]

フライトログファイルは拡張子pudが付いたファイルでBebop本体で記録され、FreeFlight3アプリケーションを経てParrotのDroneAcademyのサーバーにアップロードされます。アップロードされるとBebop本体とFreeFlight3からpudファイルは消されてしまいます。消される前にBebop本体からファイルを取り出す必要があります。FreeFlight3からのファイルの取り出しはroot化されたAndroid端末以外では不可能です。

Flight log file, extension .pud, is recorded by the Bebop and transmit to Parrot Drone Academy server via FreeFlight3 application. PUD file will be deleted from the Bebop and FreeFlight3 after uploading. We need to steal PUD file from the Bebop before the Bebop deletes it. We can not pul out PUD file from FreeFlight3 except rooted Android terminals.

BebopからのPUDファイルの取り出しにはFTPを使います。FTPの情報は以下の通りです。

We can use FTP to get PUD files from the Bebop.  The FTP information is as follows.

  • IP Address: 192.168.42.1
  • User: Anonymous (no password)
  • PUD file location: /internal_000/Bebop_Drone/academy/*

PCからBebopに接続してFTPクライアントを使いPUDファイルを取り出すことも出来ます。PUDファイルが消されるタイミングが良くわかっていないので、フライトの終了毎にAndroid端末からFTPを行いPUDファイルをコピーすることにしました。FolderSync Liteを使用しすると便利です。

蛇足ですがAndroid端末からMac OS XへのファイルコピーはAndroid File Transferが便利です。注) 私の環境の問題かも知れませんがFolderSyncで転送されたファイルがAndroid File Transferで見えなかったりします。その場合、Android上でrenameを行うと見えるようになります。

We can connect WiFi from PC to the Bebop and FTP get for PUD files. However we do not know when PUD files are erased on the Bebop. Therefore I decided to copy PUD files from the Bebop to Android device at the end of each flight. I am using Android application FolderSync Lite to do this.

This is just for your information. I use Mac OS X application Android File Transfer to copy files from Android device to Mac OS X. Note) Sometimes, I can not see files copied by Folder Sync on Android File Transfer. Renaming file names on Android, then file names become visible on Android File Transfer.

[ PUDファイルからGPXファイルへの変換 – Convert PUD file to GPX file ]

PUDフィルは拡張子が.pudもしくは.pud.tempです。最後にtempが付いているファイルはBebopがまだ記録中のファイルですが、それでも構いません。

変換にはBePadExpというWindowsアプリケーションを使用します。私はMac OS Xを使用していますが、これだけは仕方が無いのでParallels下のWindows 10 Technical Previewを使用してBePadExpを走らせています。使用法歩は極めて簡単です。PUDファイル(.pud.tempは.pudにリネームしておきます)を選択しExport GPXにチェックをした後、Exportボタンを押すだけです。

PUD files have extension .pud or .pud.temp. PUD file which has .temp means the Bebop was still recording on this file, but it does not matter. We can use .pud.temp files also.

I use BePadExp Windows application to convert PUD files to GPX files. I am using Mac OS X, so no way, I run BePadExp on Windows 10 Technical Preview under Parallels.  This is very easy to use. Just select PUD file (.pud.temp file needs to be renamed to .pud) and put check mark on Export GPX, then hit Export button. That’s all.

Mac OS X版のPUDファイル・コンバーターBebop PU Readerの作者も私へのメッセージでGPXファイルの変換も将来的にサポートしたいと言っていました。これが実現すれば全ての操作がMac OS Xで完結します。

Author of Mac OS X version of PUD file converter Bebop PU Reader told me, he wants to implement GPX converter on his program in the future. If it is implemented, all operations can be done on Mac OS X.

[ Garmin VIRB Editで動画とGPXデータを合成する / Overlay video file and GPX data using Garmin VIRB Edit ]

Reference: Garmin VIRB Editの紹介/Introduction to Garmin VIRB Edit
Geek Mag – Garmin Virb Edit: un logiciel de montage vidéo gratuit

上のリンクに実際の画面が多数ありますので参考にしてください。

There are many screen shots of VIRB Edit on above link, please refer them.

 

Garmin VIRB Editというフリーで公開されているツールを使用します。Windows版とMac OS X版の両方が公開されています。わたしはMac OS X版を使用しました。少し慣れが必要ですが処理の流れさえ掴めば難しくはありません。

  • Bebopで作成された動画ファイルをインポートする
  • 新規ビデオ作成を行う
  • インポートした動画ファイルを作成したビデオのワークエリアにドロップして追加
  • GPSの追加ボタンを押し、手動で選択、参照でGPXファイルを読み込みます
    動画ファイルとGPXファイルのファイル名にはタイムスタンプが含まれています、それが一致したものを使用します
  • GPSデータの内容を確認してGPSの追加ボタンを押します
  • 最下行の一番右のメーターアイコンをクリックしオーバーレイのテンプレートを選択します
  • 最下行の左から二番目のハサミアイコンをクリックしGPS同期ボタンを押します
  • 高度の変化などを頼りに動画とGPSデータを同期し、完了ボタンを押します
  • エクスポートボタンで動画を出力したら完成です

I use Garmin VIRB Edit to overlay GPX data to video file. Both Windows and Mac OS X versions are available and free for use. I am using Mac OS X version. It may take time to use this tool, but if you understand work flow of Garmin VIRB Edit, operation would not be difficult.

  • Import video file of the Bebop
  • Do ‘Create Video’
  • Drag and drop imported video file to your project
  • Press ‘Add GPS…’ button and ‘Manual Selection’, then load GPX file
    Both video file and GPX file have time stamp in their file name, you should use same time stamp in file name of video and GPX file
  • Confirm GPS data contents and press ‘Add GPS..’ button
  • Press ‘meter’ icon at bottom of the window and select overlay template
  • Press ‘scissors’ icon at bottom of the window and press  ‘GPS Sync…’
  • Synchronize video and GPS data
  • Press ‘Export’ button to export video

MotorStall

Parrot Bebop Droneを離陸させようとしたら、一度は全てのモーターが回転するもののエラーが表示されて停止してしまいす。電源入れた時も自己診断しているようですし、こういったエラー表示もなかなかちゃんとしていて技術フリークには堪らないものがあります。

時々、元気に回りだして飛ばせるのですが何時落ちるのかわかりません。また何度もテストしているうちにエラーの頻度も高くなってきました。

わたしのBebopはアメリカで購入したものなので中国で修理できるのかどうかParrot社の中国のサポートにメールで問い合わせをしました。アメリカで購入したものでも問題なく修理してくれるとの返事が数時間後に来ました。これで一安心です。

同時にネタとしてFaceBookのParrot Bebop Owners Groupにエラー画面とともに故障状況をレポートしたところ、沢山のアドバイスをもらいました。いくつかの経験事例を教えてもらい、コネクターの緩みを調べることを決断。Parrotのサポートにも分解してコネクターを調べるのは問題ないことを確認。ただし分解による新たな故障が発生した場合は保証外であるとのこと。

分解手順はYouTubeに上がっているので確認しておきます。前方のモーターのコネクターを調べるだけならさほど時間もかかりませんでした。Parrotの公式サイトにRepair Tutorialなんてページもあります。

2つのトルクススクリューを外します。
BebopScrew

フロント・キャノピーは両面テープで貼り付けられている(この事実も他のユーザーが教えてくれた)だけなので、平らなものでこじ開けます。
BebopScraper

無理せずゆっくりとこじ開けていると、そのうちぱっかりとキャノピーが外れます。
BebopNose

コネクター自体は緩んでいる様子はありません。とりあえずコネクターを外してみようとしたらグリーンのワイヤーが簡単に引き抜けてしまいました。
BebopBrokenGreenWire

ワイヤーの先端を見ても、ピンをコネクターから外して観察しても、接触があったのが不思議なくらいの状態です。まるでワイヤーの被覆を剥かずにカシメられていたような感じがします。
BebopBrokenWire BebopBrokenPin

ワイヤーの被覆を向いてピンにハンダ付けを行いました。修理のクオリティーについては、やや心配かも。一応、室内でのテストフライトは問題なく終了しました。
BebopConnectorFixed

Parrotのサポートにもお礼とともに写真を送付しておきました。