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BetaFPV 95XフレームにはBetaFPV GoPro Liteを搭載していましたが、かなりpropwashがひどくダイブとまでは言わなくとも機種を下に向けるだけでフラフラしていました。Cinewhoopですし、そういう飛び方をしなければ良いのですが3Sで飛ばしていたumma85よりも飛ばしにくい気がしました。

フリースタイル的に飛ばすためにumma搭載toothpickにすることも考えましたが、まずはumma95を試してみることにしました。umma95は基本的にはCaddx Vistaを載せること以外はumma85と変わりません。独自に変更した部分を中心にかいつまんで書いておきます。

機体スペック

BetaFPV 95X Frame
BetaFPV F4 AIO FC 12A V2
BetaFPV 1106 5000KV
HQProp DP T2.5X2.5X3
TBS Crossfire Nano RX
Caddx Vista
BetaFPV BEC Board half
Naked GoPro Hero6 Black

VISTAマウントをオリジナルの垂直から水平に変更した。おそらくTPUなら問題ないのですが、PLAで作ったため、縦置きだとちょっと転んだだけでアンテナマウントが壊れてしまうことへの対応です。既存の造形の合わせ技で作りました。

これはumma95の標準ですが下側はVTXカバーから脚に変わりました。これはハードに着陸しても壊れず安心です。またCrossfireの受信機は、この中に格納しました。

これが一番の変更点ですが、ummaのカーボンプレートを2枚使いGoProボードの保護を図りました。これは以前、操縦不能に陥って墜落した時にGoProボードを物理的に壊したことの対策です。わたしのオリジナルアイデアではなくて、何方かがFacebookで紹介されていた手法です。

GoProメインボードには半分に切断したBetaFPV BECボードのBEC側を搭載しています。電源としてVBATをBECボードに供給しています。

LED_StripによるGoProコントロールも設定しています。加えてボタンのついたリボンケーブルも接続しています。これは主にはマイクを接続するのが目的です。これによりモーター音の録音と音声コマンドの使用が可能になります。

GoPro Liteを搭載した時はPropwashが酷かったのですが、umma95にしてから嘘のようになくなりました。ロープロファイルな形状が良いのかプッシャーが良いのかはわかりませんが見違えるような飛び方です。

チューニングも軽く行っていますがBetaflight 4.2にHD向けプリセット(4.2 Tuning Notes参照)+RPMフィルターだけで良い感じに飛びました。

フィルタースライダーは、何時ものように少しづつ右に動かしながらテストしました。1.4まで行ったところでfly to the moon(意図せず上昇)になりモーターの加熱が認められました。おそらくは1.1か1.2くらいが安全な感じでした。

まったりとした飛びにしたいのでStick Resposeは0.7にしました。ややbounce backが感じられたのでPDバランスを1.1にしてみましたが、戻してみてもbaounce back自体がなかなか確認出来なくなったので良くなかったかどうかは良くわかりません。propwashも少しだけ残っているのでPIDはもう少し追求していく余地があるかも知れません。Cinewhoop的な飛ばし方をする分には、このままでまったく問題はありません。

まだチューニングの途中ですが、まったりとしたフリースタイルがこなせる機体になりました。

GoProを使い始めて約1年になります。設定などは先人たる世界のFPVドローンパイロット達が公開している設定を真似て使用していました。カラーは当然の如く皆さんFlatを使用しています。出来るだけ情報量を多く記録しておき編集で好みの色合いに設定するわけです。完全に素人なので、その編集でカラーコレクト(ノーマライズ)する方法も色々な人が公開している方法をかいつまんで行っていました。概略を言うとパレード図というのを出してColor Wheelsでレンジを広げたり黒いところ、白いところを基準に合わせて行くみたいな感じでした。これが次のYouTubeを見てまったく違うやり方になりました。

全然、用語も知らないし、同じDaVinci Resolveなのに見たことのない画面やテクニックで驚きます。この動画が始まってすぐに、まあとりあえずLUTは当てときましょうって言ってます。LUTって何?状態です。どうもカメラ毎のLog映像に合わせたプリセットらしいです。ところがDaVinci Resolveの画面を見てもGoPro Flatというのが見つかりません。ググってみるとGoPro用のLUTなどもネット上にあるようですが、DJI_Phantom4_DLOG2Rec709というDaVinci Resolveに最初から入っているものを適用しても良い結果が出るという情報を見つけました。

試してみると、驚くほど綺麗に仕上がります。先の動画だと、これをベースにもっといじるまでが基礎の基礎らしいです。見様見真似でやってみてはいますが、撮影条件やGoProのモデルにもよるでしょうけど、わたしの技術的にはLUT適用だけでも大差が無いかもしれません。詳しい手順は先の動画を見ていただくのが良いですがLUT適用のところだけ画面を紹介しておきます。

カラーの調整はColorタブの中のノードに対して行います。ノードを右クリックして目的のLUTを見つけたのが上のスクリーンショットです。

先の動画の説明にあるように他のカラー要素をいじるときには要素毎にノードを追加して行うとノード毎にリセット出来るのでやり直しが簡単になります。ノード上で右クリックしてAdd Node/Add Serialを行うと良いでしょう。

複数クリップに同じ調整をするのにはAdjustment Clipを使うなどという話しもしたいところですが、長くなりますし、探すとすぐにやり方は見つかると思います。

実際にLUTを適用したわたしの動画を紹介しておきます。最後の方は、さらに微調整に挑戦していますが、実のところLUTを適用しただけのものと大差がない気がします。

いろいろ設定中に気がついたのですが、GoPro Remoteや携帯電話のアプリから接続が出来ないことがあります。WiFiの電波が発信されていません。ただし送信機やRECボタン、音声コントロールは正常に作動し録画できますので、現象自体になかなか気づきませんでした。また、色々と操作しているうちにWiFiが発信されるようになることもあります。

原因は簡単なことでした。送信機とBetaflightの設定によりGoProの電源が上がる時にRECボタンが押されている状態になっていたからでした。どなたかがTwitterで似たようなことを書かれていたような気もします。それですぐに思いつきました。物理的なRECボタンを押したままGoProの電源を投入しても同じ現象が再現できます。

BetaflightのサイトにBetaflightの設定ガイドがありますが、実はそこにもわざわざ赤字で注意されていることでした。


これが私の間違った設定です。USER1は送信機のモーメンタリスイッチがオフだと左端、オンすると右端に移動しRECボタンを押下した状態になります。問題なく構成できているように見えます。ところが、機体の電源が投入され送信機と接続される前はUSER1は中央値1500になります(failsafe画面で変更も可能です)。それだとRECボタンを押していることになってしまいます。GoProメインボードには自動電源投入のジャンパーが施されていますので、電源投入時には常にRECボタンが押されていることになります。


対策は簡単でUSER1が1500になっている時にはオフ(左端と同じ)になるように設定するだけです。failsafeで受信機が信号を送ってこない時の値を変更して対処も出来ますがあまり一般的とは言えません。

相変わらず剥きプロへの道を探求中です。今回はGoProの録画開始及び停止の方法についての考察です。タイトルで4種類の方法と書きましたが、携帯電話アプリを含めると実際には5種類になります。設定変更をする場合を除いて飛行前に携帯電話をGoProに接続するのは時間がかかりすぎますので除外します。

1. 押しボタンを使用する
一番普通の方法です。わたしもGoProから外したボタン付きのケーブルを、そのまま利用してボタンが押せるようにしています。確実ですが、あまり操作しやすいとは言えません。外付けのボタンをどこか押しやすい場所に設置するのは考慮に値すると思います。FPVをしばらくやっている人だとカメラ設定用のコントローラーが余っていると思います。これのボタンをひとつ外して使用すると良さそうです。

2. 音声コントロール
試してみるとなかなか快適に動作します。ただしマイクロフォンが生きていないといけません。今の所、そのためには先のボタンのついているリボンケーブル(これにマイクが載っています)を接続して置く必要があります。したがってBetaFPV GoPro Liteなどでは使用できません。

日本語ならば「GoPro ビデオスタート」と「GoPro ビデオストップ」だけ覚えておけば大丈夫です。わたしは念の為、リポを抜く前に「GoPro 電源オフ」も唱えています。設定により電源オンも出来ますので、おそらく電源を自動的にオンにするジャンパーも省略出来ると思います(未検証)。

3. GoProスマートリモート
純正品のGoProスマートリモートARMTE-02を試しています。新品はそこそこの値段ですが、中古(らしきもの)を手頃な価格で入手しました。複数のGoProを接続できますが、その目的は複数のGoProを同時に録画開始、停止させるものです。したがって複数のGoProから一台を選択してコントロールするような事はできません。私は今の所、剥きプロ一台でのテストを行っています。

使い勝手はまあまあ良いと思います。一番の利点はGoProの録画状態などの情報がリモートの液晶で確認出来ることです。録画条件の設定なども変更出来ますが、操作しにくいので試してはいません。距離もかなり離れていても大丈夫です。

4. RC(プロポ、送信機)からの操作
RECポートをFCのbuzz-に接続して(条件によっては別のポートも使用可能)送信機のスイッチで操作するもの。設定は面倒ですが使い勝手は良いです。ただし録画状態などはGoProのLEDを確認する必要があります。Cinewhoop TokyoさんがGoProのLEDの光を光ファイバーでFPVカメラの前に導いてゴーグルでLEDを確認出来るようにしています。これと組み合わせると最強です。

GoProをコントロールするもうひとつの方法がありました。
- 剥きプロ Naked GoPro への道、M5StickCによるGoProの録画開始停止
- 剥きプロ Naked GoPro への道、M5StickCのgopro-remoteを複数GoProに接続する

BetaFPV BECボードが原因なのかどうかはわかりませんが、BECボードを使用していてコネクターが壊れているのを発見しました。


中央のコネクターの手前側(GND端子)のプラスチック部分が欠けています。反対側の端と見比べると良くわかります。


BECボードも反対の5V側が壊れています。比較のために下に正常なコネクターの写真を載せておきます。

どなたかがBECボードの寸法が正しくないと書かれていましたので、それでコネクターに無理があるのかとも思いますが、何とも言えません。私の場合テストのために何度も何度も組み立てたり分解したりしていたのが良くなかったのかも知れません。ちゃんと動いたらあまり弄らない方が良いと思われます。

剥きプロの録画開始、停止を送信機から行うアイデアは私が剥きプロに挑戦を始めた時には既知のアイデアで、それはFCのブザーポートをpinioにアサインして行うものでした。現在でもこの手法に違いはありません。ただし、私はどうしてもブザーを付けないと不安なので当初はリモートでのコントロールはあきらめて本体の押しボタンで行うようにしていました。

[ BECボードの登場 ]
-> まだ発売から日がたっていませんがBECボードv1.1が出荷され始めたようです。REC信号周りも変更があるようですが、今のところ詳細は不明です。以下の記述はV1.0に基づく話しです。

BetaFPVから登場したBECボードは剥きプロを簡単にする強力な味方です。その解説ページには、このリモートでの録画コントロールの設定の仕方が書かれています。基本的に設定の方法は既に知られているブサーポート(buzz-)を使う方法と同じです。ただし使うFCのポートがLED_Stripになっています。ブザーを外さなくても良いのはありがたいとぱかりに設定して飛ばしてみました。録画の状態は本体のLEDで確認しないといけませんが、RCで録画開始、停止出来るのはとても便利なことを痛感しました。

ところが、Facebookにてこの構成に物言いが付きました。曰く、BECボードを使っていてもbuzz-でコントロールすべきだというものです。ごく簡単に言うとGoProのRECボタンの配線にはGoProの論理回路の駆動電圧である1.8Vが何かしらの抵抗を通して現れるようになっています。一方のLED_StripはFCの駆動電圧である3.3Vがやはり抵抗を通して出ています。ふたつの異なる電圧を直接ではないにしろ相互に接続しては行けないと言うことです。RECボタンを押す動作はFCの3.3VがGNDに落ちて0Vになった時に働くので目的の動作は行なえます。BetaFPVも何の策も無しにLED_Stripを使わせようとしているわけではありませんでした。BECボード上に1KΩの抵抗を用意して、それを通してFCとGoProを接続するようにしていました。これは、何というか少しはマシになっているのか、あまり変わっていないのか良く分からない対策です。もともと生の電圧が出ているわけではなくてプルアップ抵抗を通したものです。それに対して加算される抵抗値が1KΩというのは大きな差が無い気もします。かといって、この抵抗値を大きくすると本来の目的であるスイッチとしての機能が損なわれるのは間違いないです。

LED_Stripを使っていて何かしら不具合が起こるのかどうかは分かりませんが、やはりオススメするわけには行きません。

[ それでもLED_Stripが使いたい ]
どうすれば良いかは知っていました。それはトランジスタなどでスイッチを作り間に入れることにより3.3Vと1.8Vを直接接続しないようにすることです。回路図はOscar LiangさんがUARTピンを利用してブザーを鳴らすための回路として紹介しているものを利用しました。トランジスターは米粒のように小さいBC857B、回路図中でBaseに接続される抵抗が2.2KΩになっていますが1KΩを使用しました。

簡易スコープで測定してRCのスイッチ操作でFC側は3.3Vと0Vに切り替わることを確認、GoPro側はGoProを外した状態ではスイッチを操作しても0Vのままです。期待通り3.3VがGoPro側に漏れることがないことが確認出来ました。GoProを接続した状態で計測するとスイッチがオフの時は1.8V、オンだと0.5Vくらいでした。これは、もっと0Vに近いことを期待していたのですが、とりあえず動作はするので、このまま実績を作ってみます。1.8Vの回路においてLowの信号は出力側としては0.4V以下にしないといけません、また入力側は0.63V以下をLowとみなすことによりマージナルをとっています。測定ポイントで0.5Vというのは恐らくは動作しますが、推奨された電圧ではありません。またBECボードには抵抗が入っているのでGoProから見ると測定した0.5Vより少しだけ高い電圧になっているはずです。

トランジスターを別のものに変えたり何かしら回路的な工夫で0V近くを実現したいとも思っています。もし実現したら回路図を発表いたします。

もしこの回路が調子が悪い場合、GoProにはbuzz-を使用して、この回路をOsacr Liangさんのページで紹介されている通りにLED_Stripからブザーを鳴らすために使用するというのも悪くないと思います。

BetaFPV GoPro Lite Caseが入手出来たのとほぼ同時にDJI Digital FPVシステムとしては初めてのnanoサイズカメラCaddx Nebulaが到着したので、その両方を搭載した95Xを製作しました。マウントを自作した以外はいたって普通に組み立てた機体です。

BetaFPV 95X Frame
BetaFPV F4 AIO FC 12A V2
GEPRC GR1105 5000KV
EMAX Avan Rush
TBS Crossfire Nano RX
Caddx Nebula + Vista
BetaFPV GoPro Lite Case
Naked GoPro Hero6 Black

プッシャーとノーマルと迷ったりCaddx Vistaの置き場所で試行錯誤をして苦労していますが、出来上がりはごく普通の置き方になりました。FCの下に余裕があるのでブザーと受信機は下に入れています。アンテナを取り付けるパーツも3Dプリンターでの自作も考えましたが耐久性を考えてタイラップでの固定にしました。

BetaFPVのサイトの情報に従ってRECボタンをLED_Stripから操作できるようにしました。送信機から録画開始、停止がコントロール出来るのはとても便利なのですが、この接続そのものにFaceBook上で物言いがつきました。6パックほど飛ばして問題は発生してはいませんが、とりあえず設定方法の紹介はやめておきます。現在、対策をするための部品を調達しているので、良い結果が出たら改めてお知らせします。

GoPro標準のマウント方式を採用したので頑張ればHero5 Sessionなども積めます。

一度くらいネタで飛ばすかも知れませんが、重いので本気では飛ばしません。

3Dプリンター用のSTLファイルはThingiversのサイトで公開しています。

ハードなマウントはどんなものかと思いましたが、まったく問題なかったです。

訂正) 最初、電子回路的な説明に大幅な間違いがあったので訂正しておきます。最初のを読んで疑問を持たれた方、忘れてください。m(_ _)m

BetaFPV GoPro Liteを95Xフレームに載せての飛行は快適でかつ安定しているのでかなり気に入っています。BECボードのおかげで簡単に配線できるリモートでの録画開始停止も使ってみるとやめられない便利さなのですが、何時ものようにFacebookのNaked Goproグループを眺めていたら気になる書き込み(リンク先は、このグループに加入しないと見えません)がありました。

もとの話題はBECボードを使うとGoProのメインボード壊すんじゃない?という問いかけでした。これに対してレスの中で2つの事が語られています。おそらく最初に始まった討論は質問に対する本命の答えではありませんでしたが、大変気になることなのでtwitterで呟いてみると日本の剥きプロな人たちからの反響もあり色々と調べたり考えたりしました。まずはそれについて調べたことを書きます。その後、本命の問題は詳細はわかりませんが少しだけ書いておきます。

[ GoProのRECボタンのコントロールにbuzz-以外を使って良いのか? ]
もともと剥きプロTipsのひとつにRECボタンをRCからコントロールする手法があります。そこにはRECボタンをFCのbuzz-に接続すべしと書かれていました。何故、buzz-かというと他のUARTやLED_StripはプロセッサーのI/Oそのものですがブザーは大きな電流をオフ、オンするためにトランジスタのスイッチが組み込まれています。これが電気的にはGoProのRECボタンを押すことと等価であるためです。これはとても理にかなった方法です。

ところがBetaFPV BECボードの説明によるとLED_Stripに繋げば良いよと書かれています。わたしも素直にそれを信用してLED_Stripで録画開始、停止をコントロールするようにして2日ほど飛ばしていました。ところが、先のFaebookの書き込みによるとLED_Stripを使うとGoProを壊すかも知れないのでbuzz-を使うべしとのことでした。ちょっと心配になり調査を開始。

BECボードの商品写真と手元にあるBECボードが違っている!
LED_Stripを使うなんてとんでもないと言っていた人は現物は持っていなくて商品写真から配線を解析していました。それによると単純にGoProのRECボタンがBECボード上のRECボタンを及びFCに接続するための配線に直結されています。確かにそれは良くないです。というのはGoPro側はRECボタンに1.8VほどのVCC電圧でプルアップしていてそれがボタンを押すことによってGNDに落ちて0Vになることを検知しています。ところがLED_Strip側もオンの状態ではプルアップ電圧3.3Vが出ていてオフだとGNDに落ちるようになっています。GNDに落ちた状態ではいくらかの電流がGoProからFCに流れ込みます。想定されているより少し多い電流がI/Oピンから内部のトランジスタに流れますが、おそらくは問題ありません。FC側が3.3Vになっている場合、FC側の電圧が高いので何かしらの電流がGoPro側に流れ込みます。結果としてRECボタンを検知しているトランジスターには想定より大きな電圧が直接かかります。またプルアップ抵抗を通して、おそらくはVCC電圧もいくらか引き上げることになります。あと、FCから流れ出す電流の分だけ3.3Vのレギュレーターの負荷が想定より増えます。このように信号線の両側が電圧を出すような接続は真っ当なエンジニアは絶対にやりません。

BetaFPVもこのことを知らないはずは無いのでLED_Stripを使っても良いための仕掛けをBECボードに施しているはずだと考えて調べてみると手元にあるボードは商品写真と違っていることが分かりました。

この写真の中央付近にある小さな黒い部品が追加されています。これはおそらくチップ抵抗器で計測したところ約1Kオームのものでした。RECボタンの配線はこの抵抗器を通してFCに接続されるように改良されていました。確かに直結よりはGoProに流れ込む電流を制限することは出来そうです。

なんにせよ計測が大事ということで格安スコープDSO201で調べてみることにしました。

といいつつ、計測は目的のところまでは達せず。GoPro側が1.8V、FC側はRCの操作で3.3Vと0Vを切り替えられることまでを確認しました。そのあと実構成の電圧を計測するつもりでしたが、次に紹介する問題の関連でGoProを壊す可能性があるので取りやめました。

GoPro側の電圧が1.8V近くに落ち着いていれば影響が少ないと考えることも出来ますが完全に安全性を判断できるかというと何とも言えません。1Kオームの抵抗により電圧の差は小さくなり均衡すればGoProに流れ込む電流が小さくなるのは間違いありません。といっても流れ込む電流が無くなることはありません。またもともと供給出来る電力はかなり小さいものなので、それで直ぐにGoProボードを壊すことは無いのかも知れません。

選択肢は、
1) もしbuzz-が使えるのならそちらを使う。
2) 多少のリスクを承知した上でLED_Stripあるいは他のI/Oピンを使ってみる(わたしはバッテリー6本の実績あり)。
3) RCからのリモートコントロールを諦める。
4) 真面目にトランジスターでスイッチ回路を作って組み込む。
です。私的には、まずは3番にしておいて、4番目に挑戦するという方向で進みたいと思います。

先のスレッドでLED_Stripは使ったらいかんと言っていた人に1Kオームの抵抗が入っているけどどう思うと問いかけてみました。彼の答えは、1Kオームでまずまずの電圧にさげられるのかもしれんが、わたしならやはりbuzz-を使うと言っていました。

[ BECボードの接続が悪いとGoProを壊す!? ]
先のFacebookのスレッドにてフランス人の有名なFPV映像クリエイターのFinckが、結局のところLED_Strip使わなければ良いの?と書き込みました。それに対する答えがちょっと驚きです。BECボードがきちんと刺さっていない状態で通電するとGoProのボードが壊れるとのことでした。現在のBECボードにはV1.0と印刷されていますが、対策を施したV2が出来ているようです。

当面は、というか誤動作しないためにもしっかりとBECボードが固定できるようにしないといけません。GoPro Liteケースは大丈夫な気がします。umma85などでBECボード単体で使用する場合は自分で何かしら工夫しないといけません。ちょっとテストするだけだからといってバラ組で電源を上げるのは厳禁ですね。

BetaFPVが剥きプロニストの強い味方になりました。BEC Board, GoPro Lite CaseそれにGoPro剥いちゃいましたなGoPro Liteそのものを発売開始しました。ただし、GoPro剥いちゃいましたは、最初からかなりの品薄状態です。

早速、GoPro Lite Caseと単体のBEC Boardを入手しました。BEC Boardはケースの方にも付属しています。

BEC BoardはGoProのメインボードと2つのコネクターで接続します。

BEC Board上にはVBATから5Vを作り出すレギュレーターと2つのスイッチそれとLEDが載っています。これでGoProメインボードには一切ハンダ付けをする必要がなくなります。付属のコネクターからは3本のリード線が出ています。VBATに接続する電源線と録画開始、停止をリモートでコントロールするための配線です。

とても便利なBECボードは剥きプロの難易度を引き下げ信頼性の向上に役立ちます。ただひとつ残念なのはマイクロフォンが無くなるため無音のビデオになってしまうことです。これに対応するハックも出てくるかも知れませんがBetaFPVが対応品を販売してくれるのを望みます。

剥きプロのハックのひとつでバッテリーを繋いだらすぐに電源をオンにするジャンパーがあります。これもBECボード上で行えます。

ケースも良くできています。全面はカーボンであとはTPUでできています。

組み立て方はBetaFPVのウェブサイトと下のYouTubeビデオを参考にしました。

GoProLiteにはHero6用のNDフィルターが取り付けられます。

簡単に取り付けられますが、簡単に外れてしまうので要注意です。あと、後ろかの光が写り込んでしまいます。NDフィルターの質にもよるかもですが、黒いビニールテープで穴をふさいでみました。

機体への搭載も完了しテスト飛行も行いました。リモートでの録画開始停止も含めての実装の様子は後で紹介いたします。

3Dプリンターを持っている人は、自分でデザインしたモデルだけではなく、https://www.thingiverse.com/ などからダウンロードしたSTLファイルを出力したりしていることと思います。そういったSTLファイルを少し加工して自分の用途にあった新たなモデルを作りたいと思うこともあるでしょう。

わたしはFusion360はSTLファイルも読み込めるし、それは難しいことではないと思っていました。ところがいざやってみようとすると、Fusion360で、そのままSTLファイルを読み込んだのではどうにもならないことが分かりました。調べてみるといろいろと複雑な手順が必要になります。そこで思い出したのが数日前にYouTubeで見たSTLファイルの簡単な加工例でした。

使用するのは子供向けの3DモデリングアプリケーションAUTODESK Tinkercadというwebベースのアプリケーションです。使い方は先のYouTubeビデオを紹介すれば良いだけですが、せっかくなので私の加工例を紙芝居的に紹介します。これで、どれだけ手軽かが分かると思います。

BetaFPVという会社が作って公開しているGoPro Liteのケースをインポートする。

それに合成したい自作のSTLファイルをさらにインポートする。

重なってしまうので、とりあえずドラッグして移動する。

合成で一致する面を下側になるように、それぞれを180度回転させる。

ドラッグして合体。

両方の図形を選択してグループ化によりひとつの図形にまとめる。

ひとつになった図形をSTLファイルでエクスポートする。

といった感じです。図形の要らないところを削ったりすることも出来ます。次のYouTube動画にそのあたりの解説もあります。