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数日前の記事にNokia E7-00のMIDPにてナビキーがQWERTYキーボードのa,w,s,dに割り当てられていると書きました。この解釈は間違ってはいませんが、もう少し詳しい仕組みが分かりました。現在確認されているところではN97 miniも同じ仕組です。他にも該当デバイスがあるかも知れません。

MIDPにおいては幾つかのキーが予め定義されています。携帯電話の10キー(0-9, *, #)とゲーム用のキーです。詳しくはCanvasクラスの説明の冒頭部分に記述されています。ゲーム用のキーについてはキーコードが決め打ちされている訳ではありません。CanvasクラスのgetKeyCode(int)メソッドでキーコードを取得すると、そのデバイスで使用するゲームキー(Up, Down, Left, Right, Fire)が初めて分かるという仕組みになっています。

KKJConvでは、上下左右にカーソルを動かすためのキーコードをgetKeyCodeで取得しています(一部例外あり)。その結果、E7-00ではa, w, s, dが上下左右のキーとして返っていました。そのためKKJConvにおいてもa, w, s, dを押すとカーソルが動くという結果になりました(同じ理由で本当のカーソルキーは無視)。ただし実際のキーコードはascii文字としてのa, w, s, dそのものでした。また、キーボード右下にあるカーソルキーも正しく反応していて、他のデバイスと全く同じキーコードが出ていました。

ということで、KKJConvではE7-00とN97mini(あと詳細は忘れましたがソニエリも以前から)ではgetKeyCodeを使わず決め打ちのキーコードでカーソルを移動することにしました。もしかすると全くgetKeyCodeを使わなくても良いような気もします。

[ まだ残る謎 ]
これでカーソル移動については簡単に解決しましたが、改行キーの謎は残っています。現在の所、改行キーを押すとメニューが表示されてしまいます。 これが、ちゃんと改行キーとして働けば、素直な動作環境になります。今現在は仕方なく@を改行キーの代替キーとして割り当てています。

日刊KKJConv状態ですが、今日も小さな変更を行いました。
– 昨日のバージョンでN97mini向けに発信ボタンを改行に割り当てましたが失敗しました。詳しくは紅玉さんのブログを御覧ください。改行キーの割り当てそのものも失敗ですが、通話画面が立ち上がるのは想定外でした。暫定的にN97miniもE5-00同様に’@’に割り当てました。
– E7-00に置いてKKJConvのシフト表示が無いときにも大文字で英字が入力されてしまう事があるので、これを修正。ただしBTキーボードなどでシフトを押したまま英字を入力する時に小文字になってしまう副作用があります。設定画面で従来の動きとの切り替えを出来るようにするつもりです。

[ 導入 ]
以下のURLにデバイスからアクセスしKKJConvの所をクリックします。

http://www.nkozawa.com/kkjtest/

辞書の大きさ別にL版, MML版, M版を用意しました。お好きな物をお選び下さい。

[ 使用方法 ]
改行キーの代替はE7-00, N97mini共に’@’キーになっています。N97miniでは記号キーとの併用になると思います。

ご意見、ご希望がありましたら、コメント、メール、呟き何でも構いませんのでお寄せください。

昨日のバージョンは一部、想像と違う動きをしていました。ナビキーのアサインを勘違いしていたためですが、それを調査する過程でより本質的にナビキーの謎を解くことが出来ました。結果から言うと通常のカーソルキーが使用できるようになったはずです。ただし改行キーについては未だ解決出来無いので、代替キーをアサインする方向で考えています。

[ 導入 ]
以下のURLにデバイスからアクセスしKKJConvの所をクリックします。

http://www.nkozawa.com/kkjtest/

辞書の大きさ別にL版, MML版, M版を用意しました。お好きな物をお選び下さい。

[ 使用方法 ]
昨日のNaviモードは廃止しました。普通にカーソルキーを使用してみてください。

改行キーは未だ機能しません。代わりにE7-00ではCtrl+jもしくは’@’キー、N97 miniでは緑の発振キーを使用してみてください。改行キーの代替方法については、何か良いアイデアがありましたら教えて下さい。

[ 予測される不具合 ]
KKJConvのシフトモードが無いときにも大文字の英字が入力されるかも知れないです。また、記号シフトの場合は記号が入力されますが画面上、そのシフトモードであることが分からないと思います。

[ その他の変更点 ]
昨日のバージョンでは記号入力パネルは未対応でしたが、今回は通常の入力モードと同様にカーソルキーと改行キーを代替するキーで選択可能と思います。

ご意見、ご希望がありましたら、コメント、メール、呟き何でも構いませんのでお寄せください。

すでに香港でNokia E7-00を入手された方々がいらっしゃるようですので、とり急ぎKKJConvのE7-00対応を始めました。実機無しで手探りながら、まずはpreview第一版を公開いたします。E7-00を入手された方でお時間の有る方のテストをお願いいたします。

[ 導入 ]
以下のURLにデバイスからアクセスしKKJConvの所をクリックします。

http://www.nkozawa.com/kkjtest/

[ 使用方法 ]
E7-00のqwertyキーボードがMIDPにおいてナビキーとして使用されていること、またカーソルキーが効かないことを回避するためにシフトモードのひとつとしてNaviモードを設置しました。

– シフトキーを押す毎に右上のシフト表示が、表示なし->Shift->CAPS->Naviと変化します。
– カーソルの移動を行う時はNaviにしてA,W,D,Xのダイアモンド配列のキーで行います。
– 改行動作、変換中文字列の確定動作はCtrl+jもしくはNaviモードでSを押します。

[ 予測される不具合 ]
どうもデバイス本来のシフト状態にCAPSとか最初の文字だけシフトみたいのがあるようです。そのためKKJConvのシフト状態と相反して大文字あるいは小文字が入力されかも知れません。

同様の理由によりJが大文字に成っているときはCtrl+jが効かないかも知れません。

[ お願い ]
不具合、感想、使いやすくするためのアイデア等なんでも結構ですのでお知らせ下さい。連絡手段もコメント、メール、あるいはボソッと呟いて(Mentionの方が良いですね)もらう等、何でも結構です。

[ N97 mini ]
N97 miniにも、ナビキーの呪縛があるようですので、もしかすると有効かも知れません。シフトモードが分かりやすければ、通常のKKJConvでもナビキーモードと大文字の切り替えで何とか入力出来るようですその場合でも、おそらくA,W,S,D,Xの小文字入力が不可能と思います。E7対応のKKJConvであれば小文字が入力出来ると思います。

[ 今後 ]
今回のバージョンはE7-00モード決め打ちです。E7-00かどうかの自動判別とNaviモードを使用するかどうかの設定が出来るようにいたします。

KKJConvを端末にてネットワークから直接導入出来るようにセットアップいたしました。端末から以下のURLにアクセスして辞書サイズを選ぶだけで導入が始まります。

http://www.nkozawa.com/kkjconv/

だいぶ以前から考えてはいたのですが、なかなか腰が重くて、、、

KKJConv-t for BlackBerry先日、ご紹介しましたムシ・ノ・シラセさんの10キー版KKJConv-tをBlackBerry用にパッケージしました。BlackBerryはフルキーボードを使用する端末なハズなのに何故10キーなのだと思われるかも知れません。

BlackBerryにはStormという全画面タッチパネルを使用した異色のモデルがあります。この機種はソフトウェア・キーボードを画面に表示して入力するのですが、フルキーボードは横持ち(ランドスケープ)の時にのみ現れます。縦持ち(ポートレート)した場合にはキャプチャー画像の用なテンキーしか現れません。縦画面でもフルキーボードがあるそうですが、小さくて実用的ではないそうです。

片手で操作するには縦持ちにするわけですが、この時に日本語入力を行いたいという要望にお答えするべくKKJConv-tをBlackBerry用にパッケージし直しました。

私の方では中身には一切タッチせずKKJConv-tとして公開されているjarファイルをそのまま使用してBlackBerry向けにパッケージしました。

普通的生活工作室のKKJConv にてダウンロード出来ます。簡単な説明もKKJConvページに書いてありますが、ここにも転記しておきます。

– 導入後Options/Applications画面にてKKJConvに対してCompatibility ModeをEnableにしておきます。

– KKJConvを起動すると10キーパネルが出ますので数字モードにロックして文字を入力します。

– 漢字の変換動作等には画面を上下左右になぞる事によって行います。 その他の動作に関してはMIDP版のKKJConv-tと同様です。

私自身はPC上で動作するエミュレータでの確認しか行っておりません。またStormの操作にも不慣れですので、前の記事にもコメントを頂いている岡目八目さんに実機テストをお願いしたしました。ご協力ありがとうございました。

昨日、紹介させていただいた「ムシ・ノ・シラセ」さんのKKJConvの10キー版がQWERTYにも対応していることを教わりました。#キーを長押しすることにより10キーとQWERTYキーの入力モードが切り替わります。

E90にて試してみましたが良い感じです。画面の大きさを見て自動的にモード変更みたいのを組み込んでみても面白いかな、などと妄想が広がって楽しいです。

久しぶりにE90をメイン機に復活させても良いかなと思います。あ、その前に電池(金色、謎!?)を買ってこなきゃ。

KKJConv-t「ムシ・ノ・シラセ」さんにてKKJConvの10キー版が公開されました。

早速E90の10キーで試してみました。キャプチャーの様な感じで、なかなか快適に入力出来ています(もう少し賢そうな変換候補にすれば良かったかな^^;;)。

実を言うとE90で使いたかったので、私自身で10キー入力を作ろうと思ったこともありました。PiClipとかあるしわざわざ作らなくても良いかって感じで中止したままでした。他の方が10キー入力を実現してくださるとは思いもしませんでした。大変うれしいことです。(実のとこ、ぐちゃぐちゃなソースを読んでいただいたかと思うと冷や汗ものなんですが)

この10キー版KKJConv-tは10キー専用で(私が見る限り?)、従来のKKJConvと同時にインストール出来ています。ソースを利用させて頂けばQWERTY, 10キー両用版も出来無くはないですねぇ。ま、将来E90の後継機が出たら考えてみますか 🙂 KKJConv-tにて#を長押しするとqwertyと10キーの切り替えが可能でした。

それよりNokia E53とかが欲しく成ってきたなぁ。

久しぶりのKKJConvのアップデートです。

以前、ブログにも書きましたがNOKIA E71, E90などの中文版の機種で簡体字入力(おそらくは繁体字も同じ)の状態で一部のキーコードがUTF-16LEになってしまうという現象があります。そのためKKJConvが句読点などを認識出来なくなっていました。それを修正したv1.14を公開いたします。実際は句読点だけでなく ! などの一部記号で同様にUTF-16LEな倍角記号がキーコードに現れているものも通常通り半角記号として入力されるようになります。

修正内容:

UTF-16LEな句読点0x3001と0x3002をそれぞれASCIIコード0x2Cと0x2Eに置き換える。
UTF-16LEのASCIIコードと対になっている0xFF01から0xFF5EをASCIIコード0x21から0x7Eに置き換える。

あと、ブログ「今日の○○」の管理人さまからKKJConv用のアイコンをいただきましたので、パッケージに取り込んでいます。素敵なアイコン、ありがとうございました。

ダウンロードなどの詳細につきましては、ブログ上部にありますKKJConvタブをクリックしてください。もしくは以下のリンクをクリックください。

http://www.nkozawa.com/wiki/index.php?KKJConv

+J が出たので今更な感も有りますがptsNotesの入力をKKJConvで行う時に便利な機能を搭載しました。

ptsNotes v0.11とKKJConv v1.13の組み合わせ(および以降のバージョン)で機能します。多少の操作は必要ですがコピペよりは楽だと思います。

[ 操作例 ]
– ptsNotesとKKJConvを立ち上げる
– ptsNotesを編集画面にする
– タスク切り替えでKKJConvに切り替える
– KKJConvで「クイック読込み」メニューを実行もしくはショートカット・キーCtrl+Lを押すとptsNotesで開いていた文書が漢字入力画面に読み込まれる(ただしptsNotesが新規画面で文字がまったく無い場合は、この操作は必要有りません)
– KKJConvにて文章を作成
– KKJConvで「クイック保管」メニューもしくはショートカット・キーCtrl+Sを実行
– ptsNotesにタスク切り替えを行うとKKJConvで作成した文章が自動的にptsNotesの編集画面に取り込まれる

ダウンロードは何時もと同じ以下のURLでお願いします。

http://www.nkozawa.com/wiki/index.php?KKJConv