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長らくMi Band 4を使用していた家内がRedmi Watch 2に買い替えました。思いのほか好印象でしたので、ご紹介します。

立ち上げてると、何となくアップルウォッチに似ています。

メニューを出してApple Watch7(45mm)と比べてみました。明らかにアップルウォッチに似せて作っているのが分かります。アップルウォッチのようにアプリケーションが追加出来るわけではありません。用意されている機能にも限りはありますが、例えば血中酸素濃度を計測することも出来ます。精度についてはなんとも言えません。

他にも、外を歩いていると自動的にウォーキングを開始するポップアップが出てくるところもアップルウォッチと同じです。ただし、本当に歩き始めたところからの計測にはならなくて少し短めに計測されてしまいます。

WeChatやSMSのメッセージ表示は完璧ですしMi Bandの細長い画面と比べると広い画面なのでメッセージが読みやすいです。

中国版ですが、日本語の表示も問題ありません。

実はMi Band 4は電話の着信通知とかSMSの着信がうまく出来ないことが有ったのですが、携帯電話側のアプリケーションが違うものになったためかとても順調です。NFC搭載なので中国では交通カードとして使用できます。

まだ使い込んだわけではありませんが、かなり調子良いです。バッテリーも1週間は持ちそうな感じです。アップルウォッチももう少し電池が持ってほしいです。

DawinFPVの2.5インチ軽量フリースタイルドローンであるTinyApeのRuncam Thumb付きを購入しました。

– FC上にELRS受信機が搭載されているBNF機です。よくあるELRS付きAIO FCはセラミックアンテナが付いていますがDarwinのものは外付けアンテナです。このサイズのドローンだとどちらでも良いとは思いますが、外付けアンテナは安心感があります。15AのESCにはBluejayが導入されているらしいです。
– モーターはDarwin 1103 8000KVで3Sでも飛ばせます。
– プロペラはGemfan 2512 3bladesです。
– VTXは600mWの外付けです。フレームの上蓋にしっかりとねじ止めされています。
– カメラはRuncam Nano 4です。悪くない選択と思います。
重量は手持ちの3S 550mAhを載せても100g未満に収まります。

箱だしの状態でPIDs/フィルターは何かしらの設定がなされています。ペラの回転方向はProp-inです。またRPMフィルターは使用していませんでした。まずはスイッチ類とRatesだけを設定して飛ばしてみました。2Sと3Sの両方で飛ばしてみましたが重量の問題なのか2Sの方がフィーリングが良かったです。

いずれRPMフィルターを設定し、Prop-outも試してみたいと思います。

上海のロックダウン状態で買い物が出来るのかというチャレンジも兼ねてXiaomi Pad 5 Proとカバーにもなるハードウェアキーボードを購入してみました。小米のオフィシャルアプリで購入すると通常であれば上海の倉庫にあれば24時間かからずに到着します。今回は流石にそこまで速くはありませんでしたが、南京からの発送で3日ほどで到着しました。

最初、手にした時の印象は重い!でした。本体は520gくらいと普通ですが、キーボード付きカバーを付けるとなんと888gもありました。キーボード無しのカバーも欲しいかもです。

主な目的は動画再生です。Amazon Primeを試してみると画面は十分に綺麗ですし音も広がりを感じます。Dolby Atmosが効いているからなのかどうかは分かりません。音質がすごく良いとは言いませんが、十分に合格点です。

中国国内販売のAndroidタブレットなのでいわゆる中華タブレットですが、小米が本気で作ったハイエンドタブレットなのでスペックはかなり強力です。Pad 5 Proにはグローバル版も最近発売されたようですが、ここでは中国版について書きます。

[ Google対応 ]
他の小米ハイエンド端末と同様でアカウントの追加にGoogleがあります。中国国内の場合、当然ながらGFW回避が必要です。アカウントを追加するとPlay Storeが自動的にダウンロードされているようでした。わたしは何か途中で失敗したようで導入が完了出来ていませんでした。それでも心配は無用。小米の応用商店にPlay Storeが登録されていますので、そこから導入しなおしました。後はPlay Storeから必要なアプリケーションを導入していけば良いです。

[ ロケール ]
小米の中国版には日本語ロケールは含まれていません。中文あるいはEnglishで問題はないですがどうしても日本語ロケールが必要な場合はMoreLocale2を導入します。

[ ネトフリ問題 ]
中華タブのネトフリ問題というのがあるらしいです。結論から言うと問題無しと思われます。ネトフリには加入していないので直接的な確認は出来ていません。DRM Infoというアプリで表示されるSecurity LevelがL1になっている。Amazon Primeの番組が高解像度で再生出来る。ということからネトフリ問題は存在しないと推測します。

[ キーボード ]
薄いキーボードですがストロークの浅いアップルのキーボードに慣らされた身には、ごく自然に使えます。Gboardで試したところ日本語入力(ローマ字入力)も問題なく行えます。ただしGboardで英語モードと日本語モードのどちらになっているかが画面上で確認出来ません、何か文字を入力して確認するしかないです。
かな入力も可能な気はしますが、まだ試してはいません。Gemini PDAの時はかな入力キーマップのカスタマイズまでやってたのだけど詳細をまったく覚えていない。
キーボードがあるとめちゃくちゃ便利ですね。って、iPadをキーボードを付けて使っている人からすると今更な感想ですね。手が自然と動いてタスクリストが出せました。他のショートカットは無いかと探していたら⌘キーの長押しでショートカットの一覧が出ることに気づきました。ホーム画面だけではなくアプリ画面でも⌘キー長押しすると、アプリ固有のショートカットが表示されます。

75mm 1Sドローンの屋外テストの際にND0(プロテクショングラス)で晴れの日に撮影したらどうなるかを試してみました。

Insta360 GO/GO2だとNDフィルター無しでもちゃんと撮影できますが、Thumbではシャッタースピードが速くなるだけでは調整が効かず露出過多になりました。thumb.confのexposerは規定値の6のままにしいます。これを変更すれば結果は違ったと思います。が、晴れの日にはND16を装着するのが良いと思います。

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以前、「GOCam PM GRがバーションアップでやっと使えるようになりました」という記事を書きました。その時は動画ファイルがエラーの無いものになったという趣旨でした。新しいファームウェアV2.0.0ではジャイロデータが改善されGyroflowで簡単にスタビライズ出来るようになりました。今度こそGOCam PMH GRは完成したと言って良いでしょう。

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上のキャプチャーはわたしのはGyroflow設定例です。
– Lens profile: GOCam PMGR 4Kを使用(撮影設定に合わせます)。
– Motion Data: ジャイロデータのファイルは撮影した動画に合わせて自動的に選択されました。Low Pass Filterに70Hzをセットしました。
– 書き出し範囲の指定が必要であれば行います。
– Auto syncを実行。syncポイントの微調整は行いませんでしたが、動きが適度に大きいところにいくつかAuto sync hereを実行しました。(ジャイロデータのグラフ上で右クリックするとメニューが出ます)
– Smoothness: フリースタイルでは小さめにすると良いと思います。わたしは0.05から0.1くらいです。
– あとはExportするだけです。

GOCam PM GRの最初の頃はとても派手な色合いでした。前回のファームウェアくらいからフラットカラーっぽい色合いに変わり、私自身未だうまくカラー調整出来ていません。DJI_Phantom4_DLOG2Rec709というLUTを適用してから色々いじってはいますが、なんかレトロっぽい感じになってしまいました。

一応、満足の行く格安カメラにはなりました。GoProもあるし小型軽量格安ということでうればRuncam Thumbもありますし、あまり出番はないと思います。

Mobula7 1Sが調子が良いと聞いて75mm 1Sを組んでみることにしました。85mmを作り始めてからは完全に75mmは要らないサイズになっていましたのでBeta75X以来の75mm機です。

[ 集めた部品 ]
NewBeeDrone Cockroach 75 カーボンの補強が有って安心感があります。
HappyModel Mobula6 HD Larva X Canopy Black カッコ良いし丈夫そうなので選びました。
HappyModel ExpressLRS ELRS F4 AIO 5in1 FC ELRS搭載の全部入りFCです。
T-Motor 0802 25000KV やや高めなのですが、T-Motorを使ってみたいだけの気持ちで選びました。
Caddx FPV Baby Ratel 2 これもやや高めですが、夜でも綺麗に見えるそうです。
Gemfan 40MM 1610 2-Blade Whoopで初めて2枚ぺらを使ってみます。mobula7 1Sの真似です。
BETAFPV BT2.0 1S Whoop Cable Pigtail 1S機はBT2.0に統一しつつあります。
TATTU 300mAh 3.8V 1S 75C HV 4.35V TATTUの1Sは初めて使いますが、TATTUなのできっと大丈夫。

[ 組み立て 】
語るほどの事はありませんが、少しだけ普通と違うことやFCについて書いておきます。

このフレームは上側下側の両方にスタッドが立っています。FCは下側にマウントしてみました。ELRSのセラミックスアンテナが少しフレームメンバーに当たるので、その部分はカットしました。

FCに入っていたファームウェアレベルは良くは分かりませんが日付から想像すると4.3-RC3くらいです。Moubla6 ELRSとして構成済みでした。
– 普通にマウントしたら、前後反対に構成されていました。構成に合わせて使おうとも思いましたがBetaflight 4.3の簡単なモーターリアサインを試すチャンスなので正常な方向に構成し直しました。Gyroの向きを180度変更しモーターのページでReorder motorsボタンでモーターの位置を変更します。説明の必要がないくらいに簡単です。CLIのresourceコマンドを使うことはほぼ無くなりそうですね。
– モーターの回転方向もMotor directionで行いました。そのためESCのファームウェアバージョンなどはまだ確認していません。Bidirectional DSHOTは構成済みでした。
– RPMフィルターも構成済みでPIDなども何かしら設定されているので、そのまま飛ばすことにしました。

キャノピーが思ったより小さくてBaby Ratel 2が普通には入りません。仕方なく上下逆さまにカメラを入れました。

屋外飛行に備えてブザーも付けました。

キャノピーの上面が平らになっているので、そこに装着するRunCam Thumbマウントを作りました。かなりアバウトな作りですが、問題ないようです。簡単な造形ですがThingiverseに置いておきます。

[ 飛行 ]
室内では私にはオーバーパワーで慎重に飛ばさないといけないです。慣れるまではMotor Outputを下げて飛ばしました。早く外でも飛ばしてみたいのですが、現在の上海の状況ではままなりません。

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RunCam ThumbのファームウェアがV2.1.0になり、やっとGyroflowでちゃんと安定した動画を得られるようになりました。

そこで実験です。RunCam Thumbのジャイロデータを利用して別のカメラで撮影した動画を安定化を試してみました。RunCam Thumbは格安で小型軽量なので、他の高解像度なカメラと一緒にマウントしてジャイロデータロガーとして使用する可能性を秘めています。

取り急ぎの実験なのでFPVカメラ(Caddx Vista Nebula Nano)のDVRで録画したものを安定化してみました。Gyroflowに慣れていればやり方は自ずとわかると思います。参考として、わたしの設定画面を下に貼っておきます。

各項目を左上から順にざっと説明します。
– Video / File name: DJIG0003.mp4, DJI Goggleで録画した動画です。
– Lens Profile : Caddx Nebula Nano, もしプロファイルがない場合は自分でも簡単(ほぼ自動です)に作成出来ます。
– Motion Data / File name: Thumb0033.gcsv, RunCam Thumbで生成したジャイロデータです。
– Synchronization / Rough gyro offset : 16.0s, 動画とジャイロデータのズレをだいたいで指定します。オフセットの正負は気にしなくても大丈夫なようです。その後でAuto syncを実行します。
– Stabilization / Smoothness : 0.050, 既定値の0.50から大幅に小さくしています。ロールしたりフリップした時に既定値のままだと画面が大きく動いてしまいダイナミックズームの結果見苦しくなります。わたしのようなまったりとしたフリースタイルでも直を小さくした方が自然です。

やっとRunCam Thumbが使えるようになりました。ファームウェアV2.1.0にてちゃんと使えるジャイロデータが生成することが出来ます。

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V2.1.0で変わったこと
– thumb.confで構成するようになった。私が変更したのはGCsv=1だけです。これによりジャイロデータが取得できます。
– ジャイロデータがGyroflow形式に変わり、拡張子がgcsvになった。Gyroflowは自動的にジャイロデータを見つけて読み込んでくれるのであまり気にしなくても良いです。
– 60FPSでもジャイロデータが取れるようになった。
– PCにUSBで接続した状態で本体のボタンを押すと1080Pのwebカムとして動作する。ただし、少々広角すぎる。

室内でテストしただけでジャイロデータが改善されているのがわかります。以前はノイズが多くローパスフィルターを入れてやっとそれらしいデータになっていましたが、新しいファームウェアでは綺麗な波形が表示されます。またV2.0.0では明らかにジャイロのオリエンテーションが間違っていたのも直っています。

ということで、天候の回復を待ってやっとテスト飛行が出来ました。上海の我が家はオミクロン対策で閉鎖して全員PCR検査の実施中なのでマンション内でのテスト飛行です。

Gyroflow v1.0.0-rc5
– 自動同期で完璧に同期できました。
– 「滑らかさ」は0.050とかなり小さくしました。既定値のままだとロールなどの動きがうまく処理出来ないです。

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購入当初のレビューに書いていますが動画ファイルにエラーがあるGOCam PM GRでしたが昨年末に出たファームウェアV.1.2.6を導入したところ動画ファイルのエラーがなくなりました。これでやっと普通に扱えるようになりました。ただし、なんだか動画の質が悪くなったような気もします。このあたりはもう少し追求が必要かも。

Gyroflow v1.0.0-rc4も試してみました。このバージョンではGOCam PM GRの以前のファームウェアで記録したエラーのある動画を読み込むことは出来ませんのでファームウェア更新が必須です。

設定のヒント
– GOCam PM GRはかなりソフトなマウントにする必要があるそうです。わたしはUmma85みたいな柔らかい足で支えるマウントを自作しました。
– GyroflowのMotion dataセクションにあるLow pass filterの設定が必要。50Hzから100Hzくらいで試してみると良いと思います。Gyroデーターのグラフを見ながらLow pass filterをオフオンしてみると必要性がよく分かります。
– Sync pointの設定は自分で動きの分かりやすい場所を指定しAuto syncをかけます。そして手作業で動画から解析した動きとジャイロの軌跡を見ながらオフセットを調整します。ただしグラフのYとZは実際の動きとジャイロで上下逆になっています。X軸の動きのみに注目して同期させることになります。

ということでサンプル動画です。

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Runcamの新しいアクションカムThumbを発売日にオーダーし入手しました。ちょっとInsta360 Goに似ています。格安なので大きな期待はせずにテストしてみます。

TPUマウントが付属していましたが、鏡胴にあたるべき丸い切り欠きが反対側にあったりします。それは今ひとつなのですがとりあえず使用するには困りません。SDカードを格納し蓋をしますが、この蓋がかなりゆるゆるなのでテープ等で貼り付けておかないと蓋とSDカードを無くす事間違いなしです。透明な保護レンズとND16が付属しているのはありがたいです。ただし、これもかなり緩いのでハードクラッシュでは吹き飛ぶ可能性があります。

バッテリー内蔵ではありません。5VをFCから給電する必要があります。特に設定などはなく、電源投入したら前面のボタンで録画の開始、停止を行うだけの簡単操作です。

側面にマイクロUSBコネクターがあるので、それをPCに接続するとSDカードの中身が読めます。SDカードは入れたままで大丈夫です。よって、先のゆるゆるカバーもテープでがっちり固定しておいても困りません。

設定は無いと書きましたが、このSDカードに’csvopen.txt’というファイルを作ることでモードが変わります。出荷状態では1920×1080 60FPSの動画が記録されジャイロデーターは保管されません。csvopen.txtを作ることによりジャイロデーターがcsv形式で保管されるようになります、また動画ファイルは1920×1080 50FPSになります。

ジャイロデーターが取れないとTwitterに書き込んだら、ゆたさんがcsvopen.txtについて教えてくれました。

製品付属の説明書には記述がありませんでしたがwebサイトにある最新の説明書にはcsvopen.txtに関して書かれています。

CineLog30に搭載してテスト飛行してみました。ちゃんとジャイロデーターも取れました。しかしGyroflowでジャイロデーターを読むことは出来ますが今ひとつ安定化出来ませんでした。噂によるとGyroflowの作者は製品発表前からテストをしているけど、フレーム落ちのためにうまく安定化出来ていないらしいです。将来のファームウェア更新に期待します。仕方ないのでBlackboxログでGyroflowを試してみました。細かい振動が随所に見られますが、全体としてはなんとか安定化出来ました。ぜんぜん満足出来る状態ではありませんがYouTubeにて結果を公開しています。

得られた動画は、どうもフラットな色彩になっています。DaVinci Resolveにて試しにDJI_Phantom4_DLOG2Rec709というLUTを適用したら良い感じになりました。それをベースに少し色を補正をしました。

FHDながらビットレートは20Mbpsしか無くも画質ははっきり言って良くはありません。値段を考えれば納得するしかないと思います。