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Nokia Maps in ShanghaiGoogle Ditu in Shanghai

N82の中国版のカタログを眺めていたらNokia Mapsのキャプチャー付きで中国、香港、マカオの980都市と140万以上の情報ポイント(信息点)を内蔵と書いてあります。

Nokia Mapsのオンライン・マップでは相変わらずスカスカの状態ですがNokia Map Loaderで地図のサイズを確認すると193.3MBになっています。広大な中国ですので193.3MBは決して多いとは言えないでしょうが大都市では使えそうな感じです。

Nokia Map Loaderを中国簡体字版にしないと中国語表記の地図にならないので注意が必要です。英語表記の地図だと通りの名前を見てもピンと来ません。

同じ場所でNokia MapsとGoogle Mapsを比べてみました。Nokiaの方は道路名がしっかりと表示されます。上海では場所を特定するときに南京東路、福建中路みたいに交差点で表現する事が多いので役に立ちます。ランドマーク重視なGoogle Mapsは北京で役に立ちそうです。Google地图はGPSに対応していないのが残念なところです。

余談ですが、北京に住んでいた2005年にソニエリP910cで北京の地図が見たくてビットマップの地図を探して(あまり良いのは見つからなかったなぁ)メモリースティックに入れていた時から比べるとわずか3年で隔世の感があります。

My Town with location tag in EXIF

Eシリーズということも有ってE90のカメラについては事前に調べていませんでした。それが実際に使ってみると結構良い感じです。GPSもとても調子良いです。そこで思い出したのが以前No Mobile, No Lifeで紹介されていたLocation Taggerです。

試したのは数日前に公開されたばかりのVersion 1.0 Beta2です。これを立ち上げておいてE90のCameraを立ち上げると、後は自動的にGPSのロケーション情報をJPEGのEXIF属性に書き込んでくれます。起動するのは別々ですが、ほぼ一体化していると言っても良いです。Cameraの画面でLocation Taggerが起動しているかどうかも確認出来ますし、Location Taggerから撮影した写真にロケーション情報が書き込まれたかどうかが確認できます。また、画像からマップへの連動もしています。ただし、例のNokia Mapsなので中国では役に立ちません。

上の写真は、上海の家の近所を散歩中に撮影したものです。家の近所はハングルな街なんです。 この写真にもGPSの情報が貼り付いていますので、この情報を頼りに上海に来ていただければ家の近所をご案内します。 🙂

E90 の GPS を試す

E90 Positioning Setting, A-GPS serverE90にはGPSが内蔵されています。Bluetooth接続のGPSを持っているのですが肝心なときに忘れてしまうことも多々ありデバイス内蔵のGPSを待ち望んでいました。

E90内蔵のGPSは定位が遅いなどと聞いていたので心配しましたが、A-GPSの効果か今のところ悪い印象はありません。最初A-GPSに使うサーバー・アドレスを規定値にしていた時は、なかなか位置が定まりませんでした。外付けのGPSもダメな時はあるので、半ばあきらめてはいたのですがForum Nokia WikiのAssisted GPS on N95を読み良くは分からないままサーバー・アドレスをsupl.nokia.comに変更してみました。もともと設定されていたのはForum Nokiaの解説と同じく3gppnetwork.orgの物です。GPSの定位までの状況をデータを取得して観測を行っているわけでは無いので確実なことは言えませんが、大きく改善したように思えます。

私の使用しているアプリで内蔵GPSを認識できなかったのは中国移動が提供しているTelNavというナビソフトだけでした。月額20元のサービスで中々使い勝手の良い物でしたが解約してしまいました。その他、動作を確認したのはNokia Sports Tracker, Google Maps, MGMapsです。

Google 地图 モバイル

S60 で動くモバイル版Google Mapsに中国版がありました。

普通のGoogle Maps (http://maps.google.com)の中国国内の地図はスカスカで役にたちません。その代わりに別の地図データを使用したGoogle 地图(http://ditu.google.com)というものがあります。そのため、モバイルデバイスに導入する形のGoogle Mapsアプリもサテライト・ビューを除いて中国国内では役に立たないものでした。

Google Maps Mobile China

E90の環境構築に伴い色々とアプリを導入していました。Google Mapsを導入すべくE90からhttp://mobile.google.comを開きます。Maps (Download)を選んで導入。立ち上げてみると何やら中国簡体字のメニューです。ほどなくして現れた地図は北京の中心部でした。ditu.google.comで表示される詳細な中国国内の地図を表示できているのでした。アイコンを見てみると谷歌中国地图(Google China Mapという意味です)などと表示されています。

うれしくて小躍りしたいところですが、冷静にメニューを調べます。不安的中、残念ながらGPSもMy Locationもありませんでした。もともとditu.google.comは測地系が違うことが分かっていましたので致し方なし。

別のURL (http://www.google.co.jp/gmm/)にて普通のGoogle Mapsも導入でき共存出来るのは良かったです。

My Location in Japanじつは密かに味噌カツの地に潜入していました。その間もGoogle Maps for Mobile 2.0のMy Locationが機能しないものかと何度も試し続け、ついに帰国の時にWindows Mobile版(X01HT, Softbank SIM使用)のGoogle MapsにてMy Locationに成功しました。残念ながらキャプチャーソフトが無く上海に着いてから、その場所を表示している画像を取り込んだので例の1700mの円は、この画像では見えていません。


Ogura Toast the Nagoya成功したと書いてしまいましたが、実はとんでもない場所が表示されています。My Locationを行ったのは中部国際空港・セントレア内でモーニングを食べている時でした。その証拠として小倉トーストの写真を載せておきましょう。My Locationされた中心部は、それよりかなり北の場所になります。距離にして10Kmは離れていると思います。

Windows Mobile版のGoogle Mapsの性なのか東海地方という特殊性故なのかは分かりませんが、今のところ使えないという事実には変わりはありません。

My Location of Goolge Maps for Mobile works in Shanghai

reveilさんのMy Locationがシンセンでも動いたという報告に勇気づけられ、今朝出かける途中で再度My Locationに挑戦してみると一発で動きました。 上のキャプチャーは延安西路を東に向かってタクシーで移動中の物です。ちゃんと移動方向に中心がずれていくのも確認できました。E61に中国移動の随e行SIMでのテストです。

土曜日は自宅にて一日がんばってもMy Location出来なかったです。場所を選ぶのかタイミングの問題なのか、その後も動いたり動かなかったりです。いずれにせよ中国本土では地図が使い物にならないのが、とっても残念です。

Google Maps for Mobile 2.0

IT Proに「Google Maps for Mobile」の新版,GPS非対応機種でも現在地を特定」という記事がありました。なんでも携帯電話の基地局のIDから自分の位置を割り出すのだそうです。正確な位置は出なくても近辺の地図が素早く出せるだけでも便利ですよね。自分の居場所は大体分かっていて、近辺の地図か見たいという時に手作業で地図の移動をするのは面倒です、とくにオンライン地図だと通信も発生しますしもったいないです。

中国では無理と分かっていてもE61で一応試してみました。OptionにMy Locationというメニュー項目があるので押してみると「Your location is temporarily unavailable」と表示されました。日本では使えるのでしょうか?

Toolsメニューを見るとUse GPSというのがありました。確か以前はS60版はGPSのサポートが無かったと思います。Google Map for Mobileの中国地図はダメダメなので、あまり使わないとは思いますが、、、

Googleマップのヘルプにも方法は書いてあるのですが、最初なかなか気がつかなかったので簡単に手順を紹介します。

GPSのログは元々はNEMAという形式が一番ポピュラーだったようです。Googleの力は偉大で最近ではkmlという形式のデータを使う人が増えています。これはGPSログだけではなく様々な地理的情報を表現出来るxmlファイルで、これをサポートする代表的なプログラムとしてGoogle Earthがあります。

GPSログをkmlファイル形式でPC上に取り込みGoogle Earthに読み込ませて軌跡を確認するといった使い方が一般的です。一方Web上のGoogle Mapsに軌跡を書きたいと思うことも良くあります。kmlファイルをwebサーバーに置く手段を持っている人ならば簡単に実現できますのでお試しください。

  • kmlファイルをwebサーバー上にアップロードする。
    http://www.nkozawa.com/kml/huangshan.kml のようにどこからでもURLで参照できるようにします。
  • Google Mapsを開き検索欄に上のkmlファイルのURLを入れ検索ボタンを押す。

これだけでOKです。後はマイマップに登録するも良し、ページのリンク(上のkmlファイルの地図リンクになってます)をメールで誰かに送りつけても良いです。

中国版Googleマップ でも同じ事が出来ます。ただし測地系の問題があるので詳細な地図にするとズレが目立ってしまいます。参考までに上の黄山の地図をリンクしておきます。実際の軌跡と道路に大きなズレがあるのが分かると思います。

KML data from Shanghai to Huangshan

夏休みの家族旅行で安徽省の黄山に行ってきました。普通は飛行機とか利用するくらいの距離なのですが、いわゆる高速バスを利用したので長距離のGPSログ取りに挑戦してみました。私の使っているのはBluetoothでPDA、PCもしくは携帯電話と接続しないと何も出来ない単機能なGPSデバイスです。そこでNOKIA E61にSports Trackerというプログラムを導入してログを取ることにしました。移動距離506Km、時間にして9時間20分にわたるログ取りでした。さすがにNOKIA E61です見事に最後までログを取ってくれました。

因みに利用した高速バスは上海から安徽省に帰省する人が主に利用するバスで高速道路を降りてからは山間の集落を細かく回っていきます(それに加えローカルなバスに乗り継いだため到着まで9時間以上もかかっています)。感心したのは山に囲まれてテレビも観られないような集落を走っている時でも確認した限り携帯電話(China Mobile, China Unicomともに)が圏外にならずPush Mailで、ばしばしメールが届いていたことです。

Sports Tracker altitude - Huangshan到着の翌日、朝早く起きて黄山に登りました。これもログ取りを行ったのですが、何故か途中で切れてしまいました。Nokia Sports Trackerは、もともと様々なトレーニングに役立つ情報を提供するためのプログラムです。左のグラフはその中の一つで移動距離と高度の関係を表しています。海抜500m付近のホテルをバスで出発し海抜1000m弱の所まで登ります。その後直線的に海抜1700m位までグラフが上がっているのはロープウェイです。それからの上り下りは自らの足による物です 8) 、これが延々と続くのですが記録が途切れてしまっていて残念です。疲労の程度や筋肉痛はたいしたことはなかったのですが、最後は下るときに膝の関節が泣いていました(年かなぁ)。

Sports Tracker自体は良くできていますし、ログを取りながら様々な情報をリアルタイムで提供してくれるので面白いです。しかしながら確実に簡単にログを取るためにはTJさんreveilさんが紹介されているようなGPS単体でログの取れる物が欲しくなりますね。

Google Maps Chinaの測地系は中国独自のものらしくMGMapsにGPSを連動させても使い物にならないということを以前書きました。この問題についてはMGMapsのフォーラムでも取り上げられていて、オフセット付きで地図を取得するアイデアなどが出されていました。

実際のところ、測地系の違いによる座標の変換は単純にオフセットを加えるというだけでは正確には行えません。 どこからか変換のための公式を探してきてMGMapsに組み込んでもらおうかと思っていた矢先にGoogle Mapsの使用差し止め問題が起こりました。ということで公式を探す前にアイデアは頓挫しました。

もう一度、オフセットについて考えてみました。広い中国のどこでも正確に座標を変換するにはオフセットでは問題がありますが、一都市の中であれば固定したオフセットでも実用上問題ないでしょう。よってローカルマップの作成ならば都市ごとにオフセット値を自分で調節しながら取得していけば大丈夫だと思われます。しかしながら手作業が入るので一般的な手順に落とすことが出来ないですしGoogle Maps使用差し止め問題もありますので妄想の域を脱しませんね。 😛