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KKJConvで漢字が入力出来るようになったのは昨年の7月2日のことでした。バタバタしているうちに、すっかり一周年記念のブログエントリーを書き損なってしまいました。

一周年を記念してという訳では無いのですが、以前から気になっていたバグの解決方法が見つかったのでKKJConv v1.01をリリースいたします。

[ バグ・フィックス ]

一部のデバイスで設定プログラム(KKJSetup)のユーザー辞書を設定するためのファイルダイアログおよびショートカットの指定画面でメニューキーが聞かなくなり強制終了せざるを得なくなる問題の修正。

以前から特定のデバイスにて報告されていた問題です。私自身も705NKで現象を確認しながらも不具合の場所を特定出来ずにいました。MIDPの開発ツールを更新したところ不具合がエミュレーターでも再現するようになり(と、記憶しているのだが以前のエミュレーターでも何かメッセージを出しながら動いていたのかも)、フィックスが可能となった次第です。

結局、エラーしている理由は理解できないまま対処療法的に直しました 😛

[ 仕様変更 ]

– ユーザー辞書のエントリーを最大255に拡張
これに伴いKKJSetup/ユーザー辞書にユーザー辞書のエントリー数を指定する項目を追加しました。既定値は従来と同じく100になっています。100以上のユーザー辞書を使用する場合は、この指定を変更します。またKKJConvは、この数値を元にメモリーを確保しますのでメモリー使用量を削減する場合は必要最低限の数値を指定するようにします。

– 部分変換時の←→キーの動作を循環動作に変更
部分変換において変換部分の調節に←→キーを使いますが、長い変換文字列を入力したときに最初の2文字とかを部分変換したい場合、何度も←を押さねば成りませんでした。これを解消するため変換動作に入った直後に→押すと、1文字目が部分変換の対象となるようにしました。同様に1文字目が部分変換の対象である時に←を押すと全体が変換対象となるようにしました(分かりづらいですね、すいません)。

ダウンロードはいつもの通り以下のURLからお願いします。
http://www.nkozawa.com/html/E61KKJConv.html

KKJConv on 705NK

Apple Wireless Keyboard and 705NK

Bluetoothキーボード、とほほ」で懲りていたBluetoothキーボードですが、ふと気がつくとMacBook用に購入したApple Wireless Keyboardがあるではないですか。これもHIDプロファイルをサポートしたBluetoothキーボードです。

ということでNokia E61と705NKに接続してみました。使用したドライバーはNokia純正のものです。左右のコマンドキーが携帯電話の左右のソフトキーと対応するので、アプリケーションの中ではキーボードだけで快適に操作できます。KKJConvでの入力も文字種の変更が簡単にできるので今まで体験した事の無い速度で文字が入力できます。

ただ、再接続がうまくいかないです。ドライバーが認識してくれません。今のところブルートゥースのペアリングを行った直後だけドライバーが認識してくれるような状態です。もっとも、ペアリング自体も手探りで行っているような感じですので、そのうち正しい手順を見つけられるかも知れません。

KKJConvの705NKでの動作ですが本体はおおむね問題は無いようです。フォントは「小」にするのが良い感じです。ひとつ見つかっている不具合があります。KKJSetupでのショートカットキーの設定でソフトキーが効きません。この画面に入ってしまった場合は、申し訳有りませんが終話キーで終了しください。

KKJConv v0.98 for BlackBerry

久しぶりにKKJConvの新版を公開します。バージョンはv0.98です。v1.00の公開の後なので、ちょっと変なのですが主な目的がBlackBerry版を最新版に追いつかせる事で、そのためには機能を削除する必要があったからです。

このバージョンでBlackBerry版でも部分変換や漢字変換候補リストの表示が可能になります。
http://www.nkozawa.com/html/E61KKJConv.html のダウンロードでMIDP 1.0版とBlackBerryと示されている物が、このバージョンです。

[ 削除された機能 ]
– ユーザー辞書
– ファイルの読み書き
– E61のキーボード選択
– ショートカット・キーの設定
– Freedom Mini+Nokia Driverの設定

[ 新機能のプレビュー ]
辞書をメモリーに読み込む機能を追加しました。漢字変換の速度が向上しますがメモリーの常駐量は、いままでと比較にならないくらい増えます。KKJConvの起動時間も増えます。

私のE61では、今までL辞書では遅く感じていたのが使えるスピードになりました。メモリーの圧迫がどれくらい影響があるかは、まだ良くわかりません。

まだ現象を確認していませんがE61の新しいファームウェアでKKJConvが動かないとタレコミがありました。新しいファームというのはv3と呼ばれている物で日本語版のE61に搭載されているものと同じレベルのものです。これの香港版でKKJConvがうまく動かなかったそうです。

v3のE61をどこかで弄らせてもらうか自分のE61をバージョンアップして調査したいと思います。日本に帰ってからなかなか思うように時間が取れなくてKKJConvの開発環境も自宅にない状態なので(その気になればすぐ出来るのに)、調査するまでに少々時間がかかるかもしれません。もしE61 v3でKKJConvが使えなくて困っているという方が居れば、なるべく早く対応したいと思いますのでお知らせください。

それにしてもファーム毎に挙動が違うというのは困り者ですね。

追記)  v3でも動いているよという報告もコメントにていただきました。(2007/02/05)

KKJConv v1.00 公開

人並みにバタバタとした年の瀬を過ごしv1.00の年内公開を自ら危ぶんでいたのですが、何とか公開出来るレベルに達しました(あくまでも自己判定です :P)。

[ ファイル入出力 ]
漢字入力画面の内容が対象となります。漢字入力画面のメニューで「ファイル保管」、「ファイル読込み」を実行しファイルダイアログでのファイルの選択(新規ファイルの場合はファイル目の入力も必要)およびエンコードを指定して「オープン」を実行することによりファイルの読み書きが行えます。

ファイルの読込みにおいては最初の8000文字まで読み込みます(実際に読み込むことが出来るかどうかは分かりません)。また、ファイルダイアログではひとつのフォルダーについて1000個までのファイルもしくはフォルダーを表示します。

エンコードについてはデバイスのMIDPがサポートしているもののみが表示されます。

私自身の感想としては、ファイル入出力は「おまけ」的な存在かな、と思います。

[ ショートカットキーの設定 ]
KKJSetupに「ショートカット」という設定項目を追加しました。文字種キーやメニューのショートカットのカスタマイズが出来ます。機能別に設定されたボタンを押すことによりキー入力画面になります。任意のキーを押して「保管」することによりショートカットにキーを割り当てることが出来ます。

キーの指定が重複しているかどうかの検査は行っていません。

[ ユーザー辞書のファイルダイアログ指定 ]
KKJSetupでユーザー辞書を指定する際にファイルダイアログが使えるようになりました。

[ E61 キーボード ]
新たに台湾キーボードの設定を作りました。ただしキートップに刻印されている記号で使えるものがとても少ないです。

[ Freedom Mini キーボードの記号追加 ]
Alt Gr + Eにて’$’を入力できるようにしました(つもりです)。

PS. この記事を書きながら「KKJConvの解説書」に書いた内容に書き足りないことをいくつか発見しました。これは後ほど更新しますのでご了承ください。台湾地震の影響か上海から日本のサーバーに接続しにくい状況が続いています。ただいま上海から日本に帰るため空港でラウンジにいるのですが、ラウンジに引かれているLANではどうしてもブログに接続出来なくてGPRSにて、この文章を書いています ^^; (全日空が1時間半、遅れたのでKKJConv公開できました :P)

新ファームをご使用の方にお聞きします。
– KKJConvのコピペ画面のAboutメニューを起動してポップアップしたダイアログの下の方にデバイスのバージョンが表示されています。NokiaE61-1/0610.04.04であれば旧ファーム、NokiaE61-1/0618.04.04であれば新ファームです。これ以外の方はいないですよね?

Num/NumLkの機能は正しく動作しているように思える?
–  Yes/No?
   電話の緑キーを押してNumもしくはNumLkにしたときに、数字が入力できるかどうか?

キートップの選択が出来ている?
– Yes/No?
   KKJSetupにて手持ちのキートップに合わせた設定を行い、数字および通常のPCのキートップにあるような記号(!”#$%&など)がキーの刻印と一致しているかどうかです。キートップによってはヨーロッパで使うような記号ばかりで一致するものが少ないものもあります。

期限も何もありませんので気が向いた時にお知らせいただければ結構です。(Symbian MLでも同様の質問をしております。ご返事はどちらでもかまいません)

KKJConv v1.0に向けて

KKJConvの次のバージョンはv1.0にするよう考えています。ちょっと時間がかかりそうなので予め言い訳をしておこうという魂胆です、、、 🙂

ま~さんのM-FEPやPsilocのローカライザーによりKKJConvの役割も少しずつ終わりに近づきつつあります。まぁ終わりとまでは言わなくとも使用する方が減ることにはなるでしょう。ここらでv1.0にしておくのが潮時かという思いと年内に一応の区切りをつけておいた方がキリが良いということからv1.0を計画しました。

予想している変更、機能は以下の通りです。

– MIDP2.0/CLDC1.0に移行。今までMIDP1.0だったのですが、以前のPropertyの調査からMIDP2.0でも問題ないと思います。目的は新しく増えるKKJSetupの設定項目の操作性を良くするためです。

– ショートカット・キーのカスタマイズ機能。どのキーが使えるようになるかはまだ未定です。

– ユーザー辞書の位置をファイルダイアログで指定する。

– 漢字入力画面からテキストファイルへの保管機能。読み込みも出来た方がよいでしょうね(あたりまえか?)。ファイルサイズの制限、エンコーディングの選択等、課題多し。

結構、コード量が多くなる予感です。よって、すべて実現できるかどうかも分かりませんし公開時期も未定です。

だんだん機能が増えて実行に必要なメモリー量もだいぶ増えてきました。本当は軽量バージョンも作ろうと思っていたのですが、今のところ作業時間的に難しそうです。Black Berry版だけは、なんとか更新したいと思っています。

KKJConv Conversion List画面の色が、ちょっと変ですが気にしないで下さい 😛

今回の目玉は変換候補リストを表示できるようにしたことと部分変換の結果をキャッシュの中で長く生き残るようにしたことです。

[ 変換候補リスト]
– 変換動作3回目でリストを表示します。キー操作等は今までと同じです。
– KKJSetupにてリストの表示を禁止することもできます。

[ 部分変換優先キャッシュ]
– 辞書キャッシュの最初の16エントリーに部分変換で得られた結果を優先的に保管するようにしました。部分変換の結果が16に満たない場合は、普通のキャッシュとして使用されます。
– これにともないKKJConv終了時に保管されるキャッシュの容量を2048Byteから2560Byteに変更しました。

[その他の変更]
– 「お」「おお」等を変換していくとトラップが発生したことの修正。
– E61のNum/NumLK中に”-“を入力しても音引きとして扱わない。
– E61の全てのキー配列の中に”/”を含めるようにした。これにより記号入力パネルの呼び出しが容易になります。キー配列により”A”, “I”, “Z”のどれかが”/”に割り当てられています。

ダウンロードは何時ものように以下のURLです。

http://www.nkozawa.com/html/E61KKJConv.html

また、ちょっとフライング公開です。

E61に存在する各種キーボードに可能な限り対応するようにしました。本来E61向けに開発していたKKJConvなので、もっと早くに実現していても良かったはずですが記号入力パネルを作ったせいでサボっていました。その他、前回の更新にともなう不具合の修正も行っています。

[ 一般修正項目 ]
– P990にてKKJSetupのメニュー項目の設定が出来なかった。MIDPの部品の使い方を実績のある方法に統一した。(ピードラさんテストありがとうございました)
– KKJSetupの文字種選択でE61でしか有効でない文字種が表示されていた。機種判別を行いE61の時にのみ表示するようにした。
– 文字種を選択が一部うまく行っていなかったのを直した。

[ E61の変更項目 ]
– KKJSetupの最後に「E61キーレイアウト」という項目を追加した。

現在のところ4種類のキーボードが選択できます。選択項目はキーボード最上段の配列を見て判断できるようにしています。普通使わないポンドなどの記号は別のものに置き換えています。記号としての置き換えはAからZの刻印のあるキーのみです。もしお手持ちのE61のキートップが、選択項目に無い場合はキーボードの写真を添えて連絡ください。

– Num/NumLockがE61の旧ファームでしか有効でなかった。新ファームでも有効になるようにした。
– Num/NumLock中のshift/CAPS表示を止めた。
– E61の記号モードでも’/’の入力により記号入力パネルが出るが、その際にNumで入力される’/’キーをもう一度押すと’/’が入力されるようにした(わかりにく :()。

E61新ファームの方には、また公開テストのようになってしまいました。キーボード選択とNum/NumLock機能についての検証をお願いいたします。

ダウンロードは何時ものように以下のURLからです。

http://www.nkozawa.com/html/E61KKJConv.html

KKJSetupによるカスタマイズ強化とE61での数字入力の改善を行なったKKJConv v0.95です。

[ KKJSetup ]
– 漢字入力画面とコピペ画面のメニュー項目を取捨選択可能とした。一部、必須のメニュー項目を除いて自分の必要としているメニュー項目だけを表示することができます。
– 文字種もメニュー項目同様に選択可能としました。

[ E61 数字入力 ]
– 緑の電話ボタン(Call Key)を押すことにより数字および記号を簡単に入力出来るようにした。1回押すと、次のキー入力は数記モードと同様になります。2回押すとこのモードがロックされます。シフトと同様の操作です。これに伴い長音「-」入力は緑ボタンで数字モードにした状態でスペースバーを押すことにより入力するようにしました。

もともとはE61新ファームで左下の斜め矢印キーが効くようになったのをうらやましく思ったのがきっかけです。その方が便利ならそういう動作を作れば良い、ということです。また、新ファームの斜め矢印キーはロック出来ないそうで、それも今ひとつです。ならば、ロック可能な代替機能を作れば新ファームを使っている人にもメリットはあるはずです。

E61をお使いの皆様お試しください。新ファームについてはテスト未実施ですので公開テストという形になってしまいますが、よろしくお願いします。

今回、間に合わなかったのですがE61に存在する各種キートップに合わせた記号入力の設定を出来る仕組みも作成中です。

ダウンロードは何時ものように以下のURLからお願いします。

http://www.nkozawa.com/html/E61KKJConv.html